そんなコトもお構いなしに2人はお互いに唇を貪る。口からは混ざり合った唾液が零れ、首筋を伝っていく。銀色の糸を引きながら唇を離せば、リトは唾液の伝った跡に沿って首筋に舌を這わせていく。
申し訳なさそうに告げた後コホンと咳払いすると、凛のブラウスに手をかける。小さく頷き返事をした凛に、優しくするから…と一言付け足せばするするとリボンを解き、1つずつボタンを外していく。
「やっぱりすげぇ綺麗だ」「恥ずかしいから言わないで…っ」
美しく整った身体に思わず感想を述べると、凛は頬を赤く染めて顔を逸らす。
下着を外したその胸はしっとりと汗ばみ、その頂に聳える突起はすでに固くなっていた。
何にも覆われていない胸に触れると先程とはまるで違う感触に驚嘆する。
とても繊細でなめらかで、自分の手に吸い付いてくるような感触だ。
その胸を持ち上げるように揉みしだく。
「んぁっ、はぁッ…はぁ…あッんっ」
一方の凛も、下着越しのときと全く違う感覚に興奮が高まる。
胸を揉むのと平行して軽く突起を摘む。すると反応は明らかだった。
「ぁんっ!ふぁ…っ、ン」鋭角な刺激にビクッと波打ち身悶える凛。
突起を摘む力に強弱を加えたり、突起の周りを円を描くようになぞったりする。リトなりに色々工夫した。「ひゃっ、あっ…はぁ、そこ…ダメ…っ」
ピクピク身体を震わせながら身を捩る凛を見つめ、悪戯な笑みを浮かべるリト。「凛、乳首弱いんだ」
クスッと笑えばベッドの前に片膝を付き、胸の突起に舌を絡める。
「ひぁあッ!」
突起に熱い舌が触れた瞬間、凛はビクッと仰け反る。「ちゅ…ちゅぱ、ちゅっ……カワイイよ」
「あぅっ…バカ、やめッ」わざと音をたてて胸にしゃぶりつくリトからなんとか逃れようとする凛。
だがそれが叶うはずもなく、リトの愛撫は容赦なく続けられる。
舌の上で突起を転がし、時々強く吸ったり甘噛みしたりすると、身体をビクビクと波打たせる。
「あッんんっ、ゃ…はぁ、変に…なっちゃ…ッ」
暫らく吸い続ければ漸く口を離す。
興奮冷めやらぬリトはそのまま唇を重ねる。
すると凛はリトの首に手を回し、自らの元へ引き寄せて唇を貪る。
「んっ、んむっ…はぁっ、…くちゅ…」
ぴちゃぴちゃと卑猥な水音を洩らしながら求めるように夢中で舌を絡める。
いつしか凛は自然にもじもじとふとももを擦り合わせ始める。
その様子に気付いたリトはそっとスカートの中に手を忍び込ませ、ふとももの付け根辺りを撫でる。
「んっ!?…ぷはっ」
「はぁ、はぁ…触っても…いいか?」
思わず唇を離してしまう凛に、呼吸を荒くしながらそう尋ねると、顔を真っ赤にして顔を背けてしまう。
それを肯定だと受け取り、乱れたスカートの下から覗くブラと同じで黒の大人っぽいショーツに触れる。
「あっ…」
少女のその神聖な部分は、ショーツの上からでもわかるほど濡れていた。
指を上下に動かすとくちゅくちゅと音が鳴り、ショーツの染みと共に室内に独特な匂いが広がる。
「んッあっ、んんっ」
「もうこんなに濡らして…凛ってエロいな」
「はぁ…ふあっ!ンッ…誰のせいで…っ」
身を捩りながら反論する凛は、下着の上から擦るだけで十二分に感じているようだった。
「コレ、脱がしていいか?」
期待の籠もった目で尋ねるリトに観念したのか、少し腰を上げて下着を脱がすのを補助する。
露になった秘部は息を飲むほど綺麗で、艶やかに蜜が滴っていた。
「あんまり見ないで…っ」凛のそんな台詞も耳に届かず、ゴクリと喉を鳴らし指でゆっくりヒダを開く。
すると、とろりとした愛液が膣内から零れる。
痛くさせないよう細心の注意を払いつつ中指を侵入させ膣内で軽く折り曲げる。「ひあっ、あッんっ」
少し動かすだけでじわじわと蜜が溢れ出してくる。
「すげぇ…どんどん溢れてくる」
「ゃ…んぁっ、はぁ…」
驚くほど暖かい膣内に感嘆の声を洩らすが、さっきからずっと感心しかしていないコトに当然本人が気付くはずもなく、少女に更に刺激を与えようと指を抜き挿しする。
「あっ!んッ、んぅ」
指が動くたびに膣内が擦れ、電流のような刺激が体中を駆け巡る。
シーツをギュッと握って耐える凛。
その少女に快感を与えるべく刺激し続けるリト。
すでに少女の膣はリトの指を2本も飲み込み、シーツをぐしょぐしょにするほど蜜を溢れさせていた。
「ふぁ…っ、はぅ…そんなに…指、動かしちゃ…」
「……動かしたら…?」
口から唾液を垂らし、涙目で見つめる凛に意地悪く尋ねる。
「変、に…ぁんッ…おかしく…なっちゃう」
身体をビクビク波打たせながら言う凛に再び尋ねる。「じゃあやめる?」
リトにそう問い掛けられるが思考が吹き飛びまともにに考えられない。
今はただ愛しい人に触れられたい。それ以外考えられなかった。
「んっ、はぁ…ゃ、やめないで…っ」
とろんとした表情でそう懇願する凛はとても悩ましく、リトを欲情させるには十分すぎた。
「ちょっ、何してッ」
リトの行動に慌てて身体を起こそうとする凛。
凛が驚くのも無理はない。指を抜いたかと思うと、自らの秘所に顔を近付けてきたからである。
そして溢れる蜜を舌で掬うようにヒダを舐め上げる。「ん゙んっ!」
身体を走る快感に両手で口を塞ぎ、声をあげないようにして耐える凛。
リトの攻めに気が飛びそうになる。
「んぐっ…んッんっ」
ぐりぐりと舌を膣内に押し込み、掻き回す。
必死に押さえていた声も徐徐に我慢しきれなくなり、嬌声へと変わる。
「ふあっ…あっ、ぁあっ!」
ふとももはガクガク震え、シーツを握る手により一層力が入る。
「んッくっ、ゃ…っ」
夢中で秘部に吸い付いていたリトは、偶然にも秘部の上に赤く充血し固くなった突起を見付ける。
(コレって…)
もしやと思いそっと触れてみる。
「んぁあっ!」
悲鳴にも似た声で喘ぐ凛。弱点を見付けたリトはとどめと言わんばかりにそこを攻める。
きれいに肉皮を剥けば指で撮み、弾き、弄ぶ。
そして同時に膣内を舌で掻き回す。
「ひあっ、ぁんっ!…はぁ…はぁ、ンッ…らめぇ」
秘豆を弄ばれ、膣内を掻き回されるたびに頭の中が真っ白になる。
「あっ!?んんっ…もう、らめっ…何か…きちゃう」
全身が硬直したと思うと、突然少女の身体が大きく仰け反りビクッビクッと震えた。
「ぁ、はぁ…んんっ…ふぁぁあっ!!」
初めての絶頂は相当強いものだったのか暫らく痙攣が続き、その後脱力したようにぐったりした。
「大丈夫か?」
多少不安げに尋ねるリトに凛はなんとか笑顔で返す。「はぁっ、はぁ…大丈夫…」
「そっか、よかった」
ホッと安堵の息を洩らし、自分に服を着せようとするリトの腕を止める凛。 「リトは…いいの?」 「あっ、いや…凛疲れただろうし」
頭を掻きながら苦笑いを浮かべて言うリトを黙って抱き寄せる。
不意の凛の行動に目を丸くするリト。
「…っ…本当にバカなくらい優しいのね…。でも気なんか遣わないで?リトのために、少しくらい何かさせなさいよ」
「凛…」
少し身体を離せば真剣な眼差しでそう告げる凛。
少女を労り行為を終わらせようとしたリトだが、実際は我慢の限界だったのだ。少女に快感を与えながらも本能により自らの身体も快感を欲する。
それを必死に理性で押さえていた。
しかし凛の言葉がリトの本能を後押しする。
凛とひとつになりたい――その気持ちがリトを突き動かす。
「凛…オレもう止まれねぇから」
「――きて…リト…」
ベルトを外してスボンを下ろせば少女をそっとベッドに押し倒す。 そしてそそり立つモノを秘部に当て、少しずつ少しずつ挿し込んでいく。
「んっ!…ッ…はぁっ」 「ち、力抜いて…ッ」 「そんな…コト、んんっ…言われてもっ」
凛の膣内は十分に濡れてはいるものの、それでもモノをぎゅうぎゅうと締め付け先に進めなくなってしまう「ンッ、くぅ…」 明らかにつらそうな表情をする凛を見ていると無力感に押し潰されそうだった。肝心なときにどうもしてやれない自分がひどくほどもどかしかった。
しかし今1番苦しいのは凛である。
痛みを和らげる方法など知るよしもないリトは、せめてもの償いにと少女に心からの気持ちを伝える。 「凛、大好きだ…」 「私も…リトが大好き」
初めての経験で余裕のないリトは、温かくぬるぬるした感触と強烈な締め付けに途中で射精しそうになるも根性でどうにか食い止め、ついに処女膜に突き当たる。
「多分…って言うか絶対痛いと思うけど、辛かったら我慢しなくていいから」
「バカ言わないでっ!さっきの言葉…忘れたんじゃないでしょうね?」
「―――わかった」
決心したような少女の表情を確かめれば少し勢いをつけ膜を破る。
「ッんーっ!!」
少女の秘部から鮮血が一筋流れる。
それは、2人が本当の意味でひとつになったという証でもあった。
「やっと…はぁ、ひとつに…なれた」
「ああ…凛とひとつに…」生理的な涙を浮かべながらふるふると震える凛の髪をそっと撫でおろす。
暫らくして痛みが引いてきたのを感じるとリトに合図を送る。
「もう大丈夫だから…」
「じゃあ、動くからな?」凛に気を配りながら腰を動かしていく。あくまでゆっくりと、痛みをぶり返させないように。
「あッんっ、んくっ」
モノが抜き挿しされるたびに結合部から愛液と鮮血が混じった液体が零れ、ぐちゅぐちゅと淫らな水音を奏でる。
「ひゃっ、あぅ…んぁっ」「凛の中…やばいっ…気持ちいい」
ぞわぞわと波立つ膣内の感覚に段々と腰の動きにスピードが増してくる。
ベッドに寝かしていた凛の腰に手を回し抱き寄せ、奥へ奥へとモノを挿し込んでいく。
「ひゃッ…んっ、ふぁっ」少女の痛みが徐徐に快感へと変わっていく。そしてリトは更に快感を得ようと腰を激しく打ち付ける。
「ぃ、やぁ…は、激しっ…ぁんッ」
腰を打ち付けるたびに凛は喘ぎを洩らし、少女の官能的な表情はリトの動きに激しさを与える。
凛の口から零れる唾液を舐め取ると、そのまま唇を重ねる。
「んっ、ふッ…んむっ」
少女は求められるまま舌を絡めていく。
「くちゅ…ンッ、んんっ…はぁ…」
口内を舌で侵され、膣内をモノで掻き回され何も考えられなくなる。
暫らくして名残惜しそうに唇を離すと、リトを煽るようにとろんとした表情で見つめてくる凛。
そんな凛に興奮したリトは激しく腰を突き上げながら胸に手を伸ばし、強く揉みしだく。
「ひゃぅ!?んっン…リトッ…らめっ」
言葉では拒否しても、それとは裏腹に身体はリトを求める。
胸と膣内を同時に攻められ凛は限界に近づいていた。「ゃ…あっ、おかしく…なる…んッくっ、んぁっ!」愛しい人に求めらめ、触れられそれだけで少女の心はいっぱいになる。
「凛…ッ…オレ、もう」
限界に近いリトは、奥までねじ込むように突き上げ、凛の快感の波はピークを迎える。
「私も…ら…めぇ…んっンんっ、リト…ッ……ひゃ…あぁああッ!!」
「で、出るッ!!」
凛の身体で何かが弾け全身を駆け巡る。
リトは射精する寸前でモノを引き抜き、少女の腹部に欲望をすべて吐き出す。
「はぁ…っ、すご…い…」凛は自らの腹部を汚している熱い精液に触れながら暫らく余韻に浸っていた。
その後ティッシュで液体を綺麗に拭き取り、凛の隣に倒れこむリト。
「これからは…ずっと一緒に居ような」
「……うん」
肯定の返事をするも凛は浮かない表情をしている。
「凛?」
不思議そうに呼び掛けると凛は素直に話しだす。
「リトとは一緒に居たい…でも私には沙姫様をお守りする役目が…」
確かに凛はリトのコトが好きだった。愛しかった。
できるコトならずっとリトのそばに居たい。
しかし自らの主人を裏切る訳にはいかない。
表情を曇らせる凛にリトは笑顔で告げる。
「そっか……。じゃあさ、せめて凛に何かあったら…そのときはオレに凛を守らせてくれよ」
「……リト…」
2人は一緒に居られる掛け替えのない時間の中で、2人だけの愛の形を確かめるように強く抱き締め合った―――