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 Kai Kannaduki Plesent ver.Ⅱ―――――――



  ―――はぁ・・はぁ・・・・はぁっ・・・・


 for "Aerial World"―――――


 お母様に手を引かれ、夜の森を駆ける。
 後ろから追って来るのは、お父様の命を奪った盗賊達。
 森のそこかしこから、『居たか!!?』『こっちでは無い!!』そう叫ぶ声。
 向こうは手数が多いようで、徐々に居無い所を絞られ、追い詰められていく。

「くっ・・おのれゲイズ!! やはり、貴様が裏切っていたのか・・!!」
「――――っ!!」

 そのお母様の言葉にドキリとさせられた。
 ――――ゲイズ。
 それは、高名なマージナルであるお父様の弟子のネクロマンサ。
 しかし、今はその感傷を許さない。
 後ろからは、『居たぞ!!』と、確かに此方へ向かう足音が大量に聞こえてきたのだから。

「くっ・・・テイル。我が愛しき娘・・・良くお聞きなさい。奴は、きっとお前の力・・・我等が名づけた力『フィークベル』を狙っている筈です」
「っ!!?」
「お前のその力は、何処かの次元より人を呼び、導く事の出来る力。もしもの事があれば・・・テイル。お前は『聖勇者伝記』より、『セイジ』様を呼ぶのだ」
「セイジ・・・・様!!? 彼の、聖勇者様を!!??」

 その問いに、お母様は一つ頷いた。
 ・・・セイジ・T・フォース様。『聖勇者伝記』―――別名、作者不明の物語。
 その物語の中に出てくる彼のその力は、絶対な時の剣『白き刃の黒き剣』ワールズエンドと、失われし英知『ロストマナ』
 その、伝説を呼ぶ力が、わたしに・・・?

「追い詰めたぞ!! 者達、走れ!!」
「くっ・・・テイル!! 行くのです!!」
「は、はい!!」

 ・・・決して離さなかったお母様の手を、暖かさを、
 ここで手放し、わたしは、再び夜の森を駆けだした・・・
 きっと、お母様は殺されてしまう。マージナルは遠距離じゃないとマトモに魔法すら撃てない。


(お願い・・・お願い! 助けて・・・“セイジ”様!!!)