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イツァムナ


マヤ文明における最高神。
イツァムナは最初の神であり、全ての神々の父であった。
唯一神であると同時に、二元性を体現する神でもある。
複雑な性格と蛇に似た属性を持ち、文字と占いの神でもあった。
そんなイツァムナは様々なものに姿を変えて、マヤの聖典や予言に登場している。

多くの化身を持つ創造神イツァムナは、一神教的なもとの、多神教的なものとが混在し、二元性の概念で成り立つ世界にふさわしいものであった。
蛇の姿で登場する事の多いが、マヤの宇宙観では、蛇は天上界、地上界、冥界の3世界を象徴し、それら3つの性質を内在している。

創造神は天上の楽園を体現する存在として、口から蛇に似た竜が飛び出している姿で現され、冥界を体現する存在としては、骸骨の水生の爬虫類(主にワニ)の姿で表される。

『ポポル・ヴフ』によると、創造神はトウモロコシの練り粉から人間を創り出したと言う。
太陽神としても結び付けられるイツァムナは、その花嫁として天上に住む月の母であり、お産の守護神であるイシュ・チェルを迎えた。
また、イツァムナは、マヤの支配王朝と密接な関係があり、王家の守護神として考えられていた。

新年の儀式で、危機や災いを払うために、イツァムナからの加護を祈ったが、一年の内の、その他の月に行う各月の祭儀でも、太陽神や、や、医術の守護神医術の守護神など、など、別の神格として崇拝されている。
この神は必ず肯定的な存在で、死や戦争と結び付けられる事は無い。

また、書記として書かれる壺絵もあり、現存している4点の絵文書においては、高位の神官として描かれている。
そのようなイメージは後のユクテカの宗教でも確認できる。
そこでイツァムナは人類最初の神官、表記法の考案者として崇拝されていた。

マヤ文明の末期に、イツァムナ信仰はケツァルコアトル=ククルカン信仰と融合したらしい。
いずれも芸術と科学知識をもたらす肯定的な神である。