FF7AC 野村氏・野島氏インタビュー
野村氏「野島(一成)さんが最初に書かれたプロットもクラウドとティファにしぼった美しいドラマだったんです」
野島氏「心を閉ざしたクラウドが子供たちを通じてエアリスのメッセージを受け取って立ち直るっていう。 ただ、ティファとクラウドと子供たちだけの話でした。」
◆ドリマガ(2004.9月号)FF7AC・BCFF7:野村哲也氏インタビュー
――:FF7ACは、社内でのお披露目もあったそうですが、現状の完成度とその反応を教えてください。
野村:まだ細かい編集やディレクションをしていないものですけど、パートごとに作ったものを1つにつないだ映像を、
社内で見せたんですが、評判はおおむね良かったですね。指摘がある部分も当然あるんですけど、おもしろいと言ってもらっています。
このまま精度を高めていけば、かなりいい作品に仕上がると思います。
――:当初より尺が長くなっているということですが?
野村:最初は20分くらいの、実験映像的なことができればと思っていました。
野島(一成)さんが最初に書かれたプロットもクラウドとティファにしぼった美しいドラマだったんですが
これを実際に作品として出していくことになって、さすがにこれではエンターテイメント性が乏しかったので、
当初のプロットをもとに現状のストーリーを作っていただいたんです。すると、一気にボリュームが倍以上になりました。
さらに映像自体のクオリティも上げていますから、制作時間も増えてしまって、大変です。
◆ドリマガ(2005 11月号)【2】FF7AC:野村哲也氏、野末武志氏、野島一成氏、橋本真司氏インタビュー
――:企画当初の20分程度の映像というのは、どんなイメージのものだったんですか?
橋本:一番最初は野島さんと今日ここにはいない北瀬でやっていたんですよ。
野島:骨格は今も残ってますね。心を閉ざしたクラウドが子供たちを通じてエアリスのメッセージを受け取って立ち直るっていう。
ただ、ティファとクラウドと子供たちだけの話でした。
※野島氏の他のインタビュー
「登場人物もクラウドとエアリスと子どもたちが中心で、それ以外のキャラはほとんど登場しなかったと思います。」
企画当初の20分程度の映像についてまとめると
○野島氏&北瀬氏:企画当初の20分程度の映象、(AC本編に)その骨格は残っている
・ACはクラウドが子供たちを通じてエアリスのメッセージを受け取る。
・その他のキャラはほとんど登場せずティファとクラウドと子供たちだけ、
・中心はクラウドとエアリスと子供たち
○野村氏:最初は20分くらいの、実験映像的なことについて
・野島(一成)さんが最初に書かれたプロットもクラウドとティファにしぼった美しいドラマだったんです
- 注目点:同じ企画当初においての内容で、野島氏&北瀬氏の案と、野村氏の言う野島氏のプロットの内容が完全に違っている
最終更新:2017年05月16日 09:41