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Side Rosalie

 「うーん!
いよいよ明日やって来るんだよね、アタシたちにとって初めてのバレンタイン・デーが!」
「そうですわね、マルシアちゃん。
去年まで私たちはアリスキュアで、そういうようなことはできなかったんですもの。
…ロザリーちゃんも、楽しみですわよね?」
「う…うん、そうだね、クララさん…。」
クリシュナ、ジャッジメント、カーディアルト。
三者三様の僧侶服を身に纏い、リエステール大聖堂を背にして街道を歩く少女たちの中に、
ロザリーの姿があった。
「ねぇっ、クララは誰にチョコレートあげるの?」
「そうですわね…。
お父さまとお兄さまと、ケルト先生には差し上げますね。」
髪を短く刈り込み快活なクリシュナ・マルシアの問い掛けに、おっとりした視線を上の方に
向けながら答えるジャッジメント・クララ。
「あの…、マルシアさんは…どうするの?」
「アタシは…、ほら、アルベルト。
アイツって、ちょっとカッコいいじゃない?」
「アルベルトくんがお好きな子は、たくさんいらっしゃるみたいですわよ。」
「だっ・かっ・らぁ!
これからお菓子屋さんで気合い入ッたチョコ選んで、アイツにアピールするンだってば!」
教会内で女の子たちから人気の高い若手クリシュテ・アルベルトに目標をロックオンした
マルシアが瞳に炎を宿らせ、握り拳に力を込める。
「ところでさぁ、ロザリーも誰かにチョコレートあげるンでしょ?」
「……う、うん。」
「その方のこと、私たちにも話して下さいな、ロザリーちゃん。」
「……………。」
頬を紅くして俯くロザリーに、友達ふたりの視線が注がれる…。
「…その人は、腕利きの支援士さんで、
深緑の瞳が凛々しくて、とっても優しいブレイブマスターさんで…、
前にサンドヴィレッジでお会いしてから…、その、仲良くしてもらっていて………。」
「えぇっ! ロザリー…、支援士と付き合ってたの!?」
「すごいですわ、ロザリーちゃん!」
「うぅっ、ずっとロザリーって奥手だと思ってたのに…。
こうなッたらアタシも負けてらンない、頑張るぞぉー☆」
「ふふっ、マルシアちゃんったら…♪」
(ど、どうしよう!? 何だかヘンに盛り上がっちゃったよ!
…でもわたし、嘘は…言ってないよね…?)