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夜明けと共に起床し、冷たい水で顔を洗う。
今日でこのクロッセルから離れるため、ベットに散乱したものを拾い集める。
ゴーグルに防寒帽。帽子の中で丸くなって寝ている生物が一匹。
昨日は、拾ってきた石?のようなものが入っていたはず。
とりあえず、帽子の中から出そうとする。
「…ガフッ。」
「い…いっでぇぇぇぇぇ!」
腕に噛み付かれあまりの痛さに叫んでしまった。
「う…うるさい。黙れ。」
寝ぼけ眼のイルは、枕をこちらに向かって投げてくる。
ライのほうはそのまま寝ている。
「は、放せ。お前…。」
「ピギィ。」
この人懐っこい竜は何処へ行くにもついてくる。
「……ラーイ。起きろ。」
「ふぁぁ…はい?なんでしょうか?」
「コイツ、どうしたらいい?」
「ふぇ…?なんですか?それ…トカゲ?。」
「竜。」
「そんなバカな…竜は火を噴きますよ…おやすみ。」
また倒れるようにして、寝てしまった。
「ピギャァ…。」
「何?腹減ったのか?」
それに返事するようにまた小さく鳴いた。
料理は…まずまずできる。
フライパンを手に取り、手際よく料理していく。
「ふぅ…これでよしと。」
出来上がった料理を机の上に置く。
「ふわぁ…いい匂い。セオォ、朝ごはん独り占めはよくないよぉ?」
「そうですよ…。」
どうやら空腹であの二人も起きたらしい。
とりあえず、全員で食べることとなった。
「…よく食べますね。この子。」
「育ち盛りなんだよ。きっと。」
全て食べ終えてから、フライパンを洗う。
「で…ライの見つけた卵はどうなの?」
彼女が尋ねる。
「まだ、生まれて…生まれますね。」
パキパキと音がして、赤い竜が生まれてきた。
「…全然違うね。ライのとセオの。」
「まぁ…とりあえず。食料の買い足し行くか。あと好きなもの買えば…。」
「そうですね。」
荷物をまとめて、宿から出て行きライはイルと一緒に買い物。
俺は頭に乗っているチビすけと買い物へ。
「…目立つよな。」
通り過ぎる人たちが奇妙なものでも見るようにこちらをずっと見ている。
頭から降ろし、抱いていることにした。
チビすけが欲しがるもの…ほとんどが何かの実だが、それを買ってから集合場所へ行く。
「…はぁ。小さい竜の子が二人。か、食事代が増える。」
「ピギャ?」
「いや、心配することじゃない。おまえは雑食だからな…。」
子竜の頭を撫でながら、考える。
問題はライの方の竜だ。どう見ても肉食…。
「はぁ…。」
「なーに溜息ついちゃって。」
「何か心配事でも?」
後ろには、紙袋を抱えた二人。
「あ。帰ってきてたんだ。」
「うん。それにね、雪原のほうで支援者の死体が見つかったんだって。」
「へぇ。」
「その死体には、右足と肩に一突きされた傷があって、首が近くに落ちてたんだって。」
魔物が処理してくれると思ったんだけどなぁ…
やっぱり埋めたほうがよかったな、こりゃ…。
自分がやったとは言わないほうがいいだろう、事情を話しても許してくれないから…。
「魔物じゃねぇの?」
それだけ言ってから後は次の目的地について。
「グランドブレイカーと通らないでリエステールに…。」
「船で?乗せてくれるかなぁ?」
「まずは、港町ルナータにいってみてからだな。それは…。」
「そうですね。では、行きましょうか。」
クロッセルから一度リックテールに帰り、港町ルナータへ。