時間が流れるのは早い…だが待ち望んでる物が大きいほど長く感じるものだ。ヤミはこの日、とても緊張をしてた。初めて人の家に招かれそれが自分の好きな相手なら尚更だ。家に近づくに連れてどんどんと胸は高まってくる。胸を締付ける力が強くなる。あの日、分かれて以来日に日に増してきた。会ったら何と言えば良いのか、そんなことが頭の中でループしていた。少女らしいところもあるのだ。「『……どうしたら…なんて言ったらいいんでしょうか……』」ループから抜け出せず目的地…結城家についてしまう。門に手をかけてそこで、動きが止まる。 本人の家の前で硬くなってしまったのだ。どのくらいの時間が立っただろうか…ヤミは勇気を振り絞って最初の1歩を踏み出す。震える足で1歩1歩前に進む、そして震える指でインターホンを押す。チャイムが鳴り響き…その音は胸の鼓動を加速させる。ガチャ…扉が開かれる。ひょっこりと幼い顔があらわれる。…幼い顔が…?。あらわれたのは、結城家長女…結城美柑であった。「は~い…どちらさまで…えっあなたは……」「あっええっと…ゆッ結城リトはいますか?」「いるけど」怪訝な眼差しでヤミを見つめる。 沈黙が訪れる。「どうしたんだ?美柑…客か?」ヤミの身体がビクッと震える。 求めていた人の声が聞こえたからだ。「あっうん…お客だけど……」口篭もりながら美柑が後ろにリトが来る。扉は美柑の顔が出せる分しか開いておらず、リトは扉に手をかけて開ける。そこにいたのは、金色の闇…ヤミであった。「ヤミか…早かったな…」「いっ…いえ……」「美柑、俺の客だから向こうに行ってていいぞ」「うっうん」美柑は、はっとして小走りに元いた場所に戻る。「あがっていいよ」「はっはい…おっお邪魔します。」まだ、動きがぎこちなく靴をそろえてリトの後について行く。リトはそのまま2階に直行してヤミを自分の部屋に案内する。「まぁ汚いけど…適当に座ってくれ」ありふれた言葉…本来の男部屋なら汚くて文字通りなのだが、リトの部屋は片付いており汚いの、『き』の字もない…あるとしたら綺麗の『き』の字だ。「いえ、綺麗です……あの…結城リト…」「ん?どうした?」ヤミは辺りを見まわしながらリトに尋ねる。「プップリンセスはどこに?」「ララなら、春菜ちゃん達と買い物出かけたぞ」と言う事は、今ここにいるのは兄妹とヤミの3人だけである。「えっあっ…ん」「それじゃぁ俺はちょっとジュースとか取ってくるから待ってろ」「はっはい」やはり自分が好意を寄せている相手の部屋で…その彼がいなくなってしまい、何もする事が無くなってしまい…誰しも経験した事…ある奴いるのか?。まぁ友達の家に行って友達が部屋からいなくなった事を思い出してもらったらいい。「『これが、結城リトの部屋……いつもここで寝てるんでしょうか…。』」ヤミは部屋においてあるベットに手をかけてそう呟く。そして、何を考えたのかそのまま重力に身を委ねてベットにダイブインする。「ねぇ…リト…今さっきの子…」ジュースを運ぼうかとしていた時、後ろから美柑が話しかけてくる。「ヤミの事か?」「うん…大丈夫なの?」「大丈夫なのって何が?」「ほら、リトあの子に命狙われてたじゃない!!」大声で叫ぶ様に美柑が声をあげる。「俺の心配してくれてるのか?」「ちッ違うわよ…リトに死なれたら………」「ありがと心配してくれて 、でも大丈夫だよ おまえも今度いろいろと話しろよ、ヤミはまだ何も地球の事知らないし 同年代の女の子の友達もいなさそうだから」美柑の頭をくしゃくしゃとしながらそう笑顔で言いきる。「うん…分かった。でも、何で呼んだの?」「そりゃぁ……遊ぶためだよ、地球のこと教えてあげようかと思ってな」一瞬なんと言おうか考えたが最適なのが見つからず結局…。「なによ…その間は、まぁいいけど」「ああ、じゃぁ待たせるのも悪いしな」そう言ってジュースとお菓子を持って2階の自室へと戻る。「おい、ヤミどうしたん―――」目を見開いて、リトは固まるが数秒後再起動して口元から笑みが漏れる。そこには、布団を軽く握り締めて寝ているヤミがいた。いつもは警戒心を怠る事無く寝ているときも近づく者には容赦なく変身能力で敵を抹殺する。そんなヤミが整った寝息を立てて寝ているのだ。リトはそっとヤミの顔に手をあて髪の毛を分けてあげる。そのまま布団の上にいるヤミを見てリトは軽くため息をつく。「『俺の所為だな……俺があの時、あの力を制御できていたら もう少し違う結果になってたはずだ。ヤミも普通に生活できたかもしれない それに、美柑だって… いや、この結城家にすら迷惑をかけずにすんだかも』」意味不明なことを……思いながらヤミの頭を撫で続ける。「『せめて、今のヤミを幸せに…寂しくないようにしてあげないと でも、寝っちゃた以上何も出来ないんだよなー…本でも読んでるかな』」自分の勉強机に向かいかなり分厚い本を取り出してから読み始める。それも日本語で書かれているものではなく、どこか別の国の文字で書かれている本だ。部屋の中には、安心しきった寝息の音と本をめくる音しか聞こえない。時間が流れるのは早い、それは集中してる時はより早く感じるものだ。皆もそうだろ?…PC触ってる時は時間が流れるのが早く感じる…違うか?まっそれはおいといて、リトは本を集中して読んでいたため気づいたときには、既に昼になっていた。「『ん?もう、こんな時間か……ヤミは…まだ寝てるな、 昨日の夜何をしてたんだか……昼飯でも食ってくるか』」部屋にヤミを残したまま、下の階に降りていく。なにやら、いい匂いがしてくる。どうやら美柑が昼食の準備をしているようだ。「リト、ちょうどよかった…今呼び行こうかなって思ってたとこ」「そんじゃ、いただこうかな」「あれっ?ヤミさんは?」「ああ、あいつなら寝てるよ…昨日は夜遅くまで何かやってたらしくてね 疲れが溜まってたんだろうな」自分の席に着きながら、美柑にそう言う。「どうしよ…ヤミさんの分まで作っちゃたから」「ラップでもして置いといたら、食べて帰らせてもいいんだから」「うん、分かった」美柑はヤミの分にラップをかぶせてから席に着く。「「いただきます」」二人は手を合わせてから、ご飯を食べ始める。他愛の無い雑談、しかしそれが二人の日常だった。「そうだ、リト…宿題でちょっと分からないところがあったんだけど」「なら、後で俺の部屋に来いよ」「うん、」「じゃぁ、俺は先に部屋に行ってるから」食べた後の茶碗などを流し台において階段を上っていく。部屋に入ってベッドを見ると相変わらず寝息を立てて寝ているヤミがいる。リトは仕方なく勉強机に向かって本を読み始める。読み進めていくうちにある所でページをめくる手が止まる。「ん~、なんだったけ?この単語…………ええぇ~と文法的に考えるなら でも、そしたら…やっぱ辞書引かないと無理か」結局単語が分からないらしく、自分の勉強机の一番下を開けて分厚い辞書を取り出しそこから単語を見つけ出す。他に勉強机の一番下には大量の本が敷き詰められている。とそこで、部屋をノックする音が聞こえる。「リトいい?」「ああ、いいぞ」「あっヤミさん、まだ寝てるんだ」美柑は扉を開けると一番最初にベッドに目がいってしまう。「ん?ああ、だから静かにな」「うん、」静かに扉を閉めて忍び足でリトの所まで行く。脇には教科書らしい物を抱えている。「算数か?」「そうだけど…文章問題でよく分からなくて」「ほら、ここに座って」リトは自分が座っていた椅子から立ち上がって美柑に座るようにすすめる。「ありがと……なにこれ?」今までリトが読んでいた本を指差して聞く「あ~、それは情報理論ってあるんだけど、 その情報理論を考えたクロード・シャノンが1948年に Bell System Technical Journalに投稿した論文をまとめた本だよ 題名は"A Mathematical Theory of Communication"だよ」美柑には何を言ってるかさっぱり分からない。???のマークが大量に浮かんでる。そもそも情報理論ってことから何なのかすら分かってない。「何のことだかさっぱり分からないよ……」「そうだね~、美柑ももう少し大きくなると分かるよ」「リトも凄いね。英語で書いてあるの読めるから」感心したようにその本を手に取って題名を見る。日本語ではない文字で書かれているから英語だと判断する。「ああっ…あれは英語じゃなくて仏蘭西語だよ」「なっなんて?」「フランス語って言ったら分かりやすいかな」「英語じゃなくてフランス語って…… 高校になったらそんなことも習わないといけないの?」驚いたように自分の横に立っているリトを見る。英語は中学で習うことは美柑も分かっていたのだが、高校ではフランス語も学ばないといけないと思ったのだろう。「いや、それは俺の趣味だから…。」「えっ?じゃぁ独学でフランス語覚えたの?」美柑は思わずリトを目をチカチカとさせながら見つめる、それをリトは人差し指で頬をかきながら答える。「そう言うことになるかな…まぁ英語をしっかり覚えれば他の言語なんて簡単だぞ」「そんなもんかな~……やっぱりリトは凄いや」「そうか?……で美柑が分からないって言っていた問題は?」「これなんだけど、」「すうが…算数か………ええっとどこまで解けたんだ?」美柑が教科書の問題を指差している場所を見ながら軽く考えてから…。「あんまり…というか、全く……一応こんな感じには書いたけど」「ああぁ~なるほど…それ図を書いてないから分からないんだよ ほら、図を書いてみろ」ちなみに問題はこれである例 )1辺が12cmの正方形に、2本の直線を書いて『アイウエ』の長方形に分けました。イの長方形の面積は、アの長方形の面積より12c㎡ 大きいアの長方形の面積は、ウの長方形の面積より12c㎡ 大きくなっています。このとき、アの長方形の面積は 何 c㎡ になるか、求めなさい。「うん、」「そうそう、そうやって…そうすると分かりやすいだろ?」「でも、いまいち分かりにくいな」首を傾げながら、ペンの押す部分を口に咥えてから美柑が言う。「その場合はここを………こうやるんだ」「ああっっ……わかった」リトは自分のペンで美柑のノートに軽く作図をしてやると、声を上げて一気に問題を解く。ヤミが寝てるのに大丈夫なのか?と言う疑問はどこか脇にほいやっといてくれ「よし…正解だ」「ありがとう、リト」「分からないところあったら来いよ」「うん」美柑は自分が持ってきた道具を持って扉を出て行く。そしたら、リトはベッドに近づいてヤミに顔を近づける。「ヤミ可愛いな、キスしてもいいか?」寝ているはずのヤミに囁くかのようにそう言う。すると、一瞬にしてヤミの顔が赤く染まったのが分かる。汗も浮かび始めている。 「ヤミ、起きてるんだろ? バレバレだぞ」「ううっ…分かりました。だから、その、顔を離してください」目を瞑ったままヤミは言葉を発する。「目を開けてくれたら離れるよ」ヤミはそっと目を開ける…目の前にリトの顔があり自分を見つめている。その所為で顔が赤くなっていた顔がそれ以上に赤くなる。「あの……顔が近いです。」「嫌か…顔が近いのは」「いっいえ、そっそのとても…はっ恥ずかし」声を震わせながら、ヤミはリトの顔を見る。「合格…………にしても、ヤミも寝たふりとは感心しないな」「そっその、なんて言うか」近づいていたリトの顔が離れていき、ほっと胸を下ろす。「起き辛い雰囲気だった?」「はい、兄妹で仲良さそうだったので…起きたらきまずいかなと」上半身を起こしながら、そう言う。「優しいな…ヤミは……でも、本当はさびしいんだろ」「えっ?………私は…寂しくなんて…馬鹿なこと」「分かっている…大丈夫、俺がいるから」「結城リト?…………」リトはベッドの上にいるヤミを抱きしめながら呟く。「もう、寂しがる必要なんて無いんだ……今まで、寂しかったんだろ 辛かったんだろ………誰か傍にいて欲しいんだろ」「……………うぅぅんんんっっ、ひっく、えっくえっぐ…」リトの暖かい言葉がヤミの心を満たしていく。それは今まで自分を満たしたことの無かった感情が満たしていく。心を満たしたその感情は……溢れ出して、心から…身体に表れる。涙となって、声となって、漏れ出していく。涙がリトの胸板を濡らして声を押し殺そうと、咽喉が何度も何度もなる。その間、リトは何も言わなかった。ただ自分の胸板で泣いているヤミの頭を撫でる。前の章で書いたような感動の涙ではなく、その涙は言葉にすることが出来ない。どれくらいの時間がたっただろうか?長い時間たっただろうか…?こういう場合も時間は長く感じるものだ。リトの胸の中で何度か小さく肩を震わせてからヤミは顔を伏せたまま聞き始める。「なんで、あなたは私をここまでかまうんですか?…私は暗殺者なのに……」「ヤミの気持ちはよく分かる…分かるから俺も辛いんだ あれは……………だもんな」「えっ?結城リト…今なんて」ヤミにも聞こえないような声でそう言う。何を言ったのか分からなかったヤミは伏せていた顔を上げる。「いや…やっぱりなんでもないよ……でもこれからは本当に俺がいるから」「………その、あの…こっこんな時何て言ったら」「素直に今思ってること言えばいいんだよ」「…はい、分かりました……ゆっ結城リ――」ヤミが何か言おうとした時それをリトが遮る。「結城…なんて他人行儀じゃなくて、リトでいいよ」「はっ恥ずかしいですけど………りっリト、その、ありがとうございます」顔を俯かせてから、顔を少しだけ赤くしてヤミは感謝の言葉を言う。「よくできました」「こっ子ども扱いしないでください」頭を撫で撫でとリトがするとヤミがちょっと目を鋭くさせて睨む「あははっ、そうだったね。人の家でぐっすり眠るほど 昨日も夜遅くまで何をしてたのか知らないけどね」「えっ?えっ?」「どうしたの?そんなに慌てて、えっちぃ事が嫌いなヤミが、 まさか1人でやってたなんて言わないよね」不敵な笑みを浮かべながら、リトはベッドの上にいるヤミに近づく。「そっそんなわけ……あっあるはずが」「声が上ずってるよ、俺の眼を見て本当の事言ってよ」「きッ嫌いにならないでくださいよ……」「大丈夫、ヤミが1人でえっちぃことしてても、俺は怒らないし嫌いにもならない それに逆に隠す方が…俺は怒るよ……俺はヤミの全てを知りたいんだから」リトはベッドに肩膝を乗せてヤミの髪留めの一つを触り始める。「その……してました」「なにをしてたの?」「えっ………えっちぃことです」顔を俯かせて赤く染まらせてから消え入りそうな声でそうはっきりと言う。「やっぱり、ヤミは本当にえっちぃなぁ…。この前は学校でやって、 その次は家で延々とやってたみたいだし」「でっでも……あっあの時みたいに………リトにされたときみたいには」「気持ちよくなれないってか」「…………はっはい」さっきよりさらに小さな声で頷く。「ヤミ……好きだ」「えっ?ゆっゆ……リト?」とっさのことで名字で呼ぼうとしてしまうが、さっきのことを思い出して名前で呼ぶ。「好きだよ……ヤミは俺のこと嫌いか?」リトはヤミの髪留めから頬に手を移動させて、ヤミの顔を上に向くようにする。「わッわたしは…………わたしも…………好きです………」「ありがとう……………ヤミ」ヤミが自分の出せる結城を全て総動員させて言ったその言葉に対して、リトはそれに答えられるようにヤミに顔を近づけていく。近づけていくにつれて、ヤミの目がゆっくりと閉じてしまう。軽く唇が重なり合う。最初はただ触れるだけのキス…。リトはヤミの頬に触れていた手を再び髪留めに戻してそれをほどいていく。髪留めが取れた瞬間、重力に逆らって片方だけがふんわりとヤミの髪の毛が宙を舞う。そして、反対側の髪留めに手を伸ばす。髪をほどいている間も、二人の触れるだけのキスは止むことは無く……それどころか、濃厚な……舌が絡み合うキスへと変わり始める。最初、リトの舌が自分の口内に入って来た時、ヤミは目を見開いて驚いていたがすぐに目を瞑ってリトに全てを委ねてただキスと言う行為に浸っていた。反対側も同じように髪留めをとるとヤミの髪がベッドに垂れる。リトはヤミの後頭部に手を回してからゆっくりとヤミを倒していく。ヤミの髪の毛がベッドに散乱するかのように描かれる。そこで、唇を離す…二人の間に銀色の線が出来るが、重力に引かれてヤミの口の中に一瞬にして消える。「はっ初めてでした……」「こんな凄いキス?」「いっいいえ、その…キス自体が」「ってことは俺がファーストキス?」ヤミの顔が真っ赤かに染まっていく。ファーストキスと言う言葉をなぜ知っているかそれは、地球に来てから読んだ本で「ファーストキス」には特別な意味を持っていると書かれていたのだ。……それが彼氏、彼女の間ならさらに重要な(ry「あぅっ、ええぇっと…そのっなんていうか、」「初めてじゃなかった?」言語能力が混乱しており何を話したらいいのかさっぱり分からなくなっているがリトの問い返しにかろうじて能力が戻っていく。「………そっその初めてです」「くっくく……可愛いな」「かっからかわないでください」「可愛いってのは本当だよ」「つつつっっ」ヤミの顔から湯気が何本も立ち上がるが、その顔にリトがキスを落とし始める。おでこ、目頭、頬、唇に軽いキスを順番に落としてから、首筋に舌を這わせていく。舌を這わせながら、戦闘衣をやすやすと脱がせる。チャックがありかも熟知している。脱がせると言っても上半身のみだが、かえってこっちの方が全部脱がせるよりエロい。皆は分かるはずだ…その妄想豊かな脳で想像してみろ、上半身裸のヤミを…。「この前の触り心地から……予想はしてたけどぷにぷにしてていいね」「んっだっだめです」「そう、ぷにぷにって押してると先っぽの方が………ほら立ってきた 気持ちよくない?……ってもう喘いでるか」「んんんっっ、んあっそんなに揉まない…ああっん」発展途上の『つるぺたα』を揉み始める。発展し始めたらそれは既に『つるぺた』ではないと言う諸君も現れるだろうが、ちょうど良い表現が見つからなかったので勘弁してくれ。言っておくが、完璧な『つるぺた』ではない『α』がついている。αは結構な大きさがあると思ってもらっていい。「じゃぁもう少し強く揉むよ……」鷲摑みをするかのように強く揉みだす。それは形が変わるほどの力で………ヤミは最初、苦痛の色を示したが脳内分泌の影響で痛みは無くなり、逆に痛みが快感へと変わり始める。「あんっっ…んはっそっそんなにつよ…もんだら……んんんっっ」ベッドのシーツを強く持って耐える。「ほら、先っぽも立ってる。」まだ小さいヤミの乳首を人差し指と親指を器用に使い弄り始める。こねたり、潰すかのようにしたりしながらどんどんと弄る。それは図書室でされたときのように荒い行為だが、ヤミにとっては快感になっている。「はぅん…だっだめで、んんっあ…それ以上したら……あふぅん」「ヤミ、今とってもえっちぃ顔してるよ」「ふぇぇ?……んんあっっいやぁぁぁ……あふぅみっ見ないでくだ…あぁぁ…さい」「それじゃぁこっちの方は吸ってあげるよ」そういって今までヤミの顔を見ていたリトが、顔を胸に押し付けて…いや口を片方の乳首に当てたのだ。当然急なことでヤミは対応することが出来ない。そして吸う…だけでなく、舌で転がしたり甘噛みしたりする。もう一方の胸は相変わらず手で揉む。鷲掴みのような状態から乳首を握ったり…ある一定のパターンにならないように、いろいろと変えてからやっているため、ヤミの口からは新鮮な喘ぎ声が大量に出てくる。「んんふぁ…あああぅぅんんん……だっ、だめですんあっ…変な気持ちが…… いっ…はぅん…いくぅぅんんんんんっっっっ」シーツを握る力が強くなり、目を瞑った状態でヤミの身体が2.3回ほど痙攣する。この前学校でリトに教わった言葉も昨日の夜、何度も発したために定着してしまった。『びくっ』と最後に一度大きな痙攣すると、リトが顔を離し手も胸からどける。「いったね、気持ちよかった?」「はぁはぁはぁはぁ……はっ……はい」ヤミが自分の真っ赤になった顔を見られまいと首だけを横にして返事をする。「ヤミ足上げて」「えっ?あっはい」息を整えながらヤミが言われたままに足を上げる。次の瞬間ヤミが纏うものがなくなった。戦闘衣が脱がされたのだ。唯一の救い?と言っていいだろうか…あまりと言うか、全然救ってないが…腕の戦闘衣と足のベルトだけが残っている。「綺麗だね、やっぱり何も生えて無いか でもあれ?大分濡れてるね。今さっき逝ったときのかな」「ええっ?いやぁぁぁみっ見ないでください、だっだめです。そっそこは見ないで」リトの言われたままにやった結果下半身を完璧に露出させてしまった。自分の全てを見て欲しかったはずなのだが…いざとなると見て欲しくないものだ今のヤミはただ両手でリトの頭を押さえることしか出来ないでいた。そこでリトは濡れているヤミの秘部に指を軽く入れた。「ヤミ、舐めるよ」「そっそんなところきっ汚いです。だっだめで……ひゃっぅんんっ」口を近づけて舌でヤミの割れ目を舐める。あえて中のほうに侵入させずに割れ目だけ音を立ててアイスクリームを舐めるかのようにする。「尿の味だけかと思ったら、愛液の濃いのが少し…これは今さっき逝った時のだね それでもって、昨日ぐらいに逝った時の愛液の乾燥した味がするよ」「つつつっっ……そっそんなこと…んんんっぁぅ」「にしても舐めれば舐めるほど、溢れてくるぞ。ヤミのえっちぃ汁… ほら人差し指なら軽く……」人差し指を闇の秘部に押し当てて力を軽く入れてやる。すると人差し指の第2間接までゆっくり入っていく。その後指の関節を曲げていく「あふぅぅ……んんんああっっっ」「あれ?ヤミ、なんか小豆が出てきてるよ」「んふぇ?」「ほらここ」リトがクリトリスの皮の上から軽く握る。自分でも気づかなかった器官、神経の集中した場所を握られて、今まで感じたことの無い感覚がヤミを襲う。「んんんんはははっっ、あああああああっっっ……りっ…リト…今、いまを」本日2度目の絶頂、2度目なので敏感になっていたのだろう。簡単に達してしまう。何をされたか確認するために上半身を軽く起こすと、自分の股にうずくまっているリトの姿が見えて、顔を赤面させていく。「大分ほぐれてきたかな?こんなに濡らしちゃって」ヤミの秘部からは大量の愛液が溢れ出しており、シーツを濡らしている。「そっそんなこと言わないでください」「あはは、ごめんな」「あっあの…リト」「んっ?どうした」リトは股から顔を上げて上半身を起こしたヤミに目線を合わせる。顔を赤面させて次に顔を俯かせて小さな声でリトに聞く。「りっりと…あっあなたは……そっその…気持ちよくならなくて…いいんですか?」「そりゃぁ…なりたいけど、ヤミがやってくれるの?」「うっ……でも、やってほしいんでしょう?」「よろしくね」ヤミが乗っているベッドの上に自分も乗る。そして上半身の前ボタンを全部外して上の服を脱ぎ捨て下半身のベルトとチャックを下ろして、それも床に脱ぎ捨てる。ヤミの目の前にリトの一物があらわになる。それを…リトの一物を見てヤミが口を開けた状態で絶句する。初めて見る男の人の生の一物……恥ずかしい、もっと見てみたい、怖い……いろいろな感情が入り乱れて心を不安にしていく。「どっどうしたら……」声を震わせながら頑張って顔を上げてリトに聞く・「最初は触ってくれるだけでいいよ」“コクッ”頷いて、震える手を制御しながらヤミはリトの一物に触れる。触れた瞬間、『ビクンッ』と反応して思わず手を引っ込めてしまうが、すぐにまた手を伸ばして今度はしっかりと一物を握る。「すっ凄く熱いです…それに…硬くて……大きい」途中で自分が言っている事が、とてもえっちぃことだと気づく。それに追い討ちをかけるかのようにリトが言葉を発する。「こんなにしたのはヤミだよ…… ヤミがあまりにもえっちぃから俺までこうなっちゃたんだよ」「そっそんなこと……」「いっいた……強く握りすぎ」あくまでもヤミは暗殺者だ。力強く握られたら常人の人間なら使い物にならなくなる。だがリトは気合と根性、そしてなにより経験と身体の強さで耐え切った。「ごっごめんなさい」「いいよ、ほらもう1回触って、上下に動かしてみた…… それよりヤミがやりたいようにやってみて」とっさのことで、ヤミは手を離してしまう。だがリトがその手を掴んで再び自分の一物のところまで誘導していきヤミの手が触れる。「はい……」自分の手の中にある一物を再度見て、ゆっくり揉んだり上下にしたり動かし始める。まるでジョイスティックで遊んでいるようだ。動かしている間、ヤミは迷っていた。それはあの……図書館にあったえっちぃ本にあるようにリトも胸に挟まれたいのではないかと……。だが自分にはそれだけの胸が無い。でも、作り出すことは出来る。変身能力で一回り、いや二回り大きくすればララほどの大きさになってリトにも満足してもらえるのではないか……と。「ヤミ?どうした?」いつの間にか一物を動かすのを止めて何か考え事をしていたヤミにリトが聞く。「えっと、りッリトも……そのやっぱり………大きい胸のほうが……ぃいですよね」消え入りそうな声でヤミがリトを見ながら言う。「えっ?」リトが何を言ったのか分からないようでヤミをじっと見てしまう。「『変身能力』」目を瞑って軽くイメージする。そうするとヤミの胸が軽く金色に光、その後、発展途上だったはずの胸がララサイズに発展後の胸になる。『つるぺた+α』の面影はどこにも無い。本来は左右の形は同じではないのだが、変身能力のおかげでかなり形のいい、左右のバランスがとれた胸となっている。「ヤミ……」「こっこれくらいあれば、プリンセスにしてるようなことが……」「ったく、俺は胸が大きいとか小さいとか、そんなのどうでもいいんだぞ 俺はヤミ…お前が好きなんだから」「っつ…でも……」「仕方ねーな『変身能力外部伝達強制解除』」リトが大きく膨らんだヤミの胸を触って軽くイメージすると再び金色を発してヤミの胸が元通りの『つるぺた+α』に戻る。「なっ……なにをしたんですか」自分の豊富だった胸が一瞬にして消えたのだ…自分の意思とは無関係に「俺はヤミが好きで…ヤミのこの胸が好きなの」「ちっ違います……わッ私の変身能力をどうやって解いたんで……」そこでヤミの言葉が途切れる。リトに口を塞がれて、発せなかったのだ。10秒ぐらい口を塞いでそして離す。ヤミの目を見ながらリトが呟く。「それは、また今度はなすから……それにその事話してると俺のこれが萎えるんだが」ゆっくりと萎んでいくリトの一物をヤミが見て思わず唾を飲みこむ。「分かりました……絶対に話してもらいますから、 でもこれはどうしたら元の硬さに戻るんですか」「んんっと、どちらかと言うと硬いのが普通の状態じゃないときなんだけどな まっ、いっか…それよりも舐めてくれる?」「ええっっ?こっこれをですか?」リトの一物を指差しながらそう言う。驚きを隠せない様子だ。確かに図書室にあったえっちぃ本にはこれを口一杯に含んでいた絵もあった。それと同じようなことをしろと言われたのだ。「嫌なら別にいいんだが……」多少声のトーンを落としてリトが顔を伏せながらそう言う。「いっ嫌なんかじゃありません」「そう、ならお願いするね」見事策略にはまったヤミは……わずかな時間どうするか考える。そして意を決したようでリトの少し萎えた一物を手にとって一気に口の中に入れた。少しずつ大きくなっていくのが分かる。口の中で硬くて熱くなっていく。一物はヤミの口ぎりぎりまで大きくなりヤミはうまく舐めれないでいる。「んんんんっっっっ」「やッヤミ、ちょちょっと離して」息が出来なくて、かなり苦しそうなヤミがリトに言われてそっと一物を離す。「はぁはぁはぁ…どっどうしたんですか…やっぱり気持ちよく無かったですか?」「そんなことは無いけど……舌出して舐めてくれるだけでいいよ」「でっでも、あの本には……」「あの本?…ああっあの本ね、俺はヤミにしてもらうだけで十分気持ちいいよ それに、急にあんなテク覚えなくても大丈夫」「はい…じゃぁどうしたらいいですか」「口に含まないで、舌出して舐めたらいいよ」そう言われてリトの一物に手を伸ばして舌を出してソフトクリームを舐めるかのように慎重に、丁寧に舐め始める。ベッドの上でリトの一物を一生懸命なめとる姿は、いつも見せる気高い暗殺者の面影が全く残っておらず、可愛い少女…いや、少しえっちぃ少女である。「気持ちいいですか?」舐めながら上目遣いでヤミがリトにそう言う。「ああ、気持ちいいよ…ヤミそろそろ……」「……………はい」舐めるのを止めて、顔を起こしてリトと見詰め合って一言返事をする。その顔には期待と不安、嬉しさと怖さが織り交じっている。「怖い?」「スッ少しだけ」声が上ずっており冷静沈着なヤミが緊張しているのがすぐに分かる。リトがヤミの秘部に軽く口をつけた後、自分の一物を誘導して先端をつける。それを確認すると再び寝そべっているヤミの目を見る。そして、片手をヤミの手と絡ませ、もう片方をヤミの後頭部にまわして頭を撫でる。「いくよ、痛かったら言って」ヤミはその言葉に無言で頷く。ゆっくりリトは腰を落としていく。それに連動して、ヤミの秘部に徐々に埋もれていく一物…。亀頭の3分の2が入った辺りでヤミの顔に変化が訪れる。「っつつつ………だっ大丈夫ですから……続けてください」どうやら、人差し指のときには感じられなかった。異物感が…秘部を拡がる痛みがあらわれはじめた。ここで痛いと言ってしまったら、リトは止めてしまうだろうと思ったからだ。リトの一物の先端……亀頭部分が全部入り、そして本体へと移る。その間、ヤミは目を『ぎゅっ』と瞑って…慣れていない内部からの痛みに耐える。明らかに、ヤミの小さな膣におさまりそうに無いリトの一物…。それを膣を限界まで拡張して受け止めていく。「ヤミ、処女膜当たってるの分かる?」「……いっいえ、今は痛みだけが……」「これからもっと痛くなるけど止める?」「いっ嫌です、最後まで…してください、我慢しますから」目を瞑って痛みを我慢していたヤミが目を開いて目尻に涙を浮かべて抗議する。「分かった……でも、どうしても我慢できなかったら言ってよ」「はい」「いくよ」リトは軽くヤミの髪の毛を撫でてから、さらに腰を下ろしていく。ずぶずぶと音を立てて濡れていた秘部の中に浸透していく。処女膜をゆっくりと限界まで伸ばしていく、処女膜の伸縮の限界に達したその時、『ぶちっ、ぶつっ、ぶつつっ』軽い音を立てて、処女膜が破れたのが分かる。「んんんっっ……いたッっっ」ヤミにとって生まれて初めて体感した内部からの痛み…。その時、リトは何も言わなかった…『大丈夫?』とも、『やめようか?』ともなぜならヤミが必死に耐えているのに、声をかけるのはあまりにも可愛そうだと判断したためである。その後も処女膜を裂いてリトの一物は奥へ奥へと入っていく。とうとう、リトの一物全てがかろうじてヤミの膣の中におさまることが出来た。全てと言っても2・3cmは入りきれずに外に出ている。リトが子宮口に当たる寸前で腰を落とすのを止めた。「やっぱり初めてだから、締まり良すぎだよ。ヤミ……いっちゃいそうだ」「そっそんなこと……んあっ、言う…あんぅっ、必要ないでしょ」「でも、本当のことだよ…処女だし、締りがいいし、なによりヤミは可愛いし 『二日連続処女締まりはきついな…正直』」「んんんんあああぁぁっ」リトの言動と行動がヤミの擬似感覚を最高潮へと持っていく。言動……『可愛い』、行動……思いっきり一物を引いて、思いっきり奥へ入れ込む。最高潮に達すると同時にヤミの膣が最大限引き締まる。逝った時にはいつもついてくる、おまけと言うやつだ。その最大限引き締まった膣にリトの一物が耐えられなくなる。「クッ……ヤミ、中に射精すぞ」一物が大きな脈を打ち、『ビクッビクッ』と震える。震えるだけでなくヤミの奥にリトの分身……精液が大量に解き放たれる。「なっ中に熱いのが……んはぅっ、たくさん入って」ヤミが背中を仰け反らせながら自分の膣の中に解き放たれた精液を受け止める。何度も脈を打ちヤミの膣に精液を送り出されていく。前の章でも言ったがリトは薬を飲んで身体が…特に一物が改良されている。体力回復剤・精力増強剤・性器増強剤・遺伝子増量剤など10にも及ぶ薬である。それにより、リトの精液は少なくとも5㎗以上を生産することが出来て、自分でそれを調整することが可能なのだ。話が逸れたので戻そう。ヤミの膣…否、子宮の中は精液で容量オーバーとなってしまい入ることが出来なくなってしまった。そのため、膣へと逆流する。しかし膣はリトの一物が入っているため十分な容量を確保することが出来ずにすぐに容量オーバーとなって次のところに溢れ出す。そう外界にリトの精液が出てきたのだ。「ヤミの中じゃ納まりきれないで、出てきたよ…すこし小さかったね」「熱いです………でも、身体が満たされてるみたい……」「良かった」「あっあの、リト……」「どうしたのヤミ」「おっお願いしたいことが……あるんですが」繋がった状態でヤミがリトにお願いする。「俺のお願いも聞いてくれたし、いいよ」「一時……このままでいてください」リトが目を丸くする。えっちぃことが嫌いだったヤミが進んで繋がっていたいと言ったのだ。「分かった」リトは頷いて二人は……少しの間余韻を楽しんだ。とても気持ちよく、満たされて、終わることを知らない時間のように……。かなりの時間二人は身体をひとつにさせていた。その時間は時計を見ていなかったため、それは分からない。リトが密着させていた上半身を離して自分の一物をヤミの秘部…膣から引き抜く。膣の栓がのけられて中に大量に入っているリトの精液が外へとあふれ出してくる。あふれ出してくるのは白濁色ばかりの精液ではなく、赤色の混じった精液もあり改めてヤミの処女喪失を実感させてくる。「凄い量ですね、たくさん出てきます」「あははっ、そうだね…こりゃぁ後片付けが大変だよ」「……ごっごめんなさい、シーツが汚れて」「気にしなくてもいいよ」「それでも……」「大丈夫だって、それよりほら腰浮かせて」「えっ?あっはい」ヤミは言われたまま腰を浮かせた。リトがティッシュでヤミの秘部から溢れ出す精液を拭き取り始める。溢れ出てくる精液をふき取った。「本当はシャワー浴びさせたいんだけど…隣妹がいるから」「戻って浴びますから」「お風呂はまだ改造してないんだよね…」「改造ですか?」「そう、だってヤミがあんなえっちぃ声出したら、流石に聞こえちゃうでしょう」「そっそうですね…では、リトの妹……」「だから部屋だけは先に完全遮断式防音にしたんだよ」リトのこの言葉にヤミは安堵する。リト以外の人に自分の淫らな声を聞かれたくない。まぁなんとも乙女チックな部分を持っているんだろうと感心してしまうリトであった。それから二人は脱いだ服を着て玄関に向かう。外は夕日に染まっており、カラスの鳴き声が響いている。「送っていくよ」「あっありがとうございます」「ヤミ、手出して」「はっはい」手をつないで歩き始める。ヤミは顔をあかめらせて二人は無言のまま歩き続ける。リトがその沈黙を破り……ヤミに話しかける。「俺に合いたくなったらいつでも来いよ」「分かりました……この辺りでいいです」「そうか?……じゃぁな」
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