教室 放課後

動き出してから3日、現在入部希望者は0のまま

今日霧島さんは学校を休んでる、恐らく病院にいるのだろう

何もなければ良いけど…

幸一「1人だからってサボったら、何言われるかわかんないしな~」

石川「桜井」

幸一「おう石川君、何?」

入学時から結構話してた奴だ

石川「ちょっと話があるんだ」

幸一「もしかして…フライト部の事?」

石川「ああ」

(マジか!?これはきたんじゃないのか!)

幸一「入部してくれるの!」

石川「いや」

幸一「何だ…」

石川「今後オレに入部の話しはしないで欲しいんだ」

幸一「えっ!?」

石川「迷惑なんだよ」

幸一「…」

正直予想していなかった答えにオレは戸惑いを隠せなかった

峯岸「そんな言い方は無いんじゃないのか」

石川「トッシー」

峯岸「桜井だって悪気があって言ってるわけじゃないだろ」

石川「だったらトッシーが入ってやれよ!」

峯岸「オレはサッカー部に入ってるだろ」

石川「そう言ってトッシーは逃げるのかよ」

峯岸「逃げてねぇよ、事実だろ」

幸一「止めてくれ!」

峯岸「…」

幸一「もう石川君には言わないからさ」

石川「じゃ頼むぜ」

石川消える

幸一「ごめんトッシー」

峯岸「気にすんなよ」

幸一「でも、あんまりオレに関わると良い事ないかもよ」

幸一「今の見てわかっただろ」

峯岸「オレは…オレがそうしたかったからしただけだ」

峯岸「部活行ってくるわ、元気だせよ」

幸一「…ありがとうトッシー」

峯岸消える

このままじゃオレも霧島さんと同じになっちゃうのかな…

移動 自宅

結局オレはあれから1人も声をかけることができなかった

由紀「幸ちゃんおかえり」

幸一「…ただいま」

由紀「どうしたの?何だか随分疲れてるみたいだけど」

幸一「ちょっとね」

由紀「そう、ご飯できてるよ」

幸一「後で食べるよ」

移動 自室

悪い事をしてるわけじゃないのに…

何だろ…この気持ち

でもオレのせいでトッシーに迷惑はかけたくない

霧島さんがオレの事を思ってくれた気持ちとオレがトッシーを思う気持ち…同じだな

こういうことだったんだ

オレって本当に何も考えてなかったんだな

フライト部…どうしようかな

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最終更新:2009年06月15日 13:27