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■■■■■080626吏族難民支援RP■■■■■


「難民キャンプの小さなハンカチ」

吏族と行政の連携で、物資は少しずつ行き渡るようになってきている。
が、すでに難民生活は長く続き、人々の疲労の色は濃くなる一方だ。
病院はどこもいっぱいで、トリアージレベルでいう黄色や緑の程度の
怪我人、病人、衰弱者はその周りの仮避難所に集められる。

動く気力すら失い、ごろっとその場でうずくまる人々の間を
ひとりひとり顔色を確かめながら、声をかけて歩く。
難民登録タグを渡しながら、避難所の状態のリストを作る。
水や食料、栄養剤、何度補給に往復しても、配る物資は端からなくなる。
ときどき無情な現実に、足から力が抜けそうになる…。

だが国境なき治療師たちのそばで学んだ経験が、絶対にあきらめるなと促す。
治療行為はできないまでも、とっさに救急処置が役に立つこともある。
病院への誘導、介助者への指示、効率的に動く助けとなっている。
手首に結んだ淡い緑のハンカチを見て、まれに微笑む人もいる。
笑顔を返す。暖かい想いに励まされて、また次の人に向き合う。


(文字数:412文字)





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