英名 : Lapis Lazuli
和名 : 青金石
硬度 : 5.5
比重 : 2.4
色 : 青色(瑠璃色)
光沢 : 樹脂光沢~ガラス光沢
蛍光 : なし
条痕 : 青色
分類 : ケイ酸塩鉱物
晶系 : 等軸晶系
劈開 : 不明瞭
断口 : 不規則


複数の好物が混ざって形成されるため、純粋な鉱物ではない。
構成成分中にラズライト(瑠璃)を含んでいる場合、ラピスラズリと呼ばれる。
青色が濃いものほど高価なものとされる。
また、はるか昔から魔よけの意味をもち、お守りや装飾品として用いられてきた。
ツタンカーメン王の墓の装飾もラピスラズリを用いられていた。

ラピスとは、ラテン語で「石」という意味。
ラズリはペルシャ語で「青」を表す言葉。
最初に発見されたのはアフガニスタン。
アフガニスタンから海を越えて運ばれてきたラピスラズリが群青色だったため、"海のむこうから"という語源をもつ「ウルトラマリン(群青色)」と呼ばれるようになったらしい。

最初に発見されたアフガニスタンで最も品質のよい物が発掘されると言われている。
他にアルゼンチンや、イタリアのベスビオ山などでも良質のものが見つかる。
アメリカのカリフォルニアやカナダ、ロシアのバイカル湖、アンデス山脈などでも見つかる。
バイカル湖周辺とアンデス山脈では、淡青色のラピスラズリが見つかっている。
残念ながら、日本国内では発見されていない。



最終更新:2007年10月05日 14:51