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すいーと・ぶらうん・すとーりーず Side Giulia」(2011/02/11 (金) 15:40:56) の最新版変更点

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Side Giulia  「おっ、魔物討伐の依頼ご苦労さん! 報酬は用意してある。確認してくれい。」 「…確かに確認したよ! ありがとうマスター☆」 リエステールの町中にある一軒の酒場は、今日も多くの客で賑わっている。 今し方マスターから報酬を受け取っていたのは、若い女ながら危険で困難な依頼を幾つも こなしてきた支援士・ジュリア。 「それにしてもよぉ、お前さん、近ごろたくさん仕事請けてるんじゃねぇか?」 「うん、そーだね。いつもの月よりも3割増しのペースかなぁ?」 「いくら若いと言ってもなぁ、無理はするんじゃねぇぜ。 身体壊しちまったら、せっかく稼いだのが水の泡になるッてもんだ。」 「大丈夫だよ。 休むときはきちんと休ンでるし、カネモリからもらった活力薬だってあるしね♪」 「でも、どうしてそんなに頑張ってるんでぇ? …まぁ、訳ありならそれ以上詮索はしねぇがな。」 「バレンタイン・デーが近いからだよ。」 「?」 疑問の色を表情に浮かべたマスターに、彼女は続ける。 「…なぜかはよく分かんないンだけど、ボクは他の女の子たちから幾つもチョコレート もらっちゃうんだよ。 でもぉ、もらいッ放しじゃ何か悪い気がして、最近はみんなにもチョコをお返しするように してるんだ。 それで2月は、普段よりも余計にお金かかッちゃってねぇ…★」 …………………………。 「…おいおい。 世の中には、バレンタイン・デーに野郎なのにチョコのひとつももらえねぇ奴等だって ゴマンといるッてのにさぁ…。 まったく、羨ましい嬢ちゃんだな!?」 感心したのか呆れているのか、マスターはジュリアの肩にポンと手を置いて呟く。 「そんじゃマスター、ボクはこれからお菓子屋さんに行ってくるね!」 「おぅ、行ってきな。 バレンタイン・デーはもう明日だぜ、しばらくはゆっくりするんだな!」 [[《BACK》>すいーと・ぶらうん・すとーりーず]]

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