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尾行」(2007/04/19 (木) 20:06:25) の最新版変更点

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夜が明けると同時に、一人と二匹が起きた。 「…おはよう。」 「あぁ。おはよう。起こしたか?」 「いや。おきた。で何かわかったのか?」 昨日のことを全て話し、また机へと向かう。 それと同時に、いつもはずっと寝ているはずの二人も起きた。 「石…石。鉱石とか。いっぱいありますし…。」 「赤いのっていっぱいあるよ…宝石にもあるし…。  探しようが…。」 「情報収集。か…。じゃあ朝食と一緒に聞きにいってみるか。」 パジャマから服に着替えて、宿を出る。 その三人を影から見ていたものが二人。 「動いたか。お前は知らせて来い、俺は尾行する。」 「了解。お前も見失ったりすんなよ…。」 そう男がいい、走り去った。 「見失いはしないさ。多分な。」 もう一人の男は、さりげなく彼らの後をつけ始めた。 酒場に入り、朝食を食べはじめる。 「よぉ、隣いいか?」 「どうぞ。」 日記を読みながら、答える。 その日記を覗き込むように、隣の男が寄ってくる。 「………面白い日記持ってンなぁ?俺に貸してくれんかねぇ。」 「ヤダ。いくよイル、ライ。フェイもルカも。」 「え?情報収集は?いいんですか?」 「後で。」 席から立とうとした彼を男がつかみ耳元で囁いた。 「ランプと竜を渡せ…。逃げても無駄だ、俺達はすぐお前らに追いつく…。」 「いやだといったら?」 「此処を出たら真っ先に殺しに行くからな…。お前らの荷物を奪えば目的のものはすぐ手に入る…。」 「殺せる自信あるんだね…じゃあ、また旅路であいましょう。」 セオはそれだけをいって酒場を出た。 …面倒なことになったな。いまさらになって改めて思わされた。 「セオ、いつミナルからでるの?」 「そのうち。準備するよ…戦闘のね。」 「え?」 「街を出たらすぐに戦闘の準備をするから…イルはクロスクリスを肌身離さず持ってるんだ。ライは…ランプとこいつらを。」 「わかりました…。すいません、私のせいであなたたちの命が狙われることになるとは」 「別に、死ぬ気はないから、謝らなくってもいいよ。」 「ですがっ!もしあなたたちが死んでしまったら…」 謝るライに対しフェイが 「謝ることはねぇじゃねぇか、危険を承知してこいつらがお前の依頼を受けてくれたんだろ? お前がこいつらを信じてやんねぇでどうするんだよ!」 そう怒鳴る。 「…そうだね。フェイ。忘れてたよ…。」

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