羽田アクセスAA400系電車(はねだあくせすえーえーよんひゃっけいでんしゃ)は、2008年に登場した
羽田アクセス鉄道の通勤型車両。
概要
2008年の
羽田アクセス空港線開通にあわせ、東急車輛製造で製造。
全編成が軽量ステンレス製。
主要諸元
編成両数 |
6両 |
起動加速度 |
3.5km/h/s |
営業最高速度 |
130km/h |
設計最高速度 |
160km/h |
減速度(通常) |
4.0km/h/s |
減速度(非常) |
4.6km/h/s |
編成定員 |
900人 |
全長(中間車) |
20,000mm |
全幅 |
2,800mm |
全高 |
4,117mm |
軌間 |
1,067mm(狭軌) |
電気方式 |
直流1,500V |
モータ出力 |
200kW |
主電動機 |
三相誘導電動機 |
駆動装置 |
WN平行カルダン駆動方式 |
制御装置 |
VVVFインバータ制御(三菱電機製IPM方式) |
ブレーキ方式 |
HRA-R(回生併用電気指令式空気ブレーキ) |
保安装置 |
ATO・CS-ATC |
車両解説
外観
全編成がステンレス製。
ヨーダンパ付きボルスタレス台車を備えている。
全編成がシングルアームパンタグラフを装備。(M1・M3に搭載)
小田急4000形とほぼ同等の車体を用いたが、帯はコーポレートカラーの赤色を纏っている。
種別・行先表示器はフルカラーLEDを使用している。
乗務員室・運転台
T型ワンハンドルマスコンを採用。デッドマン装置が装備されている。
また、LCD式画面を3台設置し、速度情報や圧力計など、計器類を全て集約した。
乗降促進放送も装備。
車内設備
ドア上にLCD式車内案内表示器を2台設置し、右側では次駅案内などの情報、左側ではコマーシャルを流している。
また、全編成に自動放送装置が付いていて、日本語と英語両方の放送を行う。
全車両に空気清浄機を搭載している。
車椅子スペースは、2号車と5号車に設置されている。
座席は全てバケットシートで、座り心地を重視したものに仕上がっている。
また、7人掛けの座席は3+4に、3人掛けの座席は1+2に分けるスタンションポールが設置されている。
窓は車内側からの金属支持。
制御装置・ブレーキ装置・補助電源
VVVFインバータ制御。三菱電機製のIPM方式をとることで、保安性の向上を図った。
ブレーキは回生併用電気指令式空気ブレーキ。常用7段と非常の計8段階。アナログ指令式が用いられている。
補助電源はSIV(静止型インバータ)を使用。
運用範囲
検査時の回送方
検査は東高キャリッジ新所沢車両検修場で行われる。
回送時はAA400系に東高ATSが搭載されていないため、東京高速の
N901系を二子玉川方に連結して上石神井まで走行し、上石神井からの西武線内は所沢方にN901系を連結して走行する。
最終更新:2009年09月27日 23:05