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すいーと・ぶらうん・すとーりーず Side Eleni」(2011/02/11 (金) 15:38:03) の最新版変更点

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Side Eleni  「姉ちゃん、ただいまー…ッて!」 「…よっしゃ、これで全部完成やー☆」 「なんやコレ! 店ん中の空気が…★」 様々な日用品や冒険道具を商う店が軒を連ねるリエステールの「道具屋通り」。 その一角に開かれた冒険者向けの道具屋「テオドラキス商店」に入っていった少年支援士・ イアニスは、彼の姉・エレニが大量に手作りしたチョコレートから放たれる甘い香りに 圧倒されていた。 「おかえりイアニス、早かったなぁ?」 「ね、姉ちゃ〜ん…、コレは何や!?」 「『何や』ッて言われてもなぁ、バレンタイン・デー恒例のチョコレートとしか言えへんや ないかい。」 「…そりゃそうやけど、『なんでこんなにチョコがあるんや』ッてコトや!」 「あしたウチで買い物(かいもん)してくれたお客さんにプレゼントするんやで♪」 頬に溶けたチョコレートを付けながら、エレニはニッコリ。 「それにしてもぎょうさん作ったなぁ、姉ちゃん。 こんなにお客さん、来るんかいな?」 「買うた金額に応じてプレゼントするからなぁ、ぎょうさん買うてくれたお客さんには そんだけぎょうさんあげるんや。」 「……………。」 「それに、チョコの包みやリボンは一個一個ぜーんぶ変えとるさかい、ぎょうさんあっても どっかでまとめ買いしたり、まとめてもろうたりした風にはぜんぜん見えへん。 これで、ウチで買い物してくれたお客さんはチョコの数見栄張り放題、ウチは商売繁盛! み〜んな嬉しいバレンタイン・デーってモンやぁ☆」 …恐るべき商魂、エレニ・テオドラキス★ 「そうそう、コレはイアニス、アンタの分や。 その代わり明日の朝イチ、ウチがちょっと出かけとる間に開店準備よろしゅうな!」 「えっ、オイラが店の準備!? そんなに売る気満々やのに…ヤボ用かいな?」 「そや。 …『ウチの嫁』にこの特製チョコレート、お届けせなあかんよって…。」 [[《BACK》>すいーと・ぶらうん・すとーりーず]]

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