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カチコチと時を刻む時計の針の音にも耳を貸さず、結城リトは眠りの闇の中から出られずにいた。

閉められたカーテンの向こうには既に朝の光が降り注ぐ街、その中では学生やサラリーマン、OLなどが学校や職場に向かって歩いている。

今日は平日なので本来ならば彼の姿もその中にあるはずなのだが…。
「うーん…」
―――― ふにっ ―――――

寝返りを打ったその先には少女の裸体。白く透き通る肌にピンクの長い髪、ララ・サタリン・デビルークが眠っていた。
寝返りを打った際、彼は彼女の柔らかな乳房を鷲掴みにしていたのだ。ぼんやりとしていた頭に体中の血液が集中し、昨夜の出来事が鮮明にフラッシュバックする。
そして…

「ううううううぅぅぅわああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

リトの悲鳴に結城家の屋根で合唱していた雀たちが一斉に飛び去って行く。その声に深い眠りの底にいたララも目を覚ました。
「んんっ…。リト?どうしたの?大声出して…」
彼女は目をこすりながら上体を起こした。
「えっ?いや…だって…」
リトが後に続く言葉を探し出せずにいると、ララはきょとんとした顔を彼に向けた。
「だって何?私たち恋人同士なんだから、こういうのってもう当たり前になったんじゃないの?」
「ええっ!!!???」
ララの台詞にリトは驚く。昨晩ララの想いを知り、そのまま彼女を抱いてしまったのだが、
やはりリトにはまだ裸のまま二人で朝を迎えるというシチュエーションに完全に慣れることは難しいようだった。
それに対してララはリトと結ばれた喜びからか、ニコニコしてさもこれが当たり前というような顔をしていた。

「あ…」
ふとララが何かに気づいたような声を上げた。
しかしそれも束の間、リトが疑問の声を上げる間も無く、ララはリトに抱きつき、彼をベッドに押し倒してキスをした。
しばしの沈黙が流れ、二人の唇が離れた。
「…どうしたんだよララ?」
「え?もちろんおはようのキスだよ♪ねえリトぉ…」
ララは上目遣いでリトに甘えてきた。そのまま彼の首に腕を絡め、自分の胸に彼の顔を埋めさせる。
「ちょっとララ…。朝からこれは…」
「えー?昨日はあんなにえっちだったくせにぃ~」
ララの声にリトの顔はトマトのように真っ赤になる。
「ねえリトぉ…。ちょっとくらいいいでしょ?」
再びキスを交わす二人。ララはリトの口に舌を差し込み、そのまま彼の口内を味わう。
リトもそれに負けじとララの舌を押し返し、彼女の口内を味わった。

二人の唇が離れた時には、リトの肉棒が反応し始めていた。それに気づいたララがクスッと笑みを漏らす。
「リトってばやっぱりえっちだね。でもこれじゃ昨日の半分くらいかな?よーし、ちょっと待っててね」
ララはそう言うと布団の中に頭まで潜りこんだ。なにをするのかとリトが布団の中を覗くと、ララは顔を赤くして抗議した。
「リトはそのままでいて。絶対覗いちゃだめなんだから」
リトが言われたとおりにすると、肉棒の先に何か湿ったものが触れる感触がした。
『これってもしかして…』
リトは思わず布団を少しめくってみる。
その目に飛び込んできたのはララが自分の肉棒に舌を這わせている光景だった。
明るさの変化に気づいたララは再びリトに抗議する。
「もー、リトってば覗いちゃだめって言ってるのにぃ…。見られるの恥ずかしいんだからねっ」
さすがのララも自分がフェラチオをしているところを見られるのは恥ずかしいらしく、頬を紅潮させ、上目遣いでリトを睨んだ。と思ったらリトの手から布団を奪い取り、そのまま布団をかぶって隠れてしまった。
『やば…今のすごくツボに来たかも…』
先ほどのララの様子にすっかり興奮したのか、リトの肉棒に力が漲っていった。
「ララ、俺もうララの中に入れたい…」
その声を聞いたララは布団の中から顔を出した。
「うん…。いいよ。いっぱいしよ?」

リトはララを抱きしめると、そのまま自分の下に仰向けに寝かせる。
ララの膣はすでに湿っており、リトを受け入れる準備は整っていた。
「なんだよ?俺のこと散々えっちって言っときながら、自分だって濡れてんじゃん。ララのえっち」
ララの入口で肉棒の先端を遊ばせながらリトは意地悪く言ってみる。
「私そんなにえっちじゃないもん…。リトが好きだからこんな風になっちゃうだけだもん」
ララが頬を赤く染めながら抗議してくる。それがかわいくてリトはララを抱きしめる。
「俺だってララのこと好きだよ」
「私のほうがもっと好きだもん」
「そうかなあ?俺のほうがもっともっとララのこと好きだと思うけどなあ」
「私のほうがもっともっともーっと好き」
そんな言いあいに二人は笑みを漏らす。そして唇を重ね、リトはララの中への侵入を試みる。
「あっ…ふあ…」
「痛いのか?」
昨日ララが痛がっていたのはリトも知っている。リトは彼女が痛がっているのではないかと思って声をかけた。
「ううん、違うよ」
ララは彼の言葉を否定する。目は潤み、少し乱れた吐息は彼の欲望をさらに煽る。
「気持ちいい?」
そう聞きながらリトは腰をゆっくりと前後に動かし始め、ララの膣内を刺激してやる。ララはしばし無言のままだったのだが…。
「あんっ…もうリトぉ…」
ララはリトの肩に手を当て、力を込める。その様子にリトは思わず腰の動きを止めた。
やはり痛みがあるのだろうか?
「やっぱり動かすと痛いのか?」
リトが尋ねるとララはふるふると首を横に振った。
リトがララの顔を覗き込むと、ララは恥ずかしそうに顔を反らした。
「なんだよ?言いたいことがあるなら言ってくれていいんだぜ?」
「うん…」
ララはそう言いながらも無言だったが、しばらくした後口を開いた。
「じゃあ、ちょっと恥ずかしいけど言うね?あのね、リト…」
「うん?」
リトは一瞬呆気にとられたような顔をした。

「…もっと…強く突いてもいいよ…?」

なんだ、痛いんじゃなくて、もっと気持ち良くしてほしかったんだ…

「じゃあこういうのはどうかな?」
リトはララを抱きしめたまま反転し、ララがに自分の上に来るような体勢をとる。
「そのまま上体を起こしてみて」
ララはリトに言われたとおりに上体を起こす。
そしてリトはララを下から思いっきり突き上げた。
「ひぅっ…!?」
下から子宮を突き上げられ、ララの体に強烈な快楽が走った。
「あ…あ…リト…。奥まで届いてるっ…」
リトはララの様子を見て何度も何度も突き上げた。
彼女が倒れないように上体を支える。
「このままイくよ、ララ!」
「え?あっ?ああぁっ…!!」
深く突き刺さった肉棒からリトの欲望が溢れ出し、彼女の子宮へと入っていった。
「あっ…あぁ…」
リトの精液を一滴残さず子宮に入れようとララの膣内が収縮した。
力が抜け崩れ落ちる彼女の上体をリトは優しく抱きとめる。
リトは笑顔でララの顔を覗きこむ。
しかしララは少しだけふくれっ面をしていた。
「ララ…?どうしたの?」
確かに彼女は快感を得ていたはずだ。
彼にはなぜ彼女がこんな顔をするのかわからなかった。

「…もう一回…」
「え?…今のはあんまり気に入らなかった?」
「…気持ちよかったけどぉ、イく時はリトにぎゅーってしてもらって、ちゅーってしてもらって、いっぱいくっついていたかったんだもん…」
ララはリトに抱きついたままベッドに仰向けになる。必然とリトがララの上に重なる体勢になる。
「リト、いっぱいぎゅってして?」
リトは再びララの中に肉棒を挿入する。
そのままララに口づけながら激しくピストンした。
先ほど出した精液が泡立ち、ララの膣内で極上のローションとなる。
重ねた唇の隙間から洩れる吐息に二人の理性が乗って体外へと出ていった。
「「はぁ…っ、はぁ…っ」」
二人の間から会話が消える。
それは二人がひとつになっている証拠なのかもしれない。
ララもリトもそろそろ限界が来ていた。
リトは最後に全身に力を込める。
唇、上半身、下半身が強く重なり合い、すべてが愛しい彼女とひとつに溶けあっていくような感覚を覚える。
同じような感覚を彼女も感じてくれているのだろうか。

射精しているリトの肉棒に絡みついていたララの膣壁の力が弱まる。
二度目の射精を終えたリトの肉棒がララの膣から引き抜かれた。
ひとつだった心と体がふたつに戻っていく感覚を覚え、リトは少し名残惜しさを感じた。

「ねえリト?」
呼びかけてくる彼女の息はまだ荒い。
「うん?」
「私とひとつになってるって感じした?」
「うん…」
「私ね、リトとひとつになってるときも大好きだけど、そこから二人でふたつに戻る時も大好きなんだよ?」
今のリトに彼女の言葉の真意はわからない。
でも彼女が自分を大好きでいてくれることは確かだ。
二人は笑顔のまま優しく抱き合う。

―― きっと一人にひとつの心と体だから、大好きな人と二人でひとつになれて、二人でふたつの心と体だから大好きな人と寄り添い合い、支え合えるんだよね? ――

しばらくベッドの中でいちゃついていた二人だったが、ふとリトは時計に目をやった。
時刻はもう10時30分を過ぎていた。
「あーっ!?もうこんな時間なのかよ!?」
「あ~、完全に遅刻だね~♪」
「…おまえ、最初から時間に気づいてたろ?」
「だって起きた時にはもう9時過ぎてたし、今日はリトとずっと二人っきりでいたいな~って…」
リトにはララのそんな台詞がとても可愛らしく感じられてしまう。
だが今彼女に甘い顔はできない。
「とにかく!今日はおまえのせいでこんなことになったんだからな!これからはもうちょっと考えてもらわなきゃ…」
「えー!?リトがえっちなのがいけないんでしょー?今日学校なのわかってて朝までえっちするんだもん」
「なにー?」
「それはこっちの台詞だもん!」

しばしの睨みあいのあとで二人はどちらからともなく笑い出した。
もしも次に同じようなことがあっても、これからずっと眠れぬ夜も起きれぬ朝も君のせいにして笑い合える仲でありたい。
二人は心の底からそう思った。

「とにかく朝食にしようぜ」
二人はキッチンのテーブルの上にラップがかけられて置かれている料理の皿を目にした。
そしてテーブルの上にはリトの妹、美柑からの書置きもあった。
『もう二度と起こしにいかないから』
その字はかなり力を込められて書かれたようで、丁寧さもなにもあったものではく、美柑の気持ちがストレートに込められていた。
リトは美柑に自分とララが裸で眠っていたところを見られたのだということに今更ながら気づいた。
「ねえリトー、はやくご飯あっためて食べようよ~」
「…あぁ…」
「あれ?リト急に元気なくなったね?」
呑気なララに対し、今日美柑が帰ってきたらどんな顔をして顔を合わせればいいのかとリトの気は重くなっていった…。