レポ:第176話「最後の言葉」

開催日
2009年1月18日
GM
s/t
舞台
真帝国・ミュリエルのラボ
参加PC
イリス・モーント
アルト・マクドール
リリィ

  • シナリオクラフトによるセッション。テンプレートは「潜入救出作戦」。
  • それは彼方から届いた手紙。すっかり“旅団”に馴染んでいたイリスの元に届いたそれはミュリエルが発したベルティルデを捕らえるよう指示した指令書だった。急に引き戻された現実に葛藤するイリスだったが、結局教えられた専用コードを使ってベルティルデの意識を奪い、ミュリエルの元へと走ってしまう。手を返したようにイリスの功績を讃え、イリスが覚醒した最高レベルのエイリアスとしての資質を高く評価するミュリエル。待ち望んだはずのミュリエルの厚遇を前にしてもイリスの心が満たされることはなく、なんとも言えない葛藤がしこりのように残り続けるのだった。
  • 様子がおかしかったイリスの様子、そして動揺のせいか幾つも残されていたイリスの遺留品からベルティルデがミュリエルに攫われたことを察したアルト&リリィは早速とパンツァーと飛ばしてミュリエルが所有するラボまで急行する。首尾よく内部に潜入したアルト&リリィだが、イリスによって看破されてしまう。真意を問うアルトやリリィに対し、イリスは自身が元々ミュリエルの僕でしかなかったことを告げて差し伸べられたその手を振り払う。同時に侵入者であるアルトとリリィに向けてミュリエルの手駒であるベルティルデのデッド・コピーの群れが襲い掛かった。
  • 立場は逆転、ひたすらに数で押し寄せるデッド・コピーの群れによってラボの中を逃げ回る羽目になるアルト&リリィ。次第に追い詰められたアルトは遂にパンツァーに被弾して転倒、絶体絶命のピンチに陥る。だが、その窮地を救ったのは無数のメテオ。未だ葛藤に苛まれながらも、それゆえにこそアルトの窮地を見捨てることが出来ないイリスは遂にミュリエルに反逆する行為に踏み切ってしまったのだ。
  • デッド・コピーを全て退けた一行。イリスが結局ミュリエルの元では自身の心が満たされなかったこと、だからと言って“旅団”の皆も裏切ってしまったために戻ることも出来ないことをアルトとリリィの前で吐露する。気にすることは無い、とそんなイリスを赦す2人。だが、そこに現れたのは以前アルトとリリィが戦ったリーゼヴァイスが見せたような黒いゲル状の物質に包まれ、完全な精神制御を受けたベルティルデの姿。イリスの離反を悟ったミュリエルが最後の手駒として送り込んできたのだ。
  • リーゼヴァイスが使用したオリジナルを含めた特技群に加え、本来持っている特技をフルで使用するベルティルデ。それすらもイリスの黒魔術やリリィのハイアルフ特技によって自在に潜り抜けるクエスターたち。しかし、ミュリエルが用意したベルティルデの本当のコンセプトは複数個所持した戦闘不能復活を盾に≪模造Ⅲ:最後の一撃≫から≪完全影化≫の攻撃を叩き込むこと。そのためにギリギリまで追い詰められてしまうクエスターたちではあったが、最後に明暗を分けたのは≪ストップ≫によってベルティルデの側に≪模造Ⅲ:セカンドアクション≫の一回分、手数が足りなかったこと。
  • 精神操作を受けたベルティルデは昏倒。最後の手駒が尽きたミュリエルは大人しくこの場での戦闘の継続を諦め、PC達の前に姿を見せる。最後にイリスがかけたのは別離の言葉。それでも研究自体を諦めたりはしないと宣言するミュリエルを殺すことはせず、しかしもう二度と会うことはないだろうとミュリエルの元を去るのだった。



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最終更新:2009年02月06日 14:05
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