「仮面の舞踏会」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

仮面の舞踏会」(2007/12/10 (月) 01:25:24) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*&color(red){仮面の舞踏会 ◆caxMcNfNrg} 立ち並ぶ廃墟の間に、赤い巨人の姿があった。 大地に膝をつき、頭部の角を前方に向けた鋼鉄の巨人。 その隣で一人、仮面をつけた男が思案に耽っている。  白を基調にした厚い布地の衣服に、頭部全面を覆う仮面。 明らかに場違いな格好をした彼の名は、ユーゼス=ゴッツォ。 バルマー帝国第七艦隊の副司令官……いや、実質上の支配者である男である。 ……もっとも、リュウセイ・ダテを始めとするSRXチームや、 優秀なサイコ・ドライバーである彼等を中核としたαナンバーズ、 そして己が分身である、イングラム・プリスケンの手によって、 彼の野望は、その身と共に潰えたはずであった…… (そうだ、確かにあの時、我が身は因果地平の彼方へと消え去ったはずだ……) だが、こうして五体満足で存在している。 ……殺し合いという、腹立たしいゲームの盤上ではあるが。 (主催者……レジセイアといったか……の見せた力……  そして、勝者に与えられるという、自らの望む世界……  もしや、あれはアカシック・レコードの……ならば、あの怨念も……) 「……どちらにしろ、ここで滅するわけにもいくまい」  ユーゼスの小さな声が、仮面に遮られ虚空に消える。 「そうだ、この身が現世にあるのだ……私は滅びぬ!  イングラムよ、三度目の邂逅は近いぞ……!」  その言葉と共にユーゼスは、自らの隣にある赤色の巨人を見上げる。 PTX-003C――『古い鉄』という、不名誉な名を与えられた機体を…… 「ふむ……射程距離に不安が残るが……まあよいだろう」  アルトアイゼンに近づきながら、ユーゼスは仮面の下で笑みを浮かべる。 「私の念動力で補えば、充分に生き残れ……」  不意に……上空からの日差しが途絶え、ユーゼスの言葉は途切れた。  仮面の下の笑みを凍りつかせ、ゆっくりと振り返る。  そこには自らの機体の、ゆうに二倍以上はあろうかという巨人が佇んでいた。 「……答えてください、貴方はこのゲームに乗っているんですか?」  目の前の機体から響く女性の声に、ユーゼスは即答した。 「このゲームを壊そうとしているのも私だ」 【ユーゼス=ゴッツォ 搭乗機体:アルトアイゼン(スーパーロボット大戦IMPACT)  パイロット状況:良好(ちょっと驚いたのも私だ)  機体状況:良好  現在位置:D-4  第一行動方針:目の前の女性(ベガ)と会話  最終行動方針:生き残る】 【ベガ 搭乗機体:月のローズセラヴィー(冥王計画ゼオライマー)  パイロット状況:良好  機体状況:良好(ビットも健在)  現在位置:D-4  第一行動方針:目の前の人物(ユーゼス)と会話  最終行動方針:仲間を集めて、ゲームから脱出】 【初日 12:30】 ---- |BACK||NEXT| |[[悪の美学]]|[[投下順>http://www30.atwiki.jp/srwbr2nd/pages/11.html]]|[[悩める少年]]| |[[天駆ける少女]]|[[時系列順>http://www30.atwiki.jp/srwbr2nd/pages/12.html]]|[[護るために]]| |BACK|登場キャラ|NEXT| |[[Opening]]|ユーゼス|[[仮面の作戦会議]]| ||ベガ|[[仮面の作戦会議]]| ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: