経緯の詳細


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

ことのはじまり

『ブラック本丸』というブラック企業を元ネタにした《審神者が刀剣男士に無謀な出撃をさせる》作品群を指したタグがあったが、いつしか心身への暴力、夜伽の命令など別の意味が二次創作によって付与されていった。
そして現れたのが《元ブラック本丸を引き継いだオリキャラが、その本丸にいる心身共に傷ついた刀剣男士を癒す》系統の作品である。この傾向の作品が流行ると次にさらなる派生作品が投稿されはじめた。それが《元ブラック本丸を引き継いだオリキャラが、傷つき荒んだ刀剣男士に危害を加えられる》系統の作品である。こちらの作品群には最終的にオリキャラによる刀剣男士への制裁、断罪といった復讐要素が含まれるものが多かったが注意書きなどはなく、性描写やグロ描写のある作品にも注意書き、R-18、R-18Gタグは元より閲覧制限すらかけられていなかった。唯一書かれていたのが「何でも許せる方向け」という文言だった。
またどちらの作品群も『原作タグ』+『ブラック本丸』タグで投稿されたため、 原作タグは刀剣男士が引き立て役のオリキャラ中心作品に、ブラック本丸タグは本来の意味と真逆の内容作品に乗っ取られた。
タグの乗っ取りをしているうえ「なんでも許せる方向け」と書かれているだけでは作品傾向がわからず閲覧してしまった嗜好の違う原作ファンからは徐々に不満が出はじめた。描写の中心が原作にいないオリキャラで、さらに刀剣男士が改悪され悲惨な目にあう独自設定多用作品を避けようもなく何度も読まされればそれも当然のことだった。
そしてこの状況を改善すべく、4月頃からマナー文が投稿されはじめた。

ヘイト創作タグが付けられはじめる

上記の作品群には
  1. 原作キャラである刀剣男士が極端に改悪されている(例. 暴言を吐く/暴力をふるう/危害を加える/強姦するなど)
  2. 極端に改悪された刀剣男士が制裁を加えられたり、断罪されたりと悲惨な目にあう
といったキャラヘイトと取れる内容を含む作品が多かったことから原作ファンによって『ヘイト創作』タグがつけられるようになった。
しかし投稿者は『ヘイト創作』のつもりがなく、タグを付けることに反発する者もいた。
そしてそれらの作品群がpixivの小説部門全年齢ランキングを席巻し、ランキングには『刀剣乱舞』+『ブラック本丸』+『ヘイト創作』タグが付いた作品が並んだ。そのためブラック本丸=ヘイト創作という勘違いも生まれた。
さらには「刀剣乱舞という作品の性質上」という言葉とともに審神者に対する暴力がある説明をする作品もあり、原作および原作キャラへの風評被害は拡大する一方だった。

本丸乗っ取りものが流行りはじめる

本丸乗っ取りものとは《本丸に来た審神者見習いに刀剣男士が靡き、オリキャラが本丸を追い出される》系統の作品である。やはりこれにも上記作品群と同じくキャラヘイトと取れる要素が含まれている。ちなみに乗っ取りも見習いも刀剣男士の裏切り行為も独自設定である。
しかしこの作品群の一番の問題点は『NTR』という単語を「乗っ取り」の意味で使ったことである。
本来『NTR』とは「寝取られ、若しくは寝取り」という意味で主に男性向けで使われるすでに定着した単語である。それを『ブラック本丸』と同じく本来とはまったく別の意味で使用しはじめたため、今度は他ジャンルにまで検索妨害が生じた。
この作品群も爆発的に流行し、pixivの小説ランキングは『刀剣乱舞』+『ヘイト創作』+『NTR』が並ぶ異様な状態となった。
また上記の元ブラック本丸引き継ぎもの、本丸乗っ取りものには、○○(刀剣男士名)折りました、制裁希望、ざまぁといった攻撃的なタグが付けられ、コメントも刀剣男士を非難し制裁をもとめるものや悲惨な目にあったことを喜ぶ過激なものが多く書き込まれた。投稿者もそれらを窘めることなく「こんな酷いことをする刀剣男士には地獄を見せてやります」などの発言をし、過激な読者と一緒になって盛り上がっていた。しかし勝手に原作キャラを本来と大きくかけ離れたまったくの別人に改悪したのは投稿者自身である。

問題提起文が投稿される

これまでにも何度も問題提起がなされていたが、この問題が炎上するきっかけになったのが8月にpixivに投稿された「『ブラック本丸・本丸NTR・ヘイト創作』作者のみなさんへ」である。
この問題提起文には上記作品群(以下便宜上ヘイト創作とする)の問題点、タグ付けに関すること、公式規約に抵触する恐れがあることが非常に丁寧にかつわかりやすく書かれている。しかしヘイト創作愛好者からは、長すぎて読めない、といった声が上がったため翌日には問題提起文の要約版である「ブラック本丸・本丸NTRに含まれるヘイト創作に関する問題点」が投稿された。
しかし要約版が投稿されてからわずかな時間で問題提起文の投稿者のアカウントが停止となった。はじめに投稿された問題提起文のコメント欄が荒れに荒れたこと、ヘイト創作愛好者の反応が否定的であったことから、投稿者のアカウントを通報したのはヘイト創作愛好者だということは火を見るよりも明らかだった。
アカウントを停止された投稿者はtogetterに「ブラック本丸・本丸NTR・ヘイト創作愛好者の皆様への問題提起」というまとめを作成した。このまとめから最初の問題提起文と要約版の両方を読むことができる。
そしてこのまとめに「片方だけの主張を鵜呑みにして叩くのはリテラシーが足らない」というコメントが書き込まれたため、まとめ主である問題提起文投稿者とは別の有志者が「ヘイト創作肯定派の反応」と「ヘイト創作肯定派の反応まとめへの反応」を作成した。しかし現在はどちらも強制的に非公開にされているが、有志者の8月8日のツイログにスクショがあり、ヘイト創作肯定派の言い分を見ることができる。

アカウント停止続出

前述の問題提起文投稿者のアカウントが停止された翌日、別のユーザーによりとある作品が投稿された。その作品は『ブラック本丸』タグの乗っ取りを風刺したヘイトヘイトであり、この風刺に対するアンケートも実施されている。アンケートの結果はこの作品に賛同するものが圧倒的多数である。
しかし数日でこの作品を投稿したユーザーのアカウントも停止された。アカウント停止理由は、不適切な作品投稿を行っていると複数のユーザーから報告されたことである。その後アカウントは復帰を果たすが、9月に再び同じ理由でアカウントが停止された。だが1度目のアカウント停止からの復帰後、この投稿者は作品投稿はおろかコメントも何もしていない。現在このアカウントは2度目の復帰を果たしている。
そして現在に至るまで通報によりアカウントを停止されるユーザーが続出している。
コメント欄でタグの誤用を指摘したユーザー、ヘイト創作愛好者に向けた棲み分け提起文を投稿したユーザーなど20名近いアカウントが通報により停止された。しかしこれは確認できるものだけであり、ヘイト創作問題に対してなんらかの行動を起こしアカウントを停止させられたユーザーは実際にはもっと多いと推測できる。このためpixivでの活動は難しく、Twitterやニコニコ動画などの外部サイトに活動の場は移されることとなった。

レビューがはじまる

上記のヘイトヘイト作品投稿者のアカウントが停止されたことで、「ヘイト創作肯定派の反応」「ヘイト創作肯定派の反応まとめへの反応」を作成した有志者がTwitterでヘイト創作人気作品のレビューをはじめた。このレビューはtogetterにまとめられている。
レビューを読んでもらえばわかるが、作品内容に対する批判はなく文章の構成など技術的なことに関する指摘が主である。またレビュー基準も明記されているので、レビューされたくない投稿者は自衛できるようになっている。
レビュー基準は以下の4つにであり、どれも実行することが難しいものはない。
  1. ヘイト創作ではないのに『ヘイト創作』タグを使用している
  2. オリキャラ中心作品に原作タグを使用している
  3. タグを誤用している
  4. 読む前に作品内容、特殊嗜好の有無を判断する材料がないもの
このレビューによって棲み分けを進める投稿者も増えた一方、我関せずを貫く者、理解を放棄、または自身には一切の非がないと被害者ぶってマイピク限定に移動する者なども多かった。
念のために書いておくがpixivは検索避けのされていないサイトであり、作品のシェアを推奨していてツイートボタンも付いているのでこのレビューは晒しには当たらない。

棲み分けを求める声が増える

pixivはもちろんTwitterでも棲み分けについて言及するユーザーが徐々に増えていった。これまではなんとなく言いにくい雰囲気があったが騒動が大きくなったため言いやすい環境になったことが要因だと思われる。
また棲み分け活動に参加するユーザーも増えた。
棲み分け活動は個々人で行っているが共通して求めていることがいくつかある。
  1. タグの乗っ取りを止める
  2. オリキャラ中心作品に原作タグを使用しない
  3. ヘイト創作ではない作品に『ヘイト創作』タグを使用しない
  4. 作品傾向を判別できる注意書きをする
そもそも棲み分けはして当たり前のことなので、求められていることはどれも一般的なことである。
活動をするユーザーが増え棲み分けも少しずつ進んだ一方、棲み分けを拒否するユーザーが目立つようになった。また棲み分けを呼びかけたメッセージがTwitterに晒される事態も起きた。

『さにらぶ』タグが提唱される

この頃には刀剣乱舞におけるヘイト創作が一般的なヘイト創作と別物であるという認識は広がっていたが具体的なジャンル分けはできておらず、相変わらず『刀剣乱舞』+『ヘイト創作』タグで投稿されるオリキャラ中心作品が後を絶たない状況だった。なかには文句を言われないためのお守り代わりに『ヘイト創作』タグを付ける投稿者、「人によってはヘイト創作に見える表現があります」と書く投稿者までいるようになった。
そんななか9月1日に提唱されたのが『さにらぶ』タグである。現在さにらぶについての投稿を見ることができないが、『さにらぶ』タグは『審神者乱舞』タグとほぼ同義である。
『さにらぶ』タグは提唱者によってすぐにタグが付け回られたことでヘイト創作者から反感を買い提唱者のアカウントも停止に追い込まれた。またpixiv百科事典の『さにらぶ』の項目は荒らされた。
その後アカウントは復帰し「ブラック本丸の読者の皆様へ、作者からの意見です」という投稿を行うと、約20分で提唱者のアカウントはまたも停止させられた。「ブラック本丸の読者の皆様へ、作者からの意見です」はtogetterまとめ「pixivにて悪質ユーザーがファンを煽り他ユーザーを言論封殺する事態発生」のハルカ氏の項目で読むことができる。
タイトルの通り『さにらぶ』の提唱者は元ヘイト創作の投稿者であり、ヘイト創作愛好者は自分たちに異を唱える者はたとえ元ヘイト創作者であっても話を聞かずアカウント停止に追い込むことがこの一件で証明された。

ヘイト創作が夢小説の一種であると判明する

夢界隈の方によりヘイト創作と称されている作品群が夢小説の一種である嫌われの派生系であることが判明する。嫌われを簡単に説明すると夢小説発祥の《特定キャラを被害者、その他原作キャラを加害者にした》作品であり、キャラヘイトではなく特殊嗜好である。この騒動では被害者がオリジナルキャラクターなので夢小説に分類される。詳しくはpixiv大百科の「嫌われ」を参照。
これを受けて夢小説全般が棲み分け対象となった。その要因はヘイト創作が夢小説の一種だったことだけでなく、神隠し、神域、名を知られてはいけない、本霊/分霊、神気などの原作にはない独自設定を含むオリキャラ中心作品も注意書きなく原作タグで投稿されていたことである。
またヘイト創作呼びが適切ではなかったこと、ヘイト創作ではないオリキャラが中心作品も多数原作タグで投稿されていたので、それらを総称してパセリ創作と言われるようになる。パセリの由来はとある方の「刀剣男士はパセリと同じ」という発言からだと思われる。

『審神者乱舞』タグ

ヘイト創作と呼称されていた作品群が夢小説と判明した後、棲み分けのために本格的なpixiv百科事典の整備が開始された。
まずオリキャラ中心作品に付けるタグの投票が行われ、投票の結果『審神者乱舞』に決まった。そして現在もpixiv百科事典で審議が続いている。
またこれに関連するタグの百科事典も整備されている。
ただ記事作成やタグ整備を行っているの者の多くが夢界隈のユーザーではない。そのため当事者である夢界隈ユーザーの積極的な参加が求められている。


以上が11月までの経緯の流れであり、棲み分け問題は半年以上が過ぎても未だ解決していません。
わかりやすさを重視した結果、時系列が前後していたり、まとめられている部分があります。ご理解ください。
また何か動きがあったらその都度追加していく予定です。