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 せっかく会えたセオくんがどこか遠くにワープしちゃったのは心細いけれど、
あたしクリアには「他の仲間を見付け、助ける」使命があると感じていた。
「…ふぅ。これからはスキルトレースも出し惜しみできないわね。
それに、素の状態でも身を守れるような道具をどこかで調達しないと…。」
エルナ先生が指示したわけじゃない。
「せんせー、『ホームセンターいまむら』なんてどうかな?
あそこだったら何でも揃ってるよ!」
「…イル、その店は少し遠いのではないか?
…たしかトートは自転車を持っていたな?」
「あのなぁエル、自転車ていどじゃ5人分ものお使いはキビシイぞ。
…あ〜ぁ、その辺に停まってるクルマでも使えればなぁ…。」
イルちゃん、エルンストくん、トートくんが教えてくれたわけでもない。
「……………。」
…そう。
あの剣・ストラスティアを手にする度に、その思いはジワジワと強くなっていくような…

 『雷ヨ走レ、『稲妻《らいとにんぐ》』!』
〈バチバチバチッッ!!!〉
あたし達が大通りの交差点を渡ろうとした瞬間、交差している道の両側から何発もの電撃が
浴びせかけられた!
『キャアァーーッッ!!!』
全身を高電圧に貫かれ手足に痺れが残っている状態では、みんな立っていることさえ
おぼつかない。
『フッフッフッ……』
へたり込み膝を着いているあたし達ににじり寄ってくる、下卑た含み笑いの主は
頭からスッポリと黒マントを被った怪人ども数人。
…きっと奴等もバグに違いないよ!
『…出デヨ火球……』
バグどもが一斉に右手を掲げると、その掌からソフトボール大の火の玉が現れる!
(焼かれる!!)
灼熱の恐怖にさらにその身をこわばらせていると…
「……怪物どもよ、僕が相手だ!」
エルンストくんが力を振り絞って立ち上がる!
『『火球投射《ふぁいあーぼーる》』!! 』
左右から撃ち出された火の玉がエルンストくんひとりに集中し、彼の全身が炎に包まれる!

—SKILL TRACE SYSTEM ON. TIME COUNT 120sec ・・・・・・START—

炎の中で姿を見せたのは、揺らめく刃を手にした高貴なる騎士。
「…愚か者め、自らが放った火の報い…受けるが良いッ!!」
全身を包んでいた紅蓮の炎が次第にフラムベルジェに集まり一体化する!
「…エレメンタルソード!」
文字通りの「炎の剣」が360°薙ぎ払われると、黒マントのバグどもは胴体から真ッ二つに
され、虚無へと還っていった…。

—TIME OUT—

 「エルンストくんッ!!!」
スキルトレースの制限時間を終えたとき、彼は全身のあちこちが焼け焦げた状態で
グッタリとしていた。
「大変ッ!」

—SKILL TRACE SYSTEM ON. TIME COUNT 120sec ・・・・・・START—

エルナ先生がスキルトレースを開始し、神聖なるシスターに姿を変える。
「…聖女の癒し手、その指先より淡き白の救いを。『中度治癒《ラリラ》』!」
痛々しいほどの火傷は白くて柔らかな光の中で大部分が治り、
「…うぅっ……。」
エルンストくんの意識も次第に戻ってゆく。

—TIME OUT—

「…ふぅ、まぁこんなもんでしょ♪」
スキルトレースを解除した先生がホッと一息つく。
「ありがとエルンスト、助かったわ。でも……」
彼女は怒ったような泣き出しそうな複雑な表情をして、
「…あなたはちょっと頑張り過ぎよ!
アパートまで送ったげるから、疲れが取れるまで休んでなさい。」
彼の瞳はエルナ先生の顔を映してはいないけど、その上ずった声に神妙になり…
「…すみません、エルナ先生…。」
と呟いた。

 意外と近くにあったアパートにエルンストくんを送り届け、再び学園前大通り。
「あ〜ぁ、立て続けにふたりもいなくなると厳しいなぁ…。」
「大丈夫だよ、トート。
『去る人あれば来る人あり』
だよ☆」
「…ふふっ、イルちゃんは本当にプラス思考だね?」
〈ファン!〉
「やぁ、エルナ先生じゃないか!?」
あたし達に近付いてホーンを鳴らす外国製4輪駆動車の左ドアから顔を出すのは…
『エンリケ先生!』
「あたし達、『ホームセンターいまむら』に行きたいんです!
乗せてってくれませんか?」
「はっはっはっ!
このクルマには7人まで乗れるから、大丈夫さ。
…さぁ、バグが来る前に乗ってくれ!」


パーティキャラ残りXP

クリア  3回
エルナ  3回
イル   3回
トート  7回
エンリケ 5回

連絡可能の別行動キャラ
ティール
空也
セオ

連絡可能の戦線離脱キャラ
エルンスト