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「さてさて…帰りますか。」
「うん。とっても疲れた…。」
「いつもの倍以上動いたからじゃねえの?」
「多分……あ、ねむくなってきた…。」
「………自分で歩いてね。」
「酷いなぁ……よろしく。」
「よろしく…てか。ったくしょーがねー奴。今回だけだぞ…。」
「う、ん。じゃ…お休み。」

結局、前回の様にイルは俺の悪口を言いながら髪を引っ張った。
そんなに悪いことしてないのに…ただちょっとからかってるだけで。
どうして悪口言われなきゃいけないんだろ…?

リックテールについたのは、真夜中だった。

「ルウの奴起きてるかな……。」
戸を軽く押すが、開かない。
「……ホントはこういうのいけないんだけど。」
そういうと暗闇の中で作業を開始した。
<カチッ>
「開いた…けど気が進まない。」
こんなことして入ったのがばれれば、即行ルウに処分されるだろう。
だが、イルには家のベットまでよろしく。といわれたし…
どちらを無視しても、明日無事で居られる確立はそう低くない。
「もう、どうにでもなれ…。」
そう呟いて、真っ暗な家の中へと入って行った。

ギシ…ギシ…ギシ…

階段を登るたび音がする。
「ドッロボーーーウ!!!くたばれぇぇぇい!!」
「うわぁっ!!俺だ!ちょっと待て!俺だってば!!」
「オレオレうるさいですよ!オレ○レ詐欺かこの野郎!!」
<ヒュンッ>
何を投げてきているかはわからないが、頬が切れた時点で鋭利な物体。
「あぶねぇ…。」
「逃がすかぁ!!」
<ドスドス>
壁に何かが突き刺さる音数回。
(あの人は自分の妹も一緒に殺す気か…?
まぁ…こんな入り方すりゃ処分されるってわかって入ったんだからな。
まず、そこんところは俺が悪いとして…。)
「見つけましたよ…。まぁ、こんなボロ家。盗むものなどありませんが覚悟してもらいますよ?」
「うあぁぁぁ!!」
「ありゃ?なんだ、セオじゃない。
夜中に忍び込んでくるなんてどういう了見なのかな?ん?」
「あ、いや。その。」
「……ま、いいや。で用件は?」
「はい。」
「え?あ、あぁ。イルね。うんありがと。泊まってく?」
「いや…すぐ近くだから。」
「そ。それじゃあね。バイバーイ。」

「さて…と。野宿でもしますか。」
「キュィ…。」
「あ、まだ寝てていいよ。ちょっと寒いから中に入っとけ。」
「ピィ…。」
(家…借りた方がいいかな…あ、でも家賃とか払えないか…。)
溜息をつき、リックテールの方へと戻っていく。
「フィールド内で寝るよりも、屋根の上で寝た方が安全…だよな。
襲われるより落ちた方がまだいいもんな…まだ。
あ、あと…今度から夜中にあの家に侵入するのはやめておこ…。」
そういい、セオは安全な場所を探して街へと向かう。
どちらにせよ、危険な場所だと思うのだが…。