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「…ウサギはその部屋。参考に…中にはいっぱい君たちの敵がいる。」
ネコはそういい、また消える。
「さて…準備はいいか?」
「いつでも。」
「じゃ、いくか。」
ドアノブを回し、中へ突入した。
イルの矢は相手の眼球を潰し、よろける巨体のディアブロをレオンとセオが二人係で横に両断する。
アルトはイルと一緒に後方支援をしている。
クローディア、騎士団兵はまとまって攻撃をしている。
「グガァァァァ!」
怒り狂った魔物の拳が床にめり込む。
「クリス、前を見ろ!」
レオンが叫ぶ。
目の前に急接近していたディアブロが、拳を振り下ろそうとしている。
「―っ」
<ガギッギギィ…>
「このぉ…」
「させるかぁ…。」
二人係で、ディアブロの拳を止める。
「レオン、セオ…。」
「早く立て馬鹿野郎!」
クロスされたその剣は、ブルブルと震えている。
とめていられる時間は少ない。
クリスはすぐに立ち上がる。
それを確認すると、剣をずらし魔物の身体を切り払う。
「……はぁ、いまので最後か。」
「いいや、イルとアルトので最後。」
最後の魔物がぶっ倒れるのを見送ってから、少しばかり休憩を入れる。
「さて…ウサギを解放しましょう。」
縄で縛られていたウサギを抱え、部屋を出る。
「さぁて…あとは、敵からどう逃げるかだよな。」
通路を走りながら、レオンが言った。
「あの数はちょっときついんじゃ…。」
背後をちらりとクリスが見る。
殺気だった異人達の大群が後ろから追いかけてきている。
「よほど、君が大切なようだね。ミスターラビット。」
抱えているウサギにそういい、ドアを蹴り中にはいる。
「キッチン…あるんだ。」
「そりゃ異人と言えど何も食わないって訳じゃねえだろ。」
「♪~」
「で、セオお前は何を…。」
楽しそうにオーブンの中にゆっくりと爆弾を置いていく。
「キッチンで、行き止まりたァ最悪だ。此処でたらどうなると思う?」
「レオン、もうちょっと下がって。というより全員扉のところまで下がる。」
「?」
「いいからいいから。怪我したくないなら下がる。危ないから。」
そういうと、オーブンの中の爆弾に点火する。
「耳、塞いどいてね。」
それだけをいい、数分待った。
異人達の声が聞こえる。この部屋の中に入ってくるのもそう遅くない。
「侵入者共ッ!覚悟しろ!」
そう怒鳴り、扉を開ける。
開いたと同時に、爆風とガラス、煙が。
ちょうどよく爆発したらしい。
侵入者を探すにも探せない状況。
勢いよく閉められた扉。
異人達は入ってきていない。いや、入れないといった方がいいだろう。
「ケホ…ケホケホッ…。」
「怪我してない?」
「おかげさまでな…って、こりゃぁ。」
レオンが真っ先にみて驚いたのは、元・オーブンがあった場所。
ガラスは例外なく粉々、オーブンの姿は無く、キッチンの奥の部屋の壁まで破壊されている。
「よ、よし。逃げるぞっ!」
「壁までこわしてしまうとは…。」
とりあえず、壁を破壊してできた穴からレオンたちは逃走した。


幽霊船 甲板での会話

「カイン、どれだけ倒した?」
「数えてない。どうせアーサーお前もだろう?」
「あぁ、数えてる暇なんて無いんでな。」
ほとんど片付いた状態の甲板。
負傷者が次々と運ばれてくる。
「にしても……。チビの黒猫は何考えてんだろうねぇ。」
「もともと、何も考えてないだろう。心のままに生きてるんだよ奴は。」
「まぁ、セオらしい。カイン。」
「何だ?」
「セオにとって、どっちの世界があってると思う…?」
「それは――。」