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「え、えと美柑…」
「……何…?」
目を合わせないまま、美柑はボソッと応えた
相変わらず顔は赤いままだけど、胸の中はスゴイ事になっていた
だってさっきのキスは、美柑にとって初めてのキスになるのだから
けれども今は、自分の事よりもリトの反応の方が気になる
美柑はキスの後、初めてリトに視線を向けた
リトは目をパチパチとさせ、驚いたままだ
(……何とか言ってよ…!)
無言のリトに次第に美柑のイライラも募っていく
やがて十数秒が経ち、イライラが限界に達した頃、ようやくリトは動きを見せた
照れ隠しなのか、頭をポリポリと掻いて、苦笑いを浮かべるリト
「えっと……なんつーか…ほら、アレだよな? 小さい子供がよく『ありがとー』ってホッペにチュってするやつ」
「―――ッ!?」
「ま、まあ、ビックリしたけどお礼なんだし…」
リトの言葉が終わる前に、美柑は立ち上がった
そして―――
「いい加減、気づけ! このバカリトっ!!」
と、言い残し、風呂場から逃げる様に出て行ってしまった
「な…何だ?」
後に残されたリトは、いよいよ訳が分からず、ただ茫然と座り込むしかなかった

バタンっ!! と家中に聞こえそうなほどの音を立てて美柑は、自分の部屋のドアを閉めた
そしてそのドアに背を預け、その場に座り込んでしまった
「…………バカリト」
たっぷりと時間をかけて吐き出した言葉には、さっき風呂場で見せた様な勢いはない
あるのは、戸惑い、後悔、怒り、重い感情ばかり
初めてのキスをしたというのに、今の美柑には、そのうれしさを味わう余裕も気持ちも持てなかった
トン、とドアに頭をもたれさせ、深い溜め息をつく
「…何であんな事したんだろ……。私…」
リトが好きだから
自分の気持ちを知ってもらいたかったから
もしかしたら、両想いになれて、それから……
だけど今、胸の中にはあるのは、それらだけではなかった
ララの事、モモやナナの事、そして唯の様に離れた所にいてもリトを想う女の子達の事
みんな、リトの優しさに自分と同じぐらい触れている
温もりも、笑顔も
美柑はまた溜め息をついた
「私……嫉妬してるのかな? みんなに…。……子どもみたいだ」
美柑の口に自嘲的な笑みが浮かぶ
「どーしよっかな…。この後…」
リトの顔を見る事が出来るのか
リトと前みたいに会話が出来るのか
前みたいな暮らしが出来るのか
「―――これじゃ、なんのためにあんなコトしたのか、わかんないよ…」
美柑の悩みは続く
けれども時間は待ってはくれない
ドア越しに聞こえる階段を上って来る足音に、美柑はハッとなった
「まさかリト!? ちょ…ちょっと待って! 私まだ何も」
焦る美柑を余所に部屋のドアがカチャリ、と回される
そしてドアは、なんの躊躇いもなく開いてしまう
「ってノックぐらいしろ! バカー!」
「うわっ!?」
美柑の投げつけたクッションは、リトの顔面を捕え、リトは顔を押さえてその場に蹲った
「いてぇ…」
「フン。女の子の部屋をノックもなしに開けたバツだよ」
しかし美柑の勢いもここまでだった
すぐに美柑は、ハッとなり、リトから顔をそむける
「―――それで何? 用事があるんでしょ?」
「ああ。っと」
リトは立ち上がると、頭を掻きながら言い難そうに声を落とした
「その…、だいじょーぶかな? って」
「……!?」
隠し切れない内心の動揺が、美柑の肩をピクンと跳ねる
「ほら、また雨降ってきたら、いろいろ心配でさ」
「え、雨…」
耳を澄ますと、窓の向こうから降りしきる雨の音が聞こえてくる
天気予報の予測通りだとはいえ、今回ばかりはちっともうれしくはない
雨の音に混じってゴロゴロ、と雷の音まで聞こえ始めたからだ
(そっか、リト、私のこと心配して…)
ついさっきあんなひどい事を言ったばかりの自分のために、こうして駆け付けてくれる優しさ
きっと計算とかまったくない
あるのはリトの純粋な思いやりの気持ちだけ
美柑の胸の鼓動がまた一つ、大きくなる
リトは部屋の中に入ると、美柑の頭を優しくクシャっと撫でた
「んっ…」
「今日はオレがずっと一緒にいてやるから。だから心配すんな」
いつもならここで、「もう、子どもじゃないんだから」なんて言ってしまいそうだが
今の美柑にそんな余裕があるはずもなく
美柑はリトの手を取った
「リト…」
「どした?」
「……」
美柑の小さな両手がリトの手を握りしめる
迷うように、戸惑うように、リトの手を強く握りしめる
「美柑?」
「…………リト」
「ん?」
「…リト、私ね…、私…」
言葉がうまく出てこない
言いたい事はたくさんあるのに、胸のところで閊えてしまう
じっと自分の言葉を待っていてくれるリトの優しさが、今はもどかしく思える
美柑が口ごもっていると、突然、空を引き裂く光が周囲を白と黒の世界に塗り変えた
それはリトも驚くほどの、今日一番の雷だった
「きゃっ!?」
「うわぁっ!?」
美柑は咄嗟にリトに抱き付いた
そして抱き付いたまま動けなくなってしまう
「う…ううっ…」
「へーきか?」と尋ねるリトにも口がカクカクと震えてうまく返事が出来ない
ほどなくリトの両腕が美柑の華奢な体を守る様に抱き締めた
「あっ…」
リトの腕の中で美柑は、小さく驚いた
(リト…)
こうやってギュッと抱きしめられると、これまで以上にリトの匂いと温もりを感じる
それも頭の先から足まで、体中で
(リトでいっぱいだ…)
美柑は目を閉じて、頬をリトの胸板に寄せた
トクン、トクン、と聞こえるリトの鼓動が心地良い
雷は怖いけれども、こうしていると本当に落ち着く。怖さも薄れていく
美柑はそっと目を開けた
「ねェ、リト…」
顔を上げた美柑とリトの視線が至近距離で交わる
涙を湛えた黒い瞳に、リトは自分の胸がドキリ、と高鳴るのを感じた
「ど、どした? もしかしてまだ怖いとか?」
「それはもうヘーキ。だけど…」
「だけど?」
これだけギュッと密着しているのだから自分の胸の高鳴りは、リトにはもうわかっているだろう
な、と美柑は思った
美柑はリトのTシャツを握りしめた
「…私ね…私、ホントは怖いんだ…」
このままだといつかリトと離れ離れになっちゃうかもしれない事が
もうこんな風に守ってくれなくなるかもしれない事が
大好きな匂いも、温もりも、感じる事が出来なくなるかもしれない事が
リトが誰かと仲良くなる度に
リトを好きになる人が増える度に
この"気持ち"は、どうしようもなく大きくなってしまう
「怖いのっ…!」
「美柑…」
美柑の目から涙がポロリとこぼれ落ちる
リトは頬を伝っていく涙を指で拭うと、そっと両手で美柑の頬を包んだ
そしてキスをした
「へっ…!?」
「その…さっきフロ場でおまえがしてくれた事だよ。なんか、今、しなきゃいけない感じがしたっつーか」
顔を赤くさせながら指で頬を掻くリトを、美柑は少し目を丸くしながらジッと見つめていた
リトがキスをしてくれた
よくわからないまま終わってしまったけれども
ただ、さっきまであった怖さは無くなった
美柑は、自分の唇に人差し指を這わせた
キスの感触を確かめるために
そしてその感触を消さないために今度は、自分からお願いしてみる
「ね…ねぇ、リト。もう一回しよっか?」
「え?」
「キスだよ。キス。さっきリトがしてくれたでしょ」
「あ、ああ」
キスをした、と改めて、それとも真正面から言われると余計に恥ずかしさが込み上げてくるのか、
リトは真っ赤になりながら後ずさった
美柑の催促は止まらない
「また、したい。今度はもっとちゃんとしたキス」
「んな事言ったって……わ、わかった! わかったから落ち着け!」
リトは自分の高鳴る気持ちを抑えつける様に握り拳を作ると、美柑の身長に合わせるため
少し膝を曲げた
「…それやめて。なんかカッコわるい」
「え、そーゆーもんなのか?」
頬を掻きながら眉を寄せるリトに、今度は美柑が背伸びをして合わせる
けれども両手をどこに置いていいのかわからなくなってしまった
お風呂場ではリトの首に回せたのに、今は気持ちがいっぱい過ぎて何も出来ない
こうやって見つめ合っているだけでも精一杯の状況
オロオロしていると、背伸びをしていた爪先に限界が来てしまったのか、美柑の体はふいに後ろに傾く
「キャ―――」
「あぶねっ!」
咄嗟にリトが伸ばした両腕が美柑の細い腰と背中に回された
美柑はリトの両腕の中で抱きかかえられたまま、固まる
「あ…ありがと」
「へーきか?」
コクコク、と首を振る美柑
リトは緊張した顔を解くと、ニッと笑みを浮かべた
「ったく、何やってんだよ」
「……ッ」
美柑の顔が赤く染まっていく
リトの両腕で抱きかかえられたまま、美柑はポソポソと小声で呟いた
「こ…このまま、して」
「……ッ」
一瞬、美柑の言葉の意味がわからなかった
それでも、ソレがゆっくりと頭の中で解けていくと、リトはゴクリと喉を鳴らした
そして言われたままに顔を寄せていくリト……だったが、触れるか触れないかの距離に
なって躊躇いが生まれる
「美柑…」
美柑は目を閉じて、ずっと待っている
リトは自分の中にある枷の一つを無理やり外した
そして美柑と唇を重ねた
「…んっ」
美柑の眉がピクンと動き、しかしキスの味を味わう前にリトは唇を離してしてまう
目を開けると顔を赤くさせて一人焦るリトの姿があった
(…相変わらず、女の子の扱いは苦手なんだな。リトは)
なんて感想を抱いてしまう美柑だけれど、目の前でまだガチガチに緊張して固まっている
リトの姿に、つい笑みを浮かべてしまう
美柑は体を起こすとリトの首筋に自分の腕を絡めた
「み、美柑!?」
「もう一回、しよ?」
リトの返事を待たず、今度は美柑からリトに唇を寄せた
リトとのキスはこれで四回目
お世辞にも上手いとは言えないキスだけれども、それでも美柑は目いっぱいの幸せを感じていた
リトの匂いと温もりと、そして感触がダイレクトに伝わってくるから
目をそっと開くと、まだまだ緊張が解けず赤くなっているリトの顔が映る
まったく、いつになったらウマくなるんだよ、なんて思いながら、美柑は唇を離した
「キスするのヘタだね、リトは」
「わっ、悪かったな」
イタズラな言葉についムキになって反応するリトに美柑はクスっと笑った
「ねェ、リト」
「ん?」
美柑は首に腕を回したまま、さらに体を寄せた
すでに二人の体は密着状態
お互いの体温も、胸の鼓動も伝わるほどに
「リト、ドキドキしてるね」
「お、お前だって…!」
「…もっとドキドキしよっか?」
「も…もっと?」
美柑の手がリトの手を取り
そして自分の胸に当てた
「みっ、美柑!!?」
「もっと触って…。私がどれだけドキドキしているか感じてほしいの」
手の中にあるのは、唯やララとはあきらかに形も大きさも違うもの
けれど、抑えがたい魅力が詰まっている
リトの手が本能に導かれるのには、そんなに時間はかからなかった
最初は戸惑いながら優しく包み込む様に
次第にリトの息が荒くなっていくと同時に、手付きが少し乱暴になっていく
「…ん…っ…ンン…い、いたッ…ぃ…」
「わ、わりィ」
咄嗟に胸から手を離すリト
いつもとは違う汗が頬を伝い、二人の間に沈黙が下りる
リトの腕の中で美柑は、ほんの少し体を捩った
「…また触ってもいいよ? さっきみたいなのはイヤだけど」
「……ッ」
リトはまた喉をゴクリと鳴らした
間を置いた事で、リトの心の中に妹の胸を触るという事への背徳感が生まれる
しかし迷いも躊躇いも一瞬にして終わった
リトといえども、目の前にある欲望からは逃れる事は出来なかった
薄い服の下から目いっぱい自己主張している、小さな膨らみ
リトの手がおずおずと胸に触れる
今度は優しくゆっくりと、卵を扱う様に胸を撫でる
美柑のまだ膨らみかけの胸は、それでも精一杯の弾力でリトの指を押し返そうとする
手の平に包まれながら、手の中で上下左右と弄られいろいろな形に変わる
やがて服の下から可愛らしい乳首の頭がツンと服を持ち上げた
リトは先端を指で挟むと、コリコリと転がし始めた
「ン、ンンっ…あぁ…」
美柑の体が小刻みに震え出し、普段聞けないような声が口からこぼれ始める
リトを縛る枷がまた一つ外れる
リトは胸から手を離すと、美柑の服を脱がしていった
濡れた服の下に現れたのは、子供用のスポーツブラを着けた、まだまだ成長途中の幼い身体
その光景に目を釘づけにして息を呑むリトに、美柑は両手で胸を隠す
「あんまりジロジロ見るな」
「ご、ゴメン。ってそれ…外してもいいか?」
「え? う…うん」
美柑の両手が恥ずかしそうにおずおずと胸から離れると、リトのギコチない手がブラを外していく
ブラの下から現れたのは、ほんの少しの膨らみと、薄ピンク色の先端
欲望に満ちた視線が注がれ美柑の白い身体は、ほんのりと赤く染まっていく
「さ、触るな?」
「…いいよ」
緊張で汗ばむ手が美柑の胸へ吸い寄せられる様に這わされる
「あっ、ン」
服の上から触られた時とは違い、肌と肌の接触は、これまで感じた事のない気持ち良さを美柑に与えた
リトの手付きに小さな乳房が少し膨らみ、先端がぷっくりと大きくなる
(自分で触るのとじゃ、全然違う…)
自分の体がリトに触れられる度にどんどん熱くなっていっているのを美柑は感じていた
「ココ、舐めるな?」
「うん。…して」
熱い息が胸にかかるのを感じながら、美柑は小さく返事した
返事が終わるとすぐにリトの唇が乳首にキスをする
何度も何度も何度も
「…ふ…ふぁ…ぁ…」
美柑の声は幼くて、まだまだ艶などとは程遠い
それでもかすかに滲む扇情的な声色がリトを昂らせる
口を少し開き、舌の先端で乳首を舐める
「ひゃんっ!?」
ビクンと体が跳ね、美柑は思わずリトの頭を掴んだ
胸に押しつけられる形となったリトの口の中に、美柑の小さな乳首がすっぽりと入る
舌の先から口の中いっぱいに甘い匂いと味が広がっていく
堪らずリトは、舌で乳首を舐め、転がし、口全体を使って吸いついた
「ああぁ…ん、そんなに吸っちゃっ…ダメぇ」
美柑の声がさらにリトの口を激しく動かし、そしてリトの手は、自然と美柑の下半身へと伸びていく
スカートの上をリトの手が這っていくのを感じながら、胸を覆う気持ちよさに何も出来ない美柑
リトは細い太ももを一頻り堪能すると、やがてショーツに手を伸ばした
「…だ…ダメ…ぇ…そこはっ…」
リトの手が小学生にしてはオシャレなショーツをするすると脱がしていく
腕から床の上に寝かされた美柑とリトが上下で見つめ合う
潤んだ瞳の中に期待感とわずかな不安を滲ませる美柑
荒い息遣いに緊張と欲望で染まった目のリト
先に視線を逸らしたのは、美柑の方だった
そしてゆっくりと足を広げる
スカートが広がり、夏の蒸し暑さで少し汗を掻いた下腹部が覗く
「…リトになら、いいよ…」
「……っ」
美柑の言葉にリトは、視線を下げた
スカートに大半が隠れているとはいえ、夏の日差しは、美柑の未熟な下腹部を露わにする
リトがスカートの裾を少しズラすと、下腹部がはっきりと見えた
生唾を飲み込む音に、美柑の顔が羞恥に染まる
「わ…私のヘンじゃない? おかしくない?」
「そ、そんな事言われても…」
ララのを何回か見た事があるとはいえ、ここまではっきりと、しかも間近で見た事などリトにはなかった
先ほどまでの愛撫で反応した縦スジからは、透明な蜜がうっすらと光っている
リトは親指と人差し指を使って、ぷっくりとした割れ目を広げた
トロリ、と愛液がこぼれ出し、ピンク色の膣を妖しげに染める
その光景にリトは釘付けになってしまう
「お…おかしくねーよ。美柑のココ。すげーキレイだ」
「ホント…? って見すぎだよ!」
思わず手で頭を押さえつけようとする美柑の手を振り解いて、リトは割れ目に添えていた
指を奥へ向けて動かした
クチュリ、と水音が鳴り、リトの指に愛液がまとわりつく
「んっ…」
美柑の下腹部がピクンと震えた
リトの指は止まらない
幼さゆえのまだまだ無垢な性器の魅了が、気持ちを昂らせる
狭い膣内はキュウキュウ、と指を締め付け、中々、思う様に動かせない
それでも欲望に支配された指は、少しずつ膣内を進んでいき、そしてある地点の前で止まった
ソコは美柑にとって一番大切な場所
(これが…!?)
リトは膜を傷つけない様、注意しながら、上下左右に指を動かした
指が動く度に奥から愛液が溢れ出し、水音を大きくさせる
いつの間にか、部屋の中いっぱいに卑猥な音と声と匂いが充満していた
「リトの指…ん、くっ…気持ちイイよ…ぉ…」
美柑の華奢な体は、リトの愛撫に目いっぱいの反応を見せていた
愛液は溢れ、下腹部はリトを求める様にカクカク、と小刻みに震えて止まらない
リトは指を秘所に挿入しながら、美柑に覆いかぶさった
そして首筋から鎖骨にかけて舌でなぞっていく
「やッあぁぁ…ン…ンン―――ッッ!!」
美柑の頭の先から爪先までをゾワリ、と電流の様なものが駆け抜けていった
腰が浮き上がり、リトの下腹部と密着する
「は…ぁ、はぁ…リト…?」
触れて初めてわかる
リトの下半身がとても熱くなっていて、ズボンの下で窮屈そうにしている事を
美柑は体を少し起こすと、手を伸ばしてリトの下腹部に触れた
驚いたのはリトだ
「ちょ!? み、み、美柑!? 何やって?!」
「何って、私のさんざん見たんだから、リトのだって見せてよ」
「えええええ!?」
慌てふためくリトを余所に、美柑の手がベルトの留め具を外し、次いでズボンと下着をズリ下げた
出てきたモノに美柑は釘付けになり、コクリ、と小さく喉を鳴らした
「す…スゴイ!? こんな大きくなるんだ…!?」
記憶の片隅にある最後に見た映像は、幼い日のお風呂場
それ以降、上半身の裸は何度となく見てきたけれども――――
美柑の見ている前で、鈴口からカウパー液が溢れ出してきた
「って、そんなジッと見るな!?」
慌てて両手で隠そうとするリトだったが、美柑の手が一瞬、速かった
好奇心と羞恥心に揺れながらも、美柑の白い指先が先端に触れる
(すごくカタイ…。それに熱くって、ヌルヌルしてる…)
濡れた視線が先端に注がれ、指が竿をなぞっていく
リトの下半身がビクンと震えた
(リト…)
美柑は口を半開きにさせたまま、おもむろに顔を近づけていく
(すごく、エッチな匂いがする…)
この独特な濃い匂いが鼻先をかすめるだけで、自分のアソコがどうしようもないほどに
熱くなっている事に美柑は気づいていた
やめられない。やめたくない。
半開きだった口を大きく開き、美柑はリトの先端を咥え込んでいく
「みっ…美柑―――!?」
女の子のような声をあげるリトを尻目に、美柑は一生懸命に口を動かしていく
(これでもっ…勉強してるんだから…!)
ゆっくりと前後に口を動かしながら、ギコチない舌使いを見せる美柑
すぐにリトは反応を見せ始め、最初の頃よりもさらに大きく、熱くなっていく
(うぅ…何か出てきた!? ニガイ…けど、ガンバル)
美柑の動きは、決して気持ち良いと言えるレベルではなかったけれど、リトには十分すぎた
リトは美柑の頭を掴むと、爆発寸前の下腹部に押し当てた
「んぐっ!? …んんっ…ンン!!」
「ゴメン、美柑! もう、出っ…!」
目に涙を浮かべて喉の奥まで咥え込む美柑の口の中に、リトは欲望を吐き出した
口の中にどんどん広がり溢れ出ていく濃いドロドロの感触に、美柑は息をする事も出来ず、
ただ喉の奥に流し込んでいく事しかできない
コクンコクン、と少しずつ嚥下していく美柑
たっぷりと美柑の喉に精液を吐き出したリトは、ようやく美柑の頭を解放した
口の中からビクビクと脈打つモノが現れ、美柑の唇と赤黒い先端とを卑猥な糸がアーチを描く
「はぁ…は…ぁ…はぁ…んっく…ぅ」
嗚咽をこぼしながらも美柑は、口の中に残った最後の精液を飲み込む
その様子をボーっと眺めていたリトは、やっと理性が回復したのか、急にアタフタと慌て始めた
「わ、わりィ、美柑! 大丈夫か?!」
心配そうに顔色を窺ってくるリトを余所に、美柑は自分の口元についた精液を指で拭うと、ソレを
まじまじと見つめる
指で擦り合わせたり、匂いを嗅いだり、最後はペロリと舐めてしまった
「美柑?」
「…うん。へーき。リトのだからね。でもニガイ」
舌をチロリと出してイタズラっぽく笑う美柑に、リトはどうしようもないほどの愛情を感じた
その気持ちは、納まるどころか、どんどん大きくなって胸から溢れ出してしまう
リトは勢いそのままに美柑に抱き付いた
「きゃ――!?」
両腕で美柑の身体を力いっぱい抱きしめるリト
美柑の長い髪がリトの鼻先をくすぐり、シャンプーの匂いが鼻腔の奥にまで広がっていく
「り、リト? い、痛いよ」
腕の中で少し顔をしかめる美柑にリトは頬を寄せた
美柑の頬は、とても温かくて、そして柔らかい
「り…リト?」
腕の中で美柑が困惑している事ははっきりとわかるけれども、リトは抱擁をやめなかった
美柑のミルクの様な甘い体の匂いにうっとりしそうになってしまう
リトはその匂いに名残惜しさを覚えながら、たっぷり時間をかけて美柑を解放した
「リト? どーしたの?」
やっと解放された美柑は、当然の事を口にした
けれどリトは、その問いに答える代わりに美柑の手を取った
そして手の平をジッと見つめる
「……?」
ますます困惑する美柑を余所にリトは、美柑の手を食い入る様に見つめる
美柑の手は、小さくて白くて細くて、だけどリトが知る限り誰よりも頑張り屋さんの手だ
美柑の料理は世界一だし、家事だって誰にも負けない! とリトは胸を張って大声で言える
「……美柑でよかった」
「え?」
「なあ、美柑」
「ん?」
「オレ、この先もずっとずっと美柑の手料理が食べたい。ダメかな?」
「リト…」
美柑は真っすぐにリトの目を見つめた
どうしようもないほどに不器用で鈍感なリトだけれど、美柑を見つめる目は、とても真剣だった
その姿は、美柑の目には兄というよりも、一人の男に映った
だから美柑は、リトと同じ様に真っすぐに見つめながら答を口にする 
「仕方ないな。ちゃんと作ってあげるよ。リトがおじいちゃんになってもね。――――その代わ
り、一つだけ約束して」
「約束?」
「…私以外のコの手料理食べちゃダメだからね? わかった?」
上目遣いでそう言ってくる美柑の可愛さに、思わず抱きしめてしまいそうになるのをグッと堪えるリト
美柑の顎をそっと持ち上げて、唇を寄せる
「食べないよ。オレが食べるのは、美柑の料理だけだ」
「ゼッタイ、約束だからね。まァ、調理実習とかお菓子とかは特別に許してあげるよ」
「わかった」
短い返事の後、二人は唇を重ね合わせた
軽いキスが次第に勢いを増していき、いつしか二人は互いの背中に腕を回して唇を吸い合う
お互いの愛情を感じ合いながら、味わいながら
「んく…ちゅる…くふ…ンン」
キスを終え、目を開いた先に現れたのは、これまでずっと一緒に過ごしてきたリトが見ても驚く
ほどの美柑の満面の笑顔
それはあまりにも可憐で無垢で、本当に天使の様な笑顔だった
その笑顔にリトは息をするのも忘れてしまうほどに見蕩れてしまう
「どーしたの? ボーっとして」
「い、いやなんでもない事はなくて…えと……うわっ!?」
「んっ…」
いつの間にかすっかり回復し切った下腹部は、さきほど見せた大きさを十分に上回るほどの
大きさとなっていた
先端が美柑のおヘソの下あたりを突き、カウパー液がまだ幼さ特有のポッコリしたお腹を
いやらしく染める
「すごっ…! さっきよりも大きくなってる…!?」
「こ、これはっ、なんつーか…」
男の本能ゆえの自然な生理現象なのだが、こんな時に、こんな風になってしまう自分をリトは恥
ずかしく思ってしまった
慌てて隠そうとするリトに美柑は苦笑を浮かべると、竿にそっと触れた
「コレ、ほしい」
「ほ、ほしい!?」
コクン、と首を縦に振ると、美柑は膝立ちだった姿勢を止めて床に腰を下ろした
そして、おずおずと恥ずかしそうに下半身を見せる
「私をリトだけのモノにして」
妹の、それも小学生の言葉とは思えなかったが、自分の胸の奥が熱くなるのをリトは抑える事ができない
リトを見つめる美柑の瞳は、今や熱でたっぷりと濡れていた
その幼い官能的な視線に、リトは突き動かされる様に美柑に近づいた
「ホントにいいのか?」
「うん…。私の"はじめて"は、リトにって決めてたから」
すでに十分に濡れている秘所を指で広げると、奥からさらに愛液が溢れ出し、美柑の入口を伝い落ちていく
リトは自分のモノを持つと、入口に当てた
愛液同士が混じり合い、クチュっと水音が鳴る
美柑の入口は、さっきからずっとヒクヒク、とヒクつき、リトを待っている様だ
その光景に喉の奥に生唾が落ちていくのを感じながら、リトはさらに腰を押しつけていく
するとすぐに先端が何か触れた
「んっ…あっ」
美柑の腰が震え、手がリトの腕を掴む
リトの先端は、美柑の純潔の証である薄い膜に触れていた
ほんの少しの力を加えるだけでも破けてしまう事がリトには手に取る様にわかってしまう
そしてその事が美柑にとって、とても大切である事も
「美柑…」
「…うん」
リトの何か言いたげな視線に美柑は、ニッコリと笑って首を小さく縦に振った
美柑の体は、さっきから不安と緊張でずっと震えている
けれど、美柑のリトに向ける視線の色は、何も変わらない
むしろ最初よりも強くなっている様にも感じた
リト、大好きだよ! と
リトは美柑の頬に触れると、美柑の顔をジッと見つめながら、一気に貫いた
「ん…ンンっ―――ッッ!?」
結合部から溢れ出た血が床に赤い染みを作る
美柑は下唇を噛み締めて、リトの腕をギュ~っと掴みながら痛みに耐えていた
それでも美柑は、笑顔を崩さなかった
目には涙が浮かんでいるし、端整な眉だって歪んでいる
そのあまりにも痛々しい笑顔に頬に触れていたリトの指先が震える
「へ…へーき。だいじょーぶ、だよ」
と、美柑は、笑顔を深めた
目から涙がこぼれ、リトの指を濡らしていった
リトはたまらず美柑の体を両腕で抱きしめた
「バカだな。こんな時ぐらいは、弱音はいたっていいんだぞ」
「……違うよ、リト。私、うれしいんだよ。リトとこーやって繋がることができて」
「美柑…」
美柑がまた笑顔を浮かべた
相変わらず辛そうな色が混じる笑顔だけれど、痛みが和らいできたためか、その表情には少し
余裕が見え始める
「…う~ん…、でも一つだけ言いたい事があるかと言われればあるかな」
「一つ…? 何だよ、ソレ」
「リト、ヘタすぎ。もっとやさしくしなきゃダメでしょ」
美柑の言葉は、正確にリトの胸の奥を串刺しにした
今、この場で一番聞きたくない言葉だっただけに、その破壊力は計り知れない
ガックリと項垂れるリトの頭を美柑は、よしよしと撫でる
「…でも、すっごくカッコよかったよ」
と、小さく呟くと、美柑はリトの頬に愛情をたっぷり込めたキスを送った
そして床に身体を寝かせた
「…きて、リト」
潤んだ眼差しがリトを見つめる
太陽はすでにかなり沈んで部屋は暗くなってきているのに、美柑の姿は、はっきりと目に映った
まだ成長途中の胸に、小さなお尻。くびれも出来ていない腰周り
抱き締めるだけで崩れ落ちそうなほどに華奢な身体
リトは純粋に綺麗だと感じた。そして、それ以上にとても愛おしく想った
美柑の腰に手を添えて少し腰を引くと、卑猥な水音が鳴り、美柑の顔が歪む
「まだ痛むか?」
「も…もう、だいぶマシだけどっ……ちょ、ちょっと痛いかな」
「ゴメンな…」
「気にしすぎだって。動いてもいいから、ね?」
「…わかった」
リトは腰を打ち付けていった
込み上げてくる射精感を吐き出すためではなく、快楽を送る事でちょっとでも美柑の痛みを和らげるために
しかし美柑の膣内は、先ほどからリトを締め付け、蠢き、搾り取ろうとする
これでは、リトの方が速く果ててしまいそうだ
それでもリトは歯を食いしばって腰を前後に動かす
次第に美柑の口から苦痛とは違った声が聞こえ始める
「…んぁ…ン…ンン…んっく…」
苦痛と快楽が同時に奏でる様なその声にリトは、自分の背中にゾクゾクと波が走るのを感じた
腰に添えていた手に力が入り、リトは腰の動きを加速させる
(すごい…ホントにリトのが私の中に入ってる…)
美柑は自分のおヘソのあたりを手で触れた
(私の中でリトが動いている…)
リトが動く度にお腹の中がとっても熱くなって、だけどほわほわと気持ち良くって
すでに美柑の中には痛みや苦しみは、ほとんどなかった
あるのはリトへの想いと気持ち良さだけ
幼い下腹部は、リトを求め、リトを咥え絡みつく
「リト…リト…ンっ…リ…トぉ…」
「美柑…? だいじょうぶか? 一度、抜こうか?」
「いいよ…。このまま…で。リトのすっごく、気持ちいいから…」
美柑は両手を伸ばすとリトの首筋に回し、そして抱き寄せた
「リト…」
「オレも。オレも美柑の中、すげー気持ちいい」
「うん」
二人の笑顔がはじけ合い、二人は唇を重ねた
何度もキスを交わす内に、どちらともなく舌を出し、絡め合い、互いの口内を吸い合う
「んっ…ちゅ…ふぁ、んくっ…ちゅる…ぷはぁ」
お互いの唇を銀の糸で繋ぎながら、美柑とリトは上下で微笑み合う
「美柑の口、すげえウマイ」
「ホント?」
美柑はうれしそうに微笑むと、「リトの味も好きだよ」と唇を寄せた
優しいキスを望む美柑とは対照的にリトは、美柑の唇を割って舌で口内を蹂躙していく
美柑の小さな口はリトの舌だけでいっぱいになってしまった
「ん…ンンっ…リ…トぉ…じゅる…むっ、ちゅ…ぱっ」
唾液を思う存分送りこんだリトは、糸を引かせながら舌を引き抜くと、美柑の首筋を舌でなぞっていく
下腹部の気持ち良さと相まって、美柑の全身を大きな波が走り抜けていった
「あぁ…あぁああっ」
「美柑…美柑…」
リトは夢中になって腰を振り、美柑の小振りな胸に吸い付く
リトが腰を動かす度にグチュグチュと水音が音を立て、結合部から溢れ出すお互いの愛液が床に
小さな水溜りを作る
今まで味わった事のない大きな快楽の連続で、美柑の頭の中はボーっと白くなりかけていた
それでも自分の名前を呼び続けるリトの声とリトの温もりだけは、はっきりとわかる
美柑はリトの頭をキュッと抱きしめた
「リ…トぉ」
「ん?」
胸から顔を上げたリトの目に、目尻に涙をいっぱいに溜めた美柑の姿が映る
「美柑? どうしたんだ? もしかして苦しかったのか?」
「違うよ。すっごく気持ちよくて、うれしくて、幸せなんだよ。リトとこーして繋がってる事が。
おかしいよね。イケない事してるのに…」
「美柑…」
美柑はニッコリと笑顔を浮かべた
目尻から溢れた涙がコメカミの上を通り、髪を濡らして枕に染みを浮かべる
「でも私…リトの事が好きだから…大好きだから…だから…!」
すでに美柑の声は涙声に近かった
リトは美柑の体を両腕で抱きしめる
「オレも美柑の事、好きだ」
「リト…?」
「大好きだ!」
リトは美柑から少し体を離すと、そう言った
美柑の目からまた大粒の涙がポロリとこぼれ落ちる
「うん…うん! 私も大好き!」
美柑も両腕でリトの体をギュッと抱きしめる
ただし、ギュッと抱きしめたのは、腕だけではなかった
耳元でリトの小さく呻く声が聞こえてくる
「リト?」
「うぅ…ゴメン、美柑。そろそろ限界…かも」
「えっ」
挿入段階からなんとか堪えてきた射精感が、ここにきてついに限界を迎えてしまった
(そういえばリト、ずっと辛そうな顔してたなァ…)
美柑はリトの頬に顔を寄せるとキスを送り、そして耳元で囁いた
「うん。いいよ。リトの出して」
「いいの…か?」
「言ったでしょ? 私をリトだけのモノにしてって」
リトは腰の動きを大きく速くさせていく
パチュンパチュン、と肉と肉がぶつかる音と一緒に美柑の声も大きくなっていく
「すごっ…! 大っ…きいよぉ。リトの…私の中で…っ!!」
「美柑! 美柑!」
「暴れてるっ! リトが…ぁ…いっぱい…ンンっ…あぁあアアァッッ」
加速していく二人の動きに合わせて床がギシギシと音を立てる
床の上に敷いていた白い絨毯は、二人の汗と体液を吸って、官能的な匂いを出していた
美柑の下半身は今や、くっと折り曲げた爪先まで小刻みに震えていた
「気持ちイイよぉ…。リトのが私の中、いっぱい擦って…ンくっ…リトぉ…リトぉ」
リトの額から落ちた汗が美柑の口元をかすめる
美柑は舌を出すと、それをペロっと舐め取った
「美柑…」
「キス、しよ」
美柑は口を半開きに舌をチロっと出してリトを求めた
それは舌を絡ませ合う事を前提としたキスだった
離れた磁石が互いを求める様に、リトは美柑の口に吸い付いた
そして腰を振りながら口内を蹂躙していく
「ん…ンンっ…ちゅる…ンク…ふぁ…ア…ひゃめ…」
一頻り唾液の交換を終えた後、リトは美柑の口を解放した
「美柑、そろそろ出すな?」
「うん…」
期待と不安が入り混じる視線を送りながら美柑は、返事をした
膣内にはっきりと感じる大きくて熱い鼓動
パンパンに膨らんだソレは、これから自分の一番大事なところに―――――
「リトぉ…っ!」
美柑の両腕が今日、一番大きな想いと共にリトを抱きしめた
リトもそれにすぐに応えてくれる
「もう…出っ!!」
「ン…ンン、あぁあああ―――ッッ!!!」
ビュルビュル、と子宮内に吐き出される白い欲望に美柑の小さな体は、リトを抱きしめながら震え出す
リトも散々、振っていた腰を今は、美柑の下腹部に密着させて欲に身を任せている
長い射精が終わり迎え、リトの口から溜め息がもれる
ビクンビクン、と今も脈打つ竿をゆっくりと秘所から引き抜くリト
引き抜かれると同時に、中にまだ残っていた精液が鈴口から飛び出し、美柑の白いお腹を汚していった
少しすると、美柑の秘所からコポリ、と大量の精液が溢れ出してくる
美柑は両脚をだらしなく伸ばしたまま、肩で息をしていた
薄い胸が美柑の呼吸に合わせて上下に動く
「大丈夫か? 美柑」
「……」
無言の視線がリトを見つめ
しばらくした後、美柑はクスッと笑った
「リト」
「ん?」
「…大好き、だよ」
「オレも。美柑の事、大好きだ」
美柑は重い体を起こすとリトの唇に軽くキスを送った
「美柑?」
キョトン、とするリトの目に満面の笑顔を浮かべた美柑が映る
天使の様な無垢さがあって、花の様な可憐さがあって、子猫の様な愛らしさがあって
「―――…リトでよかった」
「え?」
答える代わりに美柑は、リトに抱き付いた
「わっ!?」
「こんなコトぐらいで驚かないでよね。まったく」
「ンな事言ったって。急に抱きつかれたら誰でも―――っ!?」
リトの口は、美柑のキスによって塞がれた
しばらく呆然としていたリトだったが、美柑の体を優しく抱き締めた
いっぱいの気持ちを乗せて
その気持ちが届いたのか、美柑はリトに頬を寄せて柔らかい笑みを浮かべる
「大好きだよ。リト。これからも、ずっと、ずっと――――」
二人は手を握り合うと、もう一度キスを交わした
幼い頃から秘かに抱き続けてきた淡い想いは、この日、確かな想いとなって二人を繋いだ
そしてこの日から、リトと美柑の本当の物語がはじまる

「……ふ~ん。そういう事ですか…」
いったいいつからそこにいたのか
廊下の壁から背中を離してモモは、ポソっと呟いた
「美柑さんがその気なら、私にも考えがありますよ。フフ…」
と、邪な笑みを湛えながらモモは自室へと足を進めた

リトと美柑の物語は、もしかしたら前途多難かもしれない…