《メイド天使“ソフィエル”》


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身長:144cm
体重:41kg
誕生日:3月31日
血液型:B
趣味、特技:料理

携帯サイトのFLASHゲームのご褒美ヴォイスは
お帰りなさいませご主人さま


某カードリストでは存在が忘れられていた。
黄色好きの人の祟りだとも云われている。

 イレイザーの天使ソフィエルは囚われていた。
周囲は深い暗闇に包まれ、ここがどこだかソフィエルにはわからない。
だが、その首には鉄の首輪がはめられ、鎖につながれていた。
 突然におとずれた事態ソフィエルは怯えることしかできない。
そこに何者かが近づいてくる足音が聞こえる。
しばらくしてソフィエルの目の前に一人の天使が現れた。
暗闇の中に立っていいたが、その姿形ははっきりと認識できる。
それは囚われたソフィエルと全く同じ顔をした天使であった。
ただ、その表情は疲れ果てたかのように重い。
「あなたは…だれ?」
 ソフィエルは目の前の相手に問う。
「…もう…忘れてしまったの…」
 天使は表情を変えずに、しかし悲しげな声で答える。
「あなたは、わたし?」
「そう…わたしはあなた…」
 なぜかソフィエルには目の前の天使が自分と同じ存在であることがわかる
「あの…どうしてこんな所に…わたし帰らなきゃ…」
「帰る?あなたはどこへ帰ると言うの…?」
「ご主人様が待っているんです」
「ご主人様…?あなたの仕えるべき相手はここにいるのに?」
 言われてから、ソフィエルは天使の後ろに「誰か」が立っているのに気付く。
それが誰なのかソフィエルにはわからない。
 しかし、その「誰か」をみた瞬間、理解のできない感情がソフィエルの中にわきあがる
確かにとても重要な「誰か」なのに、それが誰なのかソフィエルにはわからない。
「帰らなきゃ…これを外してください…」
 得体のしれない感情から逃げるように、ソフィエルは首にはめられた鉄の首輪を外そうとする。
「…外して欲しいの?…でもそれはあなたの望むものでしょう…?」
 言って天使が近くにぶら下がっている鉄の鎖を引き寄せると、
ソフィエルの体が首輪ごと宙に持ち上げられる。
「…っか…はっ…やめて…やめてくださいぃ…」
 首輪に首を絞められる格好になったソフィエルは苦しそうにもがく。
「どうして…?それがあなたの望むもの…ほら、こうしてもらうと嬉しいんでしょう?」
 天使は恍惚の表情を浮かべながらさらに強く鎖を引く。
「…そんなこと…ないですぅ…」
「わかるの…だって…わた…しは、あな…だ…ら」
 さらに首がきつく絞まり、ソフィエルの意識が遠のく。
朦朧とするソフィエルの元に天使の後ろにいた「誰か」が近づいてくる。
『ソフィエル…そうやって苦しみもだえる君の姿は、とても美しい…』
 その声を聞いた瞬間、またも理解のできない感情がソフィエルの中にわきあがる。
それと同時に耐え難かった苦しみが嘘のように消え去り、
かわって心地よい感覚がソフィエルの意識と体を満たしてゆく。
『覚えておいでソフィエル…君の役目を
そして…苦しみもだえる天使達の姿をもっと私にみせておくれ』
「…ぁは…はぅぁぅ…か…かしこ…まり…ま…た…ごしゅ…じ………

(…エル…)
(…フィエル!…)

「ソフィエル!もうっ起きなさいよっ!」
「…あ、おはようございます~ラツィエルさん」
 目を覚ましたソフィエルの前には、不安げな顔をした天使ラツィエルが立っていた。
「…もうっ!おはようございます~、じゃないわよっ!
いつまでたっても起きてこないから起こしにきたら、やたらうなされてるから
心配…っじゃなくてっ、早く準備しなさいよねっ」
「はぅぅ、ごめんなさい~、すぐに準備します~」
 慌てて起き上がり着替えを始めるソフィエルを、
後ろからあきれた様に見ていたラツィエルはあることに気付く
「ちょっとソフィエル、あなた首のまわりすごく腫れてるわよ」
 言ってラツィエルは赤く腫れたソフィエルの首に手を近づける
『バシッ』
 しかしその手はソフィエルに殴るように払われてしまう。
その時ラツィエルに向けられたソフィエルの表情は、
ラツィエルの見たことのないほど険しいものであった。
「…あ、ご、ごめんなさい…あの平気ですから…
わたしもすぐに行きます、ラツィエルさんは先に行っててください~」
 だがすぐにソフィエルの顔から険しい表情は消え、
いつもの緊張感のないソフィエルに戻る。
「そ…そうね、やる事山積みなんだから早くしなさいよねっ…」
(ソフィエル…帝国から解放されて間もないものね…もう少し見守ってあげないとだめね…)

 ラツィエルが去った後、着替えを終えたソフィエルは鏡に向かい一人つぶやいていた。
「…は…い…かしこまりました…ぁ…御主人様…、御主人様の…お望みのままに…」
 鏡に映るソフィエルの表情は疲れ果てたかの様に重かったが、
その口元には乾いた笑みが うっすらと 浮かんで いた。    - E N D -


153 名前: 藤咲 投稿日: 02/10/26 14:46 ID:???

 次々にイレイザーの艦船が青白い光芒を残しながら夜空へ消えていく。
 トーナメント終了をもって最後まで地上に残留していたイレイザー残存部隊は撤退を開始した。
 その中には野菜を司る天使のソフィエルもいた。

「ご主人様・・・」
 ソフィエルは座席から窓越しに外を見て溜息を漏らす。
 突然の撤退命令が出されてからこの日が来ることは分かっていた・・が、いざこの時を迎えるとマインドブレイカーとの別れの悲しみが彼女の心を痛めつけた。
「結局お別れの事言えなかった・・・」
 彼女の言葉の通り一言も言わず大気圏離脱用の船に乗ってしまった。
「あの男が気になるか?」
「い、ィアーリス様!」
 薄紫と灰色の髪がソフィエルに触れるほどィアーリスは間近にいた。
「マインドブレイクされた身でありながら原隊への復帰を認めてくださり」
「堅苦しい挨拶は抜きよ」
 緊張しているソフィエルを軽くなだめるとィアーリスは彼女の耳に口を近づけた。
「愛しのご主人様が外でお待ちよ・・・5分あげるわ」
 ィアーリスのその言葉にソフィエルはすぐに外へ出た。

「ご、ご主人様・・黙っていてごめんなさい!」
 開口一番ソフィエルはそう言っていきよいよく頭を下げた。
「黙っていて辛かっただろ。お前が決めたことだから責めやしないさ」
「・・・ありがとうございます」
 2人は静かに抱き合った・・・。

「きっと・・きっと戻ってきますから、あなたのもとへ」
 別れの時間が近付きソフィエルはゆっくりと男から離れた。
「それまでこの子を私だと思って育ててください!」
 ソフィエルはエプロンのポケットから何かの種を取り出し男に渡した。
「・・・大事にするよ」
 男は種を受け取るとソフィエルに口付けをした。
「お前が戻ってきたら2人で野菜を育てよう。小さな畑でもいい色々な野菜を植えて」
「ニンジンさん、ピーマンさん、ゴボウさんにジャガイモさんも・・・」
 ソフィエルは涙をこらえながら野菜の名を口にした。
「あぁ、好きな物を植えればいい・・・」
 男も数分後に訪れる別れの時に心を乱され始めた。
「立派に育ったら・・美味しい野菜シチューを作ります!」
「期待しているよ・・・」
「・・・それでは、野菜を司る天使ソフィエルは使命を果たしてきます!」
「頑張って来い!」
 男の言葉を受けソフィエルはタラップを駆け上がった・・涙を流しながら。

「ソフィエルただ今戻りました!」
「うむ、現時刻をもって地球から撤退する・・・発進」
 空元気を振り絞るソフィエルを一瞥するとィアーリスは船を発進させた。
「残ってもよかったのよ。もう2度と会えないかもしれないし」
「いいえ、私は必ず戻ってきます」
「強く・・なったわね」
 力強く答えるソフィエルに向かってィアーリスは好意の笑みを浮かべた。

「・・・これで終わったと思うなよ」
 近付いてくる最後の船の背後に浮かぶ地球を見ながら、旗艦の艦橋に陣取るラユューは内に怒りを秘めて呟いた・・・。
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