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「……変な陣形だな。」
「あの陣形?手前はともかく後ろの円方になってるやつ…?」
「妙に引っかかる。あの8隻、進撃しようとしないし…
まぁ、一つ潰せば何かわかるはず。」
「セオの勘?」
「まぁ…そんな感じ。降りるぞ。あとは泳いでいく。」
目の前に見えた船をにらみつけていった。
「了解。さて、準備は?」
「できてる。」
二人は己の武器をしっかりと体に縄でくくりつけ、海に飛び込んだ
<ザパッ>
二人は顔を出し、ある程度の空気を吸い、また潜る。
その繰り返し。
そして、
「…前のより頑丈そうだね。」
「錨…錨…。」
「え?探してどうするの?」
「錨を下ろしてるんなら鎖が伸びてる。それを使って上に行く。」
結界艦の周りを泳いで、鎖を見つける。
「…だいじょぶそうだな。よっと!」
波が高くなった瞬間ジャンプし、鎖につかんだ。
音を立てないように気をつけ上に上っていく。
「…イル、大丈夫か?」
「う…うん、手が痛いけど。」
そのまま二人は錨の鎖をつかんだままのぼる。
「せいっ…と。」
セオが先に甲板へよじ登り、次にイルがあがる。
「ギシャァァァァ!」
最前列にグレムリン、次にワイバーン。
一番奥に、その魔物の統制を行っている異人。
「物共よ、あのガキどもを殺せ!」
押し寄せてくる魔物、その間を縫うようにして切り倒していくセオ
後方から援護で弓を放つイル。
「おのれ、黙ってみておれば…。」
「ディアブロ!貴様の出番だ!」
異人達がその魔物の名を呼ぶ。
「グォォォォォン!」
空中から滑空し、甲板に着陸した魔物ディアブロ。
「竜・狼・猫の要素満載の有翼の獣人…まいったな。」
まいってなさそうな声を出し、剣を構えなおした。
ディアブロは攻撃のために一度ふりかぶる癖がある。
その瞬時にジャンプし、一匹の頭を踏みつける。
「グォォォォ!」
勢いよく振り下ろされた右手は仲間の魔物を倒してしまうほどの威力。まともに当たればただじゃ済まされない。
セオがひきつけている間に、イルはその魔物たちの急所を狙っていた。
「狙った場所からは絶対に外さない…!」
<ヒュン!>
その矢は心臓を射抜き、次々とディアブロたちを倒していく。
「くそ…!」
「こらこら、誰も退場は認めてねぇよ。アンタは此処で死ぬんだ。
せめてこの景色を目にやきつけな…。」
冷たい声が異人の後ろから聞こえた。
「き、貴様っいつのま…ガァ!」
異人の首は斬りおとされ、甲板は血のにおいが充満していた。
「さて、次は内部だ。」
内部へ入る階段を下りていく二人。
「えっと…何かな?これ…。」
「………魔方陣。とその媒体か。」
魔方陣の中に、媒体の受け皿がありその中で魔石が妖しく輝いている。
「作動中…ってか。これ、一つでも壊したら魔力の均衡が取れなくなるよな。これを壊せば…星は見えるようになる。はず…」