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キャノンフラワーの一斉砲撃が身動きの取れない身体に降り注ぐ。
地面を抉る程の威力を持った種子が手足の骨を無慈悲に砕き、内臓を破裂させる。
直撃を受けた頭はまるでトマトの様にはじけ飛び、コンクリートの赤い汚れに姿を変えて……

「………ぁああああああああっ!!」
自分の身体が肉塊に変わる光景に悲鳴を上げてアゼンダの意識は現実へと引き戻された。
「はぁっ…はぁっ……今のは…夢?……っ!私っ、私の身体はっ……!」
我に返って夢中で自分の身体を見下ろす。腕も、足も、もちろん頭も無事。
頬に切り傷が残っているが、それ以外は傷一つ無い五体満足の身体がそこにあった。
「あら?お目覚めのようですね。ご気分はいかがですか?」
「っ!その声!デビルークの小娘かいっ!?」
聞こえてきた声に辺りを見回すと声の主はすぐに見つかった。
木の幹から分かれた大振りの枝の上に余裕の表情で腰掛けるデビルーク第3王女の姿。
地上3メートル程の高さからアゼンダを見下ろしている。
「アタシに止めも刺さずに、どういうつもりだい!?」
「あら?せっかく命だけは助けて差し上げたのに随分な良い様ですね。『なんでもするから命だけは助けて』じゃ無かったんですか?」
「ぐっ……」
命惜しさに口走った惨めなセリフを反復されて屈辱に歯を食いしばる。
「かつてヤミさんに敗北した時点で命があっただけでも儲けものだと考えるべきでしたのに…復讐など考えるからこうなるんですわ」
自分よりはるか年下の小娘に説教をされてアゼンダは唇を噛みしめる。
しかしモモの言うことは闇の世界の真理であり正論だ。
ましてアゼンダはつい先刻モモに敗れている。勝者こそが正義、これも闇の世界の鉄則だ。
「ああそうそう、説明がまだでしたわ。ここは私の仮想空間の中です。ここにあるのは私が宇宙中から集め育てている植物ばかりですわ」
モモの説明を受ける前から殺し屋としての習性でアゼンダは既に辺りの様子を覗い把握していた。
見たことの無い植物達が整然と群生している。なるほど、モモの言うことに嘘偽りはなさそうである。
「それでアタシの命を助けてこんなところに閉じ込めて、どうしようって言うんだい?」
モモの目的を探るべく質問を投げかけながら、アゼンダは気付かれないようにそっとモモとの距離を詰める。
意識のしっかりしている相手に念動波は通じないし、愛用の鞭も奪われてしまっているが不意を突いて接近戦に持ち込めば…
身体の痺れはもう残っていない。薔薇の毒は既に身体から抜けてしまっているようだ。あとは……
モモに気取られないようにゆっくりと、一足一挙動に神経を使いながらその距離を縮めていく。
あと50cm…あと30…10………この距離なら!
自分の間合いを掴んだ事を確信し、一足飛びで無防備なモモに飛びかかろうとするアゼンダ。
その瞬間、踏み込んだ足の膝が笑う。
「なっ………」
無様にその場に前のめりに転ぶアゼンダ。
あらあら…と失笑を浮かべながらモモが目の前に降り立った。
「ああそうそう、これも説明していませんでしたわ。黒薔薇の毒は完全に抜けきるのに数日はかかりまして…
一時間もすれば身体の痺れは抜けて通常の生活に支障をきたすことは無くなるのですけれど、激しい運動をしようとすると痺れが再発してしまいます」
「…………っ!」
全て見抜かれていた。
幾度となく無様な様を晒す己に憤りすら込み上げてくる。これがかつて「暴虐」の名で呼ばれた殺し屋の姿なのか、と。

一方、再び自分の足元に無様にひれ伏すことになったアゼンダの姿を見下すこともしない。
まるで大切な客を相手にするかのように――あくまで表面上は、だが――礼を尽くした言葉遣いを崩さない。
「ええと…あなたをここに連れてきた理由…でしたね」
たった今、命を狙ってきたアゼンダの目論見を打ち破ったことをまるで無かったかのようにモモはマイペースに話を進める。
「私の双子の姉…デビルークの第2王女なのですが、私と同じように仮想空間を持っていまして…宇宙中の珍獣を飼っていますの」
命を狙った殺し屋とそれを返り討ちにした王女との会話らしからぬ、ほのぼのとした内容である。
「で、先日相談を受けまして…その中の一頭、『メガちゃん』の気性が最近荒くなってきたらしいんです」
ペットの躾に失敗する、と言うのは良くある話だ。だいたいはペットが飼い主を格下に見下すのが原因だ。
デビルークの小娘(次女)も所詮その程度の器か…と根拠の無いディスリスペクトで敗北の鬱憤を晴らそうとするアゼンダ。
だが、続くモモの言葉がアゼンダの貼ったレッテルを覆し、加えて絶望的な運命を彼女に示した。
「どうやら『メガちゃん』はお年頃で発情期をキャッ♪…迎えているようでして、1ヶ月程で収まるらしいんですが我慢させるのも可哀想じゃないですか」
「ちょ……ま、まさか…………」
「あら?察しが良いんですね。ご想像の通りアゼンダさんには『メガちゃん』の『お嫁さん』になっていただこうかと…」
じょ…冗談じゃ……。後ずさるアゼンダを尻目にモモが指をパチンと弾いて鳴らす。
宇宙植物の森の中から「ぬっ」と一匹の犬が姿を現した。
普通、犬が姿を現すのに「ぬっ」という表現はあまり使わない。
しかし姿を現した獣はその表現が似合う、体高がモモの背丈ほどもある巨大な犬…いや狼だった。
「ば、バトル○ルフっ!?」
「…あまり危ない事を言わないでくださいよぉ。『メガちゃん』は『モウケン星』に生息する『メガ・ウルフ』です」
巨大オオカミ「メガ・ウルフ」の美しい毛並みに指を通しながらモモが「メガちゃん」を紹介する。
興奮しきって荒い呼吸から発情しきったオスの獣臭が伝わってくるようだ。
それでも飼い主の妹であるモモとは力関係がハッキリしているのだろう、彼女に対しては従順な僕のように傅き微動だにしない。
その代わり…目の前にひれ伏すアゼンダに対してはハッキリと見下した、そして獣欲に満ちた視線を送り続けている。
思わず後ろ足の間に目が行く。赤黒い、子供の腕ほどもある巨大なペニスが勃起しビクビクと疼いていた。
「そんな格好じゃあ『メガちゃん』のお嫁さんにふさわしくありませんわ。これをつけて下さいな♪」
アゼンダの体にモモが自作のデータをインストールした簡易ペケバッジを貼りつける。
たちまちアゼンダの服装が変化し、肉球をあしらった手袋に靴、首輪に犬耳カチューシャという見事な「メス犬」へと変貌を遂げる。

「ふふっ良くお似合いですわ。さぁメガちゃん、あそこにいるのが貴方のお嫁さんですよ」
「ひっ……い、いや……いやぁっ!」
逃げ出そうとするアゼンダだが、黒薔薇の毒が躍動しようとする筋肉を蝕む。
べちゃり、と再び無様に前のめりに転ぶ。上半身に力が入らず尻を掲げた格好になったアゼンダの姿に興奮したのかメガ・ウルフが鼻息荒く襲いかかる。
「いやっ!やめて助け………かはっ!!?」
助けを求めることも命乞いをすることも許されなかった。
ズブリ…と音を立ててアゼンダの膣に犬の凶悪なペニスが突き刺さり、めり込んで行く。
「あがっ………いぎぃ………」
人外の、犬との交接を許してしまったショックにアゼンダが言葉にならない悲鳴を上げる。
アゼンダとの結合を果たしたメガ・ウルフは容赦なく腰を振り出した。
犬が腰を振る速度は人間のそれとは比べ物にならない程に速く激しく、巨大なモノがアゼンダの膣壁を無残に抉り、蹂躙する。
「うごっ……かはっ………。や、やめ……カクカクしな………死ぬ……しんじゃう……」
息も絶え絶えのアゼンダの弱々しい懇願もメガ・ウルフの耳には届くことはなく、その激しいピストンが弱まることはなかった。
やがて獣の腰の動きがピタリと止まり、膣内にドロリとした液体が流し込まれてくるのをアゼンダは感じ取った。
「……え?ま、まさか中に……?い、いやあああああぁぁぁぁっ!?」
苦痛に遠のきかけた意識が獣に膣内射精をされているという事実によって覚醒し、絶望に塗りつぶされていく。
なんとか逃れようとするアゼンダをあざ笑うかのように、ペニスの根元のコブが膨らみがっちりと結合を固定する。
その間も犬の射精は延々と続き、1mmたりとも抜けないイチモツから吐き出される獣の精は哀れなメス犬の子宮へと雪崩れ込む。
「ぅ……あぁぁ……ぁ…あぅ…ぁ…………」
抵抗する気力も何もかも失い、ただ力無い嗚咽だけを口から漏らすアゼンダ。
その身体の上で、あてがわれた獲物を征服し屈服させた歓びに頭をもたげて遠吠えを上げるメガ・ウルフ。
未だ解けない二匹の結合。脈打つペニスが膣内でビュク、ビュクッと音を立てて獣の精液を注ぎこみ続けていた。

数日後の結城家のリビングルーム。モモとナナがくつろぎながら他愛もない話に興じていた。
「いやー、メガちゃんすっかり大人しくなってさ。モモに預けたのは正解だった!」
「ふふっ、お役に立てたみたいでよかったわ」
「それにしてもどうやったんだモモ?あたしだって完全に大人しくさせるのはムリだったのに」
「特に何も…私の植物園で自由に『発散』させてあげただけよ」
「う~ん、そっかー。あたしの空間だと他の子たちが居て落ち着けなかったのかもなー」
「かもねぇ。また困ったら私の植物園に連れてくるといいわ」
「あはっ、サンキューなモモ」
無邪気な姉の笑顔に微笑みを返すモモ。敏感な者なら気が付いたかも知れない、その天使の笑顔に隠された邪気に…。

夕食後、宇宙植物達の世話をするためにモモは自分の仮想空間へとやって来た。
所せましと生い茂る宇宙植物達が主の来訪に喜び、植物園が騒がしさを増す。
植物達に水や栄養、必要に応じて薬品などを与えながら目当ての植物へと歩を進めるモモ。
お目当ての株は温室の外れに植えられた一本の木。
一見何の変哲もない木だったが、そこに力なく吊るされていたのは数日前に犬の花嫁に堕したアゼンダだった。
吊るされていた、という表現は正確ではない。木がアゼンダの体を捉え、宙に掲げているからだ。
両の手足には頑強な蔓が巻きついてその四肢を大の字に広げ固定し、まるで磔にされているかのようだった。
守る者のの無い膣穴と菊門にそれぞれ触手状の蔓が突き入れられ、時折うねりながら何かを吸い出すように脈動している。
口の中にも蔓が侵入している。穴という穴を蔓に犯されているアゼンダは、しかし恍惚とした表情を浮かべていた。
不意にアゼンダの身体がブルリと震えた。
同時にその股間から黄金色の液体が漏れだし、太腿から足へと伝っていく。
と、根から一本の蔓が伸びて小水を排出し続ける尿道に吸い付く。
ゴクリ…ゴクリと音を立てて尿を吸収しながら細い蔓が尿道の奥深くへと侵入していく。
「……ぁ…はぁんっ!」
触手に口内を蹂躙されたまま、アゼンダが艶めかしい喘ぎ声を出した。

アゼンダを凌辱している植物は特殊な生態を持つ植物だった。
付近を通る動物を捉えて拘束し、その排泄口に根から分岐した触手状の蔓を挿入、養分を吸い取ってしまう。
と説明すると恐ろしい植物の様に感じられるが、吸収するのは糞尿・経血といった老廃物のみで、
24時間程度かけてそれらを吸い尽くすと捕まっていた獲物は解放される。
さらに拘束中に獲物が死なないように口腔に侵入した蔓から栄養豊富な樹液を胃へ、新鮮な酸素を肺に送り続けるため
捕縛された動物は以前よりも健康になって解放される共生植物である。しかし…

「あ……ばぁ………。飲んれぇ…あらひのオヒッコ…いっぴゃい飲んれぇ………」

一方でこのアゼンダの様に捕縛された人間、特に女性がその快楽に夢中になりわざと捕縛され続けるという事象が多発。
おかげで危険指定種に指定されてしまうというなんとも哀れな植物である。
「もうすっかりこの子に夢中ですわね、いっそのことずーっとこの子のお世話になっちゃいます?」
木の幹を撫でながらアゼンダに話しかけるモモ。返答は焦点の合わない瞳と蕩けきった声だった。
「あひゃ…。なるぅ……ずーっとオシッコ飲んでもらって、ウ○チ食べてもらうのぉ……」
「あらあら、これじゃあメガちゃんがもうすぐ発情期に入ることを教えに来た甲斐がありませんねぇ」
モモの言葉にアゼンダの身体がピクリと反応する。
「メガ……ひゃん………?」
「そう。メガちゃんと交尾したいでしょう?メガちゃんの精液、子宮に欲しいでしょう?」
「欲しぃっ!メガひゃんとこーび…するぅ……!!」
間の抜けた大声を上げたアゼンダの頬をモモがピシャリと引っぱたく。メス犬が「キャン!」と悲鳴を上げた。
「違うでしょう?貴方はメガちゃんのお嫁さん、犬なんですよ?ちゃんと犬らしくお返事なさいな」
「……………ワン♪」
そこにはかつて“暴虐”を冠した残忍な殺し屋の姿は無く、獣欲に狂ったメス犬が一匹いるだけだった。