短文クイズの作り方
- 短文クイズはわずか30~70字の文章で、無限の事柄の中から答えを一つに絞らなければなりません。
- その文章で、「この世で自分の考えた答えしか成立しない」といえるようにして下さい。「普通に考えればこう」というのは、それを限定が甘く、別の答えが成立したり、間違いとなる可能性が高いです。
- ※限定の甘い例
- 「上越新幹線の駅の中で唯一駅名に大学名が入っているのはどこでしょう。 用意された答え 本庄早稲田駅」
- ⇒東京駅、東京大学や新潟駅、新潟大学も存在しますね。「私立大学」と問題文に入れても日本全国全ての大学を確認し、無いことを確かめなければ「唯一」という問題は作れません。オリジナルの「唯一」問題は調べる根気が必要なのです。
- 世の中には「ケープタウン=アフリカ最南端の岬」(本当はアガラス岬です。)「アインシュタインは相対性理論でノーベル賞を受賞した。」(本当は光量子理論等)のように、間違いもあふれています。ささいなことであっても、なるべく信用できる文献・情報にあたり、裏を取ってください。
- ちなみに答えが間違っているというのは、数種類ある問題不備の中でも「最低」とされています。
- 問題のヒントは2つ以上にしてください。
- 例 「第一回ノーベル物理学賞受賞者は誰でしょう?」
- これでは、クイズの前フリ(誰でも知ってるヒントの前に出てくるヒント)に対応できませんし、一問一答形式の参考書をみればすむことです。
- 改題例 「原子番号111の元素にその名を残す、X線の発見の功績により第1回ノーベル物理学賞を受賞したのは誰でしょう?」 「A ヴィルヘルム・レントゲン」
- 俗語や諸説あるもの(例、3大○○や日本へその町と呼ばれているようなもの。)は「一般的」や「俗に」などの断りをつけておくのが無難です。
- その他、問題の作り方の注意として参考になるものはabc公式サイトや長門本と呼ばれるものに載っていますので、よく参照してください。短文クイズ程度ならWikipediaでも十分参考にできます。
基本的な表現方法について
- 作品名は『』で囲ってください。
- 物事を並列するときは「、(読点)」を使用してください。「・」を使用しないでください。
例:「日本三景とは松島、安芸の宮島と・・・」
- 人名を区切るときには「・」と「=」が使われることがありますが、簡単に言うと、
「・」は読み方を区切るところです。
「=」は読み方を区切りません。口頭で答えるとき「=」でつながれている名前の一方しか答えないと×にされる可能性が高いです。
答えの記載についての注意
- クイズでは早押しクイズの場合、漢字文化圏人名(日本・朝鮮半島・中国・ベトナム等)は姓名を答えることになってます。西洋人名はファーストネームでもよいことになっています。また、四股名はフルネームでなくても良いことになっています。
- しかし、データベースで外国人名や四股名の答えを書く際は全てフルネームを書いて下さい。ベートーベンは「ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン」と書いて下さい。このデータベースに限らず、ペーパーの答えを作る際にも求められるルールです。細かな表記の違いは気にしなくていいです。
- 例外 ピカソなどのように本名が長すぎる場合は、パブロ・ピカソでもよいでしょう。
- 二つ以上の答えが成立するときは、二つ目以降の答えを【】のなかに入れてください。普通の括弧、つまり()は読み仮名をふるときに使います。
- 外国人名の答えの細かな表記の違いを【】や()で書く必要はありません。
- 間違いがあった場合対応しやすいように、自分が作った問題の下に「テーブルを使用せずに文責者の名を入れてください。」文責者名は皆がわかれば本名でなくて結構です。
- まちがいを発見した方は即刻文責者に連絡してあげて下さい。
- クイズにある程度慣れ、ベタ問とそうでない問題の区別がつく方はベタ問・基本問題と思われる問題に「☆」をつけてください。
- 「今年何々する」といった表現は使わずに、「○○年」という記述を入れてください。
- 将来変わりうる情報については「○○年現在」といった記述を入れてください。
(文責 delta)
- 問題文の組み方が分からないときはdeltaさんのを参考にしてみましょう。「~は?」などよりは「~なのはどこ(何、誰など)?」やabcの影響でみんなが真似している「~はどこでしょう?」の方が喜ばれるかもしれません。
(文責 SNK)
最終更新:2011年01月02日 20:13