「……ここは…どこ?」目を開けば見知らぬ天井、自分の部屋でも教室でも、病院という訳でもないらしい。眠り姫……なんて自分のキャラじゃないか。そんなことを考えながら籾岡里紗は腹筋の力で上半身を起こした。壁を見ても見覚えの無い、右を向いても左を向いても記憶の片隅にも引っかからない。自分は何でこんなところに?たしか部活が終わって、疲れてうっかり部室でウトウトとして…「おはようございます先輩。ご気分はいかがですか?」部屋の片隅にある液晶テレビが見知った顔を映し、聞き慣れた声が部屋に響く。「モモっち…?これって…?」テレビモニターに映ったのは異星人の友人の妹、最近彩南高校に転入してきたモモ・ベリア・デビルーク。「安心してください、そこは私が作った仮想空間です。」「仮想空間?ってーと、いつだっけかララちぃや結城がスゴロクやったアレ?」里紗の脳裏に春菜に好き放題イタズラしてやった思い出がよみがえる。「まぁ、似たようなものですわ」ふーん……と、「仮想空間」を見渡して里紗は思う。モモが作ったその「空間」は一つの部屋だった。かなり広い、20畳位はあるだろうか?部屋の中には里紗が横たわっていたベッド、キングサイズと呼ばれる特大サイズの代物である。向かい側にはソファとテーブル、それからモモが映っている大型の液晶テレビ。それからガラス張りの仕切りの向こうに湯船とシャワーが見える、あれは風呂場だろうか?…ガラス張りの風呂、それに小洒落た調度品にムーディーな照明、これじゃあまるで……「先輩のご想像通り、ラブホテルの部屋を再現してみましたわ」「なんだってこんな部屋を…そしてそこに私を放りこんだ理由を詳しく」「それなんですが…実はですね…」モモが指をパチンと鳴らすと、画面が切り替わる。そこに映された人物は…「結城?………が…5人っ!?」5人のリトが床に座り込んでいる、しかもなんだか様子がおかしい。全員が落ち着きなくそわそわとしている、それに何だか目つきが怪しい。「ハーレム計画実現のために、少しリトさんに実験に付き合ってもらったんですが…」スピーカーからはモモの声が流れ続ける。モモの説明はこうだ。ハーレムを実現した暁に心配な点が一つある、それはリトの「体力」だ。ハーレムを作った男には例外なくある「義務」が課せられる。それは妻全員(および子)を養うことと、公平に「愛する」ことである。こと扶養については問題ない、なにせ銀河を統べるデビルークの王座を継ぐことになるのだから。問題は「愛する」こと。この場合の「愛する」というのはもちろん性的な意味を大いに含む。予定では両手の指では足りなくなる数の女性を囲い込むはずのリトハーレム(仮称)、ごく普通の地球人男子のリトではあっというまに干からびてしまうのではないか?これは由々しき事態である。そこでモモは得意分野を生かし宇宙中の植物のエキスからあか○げもビックリの強力強精薬を作り出した。早速リトに(こっそり飲み物に混ぜて)試しに飲んでもらい効果の検証、あわよくば野獣となったリトに押し倒され…などと目論んだが…「まさかリトさんの性欲が暴走、挙句に5人に増えてしまうという副作用が出てしまうなんて…」「それはそれは…なんというか……」なんというか…この子、やっぱりララちぃの妹なんだなぁ。そんなことを考える里紗であった。「薬の効果はリトさんの性欲を『発散させる』ことで切れて、増えたリトさんも一人に戻ります」「ずいぶんと都合のいい効果(&副作用)だこと」「そこはまぁほら、『To LOVEる』ですから」この友人の妹はたまに訳のわからない事を言う。「けれど恥ずかしながら私、経験が無くて…一度に5人のリトさんのお相手をするのはちょっと自信がありませんの」…うん、なんだか嫌な予感がしてきた。「なので先輩にはその部屋でリトさん達のお相手をして頂きたいのです」「は、ははっ……」予感的中。思わず引きつった口元から乾いた笑いがこぼれる。(経験ないって……私だって…っ!)サバサバとした性格に、地の色素の薄い髪にウェーブをかけた派手な容姿のために誤解されやすいが、セックスはおろか、キスもまだ経験していない正真正銘の乙女なのだ。街でもチャラいナンパ男にばかりよく声をかけられて…とムカつく記憶が蘇ってくる。とにかく、同じように勘違いしているこの後輩にそのことをビシッと言ってやらなければ…「きっと『ソッチ方面はご無沙汰』な先輩でも満足いただけると思いますよ?」(……結城の奴めぇっ!)つい、調子に乗ってからかい過ぎた点はこちらに非がある。よしんばその気になってくれれば…と、ゴホン。リトが誰かに愚痴りたくなる気持ちもわかるが…よりによってこんな形で返ってくるとは、因果応報とはよく言ったものだ。「それじゃあリトさん達をそちらに送りますから、頑張ってくださいね先輩♪」「あっ、ちょ、ちょっと待っ…」ブツリと映像が切れ、代わりにラブホ名物AV放送が流れ始める。女子学生痴漢物…安っぽい電車のセット内で弄ばれる二人の女優。どことなく春菜と唯に似ている、レベルは格段に落ちるが。ほどなくして「5人のリト」が部屋の真ん中にいきなり現れた。ワープ?空間転移?何だかわからないが相変わらず凄い技術だ。突如見知らぬ部屋に飛ばされてリト達が辺りを見回す。ベッドの上で胡坐をかいている里紗と目が合った。「籾…岡……?」「は、ははは…。おーっす、結城……」「ま、ま、落ち着いて。まずは話し合いをしようじゃ……無理かー」左右から二人のリトに両腕を取られベッドに押し倒されて里紗はアチャーと天を仰ぐ。5人のリトはお互い他の4人に触発されるように興奮のボルテージを上げ、競うように里紗の身体をまさぐり服に手を掛け…「ちょ、ちょっと待ったーっ!」テニス部一の怪力を振り絞って必死になって里紗が群がるリトを振りほどく。「わかったから!逃げないし!させてあげるから!!…だからさ!だから………」これだけは譲れない、乙女の一線。「最初に…キス………してよ」これから壮絶な初体験をすることになるし、アレを咥えることにもなるだろう。けれども、いやだからこそ、初めてのキスは唇で奪って欲しい。里紗の言葉にあれだけがっついていたリトが譲り合うような、牽制し合うような微妙な間合いを取り合う。やがてその中の一人が自然に一歩前に出て里紗の身体を抱き寄せる。他の4人も止める事も後に続く事もせず、なりゆきをじっと見守っている。腰を抱かれた里紗も身を預け、リトの首に腕を回す。近づく二つの顔、唇の距離は10センチ…5センチ…3センチ…2センチ…1センチ………「んっ……」最初はそっと触れ合うだけ。すぐにしっかりと唇を合わせ、やがて舌を絡ませるディープキスへと縺れこんでいく。「ん……ちゅ……ちゅぱ……くちゅっ……ちゅぱっ……っ!」どちらからともなくゆっくりと唇を離す。二人の間に唾液の銀色の橋がかかって、切れた。リト達の我慢の限界もここまでだった。里紗を抱いていたリトがその身体ごと里紗を背後のベッドに押し倒した。「きゃんっ!?……あ………んっ……!!」残る4人も次々にベッドの上に上がり、里紗に群がり、手を押さえつけ、身体をまさぐり、服をはだけていく。もう待ったなし。完全に火がついて野獣と化したリト達を止める術はもう無い。(あーあ…これから私、結城に犯されちゃうんだ……)ちょっと良いなと思っていたクラスメイトに処女を捧げる。一般的な女子学生の多くが夢見るシチュエーションの一つだが、実際のところ里紗はその夢を完全に諦めていた。(ララちぃに春菜に唯に……勝ち目なんてあるわけないし)それでも下着を見せたりホテル街を歩いたり、挙句に自室で押し倒して…返答は女の子のような「ダメ」だった。大笑いしてからかって、リトを送り返して挑発メールを送って…鳴らない携帯を待ち続けて一人暗い部屋で焦がれたこともある。だからたとえ暴走した性欲の処理で、あまつさえ輪姦でも、里紗がリトを拒む理由な無かった。制服のベストが捲りあげられ、ブラウスのボタンが外され、ブラのフロントホックも少し手間取ったが外された。スカートもめくりあげられて、パンティも今…足首のところまで脱がされてしまった。「…籾岡、……籾……岡…………」リトの一人が呼吸も荒く、うわ言のように名前を呼びながら足の間から里紗に覆いかぶさる。下半身に押し当てられる、熱くて硬い…肉の感触、そして………。ずっ……ずぶっ……ずぶぶぶ…………ぷつっ!「ひ、ぐっ………あ、あっ………かはっ…!?」十分に濡れているとは言えない処女膣を強引に引き裂き侵入したリトの肉棒が、容赦なく里紗の処女膜を突き破った。(あ…はは……。入っちゃった……。私、結城ので膜破られて女にされちゃった)普通の初体験ならここで下半身の痛みに耐えながら喜びを噛みしめるところだろうが、生憎と野獣と化したリトは容赦なかった。里紗の身体を抱え上げ、対面座位の格好で激しく下から突き上げる。自身の体重と下からの突き上げで、更に奥深くまで突き刺されて里紗は悲鳴を上げた。「ちょ……っと!待っ……もっとやさしく…………あんっ!」その身を激しく揺さぶられ、リトの身体にしがみついて必死に耐える里紗のその頭が不意に掴まれ、横に向けられた。逸らされた視線の目の前には今自分を貫いている物と全く同じ形のリトの凶器。別のリトが里紗の口元に勃起したそれをぐいぐいと押し付けてくる。何を求めているかは明白だった。「……わかった…わよ。……あむっ……ん…んちゅ、んちゅぱっ、んちゅ、ちゅぱっ……」上下の口で懸命にリトのモノを咥えると、両の手が取られそれぞれに熱い棒が握らされた。それが何か瞬時に悟った里紗は腕を前後に動かし、握ったイチモツをしごきあげる。アソコと口と両手…これで4人、確かあと一人いたはず……そう考える里紗の背後に残る一人の気配。背後から身体を掴まれて…もう一つ残された「穴」にモノが押し当てられる。(ちょっ…!そ、「そっち」はダメだって……!)声を上げようにも口にはモノが突っ込まれているし、全身あらゆる所をリトに抑え込まれていて身動きも取れない。抵抗すら許されない哀れな獲物のアナルに最後の一人が容赦なくイチモツを突き入れていった。「んぐぅ……ぐぷッ……ん、ぐっ、ぐ……んんんんんっ!!」とうとうアナルもリトのモノを根元まで受け入れてしまった。3穴同時処女喪失を果たした里紗の身体が5人のリト達の中心で揺さぶられ、風に舞う木の葉のように弄ばれる。「…ちゅ…ちゅぱ、んふぅん……。んんっ!んっ、んっ、んっ、んっ、んっ!んー、はっ…むぅ………っ!」複数の男と一人の女が交わる背徳的な光景の真ん中で、里紗は娼婦のように淫らに、天使のように美しくリト達を受け入れ続けた。やがてリト達の呼吸が更に荒く、何かを耐えるようなものになり、同時に腰の動きが加速度的に速くなってきた。近づく射精の瞬間…。里紗は観念してリトを受け入れる覚悟を決め、それでもやはり恐怖に身を強張らせた。「「「で、出るっ!!!」」」5人のリトが全員、ほぼ同時に叫ぶと里紗に向けてその欲望の全てを吐きだした。子宮と直腸に熱い塊が撃ち込まれ、口一杯に生臭く苦い精液の味が広がっていく。目の前で2本のモノがビクビクと脈打ち、里紗の整った顔と形の良い胸に精液が勢いよく降りかかった。「んん―――――っ!!んぐ……ごくっ………っぷ…けほっ、けほっ…。こんなに溜めて、ちゃんと抜かないと身体に良くないんだぞ?」リトの顔を見回しながらニンマリと笑みを浮かべてこのセリフである。初体験で3穴同時中出しを受けながらも、飲精までやってのけた挙句のこの軽口は里紗ならではの魅力だった。「……で、なんでコイツら消えないの?抜いてやったんだから元に戻るんじゃないの?」いまだに5人に増えたままのリト達に身体を弄られながら、里紗が悩ましげな喘ぎを漏らしつつ疑問をこぼす。「どうやら思った以上に薬の効果は強力だったみたいです。先輩にはもう少し頑張って頂きたいのですが…」見向きもしなかったがAV放送を垂れ流していた(こちらも本番行為の真っ最中だった)がプツリと途絶え、諸悪の根源であるモモの顔が映され、声が再びスピーカーから流れた。「計算では一人あたりあと5回ほど射精すれば薬の効果も切れるはずです」「ごっ……!!?」つまりあの大輪姦&全穴中出しを5回分しなければ、この肉欲地獄から解放されないということ?そんな絶望的な思いを抱く里紗を追いこむようにモモはリト達に言い放った。「でもリトさん、手やお口も良いですけど…やっぱり里紗先輩のナカが一番気持ち良いと思いませんか?」「ああっ!あっ、あっ、あっ………ああ――――っ!!」ドクッ…ドクドク……ドクンッ!!正常位で組み敷かれ、絶頂の嬌声を上げる里紗にリトが膣内射精を決める。モノが引き抜かれて逆流した精液を垂れ流し、ヒクヒクと痙攣をする里紗の膣口に新たにモノが突き入れられ、ピストン運動が開始される。「あうっ!あんっ…あんっあんっ………。くむっ……ちゅぱ…んちゅ……」喘ぐ里紗の口に中出ししたばかりのリトのモノが押し入れられる。リトの精液と自身の愛液。2種類の恥汁にまみれたモノを丁寧に慈しむように舐め清めると、あっという間に萎えていたモノが力を取り戻す。綺麗にしてもらったモノをぶら下げて順番待ちの列の最後尾に並ぶリト。一方で里紗を貫いているリトがラストスパートに入っていた。あれから延々と続けられる中出し連発。これで何発目か…7~8回辺りで数えるのを止めた。(こんなにコイツのアレを教え込まれちゃったら…もうコイツなしじゃいられなくなっちゃうじゃんか…)実際のところ、里紗の身体はリトに貫かれ、精液を注ぎ込まれることに悦びを覚え始めていた。お掃除フェラで口の中に広がる精液の味にも、もはや慣れてしまった。(なっちゃうのかなぁ、コイツの肉奴隷に。…なっちゃうんだろうなぁ………)そんな諦めとも願望ともつかぬ思考。直後にそんな理性も吹き飛ばしてしまう膣内射精の洗礼が襲い、里紗の意識は愛欲の中に融けていった。「ふふっ、これで里紗先輩はリトさんの虜になってしまいましたね」室内に取り付けた隠しカメラの映像を見ながら、モモは満足げに優雅な笑みを浮かべていた。ララや春菜、ヤミなど「リトに近しい女性」にスキンシップを取っていた里紗。予想通りリトに恋慕の思いを抱いていたようだ。いまだに遅々として進まぬハーレム計画だが、こうして里紗が堕ちたことでターゲットとなる女性達の心境にも変化が起こるはずだ。モニターには16回目の中出しを恍惚の表情で受け止める里紗の淫らな艶姿。それをそっと指先で撫で、モモは妖しく微笑んだ。「リトさんの楽園(ハーレム)へようこそ、里紗先輩」
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