遠坂圭吾(青瞳)


L:遠坂圭吾(青瞳)={
 t:名称=遠坂圭吾(青瞳)(ACE)
 t:要点=長髪,黒髪,青瞳,日本刀,学生服
 t:周辺環境=戦場
 t:評価=全能力18
 t:特殊={
  *遠坂圭吾(青瞳)のACEカテゴリ = 逗留ACEとして扱う。
  *遠坂圭吾(青瞳)は本郷義明の子孫?、大剣士、ドラゴンバスター?、桜の騎士?として見なし,これらの持つ全ての特殊が使える。
  *遠坂圭吾(青瞳)の所属国は毎ターン資金で15億を得る。
  *遠坂圭吾(青瞳)の干した布団で寝る限り、どんな悪夢も見ることはない。
  *田辺真紀(ACE)のお願いは必ずかなえるように動く。
 }
 →次のアイドレス:・5121の再結成(イベント)・青の帰還(イベント)


止まることなく砲声が轟き、その度に爆音が響き渡る。
ここは戦場音楽の世界、ガンパレード。
陰謀と血の色に染まった薄闇の中に、黒く長い総髪をなびかせた青年が立つ。
身を包むのは純白の学生服、手にするのは古風な日本刀。
青い髪の少女と隣り合わせに、どこか守るように。
刀を振るう青年、遠坂圭吾の瞳の色は。正真正銘、青色だった。

設定文章

遠坂圭吾の瞳の色は、以前から青かったわけではない。
私たちは何故その瞳が青く染まったのかを知らない。
だが、私たちは遠坂圭吾と言う青年を、いくつかの物語を通じて知っている。

遠坂圭吾は螺旋を描く世界の五番目、私たちがガンパレードと呼ぶ世界で生まれた。
物語の有数の舞台となる熊本、その有数の富豪の子息である。
戦いの為に生まれた第六世代ではあったが、その出自からすれば生涯戦うことなく終わったであろう。
その命運が狂ったのは、何不自由なく育った良家の子息らしい、些細な過ちが始まりだった。
幻獣共生派。ガンパレードにおいて害悪そのものである幻獣を崇め、それに通じようとする社会の敵。
妹の病を治せるかもしれないと言う淡い期待から、遠坂圭吾はその団体と繋がりを持った。
(なお、彼が繋がりを持った社会の敵は共生派だけではなかったが、そちらについては紙幅の都合と彼の名誉の為に割愛する)
そして、その事実をある男に嗅ぎ付けられた。
先立たれた女の面影を求めて世界をさまよい、犬同然の卑しい汚れ役に身を落とした男。
死神のように現れたその男に誘われ、遠坂は戦場へその身を落としていく。
そこから何があったかは、いまだ語られざる物語である。
ただ、今知りうる物語の末尾には、青い髪の少女と出会った事が記されている。
ひどく惨めで、恵まれてもおらず、だがそれでも心だけは世界で一番強い。そんな少女だ。
そして、今の彼は青の青に従い、死神だった男と共に世界の為に戦っている。
それならば。遠坂圭吾の瞳が青く輝くのは、当たり前の事なのである。

/*/

おまけSS「遠坂来訪――めぐり合う騎士」
東国である暁の円卓は、四季折々で様々な様相を見せる。
今は、流れる露に紫陽花が濡れる雨の季節。
その地を、一人の青年が訪れた。
優美な長い黒髪を総髪にまとめ、学生服を纏った長身の美丈夫。
その手に古風な日本刀を携え、深い青色の瞳をした彼の名を、遠坂圭吾といった。

「ようこそ、『暁の円卓』へ」
遠坂の前に、二人の少女を引き連れた青年が姿を現した。遠坂に劣らぬ美丈夫である。
しらいし裕。彼は暁の円卓を治める、藩王である。控える少女は王犬ミスト、そして王の剣たる騎士、風杜神奈である。
「私とこの国は卿を歓迎する。青の青に仕える、桜の騎士よ」
その言葉に遠坂は一瞬だけ眉を動かし、そしてすぐに青い瞳を安らがせた。
「ありがとうございます、異国の王。この地にしばし、逗留させていただきます」
利用され、果てに裏切られる事の多かったこの青年である。
疑心暗鬼というわけではないが、見知らぬ他人を容易く信じることも早々あることではない。
しかし、しらいしの瞳には青と同じ誇りと輝きがあった。
それは遠坂にとって、人を信じるには十分すぎる理由である。
「私に出来ることであれば何なりと。微力非才の身ではありますが、布団を干すくらいの事は出来ます」
本来の主君にそうするように剣を立て、桜の騎士は礼をとった。
それは彼にとって、最大にして最上の敬意を現している。
「ありがとう。では早速……」
王らしい威風を崩さず、しかし決して礼を失う事のない態度でしらいしが答えた……
「金の延べ棒を何本かいただけませんか。出仕者が足りなくて天領からの罰金で死にそうで」
「いきなり言う事がそれ!?」
「気持ちはわかるが空気読め」
ミストの蹴りと風杜の手打ち包丁(峰打ち)が、しらいしを直撃する。
この人をマジで信じていいのかな、と一瞬だけ不安になる遠坂であった。


(絵:まさきち)(文:時雨野椿)
  
添付ファイル