戦闘システム 【せんとうしすてむ】
バトルの開始
- コグは、現われたり立ち去る際に頭部よりプロペラを出して垂直に離着陸を行なうが、この飛行の前後。
- コグがコグビルへの出入りの際に、ストリートを横断したり、歩道上にいるとき。
- ストリートを徘徊しているコグが、その両端で方向転換を行なっているとき。
バトルが開始されると、トゥーンは50秒以内にどのギャグを使うか、あるいはにげる、SOSのいずれかを選択しなければならない。ただし、その50秒の間に新たなトゥーンやコグがバトルに加わった場合には、その時点から再度50秒のカウントダウンが始まる。
仮にトゥーンの直近にコグがいても、いわいる当たり判定がなされない限りバトルが始まることはない。このため、トゥーンの移動に注意を払うことで、意図的にバトルを避け、どこまでも移動しつづけることが可能となる。マネーボット工場のトレイン・ヤードなどに、ゲラゲラポイントが10台のトゥーンが入れるのも、この仕様による。
攻撃
攻撃は、全ての場合において例外なくトゥーンの先攻で行なわれる。全てのトゥーンが選択したギャグを使い終えた時点でまだコグが残っていた場合には、続いてコグの攻撃となる。トゥーンの攻撃と、それに続くコグの攻撃を合わせて1ターンと呼び、これがバトルの最小単位となる。
複数のトゥーンでバトルを行なっている場合は、スキルレベルメーターで上段のギャグを選択したトゥーンから順番に、全てのトゥーンの選択したギャグが使用される。つまり、トゥーンのゲラゲラメーター回復→トラップの設置→おとり→攻撃の順になる。仮に同じ種類のギャグを複数のトゥーンが選択した場合には、次の順で使われる。
複数のトゥーンでバトルを行なっている場合は、スキルレベルメーターで上段のギャグを選択したトゥーンから順番に、全てのトゥーンの選択したギャグが使用される。つまり、トゥーンのゲラゲラメーター回復→トラップの設置→おとり→攻撃の順になる。仮に同じ種類のギャグを複数のトゥーンが選択した場合には、次の順で使われる。
- 「トゥーンアップ」 失敗はしないが、回復させる量はその都度決定されるため、思い通りの効果が得られない場合もある。
- 「トラップ」 おとりが成功すれば失敗することはない。このためおとりの命中率にのみ左右されることとなる。
逆に、次の2つは命中率が低いために注意が必要である。
- 「おとり」 高いスキルレベルのおとりほど命中率は高くなるが、それでも失敗することはある。
- 「ドロップ」 単体では命中率が低いが、同じターン内に他のトゥーンが別のギャグによる攻撃に成功している場合は、コグは一種の麻痺状態になっているため避けられず、命中率が格段にアップする。
パス
ギャグの選択画面が表示されてから、50秒間なにもしないとそのターンはパスしたものとして、そのトゥーンはギャグを使用することなくコグの攻撃へと移る。複数のトゥーンで戦っているときは、50秒間他のトゥーンを待たせる代わりに「パス」ボタンを押すことで意図的にパスすることができる。
パスを積極的に用いる場面は、複数のトゥーンで戦っている場合に限られ、主に次のようなときである。
パスを積極的に用いる場面は、複数のトゥーンで戦っている場合に限られ、主に次のようなときである。
- 手持ちのギャグに、その場面で適当なものがなくなってしまい、使用するギャグが残っていない。
- コグをおとりにかける場面で、おとりをかけるトゥーン以外の攻撃だけではそのターンに倒す見込みがない。
- コグ工場などで最後の1体となったコグへの攻撃を一時中断し、侵略が発生するのを待つ場合。
にげる
意図しないでコグに遭遇してしまった場合には、ギャグの選択画面でにげるを選ぶことで、バトルを回避することができる。この場合トゥーンは、バトルを中止して、一番最後にいたプレイグラウンドまでワープすることができる。
他の多くのゲームと異なり、この「にげる」は失敗することがない。
他の多くのゲームと異なり、この「にげる」は失敗することがない。
バトルの勝敗
バトル中にゲラゲラメーターが0以下になったトゥーンは、笑いのセンスがなくなりそれ以降バトルに参加できない。そのトゥーンは戦闘を離脱し、一番最後にいたプレイグラウンドまで強制的にワープさせられる。(→ゲラゲラポイント・ファンファン参照)
逆に体力以上の攻撃を受けたコグは、その場で旋回した後に爆発して消滅する。
逆に体力以上の攻撃を受けたコグは、その場で旋回した後に爆発して消滅する。
ギャグの組み合わせ
複数のトゥーンで戦う場合や、2回以上のターンを必要とするときなど、同じコグに対して複数のギャグを使うことになるが、その組み合わせには注意が必要となる。なぜならギャグには相性のよいものと悪いものが存在するからである。
相性のよいギャグの組み合わせ
同一種類のギャグ
同一ターン内に複数のギャグを用いる場合、同じギャグの種類(スキルレベルは異なってもよい)を用いると、成功したときに与えられるダメージが、通常の合計の1.2倍となる。この増加分は、攻撃時に黄色い数値で表示される。
トラップとおとり
ドロップと他の攻撃ギャグ
ドロップは、それ単体では非常に命中率の低いギャグであるが、同一ターンに他の攻撃系のギャグを成功させておくと命中率が格段にアップする。このためドロップを成功させる際に、サウンドやみずでっぽうなどの命中率の高いギャグを使ってコグを足留めすることは有効な手段といえる。
特に、おとり→トラップ→ドロップの組み合わせは、非常に成功率が高いといわれている。
特に、おとり→トラップ→ドロップの組み合わせは、非常に成功率が高いといわれている。
相性の悪いギャグの組み合わせ
おとりとサウンド
おとりに掛かったコグは、攻撃を加えられるか、おとりの効果が切れるまでトゥーンを攻撃することがない。せっかくおとりにかかったコグにサウンドを用いると、文字通り「寝た子を起こす」結果となり、特に複数のおとりにかかったコグを相手にしているときには致命傷になりかねない。
おとりとドロップ
おとりにかかっているコグには、原則としてドロップは成功しない。例外として、SOSトゥーンのドロップと、同じくSOSトゥーンのトゥーンヒットを使用した場合のみ成功するが、それ以外の場合は必ず失敗するので、ドロップの前に何らかの他の攻撃を加えて、コグをおとりから目覚めさせる必要がある。
異なる種類のギャグを混在
合い性が悪いわけではないが、効率の悪い組み合わせとして、異なる種類のギャグを同じコグに用いることが挙げられる。例えば、同じスキルレベル5のギャグを使用しても、みずでっぽうのみを使った場合は、しょうかホースの最大ダメージが30であるから、与えられるダメージは
( 30 + 30 ) * 1.2 = 72
となり、レベル7(体力72)のコグを倒すことができるが、なげるのスキルレベル5のまるごとクリームパイ(最大ダメージ40)と併用した場合は、単純に合計となるため
30 + 40 = 70
となり、同じスキルレベルであるにもかかわらず、レベル7のコグを倒すことができない。
( 30 + 30 ) * 1.2 = 72
となり、レベル7(体力72)のコグを倒すことができるが、なげるのスキルレベル5のまるごとクリームパイ(最大ダメージ40)と併用した場合は、単純に合計となるため
30 + 40 = 70
となり、同じスキルレベルであるにもかかわらず、レベル7のコグを倒すことができない。
トゥーンタウン・オンラインの戦闘システムの特徴
戦闘システムの特徴について、トゥーンにとっての有利/不利という観点から、何項目かを列挙する。
トゥーンに有利な特徴
乱数の関与する項目が少ない
各種計算式やロジックが公開されているわけではないが、多くのユーザによる推測やその検証をもとに明らかになっていることを見る限り、ゲーム中で乱数による決定が使用されている場面が少ないものと考えられる。これは、他のゲームでは敵へ与えるダメージ量や、敵との遭遇そのものが乱数により決定されていることを考えると、非常に特異なシステムといえる。
乱数の関与が少ないため、プレーヤが行動の結果を容易に推測することが可能となっている。
乱数の関与が少ないため、プレーヤが行動の結果を容易に推測することが可能となっている。
ターンが必ずトゥーンの攻撃から始まる
バトルからの離脱が容易
コグビルやコグ工場内、それにマネーマネー等のボス戦を除いて、バトル中であってもにげるを用いてプレーヤは戦闘からの脱出を選択することができる。バトル中でなければ、ほとんど総べての場所から、安全なプレイグラウンドへのワープが可能である。
しかも、にげるが選択された場合は失敗することなしに戦闘離脱が可能なため、トゥーンの生還率は非常に高くなっている。
しかも、にげるが選択された場合は失敗することなしに戦闘離脱が可能なため、トゥーンの生還率は非常に高くなっている。
協同作業が効果的
1体のトゥーンでも、複数のトゥーンが協力して勝利しても、バトルに勝った際に得られるスキルポイントやメリット等は変わらない。ある一定のポイントを戦闘参加者で分配する方式でないため、バトルに参加するトゥーンが多ければ多いほど勝率が上がり、分け前は減らない。これが、バトルで協力しあうことの価値を大きくしている。
トゥーンが優勢である
ゲームの開始時に表示されるコグv.s.トゥーンメータは、常に「トゥーンゆうせい」に傾いている。このメータの指針を信じるかぎり、何らかの調整によって、フィールドに存在しているコグの数が、トゥーンよりも少なくなるように操作されているとおもわれる。
トゥーンに不利な特徴
自分自身をトゥーンアップすることが難しい
成功率の低いドゥードゥルの芸か、コギュゼクティブ戦で得られるトゥーンアップのSOSトゥーンカード、もしくはマネーマネー戦で得られるトゥーンアップのスピードチャット(カードとスピチャは使い切り)を使用しない限り、自分自身のゲラゲラメータを回復することができない。
これは、一人でコグビル等に入ることを極端に困難にしている。攻撃力では圧倒的に勝っていたとしても、回復手段がないために他のトゥーンがいないとコグビルやコグ工場に入れないで苦労をしたという経験は、どのトゥーンも一度は味わっているはずである。
これは、一人でコグビル等に入ることを極端に困難にしている。攻撃力では圧倒的に勝っていたとしても、回復手段がないために他のトゥーンがいないとコグビルやコグ工場に入れないで苦労をしたという経験は、どのトゥーンも一度は味わっているはずである。
コグの体力がトゥーンに比べて高い
トゥーンの攻撃力がコグのそれに比べて格段に高いことと、複数トゥーンによる共同攻撃ができるために、現実問題としてはそれほど気にならないが、現時点で到達できるトゥーンのゲラゲラポイントの最大値が125というのは、コグにとってはレベル9と10の間に当たる。つまり、レベル10~12のコグは、全てトゥーンよりも高い体力を持っているということができる。
こうして有利な条件、不利な条件を列挙してみると、明らかにゲームの設計そのものがトゥーンにとって有利であることが理解できる。様々な理由が推測できるが、そのひとつに対象とするプレーヤの年齢層が低いことが考えられる。これは、ゲームの世界観やトゥーンガイドの表記などを見ても、大人だけではなく、子供をターゲットとしているのが窺われることからも裏付けられる。