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「う~む…また少しウエストが太くなった気がする…」
健康診断の日が近づく穏やかな春の昼下がり。
和やかな空気に満ちた昼休みの教室で里紗が陰鬱とした呻き声を漏らしていた。
自宅から持参した弁当は今日もしっかり完食。
唐揚げにマヨネーズという組み合わせを最初に考え付いた人間は間違いなく天才だと断言できる、おかげで箸が進む進む。
そんな幸せな昼食の時間が終わり…現実に引き戻してくれるのは自身のウエストの数字である。
実際のところウエスト60cmという数字は一般的な女子校生として全く問題の無い数値であるし、
部活動のテニスできっちり鍛えている里紗の身体はスラリと引き締まっている。のだが……
(ララちぃも春菜も唯も…どれもこれも反則でしょうが…)
超ワガママボディのララと唯は言うまでも無いし、春菜にも胸以外は惨敗だ。
「え~?里紗はスタイル良いし、全然問題ないと思うけど…」
華奢で可憐、という言葉を具現化したようなスタイルを持つ親友がそんな事を言う。納得できない。
里紗は春菜をジト目で見ながら制服の裾をまくりあげて、気になるお腹を晒してアピールする。
「でもほら何となくこの辺りの肉付きがさぁ……」

「わわっ!?こんなところで服を捲るな!!」

そんな十代女子同士の会話をとある男子の叫び声がぶった切る。
(ああ…そう言えば結城いたんだっけ)
まるで空気の様な扱いのリトだが、実のところ数日前から里紗にとってリトは、特別どころではない存在になってしまった。
ある後輩の策略によって里紗は目の前の草食系男子に純潔を奪われ、また今でも精神的、肉体的に屈服しかけている状態なのである。
(モモっちが言うにはコイツにはその時の記憶なんてほとんど残っていないらしいけど)
モモが作成・試験投与した強壮薬の効果で理性が吹っ飛んでいたせいで里紗の処女を奪った時の記憶は消し飛んでいるらしい。
少々の潜在記憶で里紗を意識する程度、クラスメイトの淫夢を見て夢精した時のような後ろめたさに近い状態だ。
ただその日以降、里紗の性的な冗談にこれまで以上に赤面して反応するリトを見ると、自分にも…と淡い期待を抱いてしまう。
「腹くらいで何赤くなってんのさ結城~。それとももっと上の方も見たいのかにゃ~?」
制服を更に上へとまくりあげていく、もう少しでブラが見えてしまいそうだ。
こちらの肌の露出に比例してリトの顔の赤みが増していく。そのくせ目を反らせずに固まっているのが可笑しい。
「リサってさ~、最近リトに対して積極的だよね~♪」
「えっ!?そ、そうだったかな~?」
ララの言葉にドキッとする。何だか春菜まで怖い目でこちらを見ている。
当のリトの目の前でララや春菜に宣戦布告だなんて大それたこと出来るはずもない、何とか誤魔化さなければ…。
「な、何をやっているの!は、ハレンチだわっ!」
おっと自身が一番ハレンチな風紀娘の登場だ。おかげでこの場はウヤムヤになってくれた。
それにしても…次から次に(圧倒的格上の)ライバルが出てくる、まったくもって嫌になる。
(ま、モモっちの狙い通り、ハーレムの一員になるってのがベターな方法なのかもね)
諦観にも似た、ある意味里紗らしい割り切った考え方だった。

「ダイエットを考えているのなら、良い方法がありますよ先輩?」
「どわぁっ!?」

突然背後から声を掛けられて里紗は乙女失格な奇声を上げて飛び上がる。
振り返れば諸悪の根源、関わり合いになりたくないランキング急上昇中の後輩、モモが澄ました顔で立っている。
「良い…方法ねぇ………」
「減量と言えども断食や栄養失調なんて論外ですから、やっぱり王道は脂肪燃焼、ですよね」
「なんだか嫌な予感がするから遠慮したいところなんだけどさ…」
「『To Loveるのエロパロスレ』なんですよ?『住人の方々』が許してくれると思ってるんですか?」
モモの言っている事は全く理解できないが、何だかモモの言う通りにしなければならない気がした。
「わかったわかった…じゃあ放課後、話を聞くってことで良いかな?」
「ええ先輩、では後ほど……」
優雅な仕草で一礼し、教室を去っていくモモ。はて、何のためにここに来たんだか…?
(ま、約束もしちゃったし、話を聞く位なら問題ないか…)
胸に広がるイヤな予感を押し殺しつつ、里紗はパックに残ったミルクティーをすするのだった。

「…なんて甘い考えを持っていた数時間前の私を思いっきり殴ってやりたい気分だわ……」
問答無用で仮想空間に飛ばされて、学校指定の体操着姿の里紗は深々と溜息をつき、己の浅慮を悔いていた。
「あら先輩ったら人聞きの悪い…。先輩のことを思っての行動ですのに…」
どこからかモモの声だけが聞こえてくる。その言葉を信じることなどもはや出来るはずがない。
「それはさておいて先輩、やはりエクササイズの基本にして王道は『ランニング』ですわ」
「…それについては同感。ただ、明確なゴールが決めにくいランニングって正直しんどいんだよね」
「ふふっ…ですから『絶対に走らざるを得ない』状況を作れば良い訳です。そう、『鬼ごっこ』…とか」
「それでこの仮想空間なわけね…」
モモが作った「彩南高校の内部を再現した仮想空間」は完璧で、男子更衣室から校長室まで完全再現されているらしい。
どうやって調べたのだか…追及したくもあるが今はそれをしている余裕は無い。
「それでは『鬼』を紹介いたしますわ」
モモの言葉と共に里紗の目の前に「鬼役」が転移されてくる。
「結城!?……いやまぁうん、予想は付いてた…」
哀れ拘束状態のリトはどうやらまた怪しげな薬で暴走状態にあるようだ。一番の被害者は彼と言っても問題ない。
「5人に増えてしまう副作用は解消できたんですけど…その分の精力が一人に集まってしまったみたいで…」
うわぁ…。思わずそうつぶやく。以前里紗を陥落させた乱交地獄のリビドーが目の前のリト一人に凝縮されているということになる。
「『ランニング』の時間は最初ですし1時間位が適当だと思いますわ。もし途中でリトさんに捕まってしまったら…」
わかってるわかってる聞きたくない。絶対に逃げ切って見せる、そう決意を新たにする。
「でも捕まっても『運動』は出来るんですから、やっぱりこれは効果的なメニューですわ」
「ヲイ………」
「ふふっ、それではそろそろ始めましょうか。5分後にリトさんの拘束を解放しますわ」
モモの言葉に里紗は猛ダッシュで教室を飛び出す。
捕まるわけにはいかない、絶対に負けられない戦いがそこにはあるのだ。

「ダイエットのためのランニング」の名を借りた闇のゲームの開始から50分が経過した。
(正直っ…アイツからこれ以上逃げ続けるのは…しんどいっ!!)
高校では帰宅部のリトだが、足の速さには定評があるし、中学時代はサッカー部で慣らしていた。
体力には自身のある里紗だが、相手取るには少々荷が勝ちすぎる。
とは言え、校内全体を利用した鬼ごっこならばそこに「かくれんぼ」の要素が加わる。
要は身を隠しつつ、周りが良く見渡せる位置で注意深く索敵をしながら逃げ続ければ良い。休息だって取ることができる。
捕まる訳にはいかない。捕まったら最後、底無しの性欲魔人となったリトに延々と犯され続ける。それこそ何時間も…休みなく…。
リトの身体の下で喘ぐ自分を想像して里紗は身震いした。
背筋に悪寒が走ったはずなのに…なぜか身体の奥が熱くなっているように感じた。

今いる場所は体育館。見渡しが良く、不意をつかれる心配は無い。
リトが付近に潜んでいる気配も無く、ひとまず安心と言えるだろう。
(残り時間はあとわずか…このままなら逃げ切れる!)
そう思った矢先だった。背後に突然人の気配が現れ、里紗の腕が強く掴まれた。
「っ!?嘘っ!どうして…っ!?」
振り返ればそこにはリト。パニックになりかけた里紗だが、それでも必死にリトを振り払い駆け出す。
とにかくここから逃げなければ…。とっさに開いていた扉へと飛び込んだが……。
「体育……倉庫………」
行き止まりの袋小路。一つしかない入口からリトが追いかけて入ってくる。万事窮す、だ。
「は、はは……ははは………」
呆然と立ち尽くし、笑うしかない里紗をリトが背後から羽交い絞めにする。
「ランニング」開始から58分36秒。
哀れゲームの敗北者となった里紗の地獄はここからが本番だった。

背後から抱きつかれたまま体重をかけられ、前のめりに押し倒された。
倉庫の床に這いつくばりそうになるところを、なんとか両腕で身体を支えて踏みとどまる。
そんな里紗の健気な努力など意に介さず、リトは目の前の獲物の腰を抱え上げると体操服のパンツを下着ごとずり下げてしまった。
「ちょっと……このまま、こんな格好で?」
四つん這いの格好にされて後ろから…それを肯定するように里紗の尻にリトの硬く勃ち上がったペニスが押しつけられた。
「ん、くぅっ……はぁ……あぁ…………」
背後からリトに貫かれ、犯される。
初めて体験する体位に里紗は恐怖に身を固くしつつも、健気にリトの全てを受け入れた。
モノを根元まで突き入れられ、リトの腰と里紗の尻が密着する。
(あ、はは…犯されちゃってる。こんな…犬みたいな格好で……)
自分の痴態が未だに半分信じられない。
そんなまぐわいの場となった体育倉庫にモモの声が響く。
「あらあら、もう少しのところで…惜しかったですね里紗先輩」
(……!モモっち、もしかして…………)
考えてみればここはモモが作り出した仮想空間。人や物の転移など彼女の思いのままなのだ。
時間ギリギリまで逃げ回らせて里紗の恐怖心と被虐心を煽って、最後の最後でリトの餌食にする。
リトが突然背後に現れたことも、それなら説明がつく、というかそれしか考え付かない。
「そんなわけで体育倉庫でリトさんと交尾してしまっているのですが、ご気分はいかがでしょうか?」
(こ、交尾!?)
モモの言葉に愕然とする。
確かに自分達がしている格好と行為はまるで動物の交尾だ。
「ゆ、結城っ!?お、お願いっ、このカッコやめ……あっ!あっ、あっ、ああっ……あああんっ!!」
急激に羞恥心が湧きあがってきた里紗は体位の変更を懇願するが、リトはカクカクと腰の動きを速めるばかりだ。
「リトさんももうすぐ限界の様ですわ。それじゃあ最初の中出し…しっかりと『種付け』されて下さいね、先輩♪」
モモの言葉が終わると同時に背後でリトが雄たけびを上げる。
そして身体の中に…やけどしそうに熱いリトの情欲が流し込まれてゆく。
最初の膣内射精は延々と30秒近くに渡って続き、里紗の子宮を汚しつくしていった。
「出、てる……出さ、れてるぅ……結城の精液が私のナカに…。交尾して…種付け…されちゃってる……」
モモに言われた「交尾」「種付け」の単語が里紗の脳内を支配し、自分がリトの牝犬だと教え込まれていく。
そんな里紗のことなどお構いなしに、リトは再び里紗の膣内でピストン運動を再開しはじめた。

里紗がリトに捕まってから既に7時間。
射精しても一切衰えることのないモノで延々と繰り返されるピストンと中出し…抜かずの連発と呼ばれる行為が続いていた。
強壮薬で我を忘れているリトと違い、いわばシラフの状態で犯され続けている里紗の理性は崩壊状態だった。
倉庫の床のあちこちやマットの上に二人の結合部から溢れ出した精液と愛液が作った水たまりができているし
犯され続けているうちに漏らしてしまったのだろう、ひときわ大きな水たまりからはアンモニアのツンとした臭いがする。
狭い倉庫に籠ったこれらの臭いは酷いものだったが、二人には全く気にならなかった。
ただ犯す、犯す、犯す、犯し尽くしたい。
犯される、犯される、犯される、もっと犯して欲しい。
「出してぇ…。結城のせーし、ザーメン…私の中に全部、出して……」
もはや羞恥を捨て去った、その懇願に応えるようにリトが里紗の最奥で欲望を解き放つ。
(来たぁ…結城のせーし、私のナカにいーっぱい)
(私…奴隷になっちゃった。結城の、牝奴隷で肉奴隷でザーメン奴隷…にされちゃった)
とうとう心身共に完全に陥落し、ひたすら淫靡で、限りなく神々しい艶姿を晒しながら、里紗はその後も延々とリトに犯され続けた。

「しつっこいなぁ!あんたみたいなチャラ男なんて好みじゃないって何回言えば…」
数日後の彩南町商店街で以前にも見たような光景が繰り広げられていた。
(はぁ、なんだって私に寄ってくる男ってこんなんばっかなんだか…最悪!)
先日の「抜かずの超連発」も予想通りリトの記憶はぶっ飛んだ状態だった。
期待をしてた訳では無いが、こっちはあれだけ辱められておいて向こうは覚えていない、というのはやはり少し悔しい。
(ま、アイツが妙な責任感じたり、ララちぃや春菜との関係が変な感じになるのもイヤだし。これで良かったか…)
リトの周りにララがいて、春菜がいて、みんながいて、その中に自分も混ざっている。結局そんな「今」が好きなのだ。
それより今はこのうっとうしいナンパ男をどうにかしないと…。と、目の前から歩いてくるのは「愛しの」リトである。
しかもララと春菜を両隣に連れて、通りの男共の羨望と嫉妬を一身に集めての闊歩である。
里紗の脳裏に瞬時にプランが組み上がった。
「あ~ん!ダーリーーーン!!会いたかったー!!」
しなを作ってリトに駆け寄り、無防備な胸元に真正面から抱きつく。
「なっ!?も、籾岡っ!?どうしたんだよ一体…」
「ああ~ん!そんな他人行儀な呼び方しちゃイヤッ!いつもみたいに『里紗』って呼んで?」
ララが「おー!リサだいたーん!」とはしゃぎ、春菜は顔を引きつらせて固まる。
「こ、こんな奴が彼氏だっていうのかよ!?大体二人も女連れてんじゃんーか!」
「はぁ~っ!?こんな素敵なダーリンなんだから彼女が5、6人いてとーぜんでしょ!?」
ようやくフリーズから立ち直った春菜だけど「か、かかか彼女…」とつぶやいたきり再度停止した。
「おおーっ!リサもリトと結婚すればみんなもっと幸せになれるね!」
空気を呼んだ援護、ララちぃナイス!……どことなく本気に感じられるのは気のせい?
「ち、ちくしょう……ちっくしょーーーーーー!!」
究極の人造人間のような声で泣き叫びながらナンパ男は走り去って行った。
(しっかりララちぃと春菜に目移りしてたし、ホント軽くてつまんない男!)

「ああ…また声かけられてたのか。籾岡ってそういうこと結構あるんだな、大変だな」
ようやく事態を把握したリトが走り去っていく男を眺めながらしみじみとつぶやく。
「結城がいつも一緒に居てくれれば安心なんだけどな~?」
「なっ!?なななななっ!?」
こんなジャブ程度の冗談(じゃないんだけど…)にも顔を真っ赤にして…可愛いヤツ。
「ま、今日も助かったしお礼するよ!今日はカラオケなんかどう?もちろんララちぃと春菜も一緒にさ!」
ララとリトの腕を引っ張り歩き始める。少し遅れて再起動を果たした春菜が慌てて後を追いかけてくる。
今はこの微妙な関係を大事にしたい。数年の後、私が、結城が、みんながどうなっているかはわからないけれど。

―――願わくばリトの花園に咲き乱れることになるであろう美しい花たちの、その一輪になることができますように…。