「リトはね、宇宙で一番頼りになる人だよ。」臨海学校の、あの夜以来ーー俺は、ララの事が気になっていた。今までは、結婚だ許嫁候補だと、様々なトラブルに巻き込まれていて、正直、鬱陶しいことこの上無かった。でも、今は何故か、ララが気になってしまう。(春菜ちゃんの事が好きなのに…)女性経験が少ないリトには、それが何か分からなかった。そんなある休日の朝…今日は、蜜柑は友達の家に泊まりにいってるし、親父は相変わらず仕事で家には帰ってこない。(久々に今日はゆっくり寝れる…)リトがそう思った瞬間、布団がもぞもぞと動き出した。「うわっ!?」まさか、また…!?と、リトが焦り出す。臨海学校以降、ララがリトの布団にはいることはなかったから、リトが慌てるのも無理はない。「な、なにやってんだよ!!?」「えー、だって、今朝寒かったんだよ。」「だからってなあ!!は、早く服着てくれよ!」リトは、気がおかしくなりそうだった。でも、ララは、相変わらずである。
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