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後半

目次


ロアルド・ダール 『キス・キス』


「女主人」 The Landlady
 下宿場所を探していた青年は、格安物件を見つける。大家はやさしそうな女性で、部屋の雰囲気も素晴らしい。しかし宿泊人名簿に行方不明者の名前を見つけたところから、話はかみ合わなくなる。

「ウィリアムとメアリイ」William and Mary
 つまらない人間だった夫・ウィリアムが死んだ。彼の遺した手紙を読んだ妻のメアリイは、死期にいた頃の夫が驚愕の実験に参加していた事実を知る。その後、彼女がとった行動とは?

「天国への登り道」 The Way Up To Heaven
 遅刻が大嫌いな夫人を、夫はいつも苛立たせるばかり。どうやら、わざとやっているようだ。そしてパリの孫に会いに行く日、夫人は飛行機に乗り遅れそうになってしまう。

「牧師のたのしみ」 Parson's Pleasure
 あくどい骨董家具商の男は、名案を思いつく。田舎に眠っている掘り出し物の骨董家具を、牧師に扮して騙しとるのだ。彼はある日、最高に珍しい整理箪笥を見つけるが、持主は疑り深かった。

「ビクスビイ夫人と大佐のコート」 Mrs. Bixby and the Colonel's Coat
 夫婦に関する話はたくさんある。例えば不倫の手切れの品に、ミンクのコートを渡されたビクスビイ夫人。夫に言い訳するため、それを一旦、質屋にあずけようと彼女は思いつく。

「ローヤルゼリー」 Royal Jelly
 体の弱い赤ん坊を心配する夫人。大丈夫だよ、と養蜂業を営む夫。赤ん坊に、蜂からとれるローヤルゼリーを飲ませたという。それは魔法の物質らしいのだが。

「ジョージイ・ポーギイ」(Geogy Porgy)
 ジョージ牧師は告白する。母親が早くに死んでしまった彼は、これまで女性と関わりを持ったことがない。ところが最近、教区の独身女性連中に弄ばれるようになってしまった。

「誕生と破局――真実の物語」 Genesis and Catastrophe A True Story
 一人の男の子がいま、この世に生を受けようとしていた。母親はこの四年間でもう三人、流産していた。この子だけは、長生きさせたい、と母親は神に祈る。

「暴君エドワード」 Edward the Conqueror
 偶然拾った可愛いネコは、天才音楽家・リストの生まれ変わりだ。そう信じた妻は、夫のエドワードにそれを証明しようとする。

「豚」 Pig
 孤児となった少年は、ベジタリアンの伯母に育てられ、やがて料理の才能が開花。街へ出て、始めて食べた豚肉の美味しさに感動した少年は、食肉工場へと向かう。

「ほしぶどう作戦」 The Champion of the World
 解禁を控え、監視の厳しい私有地で、雉子の密猟を企む主人公と同僚の二人。密猟にかけては名人だったという父親の方法を、同僚は次々と試す。
(孔田)

フレドリック・ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい』


「みどりの星へ」 Something Green
 とある惑星で一人ぼっちになった男。美しき故郷の星・地球に帰るべく、仲の良い五本足の生物・ドロシーと共に宇宙船の部品を探し歩く彼にある日、迎えがやって来る。

「ぶっそうなやつら」 The Dangerous People
 弁護士は出向いた田舎町で、近くの精神病院から患者が脱走した話を聞く。そして帰りの列車の待合室。隣の男が、見れば見るほど怪しく思えてくる……。

「おそるべき坊や」 Armageddon
 チベットで封印の風車が止まる頃、悪魔がシンシナティで行われていたマジック・ショーでこの世に復活を遂げようとしていた。観客の男の子は如何にして、それを水鉄砲一丁で防いだのか?

「電獣ヴァヴェリ」 The Waveries
 地球上のあらゆるラジオ、テレビの放送が出来なくなってしまった。原因は、宇宙からやって来た電波を食べる生物・ヴァヴェリだった。

「ノック」Knock
 地球最後の男が住む部屋のドアをノックするのは誰? 地球を壊滅させたザン星人だ。男は、「自然死」の概念を持たない彼らの思考を逆手にとって、この星から追い出そうと企む。

「ユーディの原理」 The Yehudi Principle
 命令を一瞬で聞いてくれる「小人」の機械。実際は、自己暗示をかけて使用者自身が高速で仕事を遂行出来る、という便利なものだった。しかし「かってに死ね」と言ったとき、ピストルの音がして……。

「シリウス・ゼロ」 Nothing Sirius
 存在しないはずの惑星に辿り着いた一家。探索するうち、昔の仲間に出会う。この星は、映画会社が秘密のスタジオとして使っているのだそうだ。何かがひっかかる……。

「町を求む」 A Town Wanted
 町の全てを手に入れようとする男。しかしボスに裏切りがバレて、出て行かなければならなくなった。

「帽子の手品」 Hat Trick
 恐ろしい映画を観たあと、若者たちはその内の一人が持つスタジオに遊びに行った。やがて青年が、手品を披露するはめになる。彼が帽子の中から取り出したものは……。

「不死鳥への手紙」 Letter to a Phoenix
 あなたにお話したいことは、じつにたくさんある、と十八万年も生きてきた男は言う。彼の語る、人類の過去と未来。

「沈黙と叫び」 Cry Silence
 誰もいない山奥で木が倒れた場合、その音は存在するのだろうか。あるいは、そこにいた人間の耳が聞こえなかったとしたら……。とある町で、人が死んだ。それは事故か、殺人か。

「さあ、気ちがいになりなさい」 Come and Go Mad
 事故で現世の記憶を失ってから三年。優秀な記者は、精神病院への潜入取材を命じられるが、不安を隠せない。なぜなら、実は彼は本当に、一七九六年から来たナポレオンだったのだから。
(孔田)

シオドア・スタージョン 『一角獣・多角獣』


「一角獣の泉」The Silken-Swift
 地主の娘に陥れられて盲目になった男は、彷徨う内に乙女の住む一角獣の泉にたどり着く……。

「熊人形」The Professor's Teddy-Bear
 ジェレミー坊やが熊人形に話す夢。それは未来の自分の夢だった……。

「ビアンカの手」Bianca's Hand
 白痴の少女の手に魅せられた男。女の主のようにふるまう手に、男は求愛するが……。

「孤独の円盤」A Saucer of Loneliness
 少女の頭の上に突然円盤が現れた。一体それは何なのか。人々の猜疑心が彼女を孤独にしていく……。

「めぐりあい」It Wasn't Syzygy
 恋人との幸せな日々に起こった異変。突然現れた老人はそれを「シジジイ」だという……。

「ふわふわちゃん」Fluffy
 未亡人の飼い猫「ふわふわちゃん」。その猫が主人公に向かって喋り出して……。

「反対側のセックス」The Sex Opposite
 公園のアベックの死体は、シャム双児のように身体がくっついていた。主人公たちは捜査の過程で「シジジイ」という単語に出合う……。

「死ね、名演奏家、死ね」Die, Maestro, Die
 俺が殺したバンド仲間は、掛け値なしにいい奴だった。死体を隠し、完全犯罪は成功したはずだったが……。

「監房ともだち」Cellmate
 監房で知り合った男は脱走を企てているという。男にはある秘密があって……。

「考え方」A Way of Thinking
 主人公の旧知の男の考え方は他人と根本的に異なっていた。呪いの人形で呪われて弟を再起不能にされた男は……。
(埃及)

リチャード・マシスン『13のショック』


「ノアの子孫」The Children of Noah
 田舎町にてスピード違反で止められた。罰金刑を払うだけで済むと思っていたら……。

「レミング」Lemmings
 レミングのように人々が入水していくシュールな光景。

「顔」The Faces
 後家が殺され、その息子は狂っていた。後家を殺した犯人は息子……?

「長距離電話」Long Distance Call(Sorry, Right Number)
 毎夜のいたずら電話。電話会社に発信先を突き止めてもらったら……。

「人生モンタージュ」Montage
 人生は成功するまでが長い。もしもその過程を映画のように省略できたら……。

「天衣無縫」One for the Books
 ある日突然フランス語を堪能に話せるようになった男。どうやらテレパシーで知識を吸収する能力を身につけたらしい……。

「休日の男」The Holiday Man
 仕事に行きたくない。人混みがつらい。だが行かなければならない。彼の仕事は……。

「死者のダンス」Dance of the Dead
 近未来の奔放な若者たち。やがて「死者のダンス」がはじまる。

「陰謀者の群れ」Legion of Plotters
 すべての人間が自分を陥れようとしているように感じる男はやがて……。

「次元断層」The Edge
 はじめて入ったレストランなのに、そこの常連は彼のことを前から知っていた……。

「忍びよる恐怖」The Creeping Terror
 近未来。ロサンゼルスからはじまった人々の奇行は全米を覆い尽くしていく。

「死の宇宙船」Death Ship
 新惑星に墜落船を発見。しかし中の死体は自分たち自身だった。時間のゆがみに巻き込まれたのか……?

「種子まく男」The Distributor
 越して来た男は密かにいざこざの種を蒔いた。住民同士の争いは、次第に大きくなって……。
(埃及)

ジュルジュ・ランジュラン『蠅』


 SFが必要としているのは、「新鮮な血液」であり、本書はまさにそれである。本書で語られる主題は、「異常性を帯びた夢想、悪夢のたぐい」を源としている。また、時とその神秘をも扱っている。

「蠅」 La mouche(The Fly)
 主人公が弟の妻に呼び出されて出向いてみると、そこには弟の異様な死体が。状況証拠と弟の妻の自白により、弟の妻が逮捕される。詳細をたずねた主人公に、彼女は異様な話を語り始める……。

「奇跡」 Le miracle
 列車事故で無傷だった男は、無傷にもかかわらず足に怪我したふりをする。そしてその足を奇蹟で直ったことにして、功名心を満たそうとするのだが……。

「忘却への墜落」 Chute dans l'oubli
 浮気をした妻に対し、主人公は復讐を果たす。主人公は、それを無罪となる方法でやったと主張するのだが……。

「彼方のどこにもいない女」 La dame d'outre-nulle part
 ある男がテレビをつけていると、放送時間外にもかかわらず女が映った。彼は彼女に話しかけているうちに、いつしか恋心を抱き始める……。

「御しがたい虎」 Le tiger recalcitrant
 主人公は、妻とその友人夫妻を連れて、動物園へ出掛ける。主人公は、自分に催眠術の才能があることを証明し、それによって魅力的な友人の妻の気を引こうと、虎に催眠術をかけるのだが……。

「他人の手」 L'autre main
 外科医を営む主人公の下に男が訪れて言う。右手が自分の意思とは無関係に動いてしまうので切断して欲しいのだ、と。

「安楽椅子探偵」 De fauteuil en deduction
 赤ん坊が誘拐された! 誘拐事件を解決するため、安楽椅子に座ったおじいちゃんは、リウマチで痛む腰を上げて、事件の解決に挑む……。

「悪魔巡り」 La tourne du diable
 病気に苦しむ老犬を殺した日、主人公の妻が亡くなった。悲劇に消沈する主人公の前に、怪しげな老婆が姿を現し、魂と引き換えに、もう一度チャンスをあげようか、と語りかける。

「最終飛行」 La Derniere traverse
 一度も事故を起こしたことのないあるパイロットが、現役最後の飛行の最中に、大きな鳥と遭遇する。

「考えるロボット」 Robots pensants
 主人公とその彼女は、チェスを指すロボットの仕組みに興味を持つ。彼らはそれぞれ、製作者であり所有者でもある伯爵の家に忍び込んだが、彼らに災いが降りかかる。
(戸羽)

シャーリイ・ジャクスン『くじ』


「酔い痴れて」 The Intoxicated
 主人公が若い娘に話しかけると、彼女は酔っているのか厭世的な発言をする。

「魔性の恋人」 The Demon Lover
 今日は私の結婚式だ。胸をときめかせていた女は、新郎のジェームズ・ハリスを待ち焦がれていた。しかし、彼はいつまでたってもやってこない。不審に思った彼女は、彼を探して放浪する……。

「おふくろの味」 Like Mother Used to Make
 几帳面な主人公は、迷惑な隣人マーシャと、その会社の同僚であるジェームズ・ハリスによって快適な部屋を奪われてしまう。

「決闘裁判」 Trial by Combat
 自分の部屋から物が無くなることを不思議に思った主人公は、同じ建物の住人ミセス・アレンを疑い、彼女の部屋をたずねる。すると、そこは自分の部屋とそっくりであった。

「ヴィレッジの住人」 The Villager
 主人公は家具の買い取りをしに行った家で、ハリスという男に家主と間違えられ、商談を持ちかけられる……。


「魔女」 The Witch
 少年とその母親が車室に座っていると、男が少年の席の隣に座り、おもむろに「昔、妹を食べたのだ」と話し始める……。

「背教者」 The Renegade
 朝の忙しいとき、「ハリスんとこ」から主婦に、彼女の愛する犬が鶏を襲ったと電話がかかってくる。彼女は犬を庇おうとするのだが、彼女以外は犬に厳罰を加えるべきだと確信を持って主張する。

「どうぞお先に、アルフォンズ殿」 After You, My Dear Alphonse
 黒人少年のボイドに、主人公の母は情けを掛けようとするのだが……。

「チャールズ」 Charles
 息子が幼稚園に行き始めて素行が悪くなったことを心配する両親。息子の話によると、どうやら素行が悪くなった原因は同級生のチャールズにあるようだ。

「麻服の午後」 Afternoon in Linen
お調子者のハワードが、「主人公はピアノ、詩を嗜むのだ」と周囲に言いふらし、笑いものにしようとする。

「ドロシイと祖母と水兵たち」 Dorothy and My Grandmother and the Sailors
 かつてサンフランシスコには、毎年ある時期になると、艦隊が入港する。かなり軟派の水兵がたくさんいるという艦隊へ、主人公達は叔父の情報を求めて向かうのだが……。


「対話」 Colloquy
 病院を訪ねた女は先生に尋ねる。「自分以外は皆狂っているのですか? 昔は単純な世の中だったのに、今は難しいことばかりで……」

「伝統ある立派な会社」 A Fine Old Firm
 コンコード夫人の下に、フリードマン夫人が訪ねてくる。フリードマン夫人は、お互いの息子は知り合いだというのだが、どうも二人の話は噛み合わない。

「人形と腹話術師」 The Dummy
 感じのいいレストランで、場違いな腹話術師が芸をしている。その彼にはメタリックグリーンのドレスを身に着けた娘が付き添っていた。

「曖昧の七つの型」(旧題「意味の多様性の七種類」) The Seven Types of Ambiguity
 ある貧乏学生が、店主ハリスが経営する書店に『曖昧の七つの型』という本を読むために通っていた。そこへある日、金持ちの大男がやってくる。

「アイルランドに来て踊れ」 Come Dance with Me in Ireland
 おしゃべりしている三人の夫人のもとへ、哀れな老人が訪れる。夫人たちは三者三様の対応をするのだが、それに対して老人は……。


「もちろん」 Of Course
 ジェームス・ハリスとその母が、主人公の隣へ越してきた。ハリスの母は主人公に言う。映画や新聞は俗的で趣味が悪い、と。

「塩の柱」 Pillar of Salt
 カップルが、田舎から都会へ旅行する。初めはそうではなかったものの、次第に都会の人々、あるいは都会そのものへ恐怖を感じるようになる。

「大きな靴の男たち」 Men with Their Big Shoes
 家政婦として雇ったミセス・アンダースンが、主人公のささやかな幸せの空間へ土足で踏み込んできて、場を乱してしまう。

「歯」 The Tooth
 夫と別れ、妻は歯痛を治すために町へと旅をする。それをエスコートするのは、ジムと名乗る怪しげな男。

「ジミーからの手紙」 Got a Letter from Jimmy
 ジミーから手紙が届いたのだが、夫はそれを一向に気に留めず、開封すらしない。しかし、妻はその手紙が気になって、落ち着くことが全く出来ない。妻は思う。男って完全に正気なんだろうか。

「くじ」 The Lottery
 ある日の午前十時。行事をするために、村の人々が広場に集まった。そして、儀式は始まった。村人達は、くじを引き……。
(戸羽)

ジョン・コリア『炎の中の絵』


「夢判断」Interpretation of a Dream
 精神科に夢診断を願い出た男。38階から自分が落ちていく夢を見るというのだが……。

「記念日の贈物」And Whoo, With Eden……(Anniversary Gift)
 爬虫類好きの妻にうんざりした夫。四苦八苦して手に入れた毒ヘビを妻のペットに紛れ込ませて殺そうとするが……。

「ささやかな記念品」Little Memeto
 ある日たずねた老人の私設博物館。展示された記念品は、市井の人々の人生のきっかけになったものばかりだった……。

「ある湖の出来事」Incident on a Lake
 妻は夫の旅行に嫌々同行している。未知の巨大生物の噂に夫婦は奥地へ出かけるが……。

「旧友」Old Acquaintance
 妻が死んだ。夫は新生活のはじまりに期待するが、街で死んだはずの妻、そして旧友に再会する……。

「マドモアゼル・キキ」Mademoiselle Kiki
 鳴き声で嵐を予知する港町のカフェの雌猫キキは、漁師たちに可愛がられていたが、そこに雄猫パピヨンがやって来た。

「スプリング熱」Spring Fever
 売れない彫刻家の主人公が、リアルな人形を作ってはじめた腹話術ショー。恋人に大金が入ると豪語したが失敗してしまう……。

「クリスマスに帰る」Back for Christmas
 妻を殺した男は、死体を地下室に隠した。もうこの家に入る者はない。彼の完全犯罪は成功したはずだったが……。

「ロマンスはすたれない」Romance Lingers, Adventure Lives
 家が隣同士の二人の男は、平凡な毎日にうんざりしていた。ある日、それぞれに日常の破壊を決意した彼らは、勇んで帰宅したが……。

「鋼鉄の猫」The Steel Cat
 ネズミ取り「鋼鉄の猫」。それを営業していた男は、実演用のネズミのジョージを可愛がっていたが、肝心の売り込み先で……。

「カード占い」In the Cards
 占い師の女は客の男が近々遺産をもらうことを予知した。それを目当てに彼女は男と結婚するが……。

「雨の土曜日」Wet Saturday
 娘が起こした殺人事件を隠せないかと思案していた家族のところに闖入者が現れて……。

「保険のかけ過ぎ」Over Insurance
 不慮の自分の死を心配して、お互い配偶者のために保険をかけた夫婦。ところが次第に愛は冷めて……。

「ああ、大学」Ah, the University
 大学の勉強など役に立たない。それより賭博を研究すべきだという父。やがて大勝負の時が訪れたが……。

「死の天使」Three Bears Cottage
 妻にうんざりしている夫。彼は「死の天使」という毒キノコで妻の殺害を試みるが……。

「ギャビン・オーリアリー」Gavin O'leary
 蚤のギャビン・オーリアリー。映画の中の女優に恋した彼は、彼女に会うために旅立つ……。

「霧の季節」Season of Mists
 一目惚れした女は双子だった。主人公は自分も双子だと偽り、一人二役で両方と付き合うが……。

「死者の悪口を言うな」De Mortuis
 地下室のセメントを塗っていただけの男。しかし村人は彼が妻の死体を埋めていたと言いだして……。

「炎のなかの絵」Pictures in the Fire
 映画の台本執筆を契約した脚本家。役の取材のため、主演女優の性格を探ることになったが……。

「少女」The Tender Age
 旅人と夫婦の会話。たわいもないやりとりを続ける内に、娘が旅人に懐いて……。
(埃及)

ロバート・ブロック『血は冷たく流れる』


「芝居を続けろ」The Show Must Go On
 ある役者が酒場で男にからまれ、必死に逃げようとする。

「治療」The Cure
 突然ナイフが振り下ろされた! 大金を強奪したことで逃亡生活を開始したはいいが、緊張感からか仲間のマリーがおかしくなってしまったのだ。とりあえず、マリーを精神科医に診せることを決めたが……。

「こわれた夜明け」Daybroke
 核爆弾により大気は汚染され、荒廃した町を、男は歩き続ける。

「ショウ・ビジネス」Show Biz
 ある政治学の教授が有名なPR会社の社長に、「世界をわがものに」するための計画を持ちかける。

「名画」The Masterpiece
 年老いた絵描きが若い頃に描いた、一世一代の名画。

「わたしの好みはブロンド」I Like Blondes
 ブロンド娘の大好きなわたしは、今日もナンパのためダンスホールへと出かける。

「あの豪勢な墓を掘れ!」Dig That Crazy Grave!
 ジャズを研究している教授と恋人のドロシーは、ドラマーのジョジョ・ジョーンズのライヴに行き、その演奏の凄さに衝撃を受ける。それ以来、ドロシーは常にジョジョの傍にいるようになり……。

「野牛のさすらう国にて」Where The Buffalo Roam
 野牛を追い続けるおれたちの前に、見たこともないものが現れる。

「ベッツィーは生きてる」Is Betsy Blake Still Alive?
 死んだ名女優を嘘の映画宣伝で蘇らせるという企画がシナリオライターに持ちかけられるが……。

「本音」Word of Honor
 誰も彼もが胸に秘めた隠し事や本音を話し始めた。この混乱した事態を調べるために、ある記者が大学の理学部教授に相談しに行った。その教授がいう事には……。

「最後の演技」Final Performance
 男は車の故障のため偶然モーテルに泊ることになった。しかし、そこにいた女性から夫の悪行を聞かされたことで、男は共に逃げ出すことを決意するが……。

「うららかな昼さがりの出来事」All on a Golden Afternoon
 『不思議の国のアリス』そっくりの夢を見る女優の話に、精神科医の対応は……?

「ほくそ笑む場所」The Gloating Place
 スーザンは誰にも邪魔されない「ほくそえむ場所」でいつも考え事をしていた。しかし、黒い仮面の男に襲われかけたことから、あらぬことを考え始め……。

「針」The Pin
 貧乏な絵描きは仕事場として借りたおんぼろビルの屋根裏部屋で、泣きながら電話帳に針を突き立て続ける不思議な男を発見した。しかし、その男の目的は……?

「フェル先生、あなたは嫌いです」I Do Not Love Thee , Doctor Fell
 精神科医のフェル先生と患者のとの、自分が誰かをめぐる対話。

「強い刺激」The Big Kick
 人生に悩むジュディは、ミッチに出会ったことでビート哲学に目覚めた。それ以来、音楽、ドラッグ、セックスと刺激を求めるようになるが、ある日金を得るために元大学助教授のケニーに近づく。
(眠)

ロバート・シェクリイ『無限がいっぱい』


「グレイのフラノを身につけて」Gray Flannel Armor
 恋のきっかけを教えてくれるラジオ。その作為性に違和感を覚えた主人公は自然な恋を求め、それを手に入れるが……。

「ひる」The Leech
 あらゆるエネルギーを吸収して巨大化する宇宙生物。人類による撃退作戦がはじまるが……。

「監視鳥」Watchbird
 殺意を探知して殺人を防ぐロボット「監視鳥」。しかし暴走した監視鳥が逆に虐殺をはじめて……。

「風起る」A Wind Is Rising
 観測ステーションを襲った嵐。地球では考えられないほどの暴風相手に乗組員は奮闘するが……。

「一夜明けて」Morning After
 何不自由なく暮らせる管理社会。しかし主人公は冒険を求めて金星に旅立つ……。

「原住民の問題」The Native Problem
 無人の惑星に移住した男はようやく孤独を知った。しかし後にやってきた人々は彼を異星人とみなし、植民をはじめて……。

「給餌の時間」Feeding Time
 古本屋で見つけた珍本には、グリフォンの飼育方法が書かれてあった。

「パラダイス第2」Paradise II
 幽霊宇宙ステーションを発見。いったい何のためにつくられたのか……。

「倍額保険」Double Indemnity
 男は過去へ遡り、自分と瓜二つの先祖を捜していた。彼の意図は、あるタイムパラドックスを利用した保険金詐欺だった……。 

「乗船拒否」Holdout
 宇宙船の生活では協調が大切だ。乗員たちは人種的偏見を持った補充員を下ろそうとするが……。

「暁の侵略者」Dawn Invader
 先住の異星人と精神的に同化してその星を乗っ取る侵略者。しかし主人公が同化した相手は……。

「愛の語学」The Language of Love
 愛は言葉にできない。しかしその言語化に成功した男がいた。主人公は彼にその方法を学ぶが……。
(埃及)

後半