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「もし……今後、他の女の子に一切ハレンチなことしないって約束するなら……わ……私……私なら…………」
上擦った声で訥々と告げる唯は、顔を赤らめながら彼女の上に覆い被さっているリトをじっと見つめている。
唯が素肌に纏うのはワイシャツ一枚のみで、ベッドシーツの上に長い黒髪が無造作に広がっていた。胸元も太もももあらわになっている唯の言葉に、モモはベランダで一人目を輝かせた。
(かかっ完全に火が点いちゃってるじゃないですかぁ――!!)
まさかあのストイックな唯がそんなことを口にするなんて――モモはうっとりとした表情を浮かべながら、勝負をかけている唯に心の中からエールを送る。
(勇気を出して! あと一歩です!! あなたの全てを! リトさんの前でさらけ出すんですよ~~~っ!!)
口角から涎をこぼして頬を赤くしながら、モモは唯とリトの動向をひそかに見守る。
「こ……古手川…………」
女の子を押し倒している形のリトは、唯の言葉になかなか体勢を戻すことが出来ないでいた。
さもありなん、いつもきりっとした伝法肌の唯の口からこんな言葉が出れば、日頃の彼女を知っている人なら動揺するなという方が無茶な話だ。
このままいい雰囲気に発展すれば、とモモの脳内ではピンク色の妄想が飛び交っていた。モモの姦計に陥っているとはしずくも知らないリトと唯は、ただじっと目を合わせていた。
リトの視線はおのずとシャツを押し上げる形のいい膨らみにいっていた。突き出た胸は下着を着けていないから横に流れているはずだが、それでもモモのとは比べるまでもない大きさだ。
男の子なんだしやっぱり大きい方がいいのだろうし、モモのまだ豊満とはいえないバストにも初心な反応を見せてくれるリトだが、なんだかちょっと面白くなく下唇を突き出す。
シャツの裾からすらりと伸びる脚は、程よく肉がついていて女性の柔らかさがうかがえる。裸にワイシャツという身なりはまさに鬼に金棒だ。
「……何をされても…………構わないわ」
ぽつりと呟くように言うと、唯はリトの首に回していた手を無造作に投げ出し横を向いて目を閉じた。その仕草の毒気にあてられたのか、リトは顔を紅潮させて喉を上下させた。
(ああ、リトさんのあの目…………)
二人のやり取りを見ているだけで、モモの心臓の鼓動が徐々に速まっていく。唯の持つ毒は相当に強かったものらしく、リトの理性を麻痺させるには充分な役割を果たした。
リトはベッドに突いていた右手をそろそろと持ち上げて、シャツの上から豊かな盛り上がりをそっと撫でた。
「……ん」
唯は一瞬眉根を寄せたが、すぐに何でもないといった表情を浮かべた。
リトの手の動きによって唯の胸はころころと形を変える。その変化にリトの手つきにも次第に熱が入っていく。手のひらに収めるように胸を寄せたりして、ぷるぷるとした動きを楽しんでいる。
モモはリトの手の動きを真似て自分の胸を弄る。なるだけリトの動きに合わせながら、あたかも唯が自分であるかのようにリトを感じようとしていた。
「ゆ、結城君……胸が好きなの?」
薄目を開けてリトを見やった。訊ねられたリトは慌てて口を開く。
「べ、別にそんなこと…………なくも……ないけど」
口ごもりながら煮え切らない返答をするリトに、唯が片眉を上げていつもの調子で切り返す。
「どっちよ……はっきりしなさいよ」
「う……す、好きだよ」
「そ、そう」
自分から訊ねておきながらリトの返答に鼻白むというのは、なんだかちぐはぐだが面白い掛け合いだった。
唯は無自覚に男の子をその気にさせる言動をしてしまう。いつものいなせな態度とのギャップが男心をくすぐるというのはモモにも分かっていたことだし、むしろそれを自然体でやってることを羨んでさえもいた。
リトはシャツの上から触るばかりで、モモはそんな奥手さにじれったい思いをしていた。
(リトさん……!! 今こそ狼になるべき時ですっ!)
強く念じたのが伝わったのか、リトはシャツを少し横にずらして唯の鎖骨をなぞり始めた。左肩が剥き出しになり、しかし胸だけは器用にも隠れているという少年誌みたいな格好だ。
「……ん、ふ」
「こ、古手川……触っても、いい……か?」
「ふ……ふん…………好きに、しなさいよ」
唯はつっけんどんにリトに采配を託す。リトは喉を動かして、シャツと素肌の間から胸元に手を潜り込ませた。直にリトの手を感じたのか、唯は僅かに身を強張らせた。
(ああ……いいですよリトさん)
対してモモは自らのブラウスの中に手を突っ込んで胸に触れ、空いている手の指を口元に当てて二人の行為に見惚れていた。身体はこれ以上となく火照っていて、ますます二人の行く末に身を焦がされる。
リトがもぞもぞと手を動かすたびに、下で寝ている唯の身体がぴくりと細やかな動きを見せる。リトは気付いていないが、唯の脚がときおり閉じたり開いたりしていた。
「……ぁ……ぅ」
唯のかすかに開いた口から漏れ出る甘い声にリトが興奮しているのが窓越しにも分かった。手つきは荒くなり、心なしか胸も大きく上下している。唯はと言えばシーツを掴んだりしていた。
リトがさらにワイシャツを下げると形のいい胸があらわになり、たちまち唯の顔が真っ赤に染まった。咄嗟に唯は胸元を隠してしまい、リトを困惑させた。
「古手川……すまん、ちょっと調子に乗り過ぎた」
「あ……いや…………これは…………」
おろおろと目を泳がせながら唯が言い淀む。シャツを押さえて沈黙に身を任せている唯は、さながら禁断の愛に走ってしまうことに対して罪悪感のようなものを覚えている無垢で純情な少女だった。
しばらくすると唯は覚悟を決めたのか屹然と目を上げて、首に手を回してリトを引き寄せた。あっ、とモモが思った時には二人の唇は互いのそれで塞がれていた。
思わずこっちまでドキッとなってしまうくらい、そのキスはモモの瞳に素晴らしいものに映った。すぐに唯は唇を離してぼふっとベッドに頭を落としたが、キスの間は何十分のように濃厚だった。
「わ……わかるでしょ」
少々の苛立ちを含ませて唯がぼそっと言った。
「…………いや、わからないんだけど」
リトは言外の意味を悟ることなく、手で頭の後ろを掻くばかりだ。
(リトさん……あなたって人はっ!!)
焦れる唯は、もう一度リトの唇をついばんだ。さっと唯が唇を離すと、熱っぽい瞳でリトを見上げる。
「……も、もっと…………触って?」
同性のモモから見ても、小首を傾げてお願いする唯の姿にアブナイ欲が掻き立てられてしまうのだから、男のリトなんかはイチコロだった。弾かれたように、シャツの中で手が暴れ出す。
「っあ――……」
「はあ、はあ…………古手川…………」
リトは夢中になって唯の胸を弄った。鎖骨や耳を舐めたりもして、モモは自分がそうされないことに嫉妬を覚えた。自分の胸を揉みながら、モモはリトに身体を舐められているという夢想に耽った。
唯が無意識に脚を上げると、太ももがリトの股間に触れたのが分かった。リトは慌てて腰を引いて気まずそうに股間を押さえている。
「な……な……な…………」
「ちがっ……これは…………」
鯉のように口をパクパクさせて、唯が言葉を継げないでいた。
「し、仕方ないだろ…………」リトは言い訳がましく口を尖らせている。「それに…………古手川は、どうなんだよ?」
「え、わ……私!?」
突如、リトはいきなり左手を唯の股間に滑り込ませた。
(ああ、リトさんそんないきなり……)
モモは二人の動作一つ一つに興奮しながら、自分もまた股間に手をやっていた。下着越しでも分かるくらいにモモは濡れていて、触れただけで心地よい刺激が背中を走り抜ける。
「古手川だって……濡れてるじゃないか」
「い、言わないでっ……!!」唯はわなわなと肩を震わせながら、恥ずかしげにリトの股間を一瞥した。「結城君だって……その、ハ、ハレンチな…………」
その後が続かない。気まずい空気を破ったのはリトだった。
リトは身体を少し引き、身を屈めて唯の股間に顔を埋めた。
「結城君!? あなたなにやってるの……!?」
リトはそれには応えなかったが、ついで唯の嬌声が上がったのを聞いて何をされているのかを悟ったようだ。
唯は下着を着けていないから、直接性器を舐められていることになる。リトの舌が割れ目をなぞってクリトリスをせせる様に、モモは異様な興奮を覚えていた。
下着はもうぐちょぐちょで、指を入れて弄るとどんどん液が溢れてくる。
(リトさんっ……そんな、とこ……あッ!)
「結城君……いやっ…………そんな、とこッ――!」
唯はリトの顔を押し退けようとするが、太ももをがっちり掴まれているため離れない。反抗しようとする唯だが、あまりにも刺激が強いのか脚がぴんと張って腰が浮いてしまっている。
犬のようにリトは股間を舐め上げていて、そのたびに唯は身体を震わせて喘いでいる。はたから見れば、感じているようにしか見えなかった。
「ゆっ――結城君…………っあん」
「――古手川、気持ちいい?」
「……え? わ、わからないわよ…………そんなこと…………」
リトは顔を離すと、今度は指で唯の膣を弄り始めた。
「古手川……でも、さっきより濡れてる」
「だ、だから言わないでって……」
リトの腕が前に動いたかと思うと、唯の腰がはっきりと分かるほど浮き上がった。突っ張った脚がぷるぷると震えていて、声も上げられない様子だ。
「……動かすよ」
唯が否定する前に、リトは指をやんわりと動かし始める。脚を大きく開いている唯は、閉じることもままならないままにリトの与えてくる刺激に身を流されていた。
「あああっ……な、何これ……!?」唯は自分の頭に手をやって、頭痛でもするみたいに抱えていた。「……お、おかしくなっちゃう……」
唯の甘い声にリトは手の動きを激しくしていく。モモの指も過激な動きを見せ、音を立てんばかりに自慰に精を出していた。
(ふあ……リトさんの…………指…………んっ、はあ)
リトの指が唯のを突いたり、押し上げたりすると、唯は顔を顰めて呻き声を上げていた。身を捩って快感に抗っている姿は欲情を掻き立てられること請け合いだ。
長いことリトが膣を指で責めていると、唯の身体が間欠的に震え始めた。リトがひときわ大きく責め立てると、震えが痙攣に変わってあっという間に全身に広がった。
「あっ――――~~~~~~!!」
唯の身体が弓のようにしなって、顎がつんと上を向いたまま身体を幾度か震わせた。どうやら軽くイったらしかった。
と同時に、モモの股間も熱い液体が滴っていた。手にべっとりと液体が付着して、ぬらぬらと汚している。
リトが指を引き抜くと、汚れをふき取るように舐め取った。
「……やあ…………舐めないで…………汚いから」
「汚いもんか……古手川のなんだし」
舐め終えると、リトはにこりと微笑んで汚れていない方の手で唯の頭を撫でた。
「ごめんな、断りもせずに……夢中になっちゃって」
「べ、別にいいわよ…………」
唯は照れ隠しなのか、いつものように裏のある言葉を放った。リトはそんな古手川節に安堵したのか、また魅力的な笑みをこぼした。
「……ねえ、私だけ?」唯がリトを横目で見てぼそっと言う。「私だけ、こんな恰好なの?」
唯の裸ワイシャツとは打って変わって、リトの恰好はラフとはいえきちんとした上下物だった。
「わ、悪い……」
リトは謝ると上の服をそそくさと脱ぎ、ズボンに手をかけてピタッと静止した。
「それも!」
「は……はい」
観念してリトはズボンもおずおずと脱いだ。モモからも分かるほどリトの股間は立派にそそり立っていて、トランクスの先が唯の方を向いている。
唯は四つん這いになると、まじまじとテントを張ったリトの股間を見つめた。
「ハレンチね…………」
「う……」
「これも脱ぎなさいよ…………私だって…………は、穿いてないんだから…………」
唇を突き出してそっぽを向く唯に抗えずに、リトはトランクスも脚から引き抜いた。あらわになった男性器を唯は視界の端に収めるだけで、まだ直視できていない。
モモは食いつくようにリトのものを熱い眼差しで見ていて、どんどん股間が疼いていくのを感じていた。気が付いたら、デダイヤルで男性器を模したバイブレーターを取り出していたくらいだ。
「さ……触っても、いい?」
「え、あ、ああ…………」
唯は断りを入れると、手を伸ばしてペニスに触れた。きっと触れた時にぴくっとなったのだろう、唯は目を瞠って咄嗟に手を離してしまった。しかしそれも束の間で、今度は掴むようにぎゅっと握った。
「……こんな風に、なってるんだ…………」
息を荒くして唯はペニスを観察している。すると唯はいきなりリトのものを舌で舐めた。
「こ……古手川!?」
「……あなただって、さっき私の…………舐めたじゃない…………だから、仕返しよ」
言うが早いか、唯はペニスの先っぽをチロチロを舐め始める。
(ああ……あの人が、あんなハレンチなことを……!!)
矢も盾もたまらずに、モモもバイブを口に含んで舐め出した。リトに奉仕しているつもりで、丹念に裏筋を刺激しながら口の中を行き来させる。そうこうしているうちに膣がひくひくしてくる。
「ねえ結城君……今後、他の女の子にハレンチなことしないわよね?」
「……あ、ああ、もちろんだ」
「も、もしハレンチなことしたくなったら…………」つっかえながら唯が口を開いていく。「わ、私に……して、いいから…………べ、別に結城君のためじゃないんだからね……」
おもむろに、唯がリトのペニスを口に含んだ。当事者のリトはもちろんのこと、モモでさえも唯の敢行には度肝を抜かれた。フェラチオを知っているとは、そしてするとは思ってもみなかったからだ。
「古手川っ――さすがにこれはまずいッ!!」
リトの動転して上擦った声にも、唯は耳を貸さなかった。身体ごと揺すってリトのペニスを扱く唯に、モモは性的な衝動を感じて自らもバイブを頬張る。
唯の献身的な口での愛撫に堪らないのか、リトは身体を仰け反らせて呻き声を上げている。あのお堅い風紀委員の唯が、およそもっともハレンチな行為に及んでいるというだけでも、相当な刺激だろう。
モモでさえ振起していたほどだ。
唯は手も使ってリトのペニスを扱きながら、口と舌で愛撫していく。どこで覚えたのかは知らないが、男を悦ばせるという点では間然するところがなかった。
リトはいまや骨の髄まで唯に首ったけだ。口元を涎でべとべとにしても唯は汲々と奉仕に耽っている。ときおりリトの顔色をうかがうためにする上目遣いが、何とも言えない。
モモのバイブを舐る舌も気乗りがして、ますます淫蕩な姿になっていく。見境なく奥までバイブを咥え込んで舌で激しく味わう様は、色情狂もかくやという乱れっぷりだ。
いっそう奥までリトのペニスを口に含むと、唯は舌で裏筋を舐めたり全体を吸い上げたりと、変化に富んだモーションを見せる。
唯はペニスを口から吐き出すと、べっとりと濡れた口元を拭うことなく喘ぎ交じりにリトに訊いた。
「はあはあはあっ――結城君……気持ち、いい…………?」
悩ましげな表情で見上げる唯の頬は上気していて艶めかしいことこの上なかった。リトは生唾を飲み込んで「あ、ああ」とどうにか応えた。したらば、唯は嫣然と微笑んだ。
「そう、なら……よかった」
その瞬間、リトの全身を情火の手が回った。
リトはすかさず唯の背後に周ると、腰に手を回してがっちりと固定した。
「ゆ、結城君……?」
唯は首を回してリトを見やったが、目は合わなかった。唯は防衛本能からシーツに手を突いてにじり逃れようとするのだが、リトの手は牢として払い難く引き摺られるばかりだ。
傍から見れば、ちょうどいたい気な少女が無理やりに姦通させられるようだった。
リトはペニスの先端を膣口に宛がうと、躊躇いつつゆっくりと沈めていった。
「――ッ…………!!」
初めての感覚によるものか、唯は逃げることを忘れてシーツを力一杯に手繰り寄せて眉根を寄せた。心身ともに構え、来るべく破瓜に備えているらしい。
モモはバイブを口から抜き取った。ペニスの形を模したゴム質の竿は、唾液でべっとり濡れていた。それを膣に宛がうと、物欲しげに涎を垂らし始めた。まさにパブロフの犬だ。
恥も外聞も忘れてモモは一気にバイブを押し入れた。きゅうっと膣壁が収縮して、一ミリの隙間もなくバイブを締め付けた。手に取るように形が分かり、神経を集中させて全身で感じた。
リトは今まさに唯に己の滾りを突き入れん状況だった。
唯は鈍痛で声にならない声を漏らしながら、胴震いして必死に辛抱していた。
「……ッ――――――」
「古手川…………あと少し、我慢してくれ」
そしてついに、リトの分身が唯の中にすっぽりと収まった。しばらくリトも唯も身じろぎ一つ出来なかったが、やがて唯が肩越しにリトを振り返ると、恥ずかしげな表情で言った。
「……初めてが後ろからじゃ…………結城君の顔が、見れないじゃないの」
目尻に涙を浮かべてそんなことをのたまう唯に、リトのペニスが一段と猛々しさをいや増した。リトはひとたび腰を引くや否や、強く唯の尻に打ち付けた。
「ああああッ――――…………っ!!」
唯の艶っぽい声が大きく響くと、リトの理性のダムも決壊寸前だった。
普段から気丈な振る舞いを見せて風紀を第一に考える唯が、これまでの行為だけでこうも妄りがましくなるのに、リトの興奮の針は振り切ってしまいそうだった。
リトは一心不乱にペニスを突き入れて、唯に嬌声を上げさせるためにリズムや突く位置などを度々変えて試していった。破瓜の痛みも潮のように引いていったのか、唯も少しずつ甘い声を漏らし始めていた。
ペニスが奥に入るたびに、唯は髪を振り乱しながらくぐもった声を漏らした。涙ぐましく声を押し殺そうとする唯の姿に、リトの――男の生来の嗜虐心が首をもたげた。
唯の片腕を取ると、勢い良く引っ張りつつ押し付けるように腰を打ち当てた。その衝撃が凄まじいものだったのか、
「――うああああッ…………!?」
驚きの叫び声が室内を揺るがせた。あまりの声音に、リトもモモも動きをピタッと止めてしまう。
「……古手川?」
「……あ…………あぁ…………」
唯は一気に力が抜けたのか、蹲るように自らの腕を枕のようにして突っ伏している。下半身はぶるぶると震えていて、モモは絶頂を迎えたのだと瞬時に察した。
モモがそう感じているように、ある一点を超えると女性は男性よりも性に正直になってしまう。これはもう恥じらいとかがどうでもよくなる類の衝動だ。
唯が腰をグラインドさせていることに驚きを隠せないリトだった。
「……あ…………結城…………君…………結城君…………っ」
さめざめとすすり泣きながら、唯がペニスを膣で扱いていく。その興奮たるや、真面目一筋の唯がフェラチオをした以上の快感をリトにもたらした。
リトは唯の片足を抱え込むように持ち上げながら、唯の身体を横に向けたままペニスを深く刺し込んだ。
「アッ――――…………」
ペニスの当たる位置が変わったからか、唯の上げる声の質も変化した気がした。
ふたたび刺し入れると、唯が口角から涎をこぼしながら快楽に淫しているのが分かる。眉根を寄せているし、ちらほらと歯を食いしばっているのも見受けられるが、同性のモモにはそれがはっきりと伝わってきた。
ペニスやバイブで奥を突かれると、とてもじゃないが手放しに笑っていられないほどの衝撃が身を襲うのだ。それは頭の中が吹っ飛んでしまうくらいのもので、ゆえに自然と堪えるような表情になってしまう。
唯もその口で、ましてや初体験なのだから笑えという方が無理な要求だ。
唯が半ばベッドからずり落ちていながらも、リトは取りも直さずにひたすらペニスを抜き差しするのに忙しない。
突くたびに二人がにじり進んでいくのだから、どうしても唯の方が先にベッドから落ちてしまう。リトは縁に腰掛けて、背面座位で唯を自身の股座に座らせた。
抱き締めるようにして、唯の身体を上下に揺する。時には髪を撫で、頬を撫で、口づけを交わしながら、二人はヒートアップしていく。
「……んっ……はあっ…………ゆっ結城君……結城君」
唯は熱のこもったキスをリトと交わす。なめずり、舌を絡め捕っては唾液を啜って飲み干していく。互いに口元を唾液でべとべとにしながらも、二人の運動は止まらない。
唯は身体を捻ると、リトの右肩を押してベッドに倒した。
「……結城君ばっかりじゃ……疲れるでしょ」
そう言うと、唯はさらりと波打つ黒髪を手で払って、リトの上に跨ってくる。唯の重みが腰辺りにかかって、余計に深くペニスが入り込んだ。
「あっ……くうっ」一弾指を快感に身体を震わせつつも、唯はしっかりとした目でリトを見下ろしてくる。「……こんなハレンチなこと、自分でも信じられない」
かく言うも、唯は腰を前に押し出すように振ると、リズムに乗ってきたのか自分のペースで動き始めた。
身体を折り曲げたり仰け反らしたりしながら、唯がペニスを全身で感じているのをリトは下から眺めていた。上気した頬、荒れる息遣い。どれも唯のイメージとはかけ離れたものに思え、いっそうギャップに情欲が掻き立てられる。
リトも負けじと腰を持ち上げて、唯の動きに合わせて打ち付ける。すると唯が狂おしそうに身体を痙攣させるから、リトとしてももっとしてあげたくなる。
が、リトのペニスはもう抑止の利かないところまできていて、爆発寸前に膨らんでいた。
体位を対面座位に変えると、リトは唯の腰を持って下に打ち付けるように腕を下ろした。しかしそれではうまく事が運べなかったので、唯だけ中腰にさせた。
俯瞰すれば奇妙な交わり方だった。唯だけ地面につま先立ちになって、スクワットするように動いているのだ。
「あっ……古手川…………もう、イく――――」
「なっ名前で呼んで……リト……リト…………」
「唯……唯ッ…………」
「あっあっあっ――…………ッ!!」
互いの昂りが飽和点を超えると、リトは弾かれたように唯の肩を突き飛ばしてペニスを引き抜いた。唯は地面に雪崩れ込むように後ろ向きに倒れ、そこに向かって勢いよく欲望が迸った。
ペニスから吐き出された白濁は、みるみる内に唯を汚していった。髪に始まり、顔、口元、胸、腹部と、およそ上半身のほとんどを生臭い液体が撃ち付けられた。
リトのペニスは凄まじい量の精液を吐き散らした。唯の顔は半分以上がどろりとした液体に埋まっていたし、顎から糸を引いて垂れる白濁は胸元にもべっとりと張りついていた。
六回ほど強く脈動して、ようやく収まったのだから、相当の快感だったことが推し量れた。
「っ……はあ、はあ、はあ」
「…………ん、む」
鼻息荒く腰を抜かしたリトは、目も開けられない唯をただ呆然と眺めていた。唯は口元を舌で舐めると、付着した精液をぺろりと舐めた。リトもこれには目を瞠って、すぐにやめろと言った。
しかし唯はそれを流して、顔や胸に付いた精液も指で掬いながら口に含んでいった。
ようやく目を開けられるようになると、唯はいたずらっぽく笑った。
「……こんなに出すなんて…………相変わらず、ハレンチね」すんすんと鼻を動かしながら、強烈な匂いを唯は吸い込む。「顔とかにかけられちゃうとは思わなかったわ…………舐めるとも、思わなかったけれど」
「ご……ごめんっ!!」
リトは手を合わせて頭を下げた。唯はそんなリトの姿を見てくすくすと笑いながら、四つん這いになってリトに近づいた。
太ももをひと撫でして、熱っぽい視線でリトを見上げた。
「……他の女の子に、もうハレンチなことしないでね」うっとりとした笑みを浮かべて唯が続ける。「私……結城君のためなら…………何でもするから」
そうすると、唯は気取りを込めて僅かに萎れたリトのペニスを口に含んだ。這わされた舌の感触が妙にくすぐったくて、変な声がリトの口から出る。
丹念にリトのペニスを清めていく唯の献身的な姿に、ついにモモも絶頂を迎えてしまった。
実を言えばバイブのスイッチも早い段階で入れていて、自動的に刺激を与えていた。だがあまりにも二人の行為が気になって、今になってようやくそっちに気が回ったのだ。
振動とピストンを回転を同時にする特別製のバイブレーターは、昂ったモモをエクスタシーの海に沈めるのに苦労しなかった。モモはおもらしをしたように、ベランダに潮を作ってしまった。
今までに感じたよりも心地よく刺激的な快感に、モモの意識がホワイトアウトしてぷつりと切れた。
そこからリトと唯の間でどんな睦言やらピロートークが繰り広げられたのかは、モモには知る由もないことだったけれど、きっと仲睦まじい言葉の応酬だったのだろう、とのちにモモは思うことになる。