リトとしては妹のためを思って精一杯頑張っただけの事だし、彼がそうせざるを得なかったのは一重に父親が多忙なためであり、また母親が海外にいて殆ど日本に帰って来なかったためでもある。だから例の一件が露呈した時、結城才培もその妻林檎も、リトを責める事など出来ず、むしろ親としての不出来を詫びるばかりだった。「ごめんなさいね先生。私達がもっと美柑の傍にいてやれば」「すまねぇ新田先生! 先に入ってた予定を自分(と書いてテメェと読む) の仕事の都合でドタキャンしちまった俺が悪いんだ!」「い、いえいえそんな。 お二人ともお仕事がお忙しいのは重々承知しております。 私はむしろ息子様の美柑ちゃんを思いやる気持ちと 彼なりにご両親のフォローを買って出ようと言う気概に敬服致しますわ」しょげかえるリトと、何が悪いんだかよくわかってないララと、あぁ、まぁいつかはバレるだろうな、と予測していた美柑の三人を尻目に保護者二人と新田晴子は、互いに頭を下げ続けていた。かつて結城才培が、美柑の家庭訪問の日に締切が重なり、どうしても原稿から離れられず、家庭訪問の予定を延期した日の一件だ。才培はあんな性格だからしばらく忘れていたようだが、ある日ふと「延期した筈の家庭訪問はどうなったんだ?」と気付いたわけだ。たまの休みに学校に連絡を取ると授業時間中だったらしく、電話で応対した者が代わりに晴子の勤怠表と予定表を確認し、結城家への家庭訪問が既に終了している事を伝えた。そこから少しずつ真実が判明していった。当初は勝手に家庭訪問をしたリトとララを責めかけた才培も、やがてその原因がどう考えても自分にある事を深く自覚した。その日の夕方になって再び晴子が結城邸を訪れた際に偶然帰国していた結城林檎も交えて、担任への謝罪が徹底された。とりあえずリトとララと美柑に事情の仔細を聞き出した後は子ども達は下がらせ、大人三人でまた一頻り会話が続いた。晴子としては早く学校に帰って残りの仕事を片付けたかったのだが、家庭訪問も大事な仕事の一つだ。本物の保護者に一度も会わずに放っておくわけにもいかなかった。だがその内に、林檎の悪いくせが出てきた。「うーん、あなたも中々良いボディラインをしてらっしゃるのねぇ」「ひわぁっ!? お、お母さん?」林檎は晴子の胸、腰、尻を服の上から撫でまわし始めた。あろう事か才培の目の前で。「おいおい、先生が困ってんだろうが。仕事病は控えな」そう言う才培の目に色は無く、晴子に欲情している様子は無い。単純に晴子を気遣っているだけなのだが、その事が晴子に劣等感を抱かせる。彼としては自分の妻以外に脇目を振らないだけだ。しかし才培のファンとしての晴子は、才培が自分に興味が無さそうなのは悔しい。そうこうしている内に、林檎はどんどん晴子の服を脱がせていった。「そう言えばあなた、この人の漫画のファンなんだっけ」「む、そう言えばそんな嬉しい事を言ってくれていたな。 気が付かず申し訳ねぇ。不肖ながらサインの一つでも……」下着姿を曝け出されて大人しくなったものの、しかしモジモジしている晴子の様子を見て、林檎は彼女の気持ちを察知した。一人の読者としての作家への尊敬と思慕に、折角だから応えてやろうと考えた。「あなた。彼女にはサインよりも、もっと良いプレゼントがあると思うわよ」顔立ちは若いが、これでも二児の母。しかも息子は高校生だ。かなり若く見積もっても林檎の年齢は三十代前半。熟女に分類しても良い年齢だ。その手練手管たるや、いくら大人とは言ってもまだ小娘に近い晴子では、抵抗する事など不可能だった。「お、お母さぁん……こんなの、いつ美柑ちゃん達が降りてくるか……」「ウフフ。そうやって恥ずかしがるカオ、可愛いわよ」「先生なかなか色っぺぇな。林檎も夜にゃそういう顔してくれるが、 ここ数年はとんと御無沙汰だったな、そう言えば」才培の攻めはパワフル、林檎の攻めはデリケートだった。晴子は両の乳房を左右それぞれ違う人間からの違う感触で責められた。才培はまるで食べるように大きく口を開けて貪る。林檎は愛でるように舌先でペロペロと豆粒を舐める。硬く勃起した乳首は好きなように弄ばれ、晴子はその都度に体を痙攣させた。「羨ましいわ、若さが満ち溢れてる。 ま、私もまだまだ若いつもりだけどねぇ」「そんな……お母さんは凄くお若いですわ。 こんなお若いお母さんがいる美柑ちゃんが私には羨ましいで……ひぃあ!?」無駄口を叩いている暇があったら行為に没頭しようとでも言わんばかりに、才培は晴子の下半身への責めを開始した。上は林檎、下は才培で分担する形になる。林檎は晴子に深く唇と舌を重ね絡ませ、雛鳥がじゃれあうように戯れた。「んむ……先生の唇……じゅぷ……柔らかいのね」「お母さんだって……ちゅぱっ、んむ……この分だと、美柑ちゃんも……んん」才培は滲んでくる愛液を飲む程の勢いで、晴子の秘部を舐め回す。まるで晴子は、獣の餌にされたような気分だった。だがそれは心地良かった。「じゅずっ、じゅぶふっ、じゅーっ!」もうグチョグチョになっているそこからは止め処なくラブジュースが流れる。才培は尽きる事なくそれを味わう事が出来た。「ねぇ教えてあげましょうか。 この人の手マン、すっごく野獣的で激しいのよ」林檎はそう言うと晴子の横に寝そべった。栽培は「久しぶりだから腕が鈍っているかもしれないな」と言いつつ自分の指と手に自信たっぷりといった面持ちだった。ドキドキする心臓を抑えるように両手を胸の前で重ねる晴子と、久しぶりの夫からの愛に期待も性欲も高まる林檎。それぞれの股間に、才培の手が片手ずつあてがわれた。「オラァいくぞテメェらぁっ! 三本の連載を同時にこなす俺様のゴッドハンズが巧みなのは ペン捌きだけじゃねぇって事を教えてやるぜぇっ!」その瞬間、超高速の手マンが開始された。そのスピードはあまりにも早過ぎて、地球人の肉眼では捉えきれない。この惑星で今この動きが見切れるのは、ヤミとザスティンとララぐらいのものだ。「あぁっソコォッ! ソコ良いわぁ! あなたぁん!」「アァン! 声聞こえちゃうぅんっ! 美柑ひゃんやリト君に聞こえひゃうぅん!」あまりの摩擦に、入口が火傷してしまいそうに錯覚する。先程よりも更に勢いを増して噴出する愛液は、そこを癒すために噴き出ているように晴子には思えた。摩擦で徐々に汁が白くなり、泡立ってきた。決壊したダムのように音を立てて溢れ続け、居間の畳の上に染みを作る。これがフローリングなら床には染みない代わりに、水溜りとなる事だろう。晴子は絶頂寸前まで意識が飛ばされかけた。だが手マンだけで終わっても、完全燃焼したとは言えない。特に男性である才培にとっては不満足だろう。彼だけがまだ何もしてもらっていない状態なのだ。「そろそろ良いだろう、林檎。先生」さすがは才培。これ程の手マンを繰り出しても、汗一つかいていない。逆に晴子と林檎は汗でぐっしょりと体全体が濡れている。既に息は荒く、間断無い。それでもこれで終わりたくないという欲求は二人にもあった。「今日は特別サービスよ。久しぶりに若いコを抱かせてあげるわ」「おう良いのか? そいじゃお言葉に甘えさせてもらうぜ」「先生のを入れて貰えるなんて、ファンとして感激ですぅ……」トロけた瞳を潤ませながら、晴子は足を開いて彼を受け入れる準備を整えた。彼女の腰を持ち上げて、才培はやはり獰猛に、いきなり奥まで貫いていった。「ひわぁっ! い、いきなりぃ……」そうは言うが、しかし晴子はもう随分仕上がっている。徐々に慣らすような入れ方でなくても、十分にスムーズに奥まで届いた。「さて、と。それじゃ私も」林檎は正常位で貫かれている晴子の眼鏡を取りあげると、その上に顔面騎上位でまたがった。「んむっ! お、むぉ」「おいおいお前、先生が困ってらっしゃるだろうが」「そぉ? 私には悦んでるように思えるけどねぇ」晴子は愉悦と息苦しさの入り混じった感情で満たされていた。ピストン運動が開始されると同時に、林檎も腰を前後に振る。そうして人妻の熟れた肉から染み出す果汁が晴子の顔面を濡らし、口中に侵入する。他方、才培の荒々しい腰使いによって、激しい肉の音が部屋に響いた。パン、パン、パンという淫らな音。上の子供部屋にまで聞こえそうだ。晴子はあまりの快感に大声さえ上げそうになったが、口を林檎の股間で塞がれていたため、それは出来なかった。もっとも上に子供達がいる状況では、その方が良かったに違いない。林檎と晴子のナイスバディが揺れ、乳房はドプン、ドプンと単調な音を奏でる。林檎の短い髪も、晴子の括って纏められた髪も、それぞれに千々に乱れた。才培もここにきてようやく汗を迸らせ始めた。彼の男くさい汗が晴子の腹、胸、太股に飛び散り、滴る。「フン! フン! フン!」鼻息も荒く腰を打ちつける栽培の動きは、連射性はバルカン砲、威力はミサイルのようだった。たった一回の交わりだけで、晴子は自分の腰が変調をきたしそうな気さえした。終わった後で果たして立てるのだろうかと心配もするが、そんなつまらない計算よりも、本能が求める快楽の方が大きい。絶え間なく流れる林檎の愛液が鼻の穴にまで入り込んできて、息が苦しかったが、晴子はまるで気にしなかった。鼻の代わりに酸素を取りこむために口を開け、空気と共に愛液も吸い込む。心地よい味わいにウットリとする。林檎は真下に見える晴子の乳首をつねると、そのまま上へ引っ張った。そのままラジカセのボリュームを捻るように、乳首をクリクリと回す。こうサービスされては晴子も黙って甘んじているわけにはいかない。林檎の股間の中に手を滑り込ませ、指先でその肉を左右に広げる。「ふわぁあ……拡げないれぇ……」とても三十路とは思えない可愛くて若い、軽やかな喘ぎ声。大人の女とはかくありたいものだと晴子に思わせるに十分だ。この遺伝子をひいている美柑が羨ましくてしょうがない。中に舌を突っ込むと、その柔らかさは林檎というより、桃の果肉のようだった。「あぁ先生ぇ……あなたぁん……わたひ、もぉ……」「んむぅ……んんむはっ……栽培せんせぇ……」「オルァッ! 俺ももうイっちまうぜぇっ! テメェらぁあっ!」完全にもう上の子供達に聞こえている。最後の瞬間、三人は運命のようにタイミングを重ねて、最高潮に達した。妻子持ちの精液と人妻の愛液を注がれて、晴子はぐったりと満足感に浸った。「それじゃお父さん、お母さん。 今度はいつになるか分かりませんが、次にお会い出来る日を楽しみにしています」「おうよ先生! 妻は海外にいる事が多いから中々会えないが、 俺は日本にいるから、家庭訪問があったら可能な限り都合をつけるぜ」「私だって事前に教えてもらえたら、文字通り飛んで帰ってくるわよ?」三人とも喜色満面で、玄関先で別れた。一応見送りに降りてきたリトと美柑は、一階で何が起こっていたのか音で大体予想は出来ていたので気まずかったが、親達が満足気なので、口を挟めなかった。「あ、そうそう」立ち去り際、晴子が振り向く。「家庭訪問は本来、児童のご自宅の位置の把握と、 家庭環境のある程度の把握、それと保護者の方々との意見交換、 児童の未来性についての話し合いが目的なんだけど」何か小学生にはまだ分かりかねる、難しい話を晴子はし始めた。「つまり何が言いたいかと言うとね。主役は美柑ちゃんって事なの」「はぁ、それで……?」美柑は嫌な予感がしていた。「次の機会には、美柑ちゃんも……ね?」美柑は背筋を寒いものが走り抜けていく感触を覚えた。助け舟を求めて母を見上げるが、林檎はさも妙案とばかりに笑って頷いている。父などは、いちいち口に出して「オウそれぁ良いな! 先生なら大事な愛娘を任せられるぜ!」などと言いだす始末。リトだけは何とか妹をフォローしてやろうと慌てふためくが、大人三人に高校生が勝てるわけはない。トントン拍子で話しは進んでいった。「それじゃ、また学校でね。美柑ちゃん」「ちょっ、先生!」続かない。晴子は俺の嫁。つーか専用機。俺専用新田。
このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー と 利用規約 が適用されます。
1文字以上入力してください
本文は少なくとも1文字以上必要です。
1文字以上入力してください。