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「行方不明…?」
「さっきまで足音は聞こえていたが、それが急に途切れた。」
「本人が何らかの意思で姿を消したのか…それとも、強制転送かなにか?」
「自分の意思で姿を消すって言っても、歩けばエルンストに音は聞こえるんだろ?」
「あぁ。それよりもクリア、電話は繋がらないか?」

―現在電話に出ることができません。電波の届かないところにあるか…―

「…だめです。さっきから全然。」
「これ以上探すのも時間の無駄ね。セオは諦めて他の子を探しましょう。」
「そんな…。」
「クリア、いつまでも突っ立ってないで早く来なさい。」
「はい…。」

セオの捜索は中断、私達は他の仲間を探すことになった。
何度も電話をかけても結果は同じ。
きっと何か理由があって、出られないだけなんだ。
そう思っていたい…。

「イルちゃんは心配じゃない?」
「心配はしてるよ。けどね、そのことばっかり考えてたらいけないしさ。
それに、そのせいで怪我しちゃったらセオに怒られるからねー。
クリアも考えるのは程々にしないと怒られちゃうぞ~。」
「そうだね。」

私達以外誰もいない、寂しい学園前大通りを歩いていく。

「エルンスト、何か聞こえたの?」
「羽ばたく音だ、こっちに近づいてきてる。」

エルンスト君がそういった瞬間、突風が駆け抜けた。
空には巨大な鷲のようなバグが。

「いままでのよりも…おっきい…。」

これは、もう…迷ってる暇なんかない。

―SKILL TRACE SYSTEM ON. TIME COUNT 120sec ・・・・・・START―

クリアの携帯電話の電子音が告げ、数秒遅れてイルの携帯が同じ言葉を告げた。

「クリア、援護は任せて。」
「うん、お願いっ!!」

変身はこの世界に来て2回目。
この剣、ストラスティアを握るのも2回目。
変身するのを遠慮ばかりしてちゃ…強くなんかなれない。
バグとの戦闘だって、これからどんどん辛くなるはずだから…早めに慣れておかなくちゃ。

「相手は空中…っていうと、対空技は…落葉。」

剣を構え、巨鳥型のバグへと攻撃を開始。
どんなに下手でも、当たらなくっても焦らないで冷静に。
落葉から双葉につなげて、相手が上空に逃げたら…空波を飛ばす散空斬。
もっと、効率よく空波を…。

「散空斬連奏剣…?」

無意識のうちに、その技を繰り出していた。
さっきまでこんな技、あたし知らなかったけど…大丈夫使える。

“グェェェェルルルルッ”

バグの羽ばたきは段々と力無いものへと変わっていく。
これなら、勝てる。
上空から、勢いをつけて降下してくるバグにタイミングを合わせて高く飛ぶ。

「とどめーっ!!」

バグの急所めがけて剣を真っ直ぐに突き刺す。
急所突きが効いたのが、バグは動かなくなり消滅した。

「お、おわったー……倒せたよ。」
「お疲れさまー。かっこよかったよ、クリアー!」
「わ、イルちゃんっ急に抱き疲れちゃ、あぶな…。」

―TIME OUT―

「二人とも…大丈夫か?悪い、なんていうか…ずっとみてて。」
「ううん、気にしないでトート君。ほらイルちゃんも立って汚れるよ。」
「うん。」
「エルナ先生。」
「なに?クリア。」
「もう1回だけ、セオ君に電話してみてもいいですか?」
「どうしてそんなこと私に聞くのかしら?」
「え、あ、断らなきゃいけないかなって…。」
「そんなの制限した覚えないけど…?」
「あ、そうですよね。えっとじゃ、電話してみますね?」

…トゥルルルルルルトゥルルルルルル…ガチャ

「あ、セオ君?」
“クリア?”
「うん、そうだよ…なんか、そっち騒がしいみたいだけど。」
“色々とっ、あぶね…取り込み中っ!!”

何処に居るのかわからないけど、もの凄く騒がしい音が彼の声と共に聞こえてくる。

「えっと…お客さんには迷惑かけないようにね?」
“了解”
「それと…ってあれ?」

今何処に?そう聞く前にブツリという音で会話は途絶えた。

「無事は確認できたみたいね?」
「バグに追われてるみたいだな…。」
「さ、私達もここで立ち止まってるわけにも行かないわ。
早いところ新しい仲間を見つけましょう。」

――

「お客様に迷惑が無いように…だってさ?」


―SKILL TRACE SYSTEM ON. TIME COUNT 120sec ・・・・・・START―


―――

PTキャラ残りX・P

クリア 3回
エルナ 4回
イル 3回
エルンスト 4回
トート 7回

連絡可能の別行動キャラ
ティール
空也
セオ