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<div class="mes">日曜日の午後 <br /> 「う・・ん・・・私・寝ちゃっ・・てたの?」 <br /> 西連寺春菜が目を覚ますと時刻は夕方を少しまわった頃だった <br /> 腕を高く上げめいいっぱい伸びをする春菜の顔には少し疲れが表れていた <br /> (私・・・あのまま・・・) <br /> 春菜は半裸で、今だぐっしょり濡れているあそこを意識し少し顔を赤らめる <br /> (結城君・・・・) <br /> 春菜の密かな思い人、だけど決して手が届かない人 <br /> 結城リトと天条院沙姫がいっしょにいるところを見る度に胸が張り裂けそうで <br /> 春菜はここ数週間リトを思ってするオナニーが毎日の日課になっていた <br /> 「はぁ~・・・なにしてるんだろ私・・・」 <br /> ふぁあ~と欠伸を噛み殺してまだ寝ている頭を起こそうと台所に足を向ける <br /> 渇いた喉をジュースで潤している時廊下から物音が聞こえてくる <br /> 「あれ?お姉ちゃん?・・・帰ってきてたんだ」 <br /> 春菜の姉秋穂にもジュースを持っていこうと部屋の前まで来た時、春菜の足が止まった <br /> (お・・・姉・ちゃん) <br /> わずかに開いた扉の隙間から見える光景に春菜の思考は一瞬止まり、その顔はみるみる赤くなっていく <br /> ほぼ全裸に近い秋穂が男と抱き合っていた <br /> (今日彼氏連れてきてたんだ) <br /> なんて考えている自分に気づき慌ててその場から立ち去ろうとする春菜 <br /> だけど体とは反対にその目は目の前の光景に釘付けになってしまう <br /> 男に下から突き上げられる度に体を仰け反らせ全身で喘いでいる姉の姿 <br /> 春菜は興奮と背徳感でいっぱいになった複雑な胸中でじっと見入る <br /> 「う・・あぁぁ・すごい・すごくいい・・・あんっ!もっと・もっと突き上げてぇ」 <br /> 自らも腰をふり男の体を貪る姉の姿に春菜の喉がゴクリと鳴る <br /> (うあぁ~・・・お姉ちゃん・すごい////) <br /> じっと見ていた春菜の脳裏にリトの顔が浮かぶ <br /> 毎日の日課、頭の中だけの自分とリト <br /> (わた・・・しも・・結城君と・・) <br /> その手は自然と下腹部に伸ばされていく <br /> スカートの中の下着はもうぐしょぐしょに濡れていて春菜の興奮を煽る <br /> 「ん・・んっ・・・」 <br /> 少しさわるだけで太ももに愛液が流れる <br /> 姉の嬌声と男の息づかい、そして部屋から漂う独特な匂いに春菜の思考は掻き回される <br /> 「はあっ・・んんっ・・結城君・・・結城君・・あぁぁ」 <br /> 声が漏れようと服が汚れようと今の春菜には関係なかった <br /> ただ求めるだけ、愛しい人の体を全てを <br /> 「ああぁぁ・・う・んんっ・・むっんん・・はぁん」 <br /> その手は下着をずらし膣内を指でかき混ぜていく <br /> 中の指が1本から2本3本と増えていくたび廊下に蜜が伝い落ちる</div> <div class="mes"> <div class="mes">バックから犯される姉に自分を重ねる <br /> 突くたびに揺れる胸を後ろから鷲づかむ男にリトを重ねる <br /> 「ああっ・・結城・君・・私・・私・・」 <br /> 犯してほしい <br /> 自分の願いが届かないならせめて・・・・リトに犯して欲しい、リトが欲しい <br /> 指から腕が愛液で光り、座り込んでしまっても尚やめられない行為に春菜は悶える <br /> 「はあ・・ぁん・・んんっ・・・欲しい・・欲しいよぉ・・結城君が」 <br /> 口から涎を垂らしても頭の中はリトでいっぱい、それしかなかった <br /> バックから入れられ、下から獣のように突き上げられ悦ぶ私 <br /> 胸を口を足を全身の全てを使ってリトを悦ばせる私 <br /> 犯されて、リトの気のすむまで犯されて・・・ <br /> 毎日でもいい・・・・リトが望むなら私はいつだってどんな時だって <br /> だけど本当は・・・もし願いが叶うならあなたの心がその笑顔が――――― <br /> <br /> 春菜は肩で息をきらせイッてしまった余韻にひたりながらリトを思う <br /> リトのいつも隣にいる人を考える <br /> リトの笑顔を心を独占できるただ一人の人 <br /> 「はぁ~・・・私じゃ・・・敵わないよね」 <br /> 雑念を振り払うように立ち上がると春菜は自分の部屋に帰っていく <br /> <br /> その日の夜 <br /> 春菜はすることもなくぼーっと愛犬マロンを見ているとふいに扉が開く <br /> 「なにやってるのよ?ぼーっとしたりなんかして」 <br /> 「お姉ちゃん・・・・」 <br /> 彼氏を送り家に帰ってきた秋穂が、手土産の鯛焼き片手に春菜の部屋に入ってきた <br /> 「別に・・・私だってぼーっとしたりすることあるよ」 <br /> 「ふ~ん・・けど今日のあなたいつもと違うかな~なんて」 <br /> 「そんなことないよ・・・・」 <br /> 「そうかな?・・今日あなた私たちの事見てたでしょ?」 <br /> その言葉に春菜の体がビクッとふるえる <br /> 「私が気付いてないとでも思った?」 <br /> 「えっと・・・あれは・・・・」 <br /> 言いよどむ春菜に秋穂はくすっと笑うと <br /> 「別に怒ってないよドア閉め忘れたの私だし。それよりも・・・・なにかあったの?」 <br /> 「あっ・・・」 <br /> やさしく頭を撫でる秋穂の手の暖かさに春菜の目から自然と涙がこぼれる <br /> 今まで溜めていた気持ちが次から次に溢れ出し春菜は秋穂の胸で泣きじゃくる <br /> <br /> 泣き疲れてぐったりした春菜を休ませると秋穂は部屋を出て行く <br /> 「あなたお腹すいたでしょ?今作るから待っててね♪」 <br /> 笑顔で部屋を後にする姉の後姿をを見ていると春菜はまた涙が込み上げてきた <br /> あの後泣きながら一言一言話す私の言葉を最後まで黙って聞いてくれたお姉ちゃん <br /> やさしく抱きしめてくれたあったかい胸 <br /> お姉ちゃんのいってくれた言葉のひとつひとつが胸に響いてくるよ・・・・ <br /> 春菜は台所にいる姉にせいいっぱいのありがとうをいうと <br /> その胸に一つの決意を秘める <br /> (明日・・・明日私は・結城君に私の気持ちを)</div> </div>

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