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<リエステール~ミナル街道>


天気のいい昼下がりのある日のこと


???「まったく・・・どーしてこういう事になるかなぁ」


 とぼやくのはクリエイターの少女―エリス。
前方に見える橋の近くにはいわゆるトカゲ男―レムリナムの群れ。
文句が出るのも無理もない。


エリス「せっかく北側での仕事終わって、ミナルでのんびりしようと思ったのにぃ・・・・・・」

???「まぁ、このあたりはたまに群れを成す事があるからね」

エリス「仕事で使い切ってなければ、全部爆破できたのに・・・・・・」

???「エ、エリス? そういう物騒な方向へ考えるのはやめようよ!?」


 なにやら物騒な考えをしているエリスを静めようとするパラディンナイトの青年―アルハイムことアル。
必死になって考えをやめさせようとする姿から、実際に爆弾があれば実行しかねないことが伺える。


???「あはは、実にえーりんらしい考えですよ~」

???「いや、実際にそれやったら橋が落ちるぞ・・・・・・」

エリス「ぁー・・・・・・・・・・・・」

???「・・・・・・考えなしだったのか」


 その光景を楽しそうに見ている少女―ショコラと的確な指摘をして呆れるクレセントの青年―ヴァン。
どうやらエリスは爆破によるレムリナムの群れの「掃討以外の被害」のことを考えていなかったようである。
ギクッという音が聞こえそうな硬直と共にエリスは徐々に顔を引きつらせていった。


エリス「あ、いや、だってね!? あんなに群れでいるんだし・・・爆破したいなーって思う・・・でしょ?」

アル「普通の人はそんなこと考えないと思うなぁ」

エリス「うぐっ!」

ヴァン「まぁ、常識だな」

エリス「ぐはっ!!」

ショコラ「えーりんらしいけど、危険なのですよ~?」

エリス「味方だと思ったのにぃーーー!!!」


 言い訳も即座に叩き潰された。まぁ、当たり前である。
3人の容赦ない突っ込みに半ば凹み叫ぶエリス。
そしてその叫び声が引き金となり、レムリナム達の注意がこちらに向いた。
この状況で大声を出したのだから仕方のないことだろう。


ショコラ「あー、気づかれたみたいですよ~」

アル「エリスが叫ぶから・・・」

エリス「え、ちょ、私のせいなの!?」

ヴァン「否定はできないだろ」

エリス「うぐ・・・(汗」

アル「まぁ、結局はミナルに行くためにここを通らないといけないしね」


 そう言って、アルは背中に背負っていた大剣を抜き前に立ち、ヴァンも合わせて腰から双剣を抜いていた。
続いてショコラも背負っている大きな黒いケースを開けようとして、


エリス「あ、ショコラ。 ここでアレを出すと面倒になるかもしれないからちょっと待って!」

ショコラ「それじゃ私はどうするですよ?」

エリス「とりあえず・・・アイテムで補助お願い」

ショコラ「了解ですよ~」


 止められたショコラはアイテムを受け取り、エリスも投具を構える。


エリス「さて、と」


 一呼吸おいてエリスが一言。


エリス「いっちょ、いきますかっ!」

ショコラ「おー、なのですよ~」

ヴァン「仕方ないな・・・」

アル「よし、行こう!」


 そしてレムリナムの群れとの戦闘が始まったのであった。






―同時刻
<リエステール~ミナル街道>(リエステール寄り)


???「あーるじ~」


 一人の少女が前方を見渡しながら、後方に離れている青年に声をかけた。
「あるじ」と呼ばれた青年はそれに気づき、


青年「ん、どうした?」

少女「遠くの方で何か起きてるみたいですの」

青年「どの辺り?」

少女「んーと、橋の近くぐらいですの」


 と、少女が指差す方向には確かに橋がかかっているのは知っていた。
しかし自分達が今いる場所からではうすらぼんやりと見える程度で、何かが起きてるかというところまでは分からないはずなのである。


青年「ほー、よくもあんな遠くのが見えるなぁ」

少女「これでも、体と目には自信あるですの!」


 「えっへん!」と誇らしげに胸を張る少女。
頭の大きなリボンが体の動きにつられて大きく揺れていた。
青年は「ハイハイ」と、そんな彼女の頭を軽くなでながら、


青年「まぁ、魔物ならこの辺は支援士なら別に問題はないだろうし・・・別事ならその場に行った時に考えるか」

少女「そーですの?」

青年「あぁ、どうせミナルに帰るには通らないといけないしな」

少女「それじゃあ、レッツゴーですの~」


 そんな感じで青年と少女はのんびりとした足取りでミナルへの道を歩くのであった。






<次回予告(ぽいもの)>

第二話にして始まる戦闘シーン!
迫りくるレムリナムの群れとの戦いの最中、ショコラの持っている「アレ」の封印が解き放たれる!
そもそもショコラの職業は何なんだ!?

そして、謎の青年と少女の正体とは・・・・・・


次回(あるのか?)をお楽しみに!
(なお、次回予告と本編の内容が一致するとは限りませんのであしからず)