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けれど、ホッとするのも束の間
頬を紅潮させながら体をもじもじとさせる仕草に
恥ずかしそうに少し視線をそらしているその仕草に、リトの心臓は警笛を鳴らす
ドクン、ドクンと鳴り響く心臓に急かされる様に、リトはゆっくりと唯に手を伸ばした
「ン…」
頬に手を当てるだけで、ピクンと反応する唯
リトは唯に体を寄せると、頬を両手で包みこみ、ゆっくりと自分に向けさせた
「結城…くん?」
唯の前にはさっきまでの頼りないリトはもういない
今いるのは、ハレンチで困らせてばかりで、だけどカッコよくて
(こんな時だけそんな顔しないでよね)
ジッと見つめるその視線だけで、顔が真っ赤に染まってしまう
頬に伝わる手のぬくもりだけで、心臓がドキドキと音を立てる
「唯…」
「な…に?」
「好きだよ」
キュンっと唯の中でスイッチが入った
「う…うん」
唯は沸騰しそうになりながら小さく首をコクンと振る
そんな唯にリトはクスっと笑うと、ゆっくり顔を近づける
「キス、さっきの続き」
「こ、今度はちゃんとしなさいよ!」
少しトゲのある言い方にリトはバツが悪そうに笑うと、その小さな唇にキスをした
「…ン…ぁ」
いつ味わってもやわらかい、甘くとろける様な唇の感触
軽く合わせるだけで、それだけで体が熱くなっていく
「あ…ふ…」
離れていくリトに唯の口から吐息がこぼれた
熱くなっている体を鎮めるように息をする唯
その目はリトの顔から決して逸らさない
「もっとしていい?」
唯は何も言わず、ゆっくりと目を閉じる
直後、待っていたとばかりにリトの口が吸い付いてきた
荒々しくて、少し乱暴で、さっきまでの甘いモノとはまるで違うキス
リトは唯の両腕を掴んで動かない様にすると、唇に吸い付く
「は…ぅ…」
唇からこぼれる吐息すら愛おしいのか、リトは唯を離さない
次第に唇を開けながら、熱い舌が入ってくる
熱くて、ザラついてて、乱暴で
少し口内で彷徨った後、唯を見つけるとリトは舌を絡ませていく
「ん…ンン」
唾液をたっぷり含んだ舌に口を犯される感覚
「ん、ちゅぱ…ンン…」
熱い舌が自分の口内を這い回る感触に唯はギュッと目を閉じる
(結城くんの舌で私の中いっぱいになってる)
下顎を唾液で光らせながら、それでも唯はリトの全てを受け入れる
背中に這わされるくすぐったい手の動き
太ももを撫でる反対の手
唯の心はわたあめの様に甘くとろけていく
(結城くん…)


舌を絡ませながら二人は少し顔を離した
半開きの口から出ている舌と舌が触れ合い、唾液が口元からこぼれている
「オレのツバ飲んで」
「う、うん」
リトはクスっと笑うと、唯の小さな唇に吸い付いた
「ひゃ…あ…ぅ」
ずずずと口内を蹂躙していくリト
下顎を伝って二人の唾液がソファーの上に落ちていく
(結城くんのツバ…全部…)
白い喉をコクコクいわせながら頑張ってツバを飲んでいく唯
少し苦しそうな唯の表情にリトは動きを一旦止めると、今度は逆に唯のツバを飲み込んでいく
「ンン…うふぅ」
舌が口内をまさぐり、唯の中を残らず持っていこうとする
その感触に驚いた唯は、目をギュッと瞑り、体を硬くさせた
背中に回されるリトの腕がその体を強く抱きしめる
「ン!? …ン、ンン」
痛いほどの腕の力と、乱暴な舌使い
(ゆ…結城くん!?)
唾液を奪われていく度に、唯の頭の中は白くなっていった

やがて、口内からゆっくりと舌が出ていく感覚に、唯は薄く目を開ける
ぼぅーっとなる意識の中、目の前には、いつものリトがいて
満足げに口元に付いた唾液を舌ですくっている姿に、唯はムスっと口を尖らせた
「…結城くん、ちょっと吸い付き過ぎよ!」
「ゴ…ゴメン! お前の口うまかったからつい…」
「私、もっとやさしいのがよかったのに」
ツンとそっぽを向く唯は、また機嫌を損ねそうで
リトは慌てて唯に体を寄せる
「悪かったって! 今度はお前の言うとおりのヤツするからさ、な?」
「…………ホントに?」
まだ疑っているのか、リトを見る唯の目は細められている
リトは苦笑いを浮かべながら、唯の太ももや腰に腕を回していった
「え…ちょ、ちょっと何なの!?」
「何って、ここじゃこれ以上できないだろ?いろいろと」
いろいろの部分に顔を赤くさせる唯に小さく笑うと、リトはそのまま唯を抱えあげた
「ゆ、結城くん!? ちょ…」
「心配しなくても、オレの部屋に行くだけだって!」
「……な、何考え…」
「もしかして嫌? それともここでする? 美柑たちが帰ってきたら……」
「わ、わかったわよ! あなたの好きにすればいいでしょ!!」
お姫様の如く、両腕で抱きかかえられた唯は、真っ赤になった顔を俯かせる
ただ、その口はゴニョゴニョと何か言いたげだ
「じゃ、このまま部屋まで連れてってやるよ」
「ええ!?」
唯は慌ててリトの顔を見上げる
「わ、私、自分で…」
行くから降ろして!と言うことなく、唯はその言葉を心の奥に押し込めた
チラッと視線を上げると、リトの顔がいつもとは違う角度から見る
自分を愛おしむ様に、守る様に抱きかかえる顔はいつもよりカッコよく見えて
唯はリトの胸にトンっと頭を当てた
トクン、トクンとリトの心臓の音が聞こえる
(何だかホントにお姫様になったみたい…)
体に伝わるリトの力強さに、心地よくもある体の揺れに、唯は赤くなった頬を隠す様にリトの胸に顔をうずめると、
その服をキュッと握りしめた

ずっとこうしていたい────

だんだんと近づく部屋に、唯は心の中でそう呟いた


部屋に着くと、リトは唯をゆっくり床に下ろした
「そーいや、お姫様抱っこってこれで何回目だっけ?」
「え?」
頭を掻きながら思い出そうとするリトに、唯は小さく頬を膨らませる
(3回目でしょ!)
みんなちゃんと覚えている
一度目は街で不良達に絡まれた時、二度目は────
そこまで思い出して、唯は一人顔を赤くした
あの時は、美柑の作ってくれたケーキがおしすぎてそれで……
しかもその後は────
みるみる赤くなっていく顔をフルフル振ると、唯はリトに向き直る
「そ、そんな事もういいじゃない!」
「え?」
リトはキョトンとした顔のまま唯を見つめた
「なんだよ…。ひょっとして嫌だったとか? さっきのとか」
「え!? 違…」
「じゃー何で話しはぐらかすんだよ?」
「それは…」
「それは?」
言い難そうにそっぽを向く唯に、リトはますます眉を寄せる
「嫌なら嫌って、そー言えばいいじゃねーか」
腕を組んで半眼で睨むリトに、唯は小さくなりながらぼそぼそと話す
「嫌じゃないわよ」
唯はもうリトの顔をまともに見れないのか、体をモジモジさせて俯いたままだ
「こ、これからもしてほしい…。時々でいいから…ダメ?」
少し上目遣いで、不安そうに見つめる唯にリトは苦笑した
「時々でいいんだ?」
「え…違っ…ホントはもっと……。うぅ…もぅ、結城くん!?」
頬を膨らませながら睨む唯に、リトは笑いを隠せない
「今日のあなたってひどいわ! さっきからずっと私の事…」
「ゴメン」
知らないっ!とばかりに腕を組んでそっぽを向く唯に、リトは手を伸ばす
頬にかかる手の感触に、くすぐったそうにピクンと肩を震わす唯
「悪かったって! だからこっち向いてくれって! 頼むよ、唯!!」
唯はまだムスッとしている。ソファーでの事もまだ引きずっている様だ
「……」
「その…久し振りだからさ、こーゆうの。なんかすげーうれしくてさ。でも、調子乗り過ぎだよな? ゴメンな」
(…うれしいのは私だって)
唯はゆっくりとリトへと向き直る
「ホントに反省してるの? もうしないって言える?」
「あ、当たり前だろ! だから、こうやって謝ってるんだって!!」
「ふ~ん…」
唯の目はまだ完全には信じてはいない
だけど、こうして話せてるのはかなり大丈夫って事
頬にあるリトの指が、唯の唇をなぞっていく
「ン…」
「…さっきの続き…いいよな?」
頬を赤くさせながらも、リトの顔はいつの間にか真面目なものになっている
(ホント、こうゆう時だけマジメになるんだから…)


近づくリトの顔。唯は自分に触れる瞬間まで、その顔をジッと見つめていた
「私もあなたが大好き」
「え…」
何か返そうとしたリトの口を、唯は自分の唇で封じた
唯からのキス
思ってもいなかった唯の行動にリトの目は丸くなる
やわらかくて、少し潤んでいて、愛情のいっぱいこもった唯のキス
さっき唯が何か言いかけた事などリトは綺麗に忘れ去っていった
リトは背中に腕を回すと、そのキスに応える様にギュッと小さな体を抱きしめる
互いの気持ちをたっぷり乗せた抱擁とキス
だけど、今はもうそれだけでは足りない
リトは唯から唇を離すと、ジッとその赤くなっている顔を見つめる
「…また吸い付きたいの?」
「それもあるけど、今度はもっとしたい! お前を裸にして、いっぱい感じたい」
至近距離で見つめあう二人
いつしか手を取り合い、指を絡め合い、おデコをくっ付け合い、そして体を密着させていく
「結城くん、ハレンチよ」
「ゴメン。けど、オレ、お前の事が好きだから…。唯がすげー好き」
「うん…」
すでにリトの息は熱く、唯の声は甘くとろけている
「…きて、結城くん」
リトの喉にツバが落ちていく。それが合図だったかの様にリトは再び唯の口に吸い付いた
「う…んん」
キスを繰り返しながら薄く開けた唇から舌を出すと、唯の唇をなぞる様に舌を這わしていく
「唯、舌出して」
「ン…」
可愛い唇を少し開かせて、唯の小さな舌が出てくる
その舌にリトは自分のを絡ませた
「は…んッ、ちゅぱ…はぅ…ちゅ…んッん」
半開きの口からは、熱い息がお互いの口へと入っていき
口元はますます唾液で濡れていく
唇と唇のキスというより、舌と舌のキス
お互いを見つめる目は、とろけきり、その体を強く欲している
リトは唯の手をほどくと、その腰に手を伸ばし、自分に引き寄せた
「んッ…あ…ふぅ」
強引な抱きよせが、唯の口から唾液をこぼれさせた
下顎を伝う涎は首筋を通り、吸い込まれるように唯の胸元へと消えていく
リトの心臓が大きくドクンと音を立てた
スカートの中に手を入れると、ショーツ越しにお尻の肉を味わっていくリト
その柔らかさを堪能する様に、何度も何度も円を描くように揉みしだいていった
「あ…ッん…ふ、ちゅる…ンン」
唯は少し顔を歪ませた
お尻への愛撫と熱い舌の感触に唯の感度はますます上がっていく
そして、それはリトも同じ
すっかり大きくなったモノを誇示する様に、リトは唯の下腹部へと腰を押し付ける


(…結城くんの…すごく大きく…)
ズボン越しとはいえ、リトの反応に唯の鼓動が速くなる
息がますます熱くなり、唯は両手でリトの頬を包み込んだ
グッと近づく二人
唯はリトに視線だけでうったえる
もっとして─────と
リトはスカートの中の手をそのまま背中に回すと、唯をベッドへと導いて行く
唯をベッドの上に座らせる同時に、リトは着ているTシャツを脱ぎ去った
上半身裸になるリトを、唯は熱っぽい視線で見つめる
いつも制服越しに感じていたぬくもりをその手に直に感じたくて、唯はリトの胸板へと手を伸ばす
そっと触れるように這わされる白い手
リトの肌もぬくもりも2週間前と変わらない。けれど、久し振りに感じるその肌触りに唯は小さく呟く
「…あったかい」
胸に当てた手は愛おしむ様にリトの上で滑っていく
「何だよ? どっかヘンなトコでもあるのか?」
可笑しそうに笑みを浮かべているリトに唯は頬を赤くさせた
(久し振りなんだから仕方ないじゃない!)
どこか拗ねた様に小さく頬を膨らませる唯の頭にリトは手を置いた
「んッ」
くすぐったそうに体を捩る唯
リトは口元に笑みを浮かべたまま唯の頭を撫でていく
キレイに整えられた長い髪が、シルクの様にさらさらと手の平からこぼれていく
「キレイだな」
「え?」
「お前の髪! すげーキレイだって思う」
「え…ぁ…」
リトに褒められたのはこれが初めてではない、けれど、いつも初めての事の様にうれしく思ってしまう
何も言えず、黙ってリトに頭をナデナデしてもらう唯
赤くなった顔を俯かせながら、恥ずかしさで小さく手を握りしめている
(もぉ、私、子どもじゃないんだけど…)
心のどこかでそんな拗ねた声が聞こえてくるが、目の前のうれしそうなリトを見ているとどうでもよくなってしまう
少しずつ、唯の目がとろんと熱を帯びていった
リトは髪を指で梳かしながら、だんだんと唯の顔へと手を移動させていく
頬に触れるリトの手の感触に、唯の肩はピクンと震えた
「ン…頭じゃないの?」
「そーなんだけど……ずっと赤くなったままのお前のほっぺが気になってさ」
そう言いながら悪戯っぽくツンツンとほっぺを突っつくリトに、唯の頬はますます赤みを帯びる
「ま、またあなたはっ!?もう!」
拗ねたように口を尖らせる唯
(カワイイ)
そんな唯の仕草にリトは心の中でそう呟くと、両手で唯の両頬を包み込む


「あ…」
「お前のほっぺすごくあったかくってやわらかい」
「そ…それは結城くんが触ってるか…」
ジッと正面から見つめてくるリトの視線に、唯は言葉を飲み込んだ
それ以上声が出てこなかった
リトはクスっと小さく笑うと、顔を近づけていく
「キスしよっか? さっきの続き」
至近距離で見つめながらそう囁くリトに、唯は視線をそらしてしまう
「ダメ?」
「ダ…ダメなんかじゃ…」
唯の頬がみるみる火照っていく
リトにほっぺたを触られながら、唯は緊張と恥ずかしさで下唇をキュッと噛み締める
目はキョロキョロとリトを見たり下を向いたり
鼻先をくすぐるリトの吐息に、唯はくすぐったさで肩を捩った
「唯」
「何よ…」
リトは『好きだよ』という想いと言葉を乗せて、唯の唇に自分のを重ねていく

唇に感じるリトの感触に、唯はスっと目を閉じる
恥ずかしさも緊張もどこかにとけて消えていった
唯は握りしめていた手を開くと、その手をどうすればいいのか、彷徨わせる
開いたり閉じたりと一人そわそわさせる手に、ふいに重なるモノがあった
(あ…)
目を閉じていてもわかる。リトの手だと
あったかくて少し大きくて、男の子の手なのに繊細で
重ねられた手はやがて、指を絡ませ合い、そして握り合う
左手と右手。それぞれ手を握りながら、二人はキスを続けた
開いた唇から舌を出し、互いの口内をいっぱいにしていく
「は…ちゅ…ぱぁ、ン…ンン」
こぼれた唾液が二人の間に糸を引かせながら落ちていく
少しするとリトの体が前屈みになっていき、唯の体を後ろへと押し倒そうとする
唯の握りしめた手に力が入った
口内の舌も一瞬動きを止めてしまう
リトはやさしく手を握り返すと、舌で唯の舌を突き、『心配すんな!』と合図を送る
少し迷う様に体を固くさせた唯だったが、少しずつ体の力を抜き、リトに誘われる様にベッドの上に寝転んだ
キスが解けて、互いの唇を唾液の糸が繋ぐ
二人は上下で見つめ合った
「キス……しないの?」
「するよ。けど、それ以上もしたい!」


「それ…以上…?」
「ああ!」
とろんとする意識の中で唯は真っ直ぐリトの目を見つめた
本当は、リトには言いたい事も聞きたい事もたくさんある
だけど、それ以上に今、目の前に大好きなリトがいる
(何だかうまく誤魔化されてる気がするけど…)
もうキスだけじゃ足りない
抱きしめられるだけじゃ足りない
いっぱい甘えたくて、いっぱいリトが欲しいと心の奥からそう思うから
唯はゆっくりと枕に頭を沈めた
リトを見つめるその目は、少し熱を帯びた様に濡れている
息をする度に上下に動く、やわらかそうな胸
少し捲れたスカートから伸びる、白い脚と白い下着
「唯…」
その体に魅力された様にリトの目も熱を帯び、そしてゆっくりと唯の上に体をかぶせる
上と下、互いの顔を確認する様に見つめ合う
何度も体を交えてきたのに、この時ばかりはリトも唯も心臓が飛び出るほどに高鳴る
緊張と不安、そしてうれしさに
先に動いたのは唯だった
「…結城くん」
甘えるような、とろけるような唯の声
リトに一刻でも早く触れて欲しい、抱きしめて欲しい、抱いて欲しい
一つになりたい
ハレンチだとわかっていても
もう止まらないし、止めようとも思わなかった
リトの首に両腕を絡めると、そのままギュッとリトを胸で抱きしめる
頬に当たる胸の感触と、鼻をくすぐる唯の匂い
(唯の匂い…久しぶりだな…)
トワレなんて付けていない純粋な肌の匂い
その匂いで胸をいっぱいにすると、リトは体の隙間から手を伸ばし、唯の下腹部へと意識を集中させる
リトの手がするするとスカートを捲り上げ、太ももへと這わされれていく
下半身に感じる手の感触に唯はピクンと眉を寄せた
服の上からでもわかる、どんどん荒くなっていくリトの息遣い
それだけで唯の下腹部はキュンと濡れてしまい
唯はリトが触りやすいようにと、脚を曲げる
太ももを何度も行ったり来たりするリトの手は、やがて少しずつ指の数を減らしていき
リトは唯の顔をジッと見つめながら、指の先をツーっと移動させていった
「んッん…」
太ももに感じるこそばゆさに唯は眉をピクンとさせる
その反応を楽しみ様に、リトの指は軽快に踊った
「ゆ、結城…くん!?」
指は内腿でグルグルと円を描き、やがて脚の間へと移っていく
白くて薄い布に覆われただけの唯の大切な場所
唯はもう何も言わず、緊張して面持ちでリトの次の行動を見ていた


リトの指がゆっくりと、下着越しの割れ目へと押し付けられる
「あッ」
小さい吐息と共に、プニっと押し返される指
そのやわらかい肉感にリトは何度も指を押し付ける
「…あ…ぁ、んん」
唯の手に力がこもり、その白い手を握りしめていく
「ん…ん…ンン」
何度も押し付けられる指。次第にその部分にだけ染みが広がっていった
その事を確認すると、リトは少し力を込めて大事なところに指をグリグリと押し当てる
恥ずかしさと気持ちよさで、ギュッと目を瞑り手を握りしめる唯
ピクピク震える体は緊張と期待の表れ
(私…私…)

結城くんを求めてる。欲している
もっと! もっと! って

「ハ…ハレンチだわ」
「お前もな」
リトはクスっと笑うと、すっかり染みでベトベトになった割れ目から指を離した
愛液で肌に張り付いた下着は、薄っすらと秘所を覗かせている
唯の息はすでに荒い
リトはチラリと唯を見ると、再び指を割れ目に当てた
正し、今度は爪の先だけ
シュリシュリと布を擦る指先。唯は眉を寄せた
さっきまでの直接的な責めではなく、焦らしの様な責め
唯の脚がピクピクと動き出す
口は何かを言いたくてしきりに開いたり閉じたり
リトは笑みを深くした
「…ゆ…結城くん」
「何?」
言い難そうに、リトから目を背ける唯
「何だよ? これ嫌か?」
「違…そうじゃなくて」
「じゃあ、何だよ?」
唯の言いたい事が手に取る様にわかるリトは笑いを堪えるのに必死だ
リトは少し指に力を入れ、割れ目へと押し当てる
くちゅっと音がなり、肉ヒダにショーツがベッタリと張り付く
「あ…くぅ」
唯は体をピクンと揺らすと、思わずリトの腕を掴んだ
「ん?」
ジッとこちらを見つめる唯の目
それだけで何が言いたいのか痛いほどわかる
「何だよ? ちゃんと言わないとわかんないだろ?」
うっと唯の喉が鳴る
言葉はもうそこまで出かかっているのに、それ以上ができない
「唯?」
「…ぅ…ぅう…」
リトの声に唯の目はどんどん潤み、顔はますます赤くなっていく
(さすがにやりすぎたかな…)
今にも泣きそうな唯の顔にリトは表情をやわらかくした
すると
「…ぁの…ちゃんとして! イジワルしちゃやだァ!」
涙声と甘えた声がごちゃ混ぜになったそのとろける様な声に、リトの理性は一瞬で崩壊する


(カ…カワイイ!!!)
今まで見た事のない唯の表情と声にリトもトキメキを隠せない
そんなリトが不思議なのか唯は小首を傾げた
その仕草すら今のリトには破壊力が多きすぎて
逸る気持ちを抑える様に、リトはスカートに手をかける
「じゃ…じゃあ、脱がすからな?」
少しきょどりぎみのリトに、唯は何も言わずコクンと首を振った
リトはスカートに手を掛けると、ジッパーを下ろす
「腰上げて」
スカートを脱がすと、その下にはリボンやレースの付いた白のショーツ姿の唯が現れる
「好きだなお前、こーゆうリボンとか付いてるやつ」
「い、いいでしょ! 別に…」
頬を染めながら両手で下着を隠す唯の手を、リトは苦笑しつつ退けていく
スルスルと脱がされていくショーツ
脱がす時、割れ目から糸を引く愛液にリトは生ツバを飲み込んだ
思わず緊張で震える手。その手を太ももに這わせると、リトは唯に尋ねる
「あ、足、開いて」
小さく震えるリトの声
唯もリト同様、緊張で顔は真っ赤だ
「べ、別に恥ずかしがる事ないだろ?」
「そうゆう問題じゃないのっ!」
どちらも緊張を誤魔化す様に強気な態度
唯はツンっと顔を背けながら、ゆっくりと足を動かしていった
ギコチない動きで足を開ききると、薄っすらと口を開ける割れ目から愛液がこぼれ出す
リトは誘われる様に体を寄せると、親指と人差し指でゆっくりと割れ目を広げていった
とたんに膣内から愛液がこぼれ出す
そして、その愛液でヌラヌラと輝くピンク色の膣壁は、キュンと蠢いてリトを待ちわびている
充血したクリトリスに、すっかり濡れた肉ヒダ
どんどんリトの鼓動は早くなっていく
「ジロジロ見ないでよねっ!」
赤くなりながらもごもご話す唯にリトは笑みを浮かべる
「だって久し振りだしさ」
「もぉ…」
少し窘める様な口調に、リトはクスっと笑うと、割れ目に口を近づけていく
「あ…」
近づく息遣いに体を捩る唯
リトは目の前にある濡れた秘所を見つめると、入口を舌でチロっと舐め取った
「ひゃっ」
その細い腰を両手で掴むと、リトは舌を膣内へと入れていく
「ん…くぅぅ」
ザラついた肉の感触に膣全体がキュッと収縮する
「は…ぁ…ンく」
ずずっと侵入してくる舌に唯の口から自然と甘い声がもれる
それは普段は絶対聞くことのできない、唯の女の声
「お前の声、すげーカワイイ」
「バカ…」
シーツを握りしめながら、震える口でなんとか返す唯
リトは唯の反応を楽しむ様に、口を離そうとはしない
唾液混じりの舌で膣内を掻き回し、溢れる蜜を啜っていく
「ん…ンンッ…」


「唯の声、かわいい」
「も…もぉ、か…かわいいとかそんな事ッ、言っちゃ…ン」
言葉とは裏腹に、膣奥からはこれまで以上の愛液が溢れてくる
「ん…あ…ぁ」
腰をピクピクと浮き上がらせながら、割れ目をリトの口へと押し付ける唯
(気持ちいいのかな?)
リトはチラリと唯の顔を覗き見る
唯は頬を赤く染めながら、ギュッと目を瞑っている
そしてその手は何かを我慢する様に、ブルブルと握りしめていた
リトは目を細めると、舐める角度を変えた
「ひゃッ…あ…ぁ…んン」
少し腰を浮き上がらせながら、伸ばした手でリトの頭を掴む唯
「ダ…ダメぇ…そこはっ」
唯の手がリトの頭を引き離そうと力が入る
それでもリトは離れない。そればかりかますます顔を寄せ、奥へ奥へと舌を入れていく
「ゆ、結城…くんっ! ホントに…んッくぅ」
リトの舌が敏感なところに触れたのか、唯は反射的にリトの頭を太ももで挟んでしまった
「あ…ふぅ…」
太ももに挟まれながら、膣を貪るリト
(あ! 何かコレいいかも…)
両頬に当たるやわらかい太ももの感触に、股に顔を埋めながらも顔をニヤケさせる
そんなリトとは対照的に、唯は下腹部から這い上がってくる感覚に、ますます息を荒げていた
もうリトを離そうとする手には力が入っていない。そればかりか、愛しむ様にその頭を何度も撫でていく
もっとして! という気持ちが、イきそうになる事への羞恥心を上回っていく
(…結城くんの舌…私の中いっぱいに…)
唯はリトの頭を両手で強く掴むと、腰にぐいっと引き寄せる
「結…城くん、私…もうっ…んんンンぁああ!!」
リトの名前を呟いた後、下腹部から広がる波が唯の全身に広がっていった
一瞬浮き上がった体は、すぐにベッドへと沈み、全身で息をする荒い声だけがリトの耳に届いた
割れ目から唾液混じりの愛液の糸を引かせながら、リトはゆっくりと口を離していく
「はぁ…はぁ…んっ…はぁ…」
ぼーっと天井を見つめていた唯はふとリトの視線に気付くと、体を起こした
「もう! ダメって言ったでしょ!?」
少し頬を膨れさせながら、唯はむぅっとリトを睨んだ
リトは意地悪そうに笑うと、唯に体を寄せる
「…でも、すげー気持ちよさそうに見えたけど?」
「!!?」
リンゴの様に真っ赤に頬を染める唯
「あ、あなたがあんな…ダメって…私、何度も…」
唯は恥ずかしさでゴニョゴニョと小さくなってしまう
そんな唯の頬にリトは手を伸ばす
触れるだけで熱くて、やわらかい真っ赤な頬
「かわいい」
ぽぉ~っと耳まで赤くなっていく
「や、やめてっ! もぉ…」
顔をそらそうとするが、リトの手が邪魔をしてできない
目をそらそうとするが、ジッと見つめるリトの視線から逃げられない
リトの手に包まれて唯はどんどん小さくなっていく
「こ、これ以上はホントにダメなんだから…」
「うん」
「わ…私ばかりハレンチな事して」
「だな」
「…反省してるならもっと……」
「もっと何だよ? 何かして欲しいコトとかあるのか?」


唯は真っ赤になりながら目を泳がせると、ふっと下を向いてしまう
「キ…キ…キキ、キスとか…」
「ん? キス欲しいんだ?」
「ほ、欲しいとかじゃなくてっ! その…」
俯いていた顔を上げると、もうリトの顔が間近に来ていて
唯の胸はキュンとときめいてしまう

(結城くんの…キス…)
もうこれで何度したのかわからない
キスする度に唯の胸はトクンと音を立てる
それは決して慣れることのない、いつまで経っても最初の時と同じ感覚
唯はスッと目を閉じた
わずかに唇同士が触れた後、すぐにリトの舌が入ってくる
「ん…ふぅ…ン」
舌を絡めている内、唯はいつもと違う感触に眉を寄せた
顔を少し離したリトがぼそっと呟く
「お前の。さっき舐めてただろ?」
「あ…」
目を丸くしてリトに何か言おうとするが、すぐにリトがその口を塞ぐ
(私…自分の…)
リトの唾液に混じっているソレは、少し酸っぱくて、そして苦くて
嫌そうに抵抗する唯の口から息がもれる
リトは唯の頭に手を回すと、逃がさない様に力を入れた
「ん…ンン」
じゅる、じゅるとリトの舌が口内を犯していく
それと同時に、唯の口の中にねっとりとした愛液の味が広がる
一瞬顔をしかめた唯だったが、少しすると、その何とも言えない味に次第に体の力が抜けていった
麻酔にかかった様に頭が真っ白になっていく
リトは薄眼を開けて唯の様子を見ると、ゆっくりと口を離していった
「ぷは…はぁ…」
「どうだった?」
リトに質問に、唯は口元に手を当てて複雑な顔をする
こぼれた唾液をすくって口に入れる唯に、リトは小さく笑うと唯をベッドに寝かせた
少し潤んだ目でジッと見つめてくる唯を見ながら、リトの手が唯の下腹部へと伸びていく
触れるだけでくちゅ、くちゅと水音が鳴りだす
その感触を確かめるように、リトの指が何度も割れ目に沿って動かされる
「…やッ…んん」
指を上下に動かす度に、それに合わさる様に唯の腰がピクピクと震える
「まだダメ…。敏感になってる」
「知ってる」
リトは唯に軽くキスすると、肉ヒダを広げて中へと指を入れていった
「ん…くぅ」
唯は咄嗟にリトの腕を太ももで挟んでそれ以上の侵入を拒む
「もう遅いって」
「ん…」
耳元で悪戯っぽく囁くリトに唯は頬を上気させた
「や…ぁ…ン」
リトの言葉通り、すでに指は第二関節まで入っており、今もゆっくりと奥へ奥へ入っていこうとする
「ゆ、結城くんっ!?」
指を入れただけで軽くイッたのか、唯は小刻みに震える手を伸ばしてリトの腕を掴む
力いっぱい押し返そうとするが、力で敵うはずがなく
「ん…んン」
ゆっくりと入ってくる指の感覚に唯は足に力を入れた


くちゅっと濡れた音が鳴り、リトの指は第三関節まで入ってしまう
ぶるぶると肩を小刻みに震えさせる唯
「もしかしてまたイッたの?」
「ゆ…結城くんが…ダメって言ったのにっ」
体をギュッと小さくさせながら、唯は震える口でそう呟く
「そっか。じゃあ…」
リトは意地悪く口の端を歪めると、膣内の指を動かしていった
「ひゃっ!! あ…ダメぇー」
体を丸めてリトの腕にしがみ付く唯
そんな唯を愛おしげに背中から抱き締めると、リトは見せつける様に指を動かしていく
ヌチュ、ヌチュと水音が鳴り、シーツにみるみる染みが広がっていった
「結城…くんっ」
腕にしがみ付いたままの唯のうなじにキスをすると首筋を舌でなぞっていく
「ん…ん…ンく…んん」
リトが何かをする度に唯の体はピクンピクンと反応を見せた
「かわいい、唯」
「んんッ…」
「もっとかわいい声聞かせて」
わざと耳に熱い息を吹きかけながらそう呟くと、リトは耳たぶを甘噛みする
「ひゃ…あ…ぁ」
俯いていた顔を上げ、目を丸くする唯
リトの舌が耳を舐め回していく
「あ…あぁ…」
もう体に力が入らないのか、掴んでいた腕からは手が離れ、挟んでいた太ももはゆっくりと開いていく
リトは小さく笑うと、一旦指を引き抜き、今度は指を二本割れ目に当てた
「あ…あ…」
その様子がわかる唯は、首を動かし後ろのリトに視線を送る
「ダ…」
「入れるからな?」
唯の言葉を無視する様に、リトの指が容赦なく膣内へと戻っていく
前後に動く指に膣壁が蠢き、中に入っていく度に愛液を絡ませながら外に出てゆく
すぐにリトの手は愛液でベットリになった
どんどん熱くなっていく唯の体温が胸に伝わる
押し殺すような喘ぎにも熱がこもる
(そろそろかな?)
リトはチラリと唯の横顔を覗き込むと、唯の弱い部分を指でなぞった
一際大きく体をビクンと仰け反らせる唯
口元から涎がこぼれ、半開きの口からは舌を覗かせている
「ゆ…結ひくん…も、もうらめぇ」
ろれつの回らない言葉に、まったく力の入っていない身体
唯はリトの胸にもたれながら、されるがままになっている
「も…もうひゃめて…これひ上私…」
リトは親指を伸ばすと、真っ赤に充血したクリトリスをギュッと押した
「あ!! か…ぁ…」
膣内がキューっと指を締め付け、下腹部がガクガクと震えだす
「や…ンぁ…おっきいのが…おっきいのがきちゃうっ!!」
「イきそう?」
唯は首をコクコクと振ってリトに応える。もうしゃべる事すら大変みたいだ
リトは最後の仕上げとばかりに、膣内とクリトリスを責め立てる
二箇所同時の責めに唯はもうなすすべがない
唯は体を丸めるとギュッとリトの腕にしがみ付く
今度は拒むためではなく、求めるために
「結城くん…結城くん…」
精一杯口を動かして、愛おしい人の名を呼ぶ姿に、リトは背後からギュッと唯を抱きしめた


唯の手に、より一層力がこもる
「結城…くんっ! ンン…」
今まで以上の力でリトにしがみ付くと、唯は体を大きく震えさせた
「は…はぁ…ふ…あぁ…」
ビクン、ビクンと何度も痙攣させながら、唯は荒い息を吐く
次第に息が納まってくると、くてっとリトの肩に頭を乗せた
天井をボーっと見ながら息を整えていく唯
少しすると横目でジロっとリトを睨みつけた
「な、何?」
あきらかに怒っている様子の唯にリトの顔が引きつる
「……」
ジト~っと睨んだまま黙っている姿がリトの心臓を凍えさせる
「ゆ…唯?」
「…手、早くなんとかして」
リトは思い出したかのように慌てて指を膣から抜いた
「ん…く」
その割れ目からは白く白濁した愛液がとろりとこぼれ、リトの手を白く染めていた
(すげー! 唯の本気汁でいっぱいになってる…)
なんて事を思っていると、頬に走る痛みがリトを現実に引き戻した
いつの間にか身体を起こしていた唯が、リトの頬をギュッと引っ張っているのだ
「ほへ?」
「結城くん、私、言ったわよね? ダメって?」
唯はムッと頬を膨らませながら、静かに口を開く
「言ったわよね?」
「い、言った!」
即答するリトに唯の頬はますます赤く膨れていく
「じゃ…じゃあ、どーしてするのよ!?」
「何でそんな怒るんだ? 別にいいだろ!」
「いいワケないでしょ!? あんな恥ずかしい…」
さっきの醜態を思い出したのか、頬を真っ赤に染めて俯く唯
「恥ずかしいって……すげー可愛かったと思うけど?」
「か…かわ…かわいいって何言って…」
リトの言葉に反射的に顔を上げるも、唯はすぐにその目をそらしてしまう
「そ、そんなコト言わないでよねっ」
もごもごと話す唯にリトは怪訝な顔をする
「何で? だってお前すげーかわいいと思うけど?」
「だからそんなコト言っちゃダメ」
唯の声はますます小さくなっていく
リトは指で頬を掻いた
(相変わらずつーっか…)
唯はチラチラと横目でリトの様子を窺っている
何かを言おうにも恥ずかしさで何もできないようだ
リトは小さく溜め息を吐くと、唯の頭に手を置いた
「ん…」
何も言わずに頭を撫でるリトに、最初は怪訝な表情を浮かべるも、次第に柔らかくなっていく。
気持ちも表情も
「やっぱお前ってかわいい」
「もぉ」
拗ねた様に口を尖らせるも、赤く染まった頬が唯の内心を物語っている
むぅ~っと唸りながらも上目遣いで見つめてくる唯に、リトはクスクス笑った
(やっぱこいつ小さい時から全然変わってないんだな)


「何笑ってるのよ?」
頬を膨らませながら問いただす唯に、リトの笑みはさらに深くなる
「結城くん!?」
なんだか一人置いていかれている状況に、唯の目がどんどん険しくなっていく
唯は腰を浮かせると、ほとんど馬乗り状態でリトに詰め寄った
「な、何だよ?」
「それはこっちにセリフでしょ!? 何ヘンな事考えてるの!?」
「ヘ、ヘンな事って!? オレはそんな事考えてねーって!!」
「じゃあ、どうして顔がニヤニヤしてるのよ!?」
「ニヤニヤってオレは…」
咄嗟に顔を触るも唯の言うとおり確かに顔がだらしくなっていた事に、リトの額に冷や汗が浮かぶ
「こ、これはそんなんじゃなくて……オレはフツーにお前の事を……」
「お前の事を何よ?」
「えっと…」
リトの腰を膝立ちで跨ぎつつ腕を組んで目を細めている唯から逃げる場所も隙もありはしない
(こ、これはヤバい…)
一人蒼白になるリトの前に唯の腕がゆっくりと伸ばされる
ハレンチな! が来る!!
そう感じたリトは、思わず目を瞑り覚悟を決めてその時を待った。が────
(あれ?)
いつまで経ってもやってこないハレンチな! にリトが片目を開けた時、おでこにトンっと何かが当たる感触がした
「え…」
両目を開けて確認すると、唯がリトのおでこを人差し指で突っついていた
「え? 何だ…?」
キョトンとするリトの前で唯は顔を赤らめながら、ぼそっと呟く
「そんなヘンな事じゃなくて、もっと私の事想って…」
「え?」
「せっかくこうやって二人っきりなんだから……もっと他に…イロイロと…」
最後の方はゴニョゴニョ声ではっきりと聞こえなかったが、その気持ちや言いたい事は手に取る様にわかった
リトの下腹部に腰を沈めながら唯の腰が小刻みに揺れている
顔は赤というより紅潮していると言った方がいいかもしれない
沸騰しそうな表情で、だけど、ジッと見つめるその目にはリトだけを映している
リトは無意識に唯の腕を掴むと、そのまま体を抱き寄せた
「あ…」
短い悲鳴の後、唯はリトの上に重なった
一瞬の静寂の後、頬に感じるあったかい感触に唯は顔を上げた
「結城…くん」
いつもの様にニッと笑うリト。間近に感じるその大好きな笑顔に唯の体はポッと熱くなる
「オレ、別にヘンな事考えてたワケじゃないんだぞ」
「え…、じゃあ何を考えてたのよ?」
リトは笑みを深くすると、ギューっとギューっと唯を抱きしめた
「ちょ…結城くん!?」
リトの胸に顔を埋めながら、唯はくぐもった声を上げる
「く、苦しい! 何やって…」
「お前の事想ってた!」
「え?」
「お前の事考えてたんだって! ほかに何考えるんだよ?」
顔は見えないが、胸の鼓動の早さでリトの様子がわかる
きっと顔は真っ赤で、目だって泳いでるし、一生懸命声を出そうと必死な顔で
(結城くん…)
リトに包まれて、想われて
それだけで、唯の体は熱くなってしまう。理性が溶け、心までとろけきってしまう
起き上がろうとするリトの背中に、唯は精一杯の力を込めてしがみ付く
リトの膝の上に座りながら、唯はただ体を小さくさせていた
まるで小さな子どものように
その頭にリトはそっと手を乗せると、やさしく微笑む


「オレ、お前の事想って、考えて、それだけですげー幸せになれるんだ。この辺があったかくなる」
リトは自分の胸のあたりを手で触りながら、少し自慢気にそう言った
「うん」
うれしそうに頬を染めながら頷く唯のおでこにキスをすると、リトはそのまま唯をベッドに寝かせた

ふわっと広がる長くてキレイな髪が白いシーツにより一層、映える
下半身をもじもじさせながら、リトの事をジッと熱っぽく見つめる唯
リトは唯に覆いかぶさった
手は自然と胸へと這わされる
「ン…」
服の上から一撫でするだけで、ピクンと反応する身体
唯の身体はすでに準備万端だった
胸だけじゃない。今はどこを触られても感じてしまうほどに
服もブラジャーも身に着けている物全てが、窮屈でたまらないと思ってしまう
(結城くん…)
唯はもうリトが欲しくて欲しくてたまらなかった
ギュッと抱きしめ合って、たくさんキスをして、そして────
とろけきった心と体が唯をいつも以上に後押した

唯の手がモゾモゾとリトの下腹部へと伸ばされる
「え…」
リトの目が丸くなる
唯は下からジッとリトを見つめながら、ズボン越しにすっかり膨れ上がったモノを手で擦っていた
「ちょ…ちょ…唯!?」
唯の息は荒い。そればかりか目も熱を帯びて潤んでいる
リトはゴクリと喉を鳴らした
(マジかよ…)
あの唯が求めてきている
今まで少なからずそういった事はあったが、こんなにも直接的な事はなかった
唯は我慢できないのか、すでにベルトに手を掛けてすらいる
「ゆ、唯? お、落ち着けってお前…」
「嫌っ。私ばっかり…」
リトを見つめるその目はどこまでも真剣で、そして純粋なものだ
「…セックスしたいの」
「え?」
「結城くんとセックスしたいの」
「セ、セックスって…」
唯はリトから目を背けた
唯の顔は耳まで真っ赤になっているし、目だってもう泣き出しそうなほどだ
自分で何を言って、何をしようとしているのか唯はみんなわかっていた
わかっていても自分を止められない
寂しかった時の想いが唯の中で溢れかえっていた
寂しくて辛くて、でも今はリトがいて
たくさん想ってくれて、いっぱい好きをくれて
普段口に出せない気持ちや想いが唯を動かす
唯は止まっていた手を動かすと、カチャカチャとベルトの留め具を外していく
「唯…」
もう唯はリトの顔を見ていなかった
恥ずかしさを隠す様に、自分を鼓舞する様に、ズボンを脱がす事に必死だ
留め金はすぐに外され、ズボンのジッパーに唯の指がかかる
「も、もういいって!」
「……」
「あ…後はオレがするからさ」


唯はコクンと首を振ると、黙ってリトから手を離した
いそいそと体を起こすと、チラチラと唯の顔を見ながらリトはズボンを脱いでいく
心臓はバクバクと高鳴り、手には汗を掻いている
(何でオレこんなキンチョーしてんだ!?)
いつにない唯の行動がリトを昂らせていた

ズボンを脱ぎ終わったリトが振り返ると、唯はカバンの中から何かを取り出しているところだった
「まさかホントに使うだなんて思っていなかったわ」
などとブツブツ言いながら取り出したのは、ソファーで見たコンドームの箱だ
「セ、セックスはするけど……ちゃ、ちゃんと付けなきゃダメだからね!!」
「そんなことわかってるよ」
顔を赤くしつつ明後日の方向を見ながら箱を手渡す唯に、リトは苦笑を浮かべた
さきほどの積極的な行動がウソの様に、ベッドの上で正座しながら体をもじもじとさせる唯
そんな唯を見ながら箱からゴムを取り出していると、ふいにリトの脳裏に良からぬ事が浮かんだ
「なあ、唯」
「何?」
「コレさ、お前が付けてくれねーかな? ほら、そっちの方がうれしいってゆーかさ…」
「ななな、何でそうなるのよ!? いいから早く付けなさいよっ!」
真っ赤になりながら腕までぶんぶん振って声を荒げる唯だったが、体のうずきは収まりそうにない
下唇を噛み締め、リトの様子をチラチラと窺いながら、太ももをすりすりと擦り合わせ、必死に我慢している
「やっぱ、ダメ?」
「あ、当たり前…でしょ! そ、それより早くしなさいよね…」
消え入りそうな声で話す唯に、リトは更に突っ込んでお願いしてみる
「オレ、唯がそーいうコトしてくれたらすげーうれしいんだけど…」
「…ぅ…」
「ダメ?」
「…う…ぅ」
「ダメ?」
何度もお願いしてくるリトにしびれを切らしたのか、唯は膝立ちになると、リトのそばに寄せた
「お!」
パァっと顔を輝かせるリトに対し、咎める様に唯はその目をすっと細めた
「言っとくけど、今日だけ! 今日だけなんだから、ヘンな勘違いしないでよね!!」
「わ、わかってるけどさ、やっぱうれしいっつーか…」
引きつりぎみの笑みを浮かべながらも、リトはなんだか本当にうれしそうだ
「それにほら、前までお前ってこういうの嫌いだったのにさ、
ちゃんと避妊とかまで考えてるって事は、お前もしたかったって事…」
四角いビニールの袋を破りながら中身を取り出そうと、それまで黙って聞いていた唯の手がピタっと止まる
「そ、そんなワケないでしょ!? これはお兄ちゃんが入れた物だって、何回言わせれば気が済むのよっ!!」
「そ、それはもうわかってるって」
「わかってないわよ! じゃあ、どうして私がそんなハレンチな事したいだなんておかしな事言うワケ?」
「へ? だって、ホントに嫌ならウチに置いて来るか、途中のゴミ箱にでも捨てればいいじゃん? 
でも、捨てずに持って来たって事はやっぱ…」


リトの一言一言に唯の顔がみるみる赤くなっていく
そうなのだ
結局、捨てずにここまで持って来てしまった唯
本当は下着だって、お気に入りのまだ一度も付けていないものだった
リトはまるで気付いた様子はなかったが
唯は自分の気持ちを誤魔化す様にビニールの袋を破くと、いそいそとリトに詰め寄った
「唯?」
「い、いいからもっと寄りなさいよ」
「あ、ああ」
ずいっと目の前に出されたリトの反り返ったモノに唯の顔が自然と引きつる
何度も見てるはずがまるで慣れない
鼻に付く牡の匂いに、ビクビクと脈打っている太い血管の数々
「うぅ…」
見ない様に見ない様にと唯は、リトの亀頭にコンドームをかぶせていった
薄いゴムがピッタリと肉棒に張り付き、まるで付けていないかの様に、わずかなゴムの光沢を見せている
(な、な、何でこんなモノ……お兄ちゃんのバカーー!!)
心の中でそう叫ぶも、上から感じる視線に唯はハッとなる
「あ…あのさ唯、これって…」
「ち、違うの! 私が選んだんじゃなくてお兄…」
「わかってるって! だからそんな大声で怒んなよな…」
唯ははいお終い! とばかりにリトにそっぽ向けるとムスっと顔をしかめた
甘えたり、拗ねたり、求めてきたり、怒ったりとリトのする事全てにコロコロと変わる唯
(また怒らしたのかな?)
リトはそっと唯の腕を掴むと自分に顔を向けさせる
「……何?」
「その……しよっか?」
唯は何も返事をせず黙ってリトの顔を見つめた後、ベッドに体を寝かせた
「唯?」
唯は視線だけをリトに向けた
「ゆ…」
その視線はリトから全ての言葉を奪い取っていった
そこに寝ているだけの唯にリトは純粋な美しさを覚える
可愛くて、綺麗で、怒りんぼで、そして少し甘え下手で
高鳴る気持ちそのままにリトは唯に体を寄せた
ハイソックスに包まれた足を持つと、唯は緊張からか少し体に力を入れてしまう
リトは緊張をほぐす様に、何度も唯の足や膝小僧を舐めていく
「ン…」
次第に力が抜けていき、リトはその隙を付いてゆっくりと脚を広げていった
薄く口を開ける割れ目は、さっきの愛撫で、すっかり入口をヌラヌラと光らせている
リトが身体を寄せると、とろりと割れ目から密が溢れて来た
まるで早く欲しいと言わんばかりに
リトは一段と大きくなった肉棒を手に持つと、入口に近づけていく
近づく感触がわかるのか、唯の息が荒くなっていく
肉ヒダに先端が触れると、ヌチャっと愛液が糸を引いた
(もうグチュグチュになってる)
リトは手を動かすと、割れ目に沿って先っぽを擦っていく
「ん…あ」
ピクピクと震える唯の下半身
溢れた愛液でリトの先端はどんどん濡れていった
「ゆ…結城くん…」
もじもじと体を揺らす唯。もう待てないのか、その顔は苦悶に歪んでいる
「もぉ、焦らしちゃやだァ」
「…わ、わりィ。じゃあ入れるな?」
「あ…う、うん。ゆっくりね!」