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 「ザスティンそれじゃあ頼む。」

「リト様本当によろしいのですか?」
「俺が自分で決めたことなんだ。あいつらには悪いことをしたと思ってる。でももう自分の気持ちに嘘はつけないんだ。」
「時と場合によったらこの星は消えてしまうかも知れませんよ。もう一度考え直してはくれませんか?」
「ザスティン・・・ごめん。」
「そうですか。あなたにとってはあの方がこの星よりも重要な存在なのですね。それならこの漢ザスティンあなたの味方になりましょう!」
「えっ!でもザスティンそんなことしたらお前の立場が・・・」
「いいんですよ。この星でララ様やナナ様それにモモ様が快適に暮らせるのもひとえにあなたのおかげ。普段から感謝の気持ちばかりで申し訳ありませんでした。微力ではありますがリト様の力になって差し上げてはだめでしょうか?」
「ザスティン・・・・ありがとう。」
「はい!では早速回線をつなぎますね。」
そう言うとザスティンは目の前にあるディスプレイの画面をタッチする。
数秒後画面には小学生のような体つきのデビルーク星人が現れた。
 
「ギド様。こちら地球のザスティンです。今よろしいでしょうか?」
「おう。今丁度パンチラ観賞が終わったところだ。」
小さなデビルーク王はいまだにやんちゃな心をお持ちのようだ。
「結城リト様からお話があるそうなのですが。」
「おっ。あの地球人からか。ついにララを娶って銀河の王になることを決意したのか?」
「その辺りの話はリト様から詳しく。」
「よし、わかった。早く地球人と代われ。」
「はい。かしこまりました。ではリト様こちらへ。」
ザスティンが手招きをする。
リトは一回大きくうなずいて深呼吸をするとディスプレイの前に立った。
「久しぶりだな地球人。どうだ。ララを娶る気になったのか?それともモモの奴が言ったようにハーレムを囲うのか?」
リトはまっすぐギドを見つめて
「ハーレムは作らない。地球じゃ一夫多妻はないんだ。」
「じゃあララと結婚するのか!結婚式何着ようかな。宇宙ドラゴンのマントは絶対だな。それに宇宙羊のスーツに宇宙クロコダイルのブーツにそれに・・・」
完全にギドが舞い上がっている。
銀河の王と言えど人の親。
長女の結婚式を想像しトリップしている。
 
 
そんな銀河の王に突如として冷や水を浴びせたのはリトだった
「すまない。俺はララのことは愛せない。」
ギドの顔色が変わった
「おい地球人。もう一回言ってみろ。」
ドスの効いた低い声
「ララよりも大切な人がいるんだ。だからララは愛せない。」
「お前、俺の娘を散々たぶらかしておいていらなくなったら捨てるのか?」
「すまない・・・自分の気持ちに嘘はつけなかった。一目惚れだったんだ。」
画面の奥でドス黒い光は溢れる
「この前も言ったよな?こんな星一つ消すぐらい造作もないことだって。冥土の土産に聞いてやるよ。お前が惚れた女は誰だ!」
危険を察知してすかさずザスティンが割り込む
「ギド様少し落ち着かれてください。」
「ザスティンは引っこんでろ!」
「いや、しかし・・・」
「お前も宇宙の藻屑になりたいのか?」
「それでも・・・」
「ザスティン、充分だよ。ありがとう。」
リトが制止する。
「リト様!」
「ザスティン、こんなダメな奴の味方になってくれてありがとう。でも俺、もう覚悟は決めているんだ。」
そう言うとリトは真っ直ぐギドを見つめ
「ギド、よく聞け。結城リトはデビルーク星第三王女モモ・ベリア・デビルークを愛している。」