C レモラ

最終更新日時 2018年07月07日 (土) 02時48分45秒

基本情報

名前 レモラ
種族 海種
ジョブ マジシャン
召喚コスト 10
セフィラ ゲブラ
タイプ キラーフィッシュ
HP 300
ATK 10
DEF 10
PSY 20
武装 不可
血晶武装 不可
アーツ
CV
対象称号

アビリティ

召喚 セフィラサクリウィーク
自身が戦場に出ている間、血晶武装している、最も攻撃力の高い「ゲブラ」のセフィラを持つ使い魔1体の攻撃に、「自身と攻撃対象の攻撃力を一定時間下げる効果」を付与する。

パラメーター

状態 HP ATK DEF PSY 備考
召喚 300 10 10 20

DATA・フレーバーテキスト

+ Ver4.0
ver4.0
No 海種:032
全長 0.2~2[meter]
重量 160[kg](発見されたもので最大)
最高速度 60[kt]
特徴 頭部と背の角で船をひっかける
捕食対象 雑食
忍耐力 果てしない
イラストレーター 姉崎ダイナミック
フレーバーテキスト(カード裏面)
-
フレーバーテキスト(LoV4.net)
船が動かなくなって、もうどれ程経っただろうか。

救難信号を辿って、予定していた航路を外れたのが運の尽きだった。

荒波をものともしない馬力が自慢だった私の船は、突如その場から全く動かなくなった。

錨は当然降ろしていない。周囲にも座礁するような地形どころか、漂流物ひとつ無い。見渡す限りの水平線が続く大海のど真ん中だった。

見たことのない魚が船底に張り付いている。恐らくそいつ所為だ――暫く後に、そう報告を受けたときには随分と驚いたものだった。乗組員がゆうに数十人を数えるこの船を、たった一匹の魚が止めているというのだから。

海では様々な不思議に出会うものだが、このようなこともあるものか……だが、魚が原因というのなら、そのうち腹をすかして離れるさ。根比べといこうじゃないか――冗談めかしてそう笑っていたのは、初めだけだった。私は、その本当の意味を理解していなかったのだ。

人は海の上で生き続けることはできない――そんな当たり前のことが、三日もすると私たちの前に避けられぬ事実として重くのしかかった。

何日過ぎようと、魚は船底から離れる気配を微塵も見せず、船も全く動く様子は無い。だが、備蓄された水や食糧には当然限りがあった。

他の魚を捕ろうにも、船底の怪魚を恐れてか、船の周囲にはまるで魚が集まらず、予定航海日数にさらに余裕を持たせて積み込んだはずの糧もすぐに底を尽きてまった。

そこから先は、地獄だった。

乗組員たちが、僅かな食糧を巡って争い始めたのだ。

極限状態で気が立っていた乗組員同士の小競り合いで一人が死んだ。

それを皮切りに、陰惨な争いが何度も何度も、繰り返された。

衛生状態が悪くなり、病に倒れる者、希望の見えない先行きを儚んで、自ら海に身を投じた者があらわれた。

そうしてたくさんの乗組員が死に、船上での腐乱を避けるためその骸の悉くを海に捨てた。

そうして――とうとう私ひとりになった時、どうして怪魚が動かないのか理解した。

こうして船をを止め放っておくだけで、次々と“餌”が“降ってくる”のだ。こんなに楽なものはない。今もまだ、怪魚はいまだ船底で口を開けて待っているのだろう。

助かる方法は、やはり“あれ”しかないのだろう。きっと“先人”も同じ考えに辿りつき、そうしたに違いないのだから――。

そのとき、遠くで汽笛が聞こえた。

見ると、水平線の向こうから、一隻の船がこちらへ近付いてくる。

ありとあらゆる救難信号を試みたかいあって、とうとう救助がやって来たのだ。

助かった――その安堵で胸がいっぱいになる。

そして――“すまない”。

いつぶりだろうか、船がぐらりと波に乗って動き出した。

私は久方ぶりに船のエンジンに火を入れた。

後方で、救助に来てくれた船が不自然に動きを止めたのがちらりと見えたが、私は構わずに全速で船を発進させた。


~帰港後、二度と海へ出ることがなかったある船長の航海日誌より~

考察

セフィラ「ゲブラ」に属する海種の根元使い魔。
自身のステータスは低いが、ゲブラの主力使い魔1体を強化することができる。
この使い魔が場にいると、
「最も攻撃力の高い」「血晶武装した」「ゲブラの」使い魔1体は、
攻撃時に自身のATKを一定時間10下げる代わりに、攻撃した敵使い魔のATKを一定時間20下げる。
攻撃力を20下げれば、通常時は8、クリティカル時は26ものダメージ軽減となる。
一見すると微妙な交換を行なっているようだが、マジシャンのスプレッドに乗せると大変お得。
自身はATK-10されるだけ(重複しない)で、大軍のATKを一気に-20できる。

ただ、主力がゲブラだからとりあえず入れておく……というタイプの使い魔ではない。
本作は「相手の弱点ジョブを突ける方が、退避する相手を一方的に攻撃し続ける」状況が多く、
足を止めて攻撃しあう場面自体がそもそも少ない。
そして全力で逃げる相手に対しては、レモラの効果はただの「こちらのATK-10」になってしまう。
苦手ジョブ相手に攻撃するにも、同コスト帯以上の苦手ジョブはATK-20した程度で逆転できる相手ではない。
レモラが本当にデッキのコンセプトに噛み合っているか、構築の際には吟味する必要があるだろう。

キャラクター説明

LoV4からの新規使い魔にして海種の食物連鎖最下層のキラーフィッシュの一員。
どうやら人を喰らう一方で他の生き物に捕食される生物を総称してキラーフィッシュと呼んでいるらしく、同族のサンボンズノとは似ても似つかない姿をしている。
生態も獲物が逃げられない状況に追い込んだうえで力尽きるのを只管待つという速度を生かして獲物を狩っているであろうサンボンズノとは対照的なものとなっている。


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  • 攻撃対象の攻撃力ってことで、スプレッドで撒くことはできないって認識でおk? -- 名無しさん (2017-08-24 23:27:38)
  • アマデウスのスプレッドでウィーク撒けるの確認しました -- 名無しさん (2017-08-25 17:44:33)
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最終更新:2018年07月07日 02:48