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作戦

【作戦概要】
  • 裏からの奇襲による攻撃で敵トップの殲滅を図る


【地形】
  • 着陸時に負傷しないよう、地形に気を配る。

【体術】
  • 輸送機が攻撃されるよりも早く降下する。
  • 兵員・物資の降下範囲が散らばらないよう、風に留意する。
  • 五接地転回法で着地時の衝撃を分散、緩和させる。
  • 体を垂直にして速度を上げる
  • 1kmまでパラシュートを開かないようにして、超低空着地
  • 舌を噛まないように気をつける
  • パラシュート等の減速装備は、着地ギリギリまで開かず、敵に狙撃されないようにする。
  • 着地時は、身体を丸めて衝撃を緩和しつつ、即座に移動を行い、敵の攻撃にさらされないようにする。
  • 着地時に平衡感覚を失わないよう、回転数を少なくし、素早く立ち上がり行動体制を取る。
  • 減速装備は素早く切り離し、行動に支障を来たさないようにする。
  • 後続の事を考慮し、切り離した減速装備は回収を行い、邪魔にならないよう廃棄する。
  • 降下前に搬送ユニットは出来るだけ高度を下げる
  • 降下開始時には地球の自転と同期して、落下地点のズレを出来るだけ少なくする
  • 高度、風向き等を考慮し、着地地点から逆算して降下開始地点を設定しておく
  • パニックにならないよう視界が極端に悪い分厚い雲はさけるように降下ルートを設定する
  • 最低小隊単位での(グループでも可)行動とし、離れ過ぎないようにする
  • 降下中もサインなどで意志疎通を謀り、互いの状態を確認しながら行動する


【装備】
  • 落下傘は、主傘だけでなく予備傘も必須。
  • 軍装のポケットや袖口は、長方形のスナップボタン留めとする。(完全装備の航空機内部では、カーゴポケットは使用困難な為。)
  • 上衣は、内側をファスナー、外側をボタン留めとして風の侵入を防止し、腰部を絞り込んだり緩める為の紐をつけておく。
  • 降下時に耳栓を修めるポケットは、左腕肩部に小ポケットを設ける。
  • 着地時の衝撃を吸収緩和する為に、臀部の着地を二重としポケットは設けない。代りに、裾にポケットを設ける。
  • 隊長が携帯する降下編成表、隊員が装備する嘔吐時の袋や手袋、防水収納された嗜好品などは胸ポケットや脹脛のポケットに収納する。
  • 戦闘向けの降下要員を支援する後方要員は、自由降下に適したスポーツパラシュート的な自由降下傘を用いる。
  • 物資の降下は、戦闘地域より少し離れている安全な地点に降下させる必要があるが、戦闘部隊と分断されないよう慎重さと大胆さを要求される。
  • 刀剣を装備する者は、背負うのは危険なので避け、腰に差す。
  • 刀剣の佩用は、着地の衝撃を緩和する為に転がるので、動きに差し障らないよう、幅広で尺が短めの刀剣を左腰に差す。

  • 空挺降下用装備一式
ヘルメット:通信機構付きフルフェイスヘルメット。強い日差しで眼を焼かないように偏光バイザー付き
エアーマスク:酸素が極度に薄いので酸素マスクは必需品
パラシュート:ラムエア(スクエア)キャノピータイプパラシュートを採用。このパラシュートは操作性に優れ滑空移動が可能な機動性に優れたパラシュートでスクエアタイプのデザイン。ただし構造が複雑なことからパラシュートが損傷すると致命的な事故につながりやすいが、これは部隊員の修練で事故を無くす。
ユニフォーム:落下に適したジャンプスーツもしくはウェットスーツを着用し、落下中の空気抵抗を軽減しバランスを保持をする
バックパック:専用のハーネスに固定してパラシュートハーネスに連結する。脚部前方あるいは後方に携行をして落下中の邪魔にならなく、着地時の衝撃に備える
エアーユニット:レギュレーターと酸素ボンベを装備しエアーマスクに装着される。専用のポーチに収納され携行をする
自動開傘装置:緊急時の予備パラシュート。火薬式の自動開傘装置。ハーネス内部に収納する。
アルティメーター:高度メーター。夜間降下向けにライトアップが可能なモデルが使用される。
専用武器:各自の手に馴染んだ武器。専用のポーチに入れ落下中や降下時にバランスを崩さないように配慮をする

  • バックパックの中身
携帯レーション:腹が減っては戦ができず
水:水筒入り。いざというときの浄化剤も付属
メディカルパック:包帯、消毒液、ガーゼなど簡易型メディカルパック
マップ:目標付近と全域マップの二つ
コンパス:自分の位置を知るときに必要
ライターとマッチ:火気が必要なときに使う
発煙筒、シグナルライト、旗:緊急時の連絡用
通信機:連絡を取り合うときに使う
双眼鏡:周囲の位置確認に



イラストSSRPなど

「普通に考えて生身で大気圏突入するとは思ってなかったぞ……」
「………裕王、ファイト」

                     -降下作戦決行直前の(あるいは最後の)やり取り-


<しらいし裕の想い>
ラーカウ要塞陥落から数刻も立たないこの時間、暁の円卓部隊の緊張が高まりつつあった。
何せ初めての降下作戦、しかも生身で、である。
いくら暁の騎士達が屈強な身体を誇っていようと相手は大自然…というか星そのもの。緊張くらいするというものであろう。
…まぁ、この局面を前にして緊張程度で済んでいるという時点でかなりの大物なのかもしれない。


「さて…時間か。みんなー遺書とか書いたかー。一応決まりらしいから形式的でもいいから書いておけよー」
「というか、藩王死んだら滅亡ですよ。滅亡」
わははははははという笑い声。誰も彼もが勝利を疑っていない。そんな雰囲気だった。

「…それもそうか。じゃあ各々適当に。でもまぁ死ぬな。慰安旅行にもまだ連れてってやれてないし、先に死なれると俺が悲しい」
「暁の民に緑の加護を。まぁあんまり良い思いでないかもしれないが藩王のおせっかいだと思って貰っておいてくれ」

<作戦開始5秒前です。各部隊にシオネアラダの加護を!>
オペレータの声が告げる。全員が定位置についた。

「まずは楽しめ!そこが地獄だろうとまずは楽しむことだ!」

<カウントダウン!>

「3!」
岩澄は主に忠実でターラは元気一杯だった。
国に入ったばかりの藤本もいまや騎士の風格を漂わせ、深織は何時ものようにクール。

「2!」
ヴィザは黒くて枚方はやっぱりロボだった。
ゴル娘は幼女で国駒は大変だなと思った。

「1!」
時雨野はやっぱりちょっと怖くて、まさきちはそれでも主を大事にしていた。
明美の化粧ノリはやっぱり微妙でさるきは一生懸命だった。
神奈は最後まで献身的に王を支えた

「ロックンロール!!!」
そんな国民に恵まれた俺は幸せだ。さて少しやってこようか。


(さるきin降下作戦 イラスト:さるき)


<風杜神奈の想い>
暁に似つかわしくないこの戦いが、最後の戦いと言われるのはなんとも皮肉なことであろう。眠りにつくまであと少し。その足音が聞こえ始めたのはつい先日。最早一刻の猶予もない。
誰かが誰かのために戦い。そしてせめてプレーオフへ持っていくための最後の一手。
暁の円卓の最後の戦いになるだろう。

そんな中、風杜神奈は降下装備を黙々とつけ始めた。

ふと手元にある一振りの刀に目が止まり、一つ一つ思い出す。
そしてすっと目を瞑った。

「ヴィザ……枚方さん……深織さん……」
ともに摂政を任命されたヴィザ。
その剣としていつも威勢の良かった枚方さん。
いろいろと教えてもらった深織さん。
みんなの顔が浮かぶ。

「ターラ……岩澄さん……」
普通の友人の顔を思い浮かべる。その横にはいつも岩澄さんがいた。

「ゴル娘……国駒君……」
FEGの地下で背中を任せた少女を思い浮かべる。
盆栽を弄っている少年の姿もある。

「明美王……さるき君……」
お肌の心配をしている明美王の姿と、懸命に戦うさるき君。

「椿さん……まさきち君……」
巨大な鋏を手にGJと相対した椿王の姿と炒飯を作るまさきち君の姿も
ありありと浮かべることが出来る。

「藤本君……」
そして最後に新しく入ってきた少年の姿を思い浮かべた。
はっと目を開ける。せめて着付けぐらいは終わらせないと。
着装を黙々と進め、メットを残してすべてつけ終わったところ、その景色に目を奪われた。
ここから降下するのか……

蒼い星をみながら神奈はため息を一つ。
そして再度目を瞑る。

暁を飛び出して土場藩国の摂政にまで上り詰めたのを聞いたこと。
土場藩国から帰郷し、建国した裕王のもとに真っ先に駆けつけたこと。
剣と王の契約を結んだこと。
初陣を飾りみんなで騒いだこと。
どれも大切な記憶だ。

「……裕王」

一筋、涙が落ちた。

静かな時が過ぎる。楽しかった時を思い浮かべ、逆に急速にもたげて来る不安。
燃え尽きるかもしれない。
そして降下中、裕王をまもるのは至難の業だ。
神奈はぐるぐるしてきた。


パン……と音が一つ。


静謐をうち砕いたその音は両の頬を叩くその音。
神奈は弱気をその行動で抑え付けた。

たしかに降りなければ死ぬことはないかもしれない。
だけど降りなければ、多くの味方を見殺しにし、緩慢なる眠りを待つのみである。

暁の円卓ならどう選択するか。
答えは一つだった。


(文:しらいし裕、風杜神奈 イラスト:さるき)

降下応援

  
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