安倍晴明

最終更新日時 2019年08月11日 (日) 11時33分01秒

基本情報

名前 安倍晴明
ジョブ マジシャン
召喚コスト 60
セフィラ なし
HP 550
ATK 100
DEF 80
PSY 90
武装
血晶武装
アーツ
CV 石川 綾乃
対象称号① 無天無双の刃
剣を極めし者たちの物語に関係する使い魔を使って50回勝利する。
対象称号② 陰弟陽師如律令
役小角、安倍晴明すべての勝利回数が10回以上になる。

アビリティ

状態 ボーナス アビリティ
召喚 なし なし
武装 なし なし
血晶武装 PSY+20 天地五行の理
自身の攻撃に、「一定時間『心蝕』状態にする効果」を付与する。
『心蝕』:精神力ダメージを断続的に受ける

エクストラアビリティ

種族 アビリティ
人獣 天地木行
自身の持つアーツ「真・天地封神令」の範囲内で敵ユニットが死滅したとき、
アーツ効果に「範囲内にいる自ユニットの防御力が上がる効果」を、一定時間追加する。
神族 天地金行
自身の持つアーツ「真・天地封神令」の範囲内で敵ユニットが死滅したとき、
アーツ効果に「範囲内にいる自ユニットのHPが徐々に回復する効果」を、一定時間追加する。
魔種 天地火行
自身の持つアーツ「真・天地封神令」の範囲内で敵ユニットが死滅したとき、
アーツ効果に「範囲内にいる自ユニットの攻撃力が上がる効果」を、一定時間追加する。
海種 天地水行
自身の持つアーツ「真・天地封神令」の範囲内で敵ユニットが死滅したとき、
アーツ効果に「範囲内にいる自ユニットの精神力が上がる効果」を、一定時間追加する。
不死 天地土行
自身の持つアーツ「真・天地封神令」の範囲内で敵ユニットが死滅したとき、
アーツ効果に「範囲内にいる自ユニットの移動速度が上がる効果」を、一定時間追加する。

アーツ

説明 真・天地封神令
【フィールド】範囲内にいる敵ユニット全ての精神力と、移動速度を下げる。
消費マナ 30
効果時間 自身が死滅するまで
wait時間 自身が死滅するまで

パラメーター

状態 種族 HP ATK DEF PSY 備考
召喚 550 100 80 90
武装 600 140 120 110
血晶武装 人獣 650 170 150 160
神族
魔種
海種
不死


DATA

+ 創魔 第2弾
創魔 第2弾
創魔 第2弾
No 創魔:2-021
身長 5.2[尺]
体重 14[貫]
安倍高丸
信頼 蘆屋道満
師匠 役小角
好きなもの 甘葛煎
イラストレーター ひと和
フレーバーテキスト(LoV4.net)
「かあああああつ!!」

怒号、悲鳴、嗚咽、数万という人間が逃げ惑う激しい混乱の中、種々溢れる喧騒を消し飛ばすように、気勢の乗った破呪の声が木霊した。

同時に、それを唱えた人影の周囲を取り囲んでいたドラゴニュート十数体が、ドンッと一気に吹き飛ぶ。

このような怪物たちの群れを容易に退ける影とはいったい何者なのか――見ると、まさかそのような者が、と思わせる小柄な少年が――しかし、其の正体を知れば頷けよう。彼の者こそ、日の本に発祥せしあらゆる修験道の開祖『役小角』、その人であった。

小角はそのまま退魔の念を込め九字を切ると、倒れたドラゴニュートたちに錫杖を撃ち込む。するとそれらはぐにゃりと粘土細工が崩れるように人の姿へと変化した。

「……ふぅ、ここまでしてようやっと人に戻るか。残りの法力では童子たちも呼べんしの……これはちぃと厄介じゃのぉ」

ひと息ついて周りを見渡す。

今立つ場所は大きな公園に隣接した駐車場だ。周囲には巨大な商業施設や遊戯、宿泊施設、劇場が立ち並び、平和であった時ならばさぞ笑顔と活気に満ちた地であったろうことを窺わせる。しかし、今やその全てから煙と炎があがり、その元凶たる魑魅魍魎が所狭しと跋扈していた。

不意に、背後から空を切って何かが飛来し、小角が後ろを見ることなく九字結界にてそれをはたき落とす。

地面に突き刺さった衝撃でヒィンと振動するそれは、粗末な金属の手斧だった。それを見た小角は「ふん」と鼻から短い気勢を発して振り向く。視界に映ったものは、小角をとり囲むように迫る、オーク、ゴブリン、トロールといった有象無象の怪物、数十体の群れ――。

「今度は亜人か……愚か者どもめ、元々闇に近しき者とは言え、『混沌』などに加担しおってからに。しかし、これ程多くの民草が一篇に『門』と化すとは、先の卜占に浮かびし異変――いったい、この舞浜で何が起きておる……?」

小角は思考を巡らせつつ、奇声を上げて躍り掛かってきた亜人達を、次々と舞うように破呪を放って打ち倒していく。そうして最後の亜人に錫杖を撃ち込み、

「荒っぽいやり方ですまんが、これだけの数となるとわしも加減が難しゅうてな」

と人に戻した時、後方で更なる悲鳴が上がった。

見ると、四車線の道路目いっぱいに広がった人の波が大河のように押し寄せてきていた。その後ろにて人々を追い立てるはリザードマンの群れ――それが重なり合い、繋がり、白く変色したかと思うと、背の赤いヒダに複数の眼を揺らした巨大なヤモリのような姿になり、大口を開けて人々を飲み込み始めたではないか。

「なんと、『門』を潜った者が、さらに『門』になりえるか――ええい、しかもここに来て『夜刀神』とは……こやつは“増える”、致し方なし――怨!!」

小角は錫杖をガンとアスファルトに突き立てると、印を結んで気を込めた。

すると夜刀神の周囲に格子状の光が走り、それが瞬時に縮まって巨大な体を絡め捕る。

「よしっ!」

しかし、間近に迫っていた脅威に突然の異変を感じた人々は、怯える人の悲しき性か、もう大丈夫なものかと思わず足を止めて振り返り、悶え苦しむ怪物の様子を恐る恐る見上げてしまう。

その様子に小角はぎりと歯噛みして自身に気を込めると、人の目に映るよう自らを実体化して叫んだ。

「皆の者!! 今の内にわしの後方まで逃げい!!!」

だが、声は届いたものの、今度は突然後方に現れた怪しげな風体の修験者に、どよめく人々の足は動かない。

「何をしておる! 走るのだ!! かああああつ!!」

小角の一喝に気を取り直したか、幾人かが恐る恐る歩を踏み出し、一人、二人と駆け出すうちに、引きずられるように群集が小角の横を駆け抜け始めた。

「むぅ、この時代、山伏装束ではちと警戒されてしまうかのう……やはり『ジャージ』とかいうやつの方が良かったか……」

夜刀神を抑えつつ、人々が全て逃げ終えるのを待ちながらそんな呟きもらした、その時だった――。

≪リィィィィィィィン――≫

強く、広く、純度の高い硝子同士が共鳴するような美しい音が響いた――その奥に、微かにピアノの音が聞こえたか――同時に、小角の横を走る人々の足が再び止まる。

「何故止まる!!――いや、なるほど……そういう絡繰りか」

顔をしかめ、目を細めて小角が見つめる中、立ち止まった人々が頭をかかえ、胸を掻きむしって苦しみだし、男も、女も、子供も、そのシルエットが不格好に変化していき、一人、また一人と怪物になっていく。

「まいったの、これを一人で相手するとなると……こりゃあ高坂何某に組みしておいた方が良かったかのぉ。じゃが――」

人の姿を失くした無数の怪物に取り囲まれながらも、小角は構うものかとばかりにドンとその場に腰を下ろした。

「遥かな昔ではあるがの、わしはこの国の民草を守ると誓ったのじゃ! 千年を超えて守り通してきた誓い、今さら違えるわけにもいくまいて!」

そして“夜刀神”を封じる印を結んだまま、結跏趺坐にて金剛身の構えを取る。

「うはははは! この齢にてこれ程の修行とは!!! 皆の衆、多少は爺ぃをいたわれよ!!」

応えるように亜人の一体が雄叫びを上げた。それを合図に黒い波が跳ね上がるが如く、数百はいるであろう怪物たちが一斉に飛びあがった。

――――が、なんと、それらは釘で打ち吊るしたように宙にて止まってしまった。

「むぅ……?」

そのまま怪物たちは、巨大な手によって押しつけられたかのように、一気に地面に叩きつけられ、身動きが出来なくなる。


「――お師匠、“限界を見極めてこその修行、過ぎたる行は毒となる”、ではありませんでしたかな?」


凛とした声が響いた。

小角の耳がぴくりと揺れ、

「ほう、確かにその通り。よく覚えておるではないか」

その口に、にぃと快活な笑みが浮かんだ。

見上げると、いつの間にやら座する小角の頭上の空に、炎を纏った蛇――『前一騰蛇(ぜんいつとうだ)』に跨った狩衣の女の姿があった。

女は宙より、長く美しい黒髪をなびかせながら、流れるような所作で八枚の札を地面に穿ち、先に張った『八卦陣』を地に固定する。そして蛇から飛び降りると、小角の前に跪いた。

見目麗しけれど、立ち昇る霊験霊気は小角にも及ばんこの女人、其こそは平安の世にこの人ありと謳われた、妖を統べし天才陰陽師――『安倍晴明』。

小角は晴明の八卦陣に怪物たちがしかと封じられているのを確認すると、結跏趺坐を解き、鈴懸をはたいて立ち上がった。

「晴明よ、いつ参った?」

「先程に」

「ならば、“答え”は出たのじゃな?」

小角の端的な問いに、晴明は頭を垂れたまま、

「はい。色々と考えましたが、やはりワシ――いえ、私もお師匠様と同じく、“どちらにもつかぬ”ことを選びました」

そう言って上げた晴明の顔を見た小角は、

「うむ、良きかな! 良い目になったわ! しかしその道は、自らが守った世を壊すことになるやもしれぬのだぞ?」

「全て承知の上、私は“先”を見ておりますれば――全ては民草の為に、です。兄も喜んでくれましょう」

晴明が笑み、

「そうか」

小角が満足そうに頷いた。

そんな二人の会話に割り込むように、遠くより頓狂な声が飛んできた。

「ちょーーっと、せんせえええ!! いい感じでお話し中のとこ悪いんだけどおお、なあああにスルッとこいつの封解いちゃってんのさああああ!!」

見ると、少し離れた道路の真ん中で、今一人の狩衣を纏った女が必死の形相で従えた赤い鬼神を操り、夜刀神を押さえつけていた。

結い上げた柔らかな亜麻色の髪と若草色の袖を振り乱し、苦々し気な表情を浮かべるも、その余裕の見える口ぶりからは確かな実力を感じさせるこの女人――其こそは晴明と並び称される、野より身を立てし稀代の陰陽師――『蘆屋道満』。

「おーう、そなたも久しいなー、道満! 息災そうじゃし、大丈夫かと思ってのー」 

「はぁ!? 何言ってんのかなこの若爺ぃは!? あああもう! 夜刀神って“目”を合わせると厄介なんだよなぁ……手伝ってよ、せーーめーーーー!!」

道満の呼びかけに、晴明は「おう!」と立ち上がり、

「今ゆきますぞ! “道満殿”!!」

「う……」

その返答に、道満が口をすぼめて顔に皺を寄せ、

「“殿”?」

小角が小首をかしげた。

「晴明、何じゃそれは?」

「はい! 此度の決心にあたり、私は外法を捨て、“正しき陰陽師”として一からお師匠様に学ばせて頂く所存で参りました。然して“道満殿”は姉弟子にあたります故、相応の態度で接せねばと――さぁ、助太刀致しますぞ! 道満殿―――!!」

そう言って、晴明が颯爽と駆け出していく。

「うう……手伝って欲しいし、一緒に居られるのは嬉しいけど……あたしは晴明を追いかけてたいんだよ! こういうのは…………嫌だああああ!!!」

叫びに合わせた気合と共に、道満の鬼神『瘴鬼』がぶんと夜刀神を投げ飛ばす。

夜刀神は無様に地面に叩きつけられるも、体を捻じってすぐに起き上がる――が、そこに駆け付けた晴明が十二天将の一柱『天一貴人』を呼び出して、それをがしりと羽交い絞めた。

類まれな才を持つ二人の陰陽師が加勢はしたが、未だ未曽有の事態は大きく好転を見せていない。紅き音に誘われ、更なる怪物たちも止まることなく生まれ続けている。しかし対する晴明の表情は、いつかの闇を遠い過去と感じさせる程に眩い生の光を放っていた。

その様子に小角は改めて頷くと、地に刺さった錫杖を引き抜き、力強く掲げた。

「かっかっか! 世は激しく乱れども、斯様なときにこそ謀反者の血が騒ぐというものか! 良かろう良かろう!それでは役一門(えんのいちもん)、華々しく民草を守るとしようかのお!!」


~『蓮刃剣風帖』より~

セリフ一覧

+ 通常版
通常版
召喚
武装
血晶武装
通常攻撃
アーツ
タワー制圧
ストーン破壊
死滅
+ EXボイス
EXボイス
召喚
武装
血晶武装
通常攻撃
アーツ
タワー制圧
ストーン破壊
死滅

考察


心蝕ダメージ:5+PSY差x0.1を5秒
召喚時から使用可能なアーツ効果 範囲内の敵PSY-20、SPD-???%
アーツ範囲内で敵ユニットが死滅(他プレイヤーの撃破・毒などによる自死含む)してから20cの間、
各種族毎のアーツ範囲内自ユニット強化効果を得る。

  • 人獣 DEF+30
  • 神族 秒間5のリジェネ
  • 魔種 ATK+20
  • 海種 PSY+10
  • 不死 SPD+???%

キャラクター説明

歴史上に実在したとされる人物。諸説あるが、夢枕 獏の小説「陰陽師」にて主人公を務めたことから現在では陰陽師の代表格として扱われることが多い。
恐らく最も著名な陰陽師だがジョブはマジシャンではない。まあ施設に結界(?)は貼れるが…。
種族が不死なのは一度死亡した際、閻魔大王と交渉の末現世へ舞い戻ったとするエピソードからか。
性別は本来男性であるが、こちらでは女性。しかもかなり目にやり場に困る格好な上、でかい骸骨を従えたりとかなりオリジナリティが強い。
サポート時に叫ぶ「急急如律令」とは陰陽道の決まり文句。意味は「早急に任務を実行せよ!」という式神への命令文。
前作では、屍皇のタイプデッキの軸であった。
グロウベックと 武則天が揃う事により、低コストとは思えない高ステータスを得ることが出来た。
だが、主力にアタッカーが居ない為、敵の主力マジシャンには弱かったが、
ver.3.4 から追加の降魔により弱点が薄れたのと、味方の主力アタッカーと協力し、互いに弱点を補うと戦場を蹂躙(ブルドーザー)することが出来た。

紹介動画

+ 第2弾
第2弾


+ 編集用コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします
  • 精神ダメージは毎秒5+0.1倍、アーツの精神低下値-20、移動速度低下はアタッカーがダッシュアタック可能な程度? -- 名無しさん (2019-02-02 13:08:58)
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最終更新:2019年08月11日 11:33