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「ねえ、ルンとキスしたんだって?」
街で突発的に質問されたリトは驚きの余り足をねん挫した。
「大丈夫?」
声の主はキョーコだった。
「き、霧崎さんでしたっけ?」
リトはそっけない言葉を返した。
キョーコとしては覚えてもらっていたことは少しうれしく感じていた。
「そ。久しぶりだね、結城リト君。」
リトのほっぺたに指でツンとしながらキョーコは言った。
キョーコは昨日ルンが話していたことがなぜか気にかかっていた。
(ルンの恋応援するね。)
そう言った割にはせっかくルンがリトとキスできたことに心から喜べない。
(もしかして・・・、あたしも・・・。)
キョーコはそんなことを考え出すといてもたってもいられなくなりひとまずリトを人気のない路地裏まで連れていった。
「きゅ、急にどうしたんですか?」
リトがキョーコに訪ねた。キョーコはかなり考え込んでいた。
「と、とりあえずウチに来ない?」
「えっ?」
リサの家にこの前上がったばかりのリトは戸惑っていた。

「ここがあたしの家だよ。」
キョーコに半ば無理やり連れてこられたリトは急にしゃがみこんだ。
さっき痛めた左足が真っ赤に腫れあがっている。」
「だ、大丈夫?」
心配するキョーコにリトは
「大丈夫だよ。」
といった。
「じゃあ、帰るわ。」
一歩踏み出した瞬間、
激痛の余りリトは倒れてしまった。
「リ、リト君?」
顔をゆがめるリトをキョーコは必死で自分の部屋まで連れて行った。
「ふう、だいぶ楽になった。」
リトは今、氷水に足をつけて冷やしている。
「ごめんね、ホントにゴメン。」
キョーコは目を真っ赤にして謝っている。
「大丈夫だって。」
リトはポーカーフェイスを保とうとしている。しかし歯を食いしばる様子からかなりの痛みだとわかってしまう。
「っていうか俺をわざわざ部屋まで連れてこなくてもリビングとかでよかったんじゃないか?」
リトが質問した。キョーコは小声で答えた。
「リト君だから部屋に連れてきたんだよ。」
小声でリトには聞こえなかったがキョーコのアドレナリンはグングン上昇していった。
「でさぁ、ルンとはどこまで行ったの?」
気持ちを落ち着けるためにキョーコは話をそらしに行った。
「べ、別に・・・、そんな。」
「ほらほら~、顔赤くして。バレバレだよ。キスはしたんでしょ。」
確かにしていた。3日前に旅行先でしていた。
「ま、まあ・・・。」
(本当だったんだ。何か妬けるな~。)
キョーコは思い切ってリトに言った。

「あたしともできる?」
突然言われたリトは頭に?が浮かんでいた。
「で、できるって何が?」
「だーかーらー、キース。」
少しでも可愛く見せようとキョーコはおねだりした。
「え? そ、それはどういう。」
「だって・・・、ルンちゃんがうらやましいんだもん。好きな子とキス出来てさ。」
リトの思考回路はあっけなく停止した。キョーコはそのまま続けた。
「あの時、必死にあたしたちをかくまってくれたでしょ。あの時になんか心がキュンてしたの。あとでわかったんだ。あたしもリト君のことが好きになっちゃったんだって。
だからこうやってルンちゃんに負けないようにしたいんだって。だからさ、お願い・・・。」
リトは思考回路が停止しているのでただ「うん」としか言わなかった。
「ありがと、じゃ。」
キョーコは押し倒しながらキスを落とした。その時、リトの意識が戻って来た。
「ん、んんんっっ?」
その時にキョーコの舌がリトの唇を割いてはいって来た。二人の舌が絡み合い水音が次第に大きくなっていく。
「ぷはぁっ。」
顔をはなした二人の間を銀色の糸がつなぎ、やがて切れた。
「う、うまいね。もしかしてルンちゃんの時もこんなのしたの?」
「ち、ちげーよ。」
「ふーん、じゃあこっから先も行ってないんだね。」
「こ、こっから先って。」
外はまだ明るい。部屋の時計を見てもまだ2時だ。リトを悪寒が襲った。

リトをベットに押し倒したキョーコ、スルッとリトのズボンとパンツを脱がした。
「ちょっ。」
焦るリトのモノを見てキョーコは少し恐怖感に襲われた。
(こんな大きいのが入るの?)
キョーコは恐る恐るリトに舌を触れさせた。
「あっ、やめっ。」
リトは焦り始めていた。昨日、いや一昨日に妹である美柑とやってしまった時に自分への戒めのためいくら誘われても1ヶ月は絶対にやらないと
心に誓ったばかりであった。このままでは三日坊主も持たない。というか持たなかった。
「んふぅ、んっ。」
キョーコは必死にリトに舌を添わしてくる。
「ヤベっ、で、出る。」
キョーコはリトを咥えたまま受け入れた。
「ゴホッ、ゴホッ。」
むせてしまっているキョーコの背中をさすってあげている間にメールが来た。美柑からだ。
「早くお醤油かって帰ってきてよ。夕飯作れないじゃん。」
いま思い出した。買い物の途中だった・・・。
「妹さん?」
キョーコは尋ねた。
「ああ、早く帰って来いって。」
「ふーん、じゃあ今日はこれでおしまい。また今度ね。メール送るから。」
「こ、今度って・・・。」
疲れ果てた様子で帰ってくリトの背中を見ながらキョーコは思った。
「貴重だよね・・・。こんなに気が利いて、こんなに優しくて。こんなに・・・」
(素敵な人って・・・。)