獬豸:かいち


中国の瑞獣<未作成>の一種。
他の瑞獣<未作成>は優れた王生まれた時に現れるが、
獬豸は王の裁判が公正に行われる時や、
その裁判を行える優れた裁判官が生まれたに現れるという。

その身体は羊に似ているという説や、
牛に似ているという説があり、
鱗をその身に纏っている。

真贋を見定める不思議な力を持ち、
人の闘いを見ればその邪悪の方を角で突き、
人の議論を聞けば不正の方を噛むという。
その事から裁判と関係付けられ、
後世では裁判官の服にその姿を描いた。
魔よけとして建造物の門などに置かれる事もある。

後に中国から朝鮮半島に伝えられた。



最終更新:2007年07月10日 01:51