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金髪お嬢とテロリスト」(2007/12/10 (月) 01:55:25) の最新版変更点

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*&color(red){金髪お嬢とテロリスト ◆9cdcQ8fLVY} 「参ったわね………こんな機体じゃ、クロノクルにも勝てやしない」 仮にもザンスカールのエースパイロットに、割りと失礼なことを呟いた。 「………ていうか、バイクじゃないの。コレ」 バイクのようなマシン………プロトガーランドに乗り、パイロットスーツではなくライダースーツを着る彼女は、カテジナ・ルース。 強化手術を受けてから女らしくなってきた体のラインが、くっきりと解るタイプだ。 胸も、今にもはちきれんばかりに押し上げられている。 「………ドゥカー・イクやレンダじゃないんだから」 とりあえずはガーランドを南に走らせ、ツーリングを楽しむことにした。 「………」 目の前の機体は、まだ俺には気付いちゃいない。 「………ククク」 この機体なら、アレは簡単に殺れる。だが………それじゃ面白くない。 「………遊んでみて、もう一匹ばかし出てくるのを待つとするか………」 そう呟やき、不死身のテロリスト……九龍とも呼ばれるガウルンは、動きだした。 「待ちなァ、嬢ちゃん」 「ッ!?」 いきなり、前方にあらわれた機体に驚き、カテジナはガーランドを急停止させた。 見覚えのあるライン……作られたメーカーは違うようだが、それはまさにMSだった。 (ザンスカール製でも、リガ・ミリティアでもない………でも、ガンダム?) 「嬢ちゃんよォ、この近くに人見なかったかァ?」 暗色系で統一され、赤いアーマーを前面に展開しているが………間違いなくガンダムだ。 「………いいえ、見てないわ」 「そうかい、じゃあ………死になッ!」 「ッ…!」 その機体はアーマーを後方へ展開しはじめた。その隙に、カテジナはガーランドを、ガウルンの反対側へと突っ走らせた。 それから、15分ほど。 カテジナは一つ、ミスを侵していた。 ガウルンの乗っていた機体。それはMSではなく……… 「ひゃぁぁぁっはぁぁぁ!マスタークロォォォス!」 MF……モビルファイター、マスターガンダムだったことだ。 ガウルンは、手拭い状の武器をガーランドに伸ばすが、ガーランドはそれを全て間一発で避ける。 (いつまでも、こんなんじゃ………!) 「捕まえたぜぇ!」 いつのまにか、前方へと周り込まれた。MFの俊敏性……故か。 (後少しは遊んでみてもいいが……誰も居ないみてぇだしな。潮時か) 「死にな!ダークネスフィンガー!!」 「つうっ!」 カテジナは轟音とともに迫り来る死を覚悟した。 ――金髪お嬢とテロリストと執事とアフロ―― ………覚悟していたが、轟音が響き渡るばかりで、痛みも終局も訪れなかった。 「…………?」 「おぉ、大丈夫ですかな?」 見れば、マスターガンダムへと……… 「こっちも、………ガンダム?」 砲撃の雨あられを降り被せる機体があった。 「申し遅れました、お嬢様。私、ギャリソン・時田と申します。こちらは、ガンダムレオパルドデストロイでございます」 ガンダム……レオパルドデストロイは、マスターガンダムへと撃った砲撃を緩めた。が、…… 「ほほう、あれだけの銃撃を」 「へっ、効かねぇよ。……効かねぇなぁ!」 マスターガンダムは、銃撃の大半を蹴り払い、受けとめ、避け続けていた。 (やっと骨のあるやつが出てきたじゃねぇか……) 当初の目的である、別の人物。しかもかなり腕がたつらしい。 こいつはここらで殺っておきたい。 「死ねや、爺さん!」 「残念ですが、あなたの相手は私ではありません」 「はぁ!?………ッ」 遠方から、しかしその巨体にとっては近距離からの攻撃が来る。 「吹ッ飛べ!G・ワイドブラスター!!」 大質量ビーム砲撃。威力は高く遠距離も対応可能な、機体の本来の使い道たりえる砲撃。当然、当たれば……堕ちる。 「うおっと………!」 今度はガウルンが間一発で回避した。撃った方向には……巨大な「盾」が一体。 「コスモ様、ご支援感謝いたします」 「……それよりあいつは!?ギャリソンさん、戦況を!」 「エネミー1、フレンド2、アナザー1ですな。敵機は格闘戦機体のようですが、ただの機体ではございませぬ。 私の機体の砲撃をほぼダメージ無しで切り抜けてございます。アナザー1は味方と解釈してもよろしいでしょうが、小型ですので支援優先かと」 「……了解!」 ギャリソンから戦況の報告を聞いたコスモ………ユウキ・コスモは、 ジガンスクード・ドゥロの両腕に装備されていた巨大なアンカーのような武器を打ち鳴らした。 ――金髪お嬢と執事とアフロ―― 「確かに………」 戦況は不利。 敵は小型機1体、砲撃戦型機1体、特機が1体の計三体。 このマスターガンダムでも持つか解らない。しかも…… 「ッ……ぐ……」 体を蝕む病……全身に転移した癌の激痛。モビルトレースシステムは体を激しく動かすため、一度止まると厳しい痛みが走る。 「………ククク」 ここは……… 「逃げますかな?」 「あばよ!後からまた狩ってやるぜぇ!」 マスターガンダムは機動兵器とは思えない機動で撤退していった。 (退いた……か) 緊張か放たれたカテジナは、体の放熱をするため、ライダースーツのファスナーにてをかけ、胸もとギリギリまでおろした。 フルフェイスヘルメットを取り、長い髪を解放する。 「ふぅ………ありがとう。ギャリソンさん、と言ったかしら?」 「ああ、お嬢様。私のことはギャリソンと呼んでいただければ結構です」 「で………あなたたちは?」 「……そう」 「特に目的は無いって所ですな」 一通り自己紹介をして、互いの状況を話し合う。 「アンタは?」 「私も……知った人は居なかったから」 「そうか……」 ギャリソンは、カテジナが髪を掻き上げる仕草を見て、感じた。 (お姉さんの魅力、というヤツですかな?) 確かに金髪のお姉さん+ライダースーツという組み合わせは破壊力がある。 「じゃあ、とりあえずは西にでも行きましょうか」 「あ?いつアンタがついてくるって決まったんだよ」 「うるさいわね。私の機体も一人じゃ何も出来ない。 だから、特機の君が前衛、砲撃機のギャリソンさんが後衛、小型で小回りの利く私が遊撃支援。悪くないチームだと思うけれど?」 「ちょうどいいですな。あとは対空対地支援機でもあればいいのですが」 「……チッ」 決まった。 そして、ここにお嬢と執事とアフロという、なんか割と異質なチームが結成された。 ――お嬢と執事とアフロ―― 【カテジナ・ルース 搭乗機体:プロトガーランド(メガゾーン23)  パイロット状況:健康、なんかすごくエロいライダースーツを着ている。  機体状況:完全無事。バイク形態。  現在位置:C-5  第一行動方針:西に行く  最終行動方針:ゲームから脱出】 【ギャリソン・時田 搭乗機体:ガンダムレオパルドデストロイ(機動戦士ガンダムX)  パイロット状況:健康  機体状況:全弾薬の半分近くを消費  現在位置:C-5  第一行動方針:西に行く  最終行動方針:ゲームから脱出】 【ユウキ・コスモ 搭乗機体:ジガンスクード・ドゥロ(スーパーロボット大戦OG2)  パイロット状況:健康  機体状況:無事。ENを少し浪費。  現在位置:C-5  第一行動方針:西に行く  最終行動方針:ゲームから脱出】 【ガウルン 搭乗機体:マスターガンダム(機動武闘伝Gガンダム)  パイロット状況:全身持病の癌の激痛。無理すれば戦闘可能  機体状況:全身に弾痕あり。装甲がへこんだ程度なので戦闘は支障無し。  現在位置:B-5  第一行動方針:物陰で休む  第二行動方針:近くにいる敵機を攻撃  最終行動方針:皆殺し】 【初日 14:30】 ※マスターガンダムがDG細胞に犯されているかどうかは次以降の書き手に任せます。 ---- |BACK||NEXT| |[[アンチボディ、二体]]|[[投下順>http://www30.atwiki.jp/srwbr2nd/pages/11.html]]|[[ホワイトドール]]| |[[赤い彗星]]|[[時系列順>http://www30.atwiki.jp/srwbr2nd/pages/12.html]]|[[ウルズ6]]| |BACK|登場キャラ|NEXT| ||カテジナ|[[カフェタイム―あんたらつくづく…―]]| ||ギャリソン|[[カフェタイム―あんたらつくづく…―]]| ||コスモ|[[カフェタイム―あんたらつくづく…―]]| ||ガウルン|[[我が道を往く人々]]| ----
*&color(red){金髪お嬢とテロリスト ◆9cdcQ8fLVY} 「参ったわね………こんな機体じゃ、クロノクルにも勝てやしない」 仮にもザンスカールのエースパイロットに、割りと失礼なことを呟いた。 「………ていうか、バイクじゃないの。コレ」 バイクのようなマシン………プロトガーランドに乗り、パイロットスーツではなくライダースーツを着る彼女は、カテジナ・ルース。 強化手術を受けてから女らしくなってきた体のラインが、くっきりと解るタイプだ。 胸も、今にもはちきれんばかりに押し上げられている。 「………ドゥカー・イクやレンダじゃないんだから」 とりあえずはガーランドを南に走らせ、ツーリングを楽しむことにした。 「………」 目の前の機体は、まだ俺には気付いちゃいない。 「………ククク」 この機体なら、アレは簡単に殺れる。だが………それじゃ面白くない。 「………遊んでみて、もう一匹ばかし出てくるのを待つとするか………」 そう呟やき、不死身のテロリスト……九龍とも呼ばれるガウルンは、動きだした。 「待ちなァ、嬢ちゃん」 「ッ!?」 いきなり、前方にあらわれた機体に驚き、カテジナはガーランドを急停止させた。 見覚えのあるライン……作られたメーカーは違うようだが、それはまさにMSだった。 (ザンスカール製でも、リガ・ミリティアでもない………でも、ガンダム?) 「嬢ちゃんよォ、この近くに人見なかったかァ?」 暗色系で統一され、赤いアーマーを前面に展開しているが………間違いなくガンダムだ。 「………いいえ、見てないわ」 「そうかい、じゃあ………死になッ!」 「ッ…!」 その機体はアーマーを後方へ展開しはじめた。その隙に、カテジナはガーランドを、ガウルンの反対側へと突っ走らせた。 それから、15分ほど。 カテジナは一つ、ミスを侵していた。 ガウルンの乗っていた機体。それはMSではなく……… 「ひゃぁぁぁっはぁぁぁ!マスタークロォォォス!」 MF……モビルファイター、マスターガンダムだったことだ。 ガウルンは、手拭い状の武器をガーランドに伸ばすが、ガーランドはそれを全て間一発で避ける。 (いつまでも、こんなんじゃ………!) 「捕まえたぜぇ!」 いつのまにか、前方へと周り込まれた。MFの俊敏性……故か。 (後少しは遊んでみてもいいが……誰も居ないみてぇだしな。潮時か) 「死にな!ダークネスフィンガー!!」 「つうっ!」 カテジナは轟音とともに迫り来る死を覚悟した。 ――金髪お嬢とテロリストと執事とアフロ―― ………覚悟していたが、轟音が響き渡るばかりで、痛みも終局も訪れなかった。 「…………?」 「おぉ、大丈夫ですかな?」 見れば、マスターガンダムへと……… 「こっちも、………ガンダム?」 砲撃の雨あられを降り被せる機体があった。 「申し遅れました、お嬢様。私、ギャリソン・時田と申します。こちらは、ガンダムレオパルドデストロイでございます」 ガンダム……レオパルドデストロイは、マスターガンダムへと撃った砲撃を緩めた。が、…… 「ほほう、あれだけの銃撃を」 「へっ、効かねぇよ。……効かねぇなぁ!」 マスターガンダムは、銃撃の大半を蹴り払い、受けとめ、避け続けていた。 (やっと骨のあるやつが出てきたじゃねぇか……) 当初の目的である、別の人物。しかもかなり腕がたつらしい。 こいつはここらで殺っておきたい。 「死ねや、爺さん!」 「残念ですが、あなたの相手は私ではありません」 「はぁ!?………ッ」 遠方から、しかしその巨体にとっては近距離からの攻撃が来る。 「吹ッ飛べ!G・ワイドブラスター!!」 大質量ビーム砲撃。威力は高く遠距離も対応可能な、機体の本来の使い道たりえる砲撃。当然、当たれば……堕ちる。 「うおっと………!」 今度はガウルンが間一発で回避した。撃った方向には……巨大な「盾」が一体。 「コスモ様、ご支援感謝いたします」 「……それよりあいつは!?ギャリソンさん、戦況を!」 「エネミー1、フレンド2、アナザー1ですな。敵機は格闘戦機体のようですが、ただの機体ではございませぬ。 私の機体の砲撃をほぼダメージ無しで切り抜けてございます。アナザー1は味方と解釈してもよろしいでしょうが、小型ですので支援優先かと」 「……了解!」 ギャリソンから戦況の報告を聞いたコスモ………ユウキ・コスモは、 ジガンスクード・ドゥロの両腕に装備されていた巨大なアンカーのような武器を打ち鳴らした。 ――金髪お嬢と執事とアフロ―― 「確かに………」 戦況は不利。 敵は小型機1体、砲撃戦型機1体、特機が1体の計三体。 このマスターガンダムでも持つか解らない。しかも…… 「ッ……ぐ……」 体を蝕む病……全身に転移した癌の激痛。モビルトレースシステムは体を激しく動かすため、一度止まると厳しい痛みが走る。 「………ククク」 ここは……… 「逃げますかな?」 「あばよ!後からまた狩ってやるぜぇ!」 マスターガンダムは機動兵器とは思えない機動で撤退していった。 (退いた……か) 緊張か放たれたカテジナは、体の放熱をするため、ライダースーツのファスナーにてをかけ、胸もとギリギリまでおろした。 フルフェイスヘルメットを取り、長い髪を解放する。 「ふぅ………ありがとう。ギャリソンさん、と言ったかしら?」 「ああ、お嬢様。私のことはギャリソンと呼んでいただければ結構です」 「で………あなたたちは?」 「……そう」 「特に目的は無いって所ですな」 一通り自己紹介をして、互いの状況を話し合う。 「アンタは?」 「私も……知った人は居なかったから」 「そうか……」 ギャリソンは、カテジナが髪を掻き上げる仕草を見て、感じた。 (お姉さんの魅力、というヤツですかな?) 確かに金髪のお姉さん+ライダースーツという組み合わせは破壊力がある。 「じゃあ、とりあえずは西にでも行きましょうか」 「あ?いつアンタがついてくるって決まったんだよ」 「うるさいわね。私の機体も一人じゃ何も出来ない。 だから、特機の君が前衛、砲撃機のギャリソンさんが後衛、小型で小回りの利く私が遊撃支援。悪くないチームだと思うけれど?」 「ちょうどいいですな。あとは対空対地支援機でもあればいいのですが」 「……チッ」 決まった。 そして、ここにお嬢と執事とアフロという、なんか割と異質なチームが結成された。 ――お嬢と執事とアフロ―― 【カテジナ・ルース 搭乗機体:プロトガーランド(メガゾーン23)  パイロット状況:健康、なんかすごくエロいライダースーツを着ている。  機体状況:完全無事。バイク形態。  現在位置:C-5  第一行動方針:西に行く  最終行動方針:ゲームから脱出】 【ギャリソン・時田 搭乗機体:ガンダムレオパルドデストロイ(機動戦士ガンダムX)  パイロット状況:健康  機体状況:全弾薬の半分近くを消費  現在位置:C-5  第一行動方針:西に行く  最終行動方針:ゲームから脱出】 【ユウキ・コスモ 搭乗機体:ジガンスクード・ドゥロ(スーパーロボット大戦OG2)  パイロット状況:健康  機体状況:無事。ENを少し浪費。  現在位置:C-5  第一行動方針:西に行く  最終行動方針:ゲームから脱出】 【ガウルン 搭乗機体:マスターガンダム(機動武闘伝Gガンダム)  パイロット状況:全身持病の癌の激痛。無理すれば戦闘可能  機体状況:全身に弾痕あり。装甲がへこんだ程度なので戦闘は支障無し。  現在位置:B-5  第一行動方針:物陰で休む  第二行動方針:近くにいる敵機を攻撃  最終行動方針:皆殺し】 【初日 14:30】 ※マスターガンダムがDG細胞に犯されているかどうかは次以降の書き手に任せます。 ---- |BACK||NEXT| |[[アンチボディ、二体]]|[[投下順>http://www30.atwiki.jp/srwbr2nd/pages/11.html]]|[[ホワイトドール]]| |[[赤い彗星]]|[[時系列順>http://www30.atwiki.jp/srwbr2nd/pages/12.html]]|[[ウルズ6]]| |BACK|登場キャラ|NEXT| ||カテジナ|[[カフェタイム―あんたらつくづく…―]]| ||ギャリソン|[[カフェタイム―あんたらつくづく…―]]| ||コスモ|[[カフェタイム―あんたらつくづく…―]]| ||ガウルン|[[我が道を往く人々]]| ----

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