「うわあっ。」リトは頭に鈍い痛みを覚えて目を覚ました。自分の部屋の自分のベットで寝ていたはずなのに周りの景色は自分の部屋とはかなり違った。どこかの高級ホテルを思わせるかのような壁紙、いかにも地球のものではない観葉植物。自分が寝ているベットもいつもの3倍ほどの広さで、枕も「これでもか」と思わせるほどにある。さらにいくら部屋の中を見回してもドアがない。窓もない。リトは我が身が不安になって来た。「起きました?」明らかにいたずらめいた声がした。振り返ると枕元でモモが座っていた。「お、お前・・・。」リトが驚いたのも無理はない。自分のTシャツを身につけているモモが他の衣服を着ていないのが目に見えたからだ。(これは夢だ、夢だぁぁぁ。)必死の思いでリトは頬をつねった。痛みはある。モモはそんなリトの首筋を舌でなぞった。「ひゃぁ。」リトの声が響いた。「そんなに驚かなくてもいいじゃないですか。今夜は二人きりです。何かと話を聞かせていただきますよ。」モモは微笑を浮かべながらリトに言った。リトに逃げる手段はもうなかった。「まずなんですけれども・・・、昨日はヤミさんと何をしてらっしゃったのですか?」ベットの淵に2人腰掛け、モモは質問した。「な、何って・・・。べ、別に・・・。」リトは本当のことを言うと何をされるか分からないと思いとぼけたふりをした。しかしモモにとぼけるような仕草は聞かなかった。「リトさん。」モモはそう言うとリトの頭に手をまわし・・・、「はむっ。」耳を甘噛みした。「わうあっ。」「嘘ついた罰です。」モモはまたしても微笑を浮かべた。「う、嘘なんか・・・。」リトは必死にごまかそうとした。どちらにしろごまかせることなどできないと自分でもわかっていながら。予想通りにモモはリトを攻めた。「ホテルからヤミさんと出てきてるの見たんですけどねぇ。おねえさまに言っちゃおうかしら。」「み、見てたのか?」リトはモモに聞いた。「見てません。」(ほんとは見てましたけど・・・。)「・・・墓穴を掘りましたね。」モモはいたずらにほほ笑んだ。リトはもう駄目だと思った。デビルーク王に八つ裂きにされる。というか美柑の命も危ないかも・・・。そんなリトにモモは言った。「黙っといて差し上げましょうか?」リトは一瞬気を許し縦に首を振りそうになった。しかし一度考えてみた。こんないい話があるはずがない。だとすれば・・・。「じょ、条件は・・・。」「あら、よくわかりましたね。リトさん。」モモは人差し指をあごに添えて視線を宙に泳がせた。「そうですねぇ・・・。」リトは覚悟を決めた。これからすべての言うことを聞けと言われるのか。はたまた高校をやめてデビル―グに来いと言われるのだろうか。「じゃあヤミさんにやったこと私にもやってください。」リトは何とも言えない気持ちになった。こんなこと言われるとは思ってもいなかったし金輪際しようと思っていなかった。躊躇するリトにモモは言った。「いいんですかぁ。おねえさまにバラしても・・・。」もうリトには答えは一つしかなかった。「わ、わかったよ・・・。」(もうどうにでもなれ)こんな気持ちにここ2、3ヶ月でどれだけなっただろうか・・・。リトはゆっくりとモモを抱きしめた。「あっ。」モモはそのままリトに身をゆだねた。そのままベットに倒れこむ2人。そのままリトはモモにソフトなキスを落とした。「ん、リトさん・・・。」モモはリトの股間に手を伸ばした。少しずつチャックを探すモモ、ついに金具の所に指が当った。リトもモモの服の中に手を入れる。年齢の割に、身長の割には大きなモモの胸を揉むリト。モモもリトのチャックを開けてそこから手を入れて手でリトの肉棒をつかんだ。(熱くて・・・、大きい)モモは少し恐怖感を覚えながらもリトの肉棒を手で弄った。しばらくして、モモは体を起こしてリトの下半身に体を持っていった。そしてリトのトランクスをずらして肉棒を露にした。モモは脈打つ肉棒にそっと唇を触れさせた。するとリトは大きく脈を打った。「あら、慣れてらっしゃるんじゃないんですか?」モモは意地悪に言った。「そんな、慣れてるわけないだろ。」リトは否定した。というか反射的に。「なら試してみましょうか?」モモはそう言ってデダイヤルで青い花を呼び出した。「それは?」「記憶の花って言うんです。ポケ○ンの映画に出てたやつの親戚みたいなものです。メモリ星で知り合いました。」モモはそう言うとリトにその花を近付けた。「うわあぁぁ。」リトは逃げようとしたが先にモモが上に乗っていて逃げられなかった。花はリトの頭に一瞬触れると青く光り花開いた。そしてモモの頭へと青い道ができる。ここ半年の記憶がすべてモモに入っていく。「へえ、ヤミさんだけじゃなくリサさんとも。キョーコさんもですか・・・。美柑さんまで・・・。」リトは抵抗することも忘れて放心状態に陥っていた。モモはくすくす笑いながら言った。「じゃあ遠慮しないでいいですね。」そしてリトの肉棒をもう一度口で弄り始めた。「もういいですよね?」モモはリトの肉棒から口を離しベットに仰向けに横たわった。「い、入れるぞ。」リトはまだ小さな花弁に自分の先端をあてがって一気に貫いた。モモは歯をくいしばって一生に一度しかない痛みに耐えていた。リトはそんなモモにキスをしてから腰を振り始めた。モモのかわいらしい喘ぎ声が閉鎖された空間の中でこだまする。「も、もうイクぞモモ。」「あたしもです。リトさん。んんっ。」2人は同時に絶頂を迎えた。その瞬間、周りの景色が変わった。そして後ろで物音がした。リトとモモは離れずにずっと抱き合っていた。そんな空気を一変する声が響いた。「な、何やってんだー。」それはナナだった。「あ、そういえばもうすぐ空間の維持できる時間が限界でしたね。」モモはそう言って頭をこづいて可愛い子ぶった。「そういうことは早く言えよ。」リトはため息をついて言った。そんな二人にナナは少しキレ気味に言った。「あたしを無視するな、離れろ、というか何でこんな時間まで起きてんだー。」モモが閉鎖空間に使ったのはリトの部屋だった。ナナは美柑に「モモがリトの部屋に出入りしているから注意してくれ」と言われてきたらしい。さっきまでお互いを求めあっていた2人はその場に正座した。「まったく、美柑の気持ちがわかるよ。そんなことケッコンする前にしちゃダメだろ。」ナナが注意した。少しズレている気もするがまあいいだろう。ナナは最後に言った。「姉上に言いつけてやるからな。」その言葉に2人とも凍りついた。モモから見れば父親に怒られるよりララに嫌われるのが一番怖かった。リトからすれば死を感じる以外になかった。モモは黙って立ち上がりナナに近づいて行った。「な、何だよモモ。」モモは何も言わずナナの胸に手を伸ばした。「はあっ、やめろよぉ、モモぉ。」モモはナナの股にまで手を伸ばす。「だからぁ、やめろってばぁ。」少しずつナナの下着が湿ってくる。もとからワンピースを着ていたナナは下のガードが甘すぎてモモに狙われた。一度は完全に力尽きたリトの肉棒も再び膨張してきている。モモはもう正気ではないナナの下着を少しずつ脱がしていく。「リトさん。シテあげてください。」モモの言葉にうなずく間もなくリトはナナに近づいた。「ちょっと待ってくれ。」ナナが制止を掛けた。「どうしたんです、ナナ。リトさんのことが好きなんじゃないんですか?」モモがナナに尋ねる。「いや好きなんて一言も・・・。」「じゃあ嫌いですか?もう死んでもらいたいとか思ってるんですか?」「いや、そこまでは・・・。」「じゃあいいじゃないですか。」「・・・わかったよ。」口で負けたナナはリトを受け入れることにした。「い、痛い。」ナナもまた、モモと同じように痛みに耐えていた。ナナにはモモがキスをし、手とり足とりして痛みを和らげた。一度すでにイっているリト、それに目の前でさっきまで姉妹での戯れを見てしまっていたリトは、早くもイキそうになっていた。「もうイっていいか、ナナ。」リトはナナに言った。「そ、そんなこと聞くな。・・・い、いいよ・・・。」ナナが言ってすぐにリトはナナの中に自分の精子を放った。「ナナ、これであなたも同罪です。」モモはしてやったりと微笑んでいった。そしてリトに言った。「さあ、リトさん。次は私です。今夜は寝かせませんよ。」
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