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朝目が覚めると、結城リトはにゅるにゅるの液体生物になっていた。
(な、なんでーっ!?)
鏡に映った醜い自分の姿。トロトロと蕩けた、一定の形状を持たない黄緑色のゲル状の、
それでいてぷよぷよと僅かに弾力を残したスライムのような体。
どういうわけか視力・聴力・触感は残っていたが、このままでは満足に移動することも、
言葉を発することも出来ない。
(ま、またララがなんか……!?)
パタン!
部屋の扉を開き、ララが入って来た。スライムになったリトの体を見るなり、
「あーっ。スライム君だー。可愛いー♪」
にゅるにゅるのリトの体に顔をすり寄せて来たが、
「でもリト、どこにいっちゃったのかなー」
そう呟いて、あっさり部屋を出て行ってしまう。
(おいっ! こらっ! 待てぇっ!!)
そう思って見ても、にゅるにゅるの体ではどうすることも出来ない。
(ど、どうしよう、オレ……)
そこに……
スト。
(え?)
窓枠にヤミが降り立っていた。
(ヤミ……)
「……」
リトの醜い姿を見るなり、嫌悪感を剥き出しにした眼差しを浮かべ、シャキンと腕を鋭い刃へと
変化させる。今にも切り掛かって来そうな殺気がヤミの全身から放たれる。
(ま、待てっ! オレだ、オレ!)
リトが必死で念じると、リトの液状の体が……
「結城リト……?」
(あ……)
本来のリトの姿へと変形していた。

侮蔑に満ちた訝しげな眼差しでスライムになったリトを睨みつけるヤミ。
「相変わらず非常識な人ですね……。今度は何を企んでいるのですか?」
(な、なりたくてなったんじゃねー!)
言葉を発する事の出来ないリトは、液状の体を必死で変形させて申し開きしようとする。
ハッ、とため息を吐くヤミ。
「このままでは埒が明きませんね。ドクター・ミカドの元へ連行します」
(や、ヤミ……!)
ヤミがリトの体を持ち上げようとするが、ドロリとした液状の体はうまく運ぶ事が出来ない。
「仕方ありません。極めて不本意ですが、私の体に巻き付きなさい」
(えっ!?)
「ただし、少しでも私を侮辱するような真似をしたら、即座にあなたの核を破壊して殺します」
(ひ、ひいっ!?)
「ほら、はやく巻き付くのです」
促されたリトは、
(い、いいのかな……)
躊躇しつつも自らの体を変形させてヤミに巻き付き始めた。
にゅるにゅる……
リトの体が腕程度の太さを持つ触手に変形して、
ヤミの左足を足首からグルリと螺旋状に一回りして太ももに巻き付く。
「んっ……」
太ももに自分の最も忌み嫌うぬるりと濡れたゲル状の感触を覚え、
嫌悪感にヤミがゾクリと体を震わせる。
にゅるにゅるにゅる……
リトの液体状の触手がヤミのパンティに背面上部から侵入し、
「えっ……!?」
ヤミの尻の谷間をにゅるっと押し広げて股間をにゅるりと圧迫しながら
パンティの前面上部へと抜ける。
「んあっ!?」
ヤミの黒い戦闘服の内側を、こんにゃくのような濡れた感触を与える生暖かいリトの触手が
きめ細かな肌を舐めるようにズ、ズ、ズ……とまっすぐに昇って行く。
「はああ……あっ……」
触手はヤミのへその上に到達すると、尖った触手の先端がへそ穴をくすぐる様にツンツンとつつく。
「ひゃうっ! あっ……」
ヤミの体がピクンと反応し、小刻みにぷるぷる震え始める。
その瞬間、ヤミのけなげな反応に気を良くしたかのように触手の先端がピンッ! と一瞬硬直し、
(あっ!? か、体が勝手にっ……!?)
にゅるにゅるにゅるにゅる……
ヤミの肌を縦横無尽に這い回り始める。
「ひあっ!?」
ヤミは体をビクンと大きく仰け反らせる。
にゅるりとした触手は、ヤミの腰のくびれを回り込み、乳房に巻き付き、ワキをくすぐり……
「ああっ……あはあっ!?」
首に巻き付き、背筋をなぞり、尻から秘所を撫でて太ももを何度も回り込み……
「ひあんっ! あんっ! あんっ! ああああ……」
にゅるにゅるにゅるにゅるにゅるにゅるにゅるにゅる……
リトの触手がヤミの胴体のあらゆる部分を舐めるようにぬるりとした粘液を残しながら蹂躙し、
複雑に互いに絡み合って行く。
「あっ……やめっ……やめなさいっ……結城リ……あっ……あはっ……あーっ……!」
全身をなめくじに這い回られるようなおぞましい感触に身悶え、
震える顔を紅潮させて口を大きく開き、床に倒れて手足をバタつかせるヤミ。
次第にヤミはその攻めを受け入れ、にゅるにゅるの触手に犯される感覚を愉しみ始めていた。
「あはっ……そんなっ……にゅるにゅる……だめですっ……結城リト………だ……だめっ……あはっ

……」
その時、ようやくリトのにゅるにゅる触手の動きが止まった。
「はぁ……はぁ……」
汗を流して赤く染まった顔で、荒くなった呼吸を整えようとするヤミ。
そして、気が付くと……
「なっ……!?」
(なんだこりゃーっ!?)
ヤミの胴体ははいつの間にか……リトのにゅるにゅる触手によって亀甲縛りにされていた。

胴体をぬるりとしたゼリー状の感触を持つリトの触手ににゅるにゅる亀甲縛りにされたヤミ。
少しでも体を動かすとヤミの体の随所がにゅるっと締め付けられて……
「あはっ……!」
太ももから、股間から、腹部から、背筋から、乳房から、
ゾクリとしたなんとも堪え難い快楽と嫌悪感の入り交じった感触がヤミの体に広がって来る。
「あ……は……んあっ……」
ヤミの全身はゾクゾクと震え、内股気味の太ももを落ち着かなげにすり合わせている。
ぷるぷる震える手は触手に貼り付かれた股間を押さえ、
顔は紅潮して汗をタラタラと流し、ハァ、ハァと熱い吐息を断続的に漏らし続ける。
(な、な、なんでこんな……!? か、体が勝手に……!?)
触感が残るリトの体は、その全体でヤミの柔らかな肌を締め付けるなんとも言えない心地良さに
酔いつつも……
(こ、こ、殺される……)
その後に待ち受けるであろう自分の運命に恐怖していた。
「ゆ、結城リト……」
(ひ、ひえええっ!!)
しかし、ヤミの反応はリトの予想とは少し違っていた。
快楽に染まった震える声で、ヤミは……
「わ、私が巻き付けと言ったのですから、こ、ここまでは許します……」
(え……)
「んあっ……」
ヤミはピクン、と背中を仰け反らせた。
「はぁ……はぁ……」
ヤミの甘い吐息の音が室内に響き渡る。
「た、ただし……これ以上私の体を辱めるなら……ただではおきませんよ……」
(ヤミ……)
そしてヤミはなんとかトランスで羽を生やすと、窓から御門の家を目指して飛び立った。

「あっ……う、動かないで下さい……集中が乱れます……んっ……」
リトのにゅるにゅるの触手に巻き付かれているヤミは、
フラフラと頼りない様子で空中を飛行していた。
一方のリトも……
(す、すげえ……ヤミの体って、こんなに柔らかいのか……)
意識を集中すると、ヤミの股間を、太ももを、お腹を、自らの手で愛撫しているような感触を
覚えてしまう。思わず、ウネウネと触手を動かしてしまい……
「あっ……や、止めなさいっ……いっ……」
ヤミの体を刺激して、甲高い嬌声を上げさせてしまう。
(う、うわ……オレ、ヤミとセックスしてるみたい……)
それを意識してしまい、ドキドキしてくるリト。すると……
ジュワ……
「あっ!?」
ヤミの体に巻き付いていた液体状の触手が変化し始めた。
温度が上昇してその成分まで変化し、触れているヤミの黒い衣装がたちまちの内に溶かされる。
「な……なっ!?」
縦横に体に巻き付いた触手により、ヤミの衣装、さらにはパンティまでもが溶かされて……
ハラリ……
バラバラに寸断されて、空中を飛行するヤミの体から落ちてしまう。
「きゃっ!?」
いきなり胴体に身に付ける物を全て失い、腕に黒いバンドで止めた袖とブーツだけの姿になった
ヤミは慌てて秘所と乳房を両手で覆い隠したが、それによって集中が途切れ……
フッ……
「あっ!?」
トランスによって生やしたヤミの羽が消滅してしまい、上空から落下を始める。
「きゃあっ!」
(ヤミっ!)
危険を察知したリトは、直ちにその形を変化させ……
ぽよんっ!
落下するヤミの体の下部にクッションのような形になって貼り付き、
ヤミの体を地面に激突する衝撃から守った。
「結城リト……」
リトに守られたことを悟ったヤミは、裸のまま低反発マットのような感触のリトのクッションに
腰掛けて、じっとリトの体を見つめた。
「私を……守ってくれたのですか?」
すると、クッションからニョキっとリトの顔が生えて来て、ニッコリと笑った。
(無事で良かったな、ヤミ……)
なんとなくリトの言いたい事を悟ったヤミの顔が、ポッとほんのり赤く染まる。
「で、では、今回だけは、あなたの体を破壊するのは止めておきます。命拾いしましたね……」
(あはは……)
相変わらずのヤミの調子に、リトは苦笑いを浮かべていた。

しかし、まだ問題は残っていた。
リトに衣服を溶かされたヤミは、このままでは道を歩く事も出来ないし、
リトを体に巻き付けると先程のようにトランスが解けてしまうかもしれない。
そこで、解決策を思い至ったヤミだったが……
「し、仕方ありませんね……」
恥ずかしそうな表情でリトに言って来た。
「結城リト……あ、あなたが、私の衣服になるのです」
(えっ!?)
「あ、あなたの責任でこうなったのですから、当然あなたにはその義務があります」
赤らめた顔でリトを促すヤミ。
(そ、そんなこと言われても……いいのか、本当に?)
「さあ、はやく」
ヤミは裸に黒い袖とブーツだけを身に着けた姿で、スライムクッションのリトの前に立った。
(ええい!)
覚悟を決めたリトがズ、ズ、ズ……と体を変形させてヤミの体に纏わり着いて行く。
ペトリと股間に触れ……
「んっ……」
そこから、両側に広がってヤミの下腹部を前後から覆い……
「んあっ……」
しだいに広がって、ヤミの腹部を覆って乳房を包み……
「あ……はっ……」
肩に細い紐のように前後両側から伸びて、肩の上でピタリと貼り付いた。
ついに、リトは少し透けた黄緑色のスクール水着の形になり、ヤミの胴体を覆い尽くした。
「ふぅ……」
ヤミが一息ついて辺りを見渡すと、ゴミ捨て場に大きな鏡が置いてあった。
その前に立って、自分の姿を見てみる。
リトの体で出来た黄緑色のスクール水着を身に纏い、黒い袖とブーツを着けたヤミの姿。
「に、似合いますか? 結城リト」
(え!?)
スクール水着の腹部にリトの顔が現れる。
(うーん……手足に着けてるのはちょっと合わないような……)
リトは顔を少ししかめる。
「そうですか……」
ヤミはあっさり袖とブーツを外してゴミ捨て場に投げ捨てた。
「これで、どうですか?」
手を恥ずかしげに後ろに組んで、ヤミがもう一度尋ねてくる。
いつもにも増して幼い少女のように見える、裸足にスクール水着を身に着けたヤミの姿。
(おお! いいんじゃないかな……)
リトの感心した顔を見たヤミはポッと顔を赤らめ、
「い、行きますよ」
裸足のままスタスタと歩き始めた。

リトの水着を身に着けて裸足でスタスタと歩いているヤミ。
(おおお……ヤミの体の形が全部分かる……!)
ヤミが歩く度に水着が体にこすれ、リトは手でヤミの胴体をまんべんなく愛撫しているような
感触に捉われていた。
一方のヤミも……
にゅるっ……にゅるっ……
「んっ……」
体に貼り付いたぬるぬるした水着で乳房やクリトリス、尻穴までも舐められるようなその感触に、
少し内股気味に太ももを擦り合わせ、はぁ……はぁ……と息を荒くさせていた。
「ゆ……結城リト……私の体を……擦らないで下さ……あっ……あっ……」
ヤミの足がフラつき、道端の電柱にもたれかかってしまう。
「はぁ……はぁ……」
ヤミが息を整えていると、そこに美柑が通りかかった。
「あれ? ヤミさん。どうしたの、その格好」
「み、美柑……」
息を荒げ、顔を赤く染めながらヤミが美柑の方に振り返る。
すると……
「ヤミさん!? そ、それ……」
美柑が驚いた表情を浮かべ、ヤミの股間を指差している。
「え……」
ヤミが自分の股間を見ると、そこは……
「な!?」
あたかもそこにペニスがあるかのようにモッコリと盛り上がっていた。

「な、なんですかこれは! 結城リトっ!?」
驚いたヤミが声を上げる。
そのペニスは、ヤミの柔らかな体に体中を擦られたリトの欲望がそのまま具現化したものだった。
(や、ヤバイ……鎮まれ、鎮まれっ)
リトがそう思っても、いったん火のついた欲望は簡単に収めることが出来ない。
「結城リト!」
慌てたヤミがペニスを掴む。
(んあっ!?)
そのペニスはあたかも本物のような弾力と熱さを持ち、
リトに実際のペニスを掴まれたかのような快感を与えた。すると……
にゅる……
「あっ……」
ヤミの胴体をぬるぬると包む水着がキュッと締まり、ヤミの股間をグイグイ締め付けて、さらには……
「ひっ!?」
ヤミの割れ目をかき分けて、膣にまでにゅるにゅると触手が侵入していく。
「ひああっ!?」
快感のあまり嬌声を上げるヤミ。すると、ヤミの体を包む水着がビキニのように変化していき、
そのパンティの部分から触手が伸び出して……
ガッ。
「あっ!?」
ペニスを掴むヤミの手を上からくるみ、手をペニスから離れないようにしてゴシゴシと
強制的に手コキをさせる。

シュッ……シュッ……
(うあああっ!?)
それに興奮したリトが、さらに体を変化させていく。
擦られているリトのペニスの根本がヤミのクリトリスに吸い付いて、
擦られる度にクリトリスを引っ張って刺激を与える。
「ひっ!? ひあっ!?」
ヤミの乳房を包むにゅるにゅるの水着が吸盤状に変化してヤミの乳首をちゅうぅっ! と吸い上げ…


「んあっ!?」
膣に侵入した液状の触手は巧みに形を変えて、ヤミの処女膜を傷つける事なく子宮にまで到達……
「はあんっ!」
さらには尻穴からも液状の触手が侵入し、ヤミの直腸を押し広げて圧迫する。
「ひぎいっ!?」
全身をリトのにゅるにゅるの触手で犯されたヤミは……
「あっ……ああっ……結城リト……結城リトっ……」
上半身を大きく仰け反らせてあられもない嬌声を上げる。
ス……
触手がヤミの手から離れても、クリトリスに吸い付かれる快楽に取り憑かれたヤミは
手を止めることが出来なくなっていた。
「だ、だめ……こんなのだめです……結城リト……」
一方のリトも、ヤミの細くしなやかな手でペニスを擦られて、次第に射精の欲求を昂らせていた。
(うわ……だ……だめだ……もう、オレ……)
その時、
グン!
ヤミの股間に生えている触手ペニスが急に伸び、ヤミの唇を押し広げて口の中へと押し入った。
「んーっ!?」
そしてリトは……
(うわーっ!? ヤミに手コキされながら……フェラ!?)
ペニスの根本をヤミに上下に擦られながら、先端部は暖かいヤミの口の粘膜で愛撫される。
その異常な快楽に、リトはついに……
(で、出るっ!!)
スライムになってしまった体で、射精をしようと強く念じた。
その瞬間、ヤミのクリトリス、膣、直腸、乳首、その全てがリトの触手によって一斉に刺激され、
「んふーっ!!」
ビクンと体を大きく仰け反らせて地面に倒れ込み、ヤミは口にペニスをくわえたまま絶頂に達した。
そして、それと同時にもう一つの変化が起こった。
ボフン!
リトの体が爆発するように煙を上げる。
元に戻ったリトの体。そのペニスはヤミの口の中に突っ込まれ、そこに、
ビュッ! ビュッ!
「んーっ!?」
ヤミの喉奥を犯し尽くすように勢い良く精液を迸らせ始めた。
「うおっ! や、ヤミッ!!」
リトとヤミはシックス・ナインの体勢で交わり、リトの右手の指はヤミの膣に、
左手の指はヤミの尻穴に挿入されている。
ビュッ……ビュッ……
ヤミの口内へのリトの射精はしばらくの間続いた。

「ふぅーっ……」
リトはついに、ヤミの喉奥に全ての精液を出し終えた。
「り、リト……!?」
そばに立っていた美柑が震える声で話し掛ける。
リトはハッと気が付いた。
(お、オレ、元に戻っちまってる……)
それも、これ以上は考えられないほどの最悪のタイミングで。
「……」
ヤミはリトの腰をグイッと押し、自分の唇に突き刺さるリトのペニスを引き抜くと、
乳房と秘所を手で覆い隠しながらその場にペタリと女の子座りで座り込んだ。
リトはその前に座って慌てて言い訳を始める。
「す、すまん、ヤミ! わ、わざとやった訳じゃ……ひっ!?」
ゴゴゴ……
背後に修羅が浮かび上がるほどの強烈な闘気がヤミの体から発せられる。
そして、ヤミの髪が無数の拳、ナイフ、剣、ハンマー、ありとあらゆる武器へと変化し……
(お、終わった……オレ……)
リトは観念して目を閉じた。
すると……
ギュッ。
「いっ!?」
ヤミの拳がリトの頬をつねった。
「結城リト……」
「え……?」
名を呼ばれたリトが目を開くと、ヤミは頬を赤らめた上目遣いの恥ずかしげな表情で、
囁くように微かに呟いた。
「つ、次からこういう事をしたい時は、私に了解を取ってからにしなさい……」
「は?」
ポカーン、と開いた口が塞がらなくなるリト。
「今、なんて……」
カッ! ヤミの頬が真っ赤に染まって、再び闘気を放ち出す。
「あなた、耳は付いていないのですか……」
「い、いや! だ、大丈夫です! ちゃんと聞こえましたっ!」
リトは後ずさってヤミに謝る。
「では、結城リト。あなたに一つ、命令があります」
「え?」
「私をおんぶして、あなたの家まで運びなさい」
「は?」
リトが目を丸くする。
ヤミはまたポッと頬を赤く染めた。
「私はあなたのせいで腰が抜けて歩けないのです。しかもあなたのせいで衣服まで失った。
当然あなたには、私を安全な場所まで運び、衣服を与える義務があります」
「は、はあ……」
「だから、はやく」
そう言われて、リトはヤミの前で身を屈め、
「ん……しょ、っと」
一声かけて背中にヤミの体を背負った。
リトの裸の背中に裸のヤミのささやかな乳房の感触が伝わって来て、
(うわ……)
少し興奮を覚えてしまう。
「で、でも、オレたち裸なんだけど」
「大丈夫です」
ヤミが一声かけると、リトとヤミの体が丸ごとトランスで出来た大きなタオルに包まれた。
「うわ、さすが……」
「美柑、あなたの服は借りられますか?」
「うん。それは大丈夫だけど……」
「ありがとう。では行きましょう、結城リト」
リトはヤミを背負って、美柑と並んでテクテク歩き出した。
しばらく歩くうちにリトが気が付いた。
「あれ? こんなこと出来るんならお前、自分で服を作ったり出来るんじゃ……」
リトが声をかけたが、ヤミは、
「スー……スー……」
先程の触手プレイで疲労したのか、リトの背中で眠り込んでいるようだった。
「寝てるみたいだよ」
「ったく。仕方ねえなあ」
リトはフッと軽くため息をつき、またテクテク歩き出した。
背中のヤミは……
(まったく……相変わらず、鈍い人ですね……)
心の中でそう呟きながら、リトに抱き着いてる手の力を少しだけ強くした。
(終)