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「止まれ!」

周りに静寂が訪れ、俺の右腕に砂時計が浮かび上がり、時間が止まる。
俺、喪雄28歳。
時間を止める能力を身に付けてから、俺の人生は大きく変わってきた。

今、俺は都内某所のコンビニに来ている。
なぜ、コンビニなんかに来ているかと言うと、ある計画を実行するためだ。

何を隠そう、俺の身に付けた能力は、30秒間時間を止めることが出来る能力である。
この30秒と言うのが、実に短い!
俺だって独身喪男。性欲だけは人一倍ある。
出来れば、あ〜んなことや、こ〜んなことをしてみたい!
そんな、あ〜んなことや、こ〜んなことを実行する計画のために、コンビニに来たのである。

ターゲットは真面目そうな眼鏡っ娘の女子高生。
何を隠そう、俺はかなりの眼鏡っ娘萌えだったりする。
このコンビニが立地している場所は、某お嬢様高校の通学路。
地元都立高校の通学路でもあるが、そんなことはどうでもいい。
俺は、雑誌を立ち読みしながら、ターゲットが来るのを待ち続ける。

1時間経過・・・。

おかしい。お嬢様高校の生徒が一人も入ってこない。
現時刻は17時30分。高校生の下校時間帯である。
その証拠に、地元高校の生徒は、引っ切り無しに出入りしている、
コンビニの前で座りながら、たむろったりしている。
それにしても、道幅の割に交通量が多い。
しかも、高級車のばかりである。

お嬢様高校の生徒は、地元高校の連中と違い、遅くまで勉強しているのかも知れないな。
俺はそう考えて、もうしばらく待つことにする。

更に1時間経過・・・。
コンビニ前を通過する高級車の往来も、途絶えている。

今日は平日。俺は有給休暇を使い、会社を休んで来ているのだから、間違いは無い。
では、何でお嬢様高校の生徒がコンビニに入ってこない?
開校記念日か!? そんな365分の1の確率に当たってしまったのか?
そんな動揺を隠しきれず、辺りを見回す。
俺の横には、地元高校生の男子が2名。立ち読みをしながら世間話をしている。

「○×高校のお嬢様たちは凄いよな。通学にもお抱えの運転手付きだもんな」
「俺らなんかとは世界が違うって言うか、もう別次元の人間だろ?」

そんな地元高校生の会話が耳に入ってくる。
俺が狙っていた女子高生は、お嬢様高校の生徒。
そう、あまりにお嬢様過ぎて、徒歩や自転車で通学する生徒なんて、一人もいない。
当然、帰りにコンビニに寄るなんてこともない。
俺が2時間以上コンビニ居た時間、会社を休んでまで待っていた時間は、無駄だったのである。
がーん・・・。
そんな事実に気付いた俺は、雑誌を置きかける。
その時、一人の女生徒がコンビニに入ってきた。

その女生徒の制服は地元高校のものだ。
やや短めのスカートに、白のニーソックス。
髪の色は黒く、肩までのストレート。
身長は160cm位で、スタイルは普通。
そして、(これ大切)やや大きめな眼鏡と、その奥の垂れ目な瞳。

ついに! ついに俺好みのターゲットが、やってきたのである。
この際、お嬢様高校の生徒じゃないことは大目に見る。
俺は新たな雑誌を手に取り、読むフリをしながら、女生徒の行動を目で追う。

女生徒がレジを終え、外に出ようとしたその瞬間に、俺は時間を止める。
俺は、予め確認しておいた陳列棚から、コンドームの箱を一つ取り、女生徒の鞄に忍ばせる。
ついでに鞄の中を物色。
生徒手帳から、高校2年生の田中美香と判明。
現国と社会史の教科書など、後はどうでもいいようなものばかり。
俺は生徒手帳を、ポケットに仕舞い込む。

砂時計の残りは後半分。
俺は、美香のスカートを捲り、中を確認する。
俺の予想に反し、美香はゾウさんプリントのパンツだった。

「違げぇよ! 何で白じゃねぇんだよ!」
俺はそんな理不尽なことを口走りつつ、美香のパンツを一気に下ろす。
目の前に、美香の小振りな白いお尻が、飛び込んでくる。
目の前のお尻に、顔を埋めたくなる衝動に駆られるものの、まだやる事がある。
足首からパンツを抜くのに、多少手間取ったものの、何とか脱がす事に成功。
砂時計の砂は残り少ない。
美香のパンツをポケットに仕舞いながら、急いで元の位置まで走る。

そして時が動き出す。

美香はそのまま、コンビニの外に出る。
どうやら、パンツを脱がされた事には、気付いていないようだ。
俺はコンビニを後にし、美香の後をつける。
コンビニの前には地元高校生が、たむろっているので、すぐに声を掛けることは出来ない。
運良く、美香は10mほど歩いた所の角を曲がった。
俺は小走りに近づいて、美香の後ろから声を掛けた。

「み〜か〜ちゃん」

後ろを振り返り、俺を見て困惑した表情の美香。
当然と言えば、当然の話だ。見ず知らず人間に名前を呼ばれたりしたら、普通誰でも困惑する。

「美香ちゃん、真面目そうな顔して、万引きなんてしてるんだ」
困惑した表情の美香に、俺は話し掛けた。

ここまでくれば、もう判っていることと思うが、俺の計画はこうである。
下校途中の真面目そうな女子高生に、万引きをさせ、店の外で声を掛ける。
当然、本人はそんな自覚は無いが、鞄の中からは見知らぬコンドーム。
動揺する女子高生。しかも鞄から出て来たのがコンドームの箱なら、なお更だ。
そんなパニックを起こした女子高生に、万引きをしたと言う「事実」をもって、
弱みを握り、あ〜んなことや、こ〜んなことをしようと言う計画である。

「ち、見られてたか」
先ほどまでの、真面目そうな表情から一転し、美香は俺の胸倉を掴み言った。

「○×△※□!!」
予想外の展開に、俺は、逆にパニックを起こした。

「え? ひ、否定しないんだ・・・」
俺はすでに、動揺を隠しきれていない。
「あ? だって、お前見てたんだろ? 私が万引きするところを」
眉間に皺を寄せ、鋭い視線で美香が俺を睨みつけてくる。

「まったく、こんなトロそうなやつに見つかるなんて、私の腕も鈍っちゃったかなぁ」
俺を掴んでいる方とは反対の手で、頭を掻きながら、美香が話を続ける。

「で、お前は誰なんだ? さっきのコンビにの店員には見えないけど、
何で私の名前を知っていたんだ?」

「お、落とした、せ、生徒手帳を見て・・・」しどろもどろに、俺が答える。

「か〜、こんなトロそうなやつに、見つかった上に、生徒手帳まで落としちゃったのか。
私もヤキが周ったもんだ・・・。で、私が落とした生徒手帳は?」
俺の胸倉を掴んでいる腕に、力がこもる。

「こ、これです・・・」
俺はポケットの中から、美香の生徒手帳を取り出す。

ぱさっ

俺のポケットからこぼれ落ちるゾウさんプリントのパンツ。
俺と美香の視線が、ゾウさんパンツに釘付けになる。
しばらくの沈黙。
美香が自分のものだと気付いたのか、スカートの中に手を入れる。
ゴクリ・・・。俺は生唾の飲み込んだ。

「きゃぁぁぁぁっ」美香は悲鳴と共に、その場にしゃがみ込んだ。
我に返った俺は、脱兎のごとくその場を走り去る。
その時の俺は、時間を止める能力のことなど、すっかりと忘れていた・・・。