……最初からこうしてれば良かったんだ……
私達は兄妹だからいつか離れ離れになってしまう
だから…利用すれば…、でも誰でもってワケじゃない…
ヒトとの関わりが極端に少ない人…ふふ…
だから 友達に なったんだよ?
寂しがり屋?そんなの冗談に決まってるでしょ…?
私はリトといられればそれでいいの…、寂しがる理由なんてないもの
だってリトが好き…大好きだから…
リト…リト…リト リト…
ずっと 一緒だから
「お、おい!?」
私は寝てたリトの上に小さな体を精一杯伸ばし、覆いかぶさった
私が顔を近づけるとリトは顔を遠ざけ背ける
「ねぇ…どうして顔を背けるの?…。…そうだよね兄妹だもんね…」
嫌 ?
リトは目を丸くさせ、怖いものを見るような感じで私を見てくる
「何?その目?…昔のリトはそんな目した事なかったよ?」
「ぅ…だ、だって…。い、いきなりどうしたんだよ!?そんなの美柑らしくない…だろ」
「ワタシらしくない?…ふ~ん。リトの目にはお利口で我が儘なワタシしか写ってなかったんだね?」
鈍い…。けどリトらしい。だから一層愛情がわく
でも、少しだけショックだったよ・・・?
私の気持ちがちゃんと伝わってなかったこと…
「分かった。じゃあ言うね?リト…好き。大好き」
「み、…美柑…」
まったくこのニブチン
でもいいや。ちゃんと想いは伝えたし…そろそろいいかな?
じゃあ、今これからリト補完計画を始めたいと思います
「…入って?・・・・・・ヤミさん♪・・」
「…?ヤミ…さんって!」
ーガチャー
「……どうも…」
ヤミさんは少しだけ照れながら部屋へと入ってきた
何故照れてるのか…。クスッ…。だってヤミさん…えっちぃ事嫌いなんだよ?
「な、何でヤミがここにいんだよ!?」
慌てるリト超可愛い♪
今すぐ抱きついて愛したいけど――、やっぱりそれは疎遠されるよね
だからヤミさんを呼んだんだよ? …友達だし♪
「み、美柑…。本当にするのですか…///」
「当たり前だよ!…打ち合わせしたよね?」
「する…って?するって何をだよ!?」
本当に純粋無垢な純白な男子なんだから…。でもそれがリトの良いところ
そんなリトを汚しちゃ悪いと思うけど…、するしかないんだよ
「ヤミさんの嫌いなぁ…えっちぃこぉと♪」
「はぁーーあ!?じょ、冗談だろ」
私はヤミさんを手招きして、リトのズボンのところに移動させた
「……ぬ、脱がします///」
「何ーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
「ダメだよ!動いちゃぁ!」
私はリトの手首を握り締め、耳たぶを甘噛みした
「うくっ!み、みかぁ」
案外リトは耳が弱いんだぁ…♪何だか秘密を握ったみたいで嬉しいな
「ちろちろぉじゅる…はむぅ」
出来るだけ厭らしく、出来るだけ優しく
私はリトの拘束よりも、リトに感じて欲しいという気持ちで嘗め回した
…でも今はそれどころじゃない…かな
「…ぅ……」
「ちょっ///!ヤミ!マジマジ見んなよ!!」
ヤミさんはリトのズボンを脱がす事に成功したらしい
あぁ…。私も早く見たい。…って…。私は毎日見てるか♪
「んっ…。これをな、嘗める…。…ア、アイスのように 」
「おおおい。ナにを嘗めるってぇえ!?」
リトも自分が何をされるのかがようやく分かってきたようで、それが自分の物に現れてくる
私はヤミさんに首と目で即すと、ヤミさんは5°程頭を縦に振った
おもむろに赤みがかった舌を少しだけ外に出し、リトの先端に近づける
つんっ
「ぅ…」
リトの物がヤミさんの舌と銀透明なネバ糸で繋がった
そしてその糸を断ち切るかのように、物は天井に向かってそそり立った
「お、大きいですね。これが男性の…」
ソワソワとしているヤミさん
まったく、しっかりしてもらわないと困るのに…
「ほらヤミさん。私が手本見せるから、真似してやってみてね?」
私はまず、物の先端部分(カリ)を指の第二関節までの所で擦った
リトから薄らと、声が漏れる
「リトぉ感じてる?気持ち良い?次、舌でペロペロしてあげるね♪」
私は指で擦りながら、唾液塗れでベトベトな舌でリトの物をチロチロ嘗め始めた
「ぅぅ…(う、上手すぎだろぉ~小学生のくせにぃ)…くぅ…」
リトが感じていることを察した私は、一度嘗めるのを止め、放置中のヤミさんに振り向き
「ヤミさんも、…もうできるよね?」
「―――――できそう…です―――――」
男子高校生の部屋に、幼い少女が二人
その淫らな行為をするのには…早すぎるのに…
――――――もう後戻りは出来ないよね――――――――
「じゅるジュル、ちゅぱ、はむ…んんぅ…」
「チロチロチロチロずりゅ…」
小さな部屋に響く小さな変饗音
「ひもひいい(気持ち良い)?」
「脈、び、ビクビクしてます…」
いつのまにか裸な私達
「美柑ん…ヤミぃ…もう…無理、射精るぅう」
ドピュッドピュッドピュウぅ…ピュぅ…
物の近くにいた私とヤミさんに、リトのせいえきがかかり、顔が白く染まった
それを見たリトはすぐさま我に返り私達に謝罪をした
「ん~どうしよっかな?…じゃあ…最後まで付き合ってくれる?」
「さ、最後…えええええええええええ!?」
あからさまな驚きよう
もう♪にやけちゃう♪リト…後少しだからね…
「じゃあ、ヤミさん♪準備するね?」
「じゅ、準備?…あの私は何をすれば…」
もう~面倒くさいな~。リトの部屋からエロ本取って見せればよかった
私はヤミさんの秘部を指で愛着し始めた
ヤミさんは目を見開き凄く驚いてたけど、リトもヤミさんに負けてなかった
「ん…ん…ハ・ァ…へ、変な感じ…です」
「それが気持ち良いって言うことだよ♪」
ベットの上で膝立ちしている私達をじっと見つめているリト
今…どんな想いなのかな?
羞恥?歓喜?失望? できれば最初のがいいな
恥ずかしがってるリトは…私の知ってる中で最高の「リト」だもん
もっと…もっと…そういうリトの顔が見たいな
「ヤミさん。何かリトが凄くいやらしい目で見てきてるよぉ?」
「!…み、みないでください…ぁあん」
「はっ!ななななな何言ってんだ!目の前でこんな事してたら嫌でも見ちまうだろ!///」
クスッ。最高の反応だよリト♪
「ね~ヤミさん。もっと気持ち良くなりたいでしょ?…リトも暇そうだし」
リトとヤミさんは「えっ?」とそろって言い、驚愕の顔色を見せた
ふふっ 何だか楽しくなってきた
「じゅ、ジュルジュル、んん…」
「ぁぁ…ふぅん、んはぁ…ぁう…」
「チロチロっ♪ ふふっ。ヤミさん乳首凄い突起♪」
最初がリトのクンニの音
次がヤミさんの喘ぎ声
そして私の乳首攻撃!…って!…なんだろ…。何か違うような…。
私の計画って、ヤミさんを楽しませる事じゃなくて…、まぁいっか、楽しいし
「ヤミさんそろそろいいんじゃない?…もう充分濡れてるし」
ヤミさんの秘部から蕩け出した蜜がリトの顔にペイントする
私はヤミさんをリトの物の上に移動させ入るか入らないかギリギリな場所に固定させた
「み、美柑。もしかして…」
さすがヤミさん♪察しが良い!
「最初は痛いと思うケド、私がしっかりフォローしてあげるから大丈夫だよ」
不安そうな顔つきになり、入れるのを躊躇うヤミさん
ここで挫いちゃ私の計画が台無しになるのにっ!…、ここは強引にでも―――
私はヤミさんの両肩を両手で下に押し、無理やり挿入された
「ぁあああぅぅぐっ」
「うぉお!」
ヤミさんの悲痛な声とリトの歓喜の声がリンクして部屋に響いた
…ヤミさんには罪悪感だけど、うん。リトが喜んでるからおっけぇ~!
私はすぐにヤミさんの乳首を抓り、首筋を嘗め始めた
「痛い?苦しい?大丈夫だよ。もうすぐ良くなるから…」
耳元でそう呟き、自分の持つできる限りのテクニックでヤミさんをほぐす
ヤミさんは段々と呼吸数が落ち着いてきて、痛がる様子も無くなってきた
「…ハァ…ハァ…、美柑。もう大丈夫です。ありがとうございます」
…ありがとうございます…か
なんだろ?…お礼言われたのに、気分悪いな…
ううん。気分が悪いんじゃなくて。……これ、罪悪感?
私が強引に、無理やりにしちゃったから?…それも…ある…けど…
私 いけない事 してるのかな
「…あん!んぁっふぅく…あぅ」
「ヤ、ヤミ!す、すげー締まってる…ぅ!」
今更後悔したって――――
―――私は!リトと、いつまでも一緒に居たい
だからヤミさんを利用したんだ
ヤミさんがリトとくっつけば、ララさんや西蓮寺さんや古手川さんから離せるから
ヤミさんは人と関わり少ないから、別にゴタゴタにならないし、私にとっても好都合だし
―――だから 友達に―――
あれ?何で?何で私泣いてるの私
このままいけば、リトといつでも一緒にいられるのに
ヤミさんも一緒だけど…口数少ないし…同じぐらいの歳だから…リトをこっちに向かせる事もできる
「ああん…ぅぅ…イイ…きもち、良いです!…結城…リトぉ」
「俺も、こんなの初めて…くぅ…」
…なのに…
「ぁぅ!ハァん、!!も、もう何か、でちゃいそうです…ぁああ!!」
「限界だ!ヤミ!もう―――」
なんで 涙 止まらないの
―10分後―
チク タク チク タク
静かな部屋に時計の効果音が鳴り続ける
リトとヤミさんは行為が終わると同時に寝てしまった
今は…私だけ…
「…ヤミさん。…ゴメンね。私…友達失格だよ。
リトと一緒にいたいからって…ヤミさんを巻き込んで利用して。
本当、最悪だよ…私。
こんな事に利用するために友達になったの…、本当は嘘だよ?
もう信じてもらえないかも…しれないけど」
「信じます」
え
「美柑は、私の初めての友達…。友達と言うのは、ただ単に言葉だけでは言い表せない
大切なもの。…本にそう書いてありました。
私にとって、友達である美柑は大切な存在。大切な人です…。
だから、私は…美柑を信じます」
再発する涙
さっきは声にならなかったのに、今は…
私とした事が、まさかヤミさんにすがりつき泣き喚くとは…
「それに、私は…恋愛という…かんじょぅぉ ......―――」
私は、聞き取れなかった―――
…私は泣き止み、ヤミさんもご就寝
疲れているのに、何で眠くならないんだろ
まぁ、リトの寝顔見れるからいっか♪
「あのな~」
「リト!? お、起きてたんだ~」
「お前らがうるさくて寝れねーんだよ!…友達っつっても限度があるだろ!」
いつもは私が説教するパターンなのに、今日はリトがお兄さんって感じだった
やっぱり、いつも通りが…一番だよね♪
数年後、私はある友達と姉妹になった
その話が語られれるのは、まだ先のお話―――――――――