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人の数だけ物語がある―――――

Aerial World


昔々の事、今よりも動乱の時代。
魔物と人が戦い合い、奪い合い、時には大きな破壊を繰り返していた。
しかし、人々は皆で力を合わせ、魔物たちの勢力を次々に減らしていった。
中には、聖十字騎士団という部隊を動かした聖女。
中には、伝説に謳われた聖勇者が驚異的な力で『白き刃の黒い剣』を振るうなど、
人々は、それを御伽噺の冒険譚として聞き、吟遊詩人は歌い、僧侶はその事を感謝し、
魔物の存在は在れど、人々は安心した暮らしを続けていた。


……そしてある日の事。とあるニュースが人々の間に流れた。

とある支援士(ヘルパー)が、護衛仕事から街に戻って来た時に、ある不思議な一振りの短剣を持って帰ったのだ。
なんでも、護衛が終わった帰り道、興味本位で入った洞窟から取って来たものだという。
その短剣には、それ自身に『風の能力』が備わっており、手にする者に風の能力を持たぬ者でも、持つ者同様の加護を得ることが出来た。

その短剣は、なんと貴族の目に留まり、破格の値段で売られ、その支援士(ヘルパー)は軽く四年間は飲んで騒げる程の稼ぎを得たと言う。

そしてこのニュースは、すぐさま人々の間に知れ渡り、
多くの支援士(ヘルパー)は冒険者を志し、また、その危険を減らす働きとして支援士(ヘルパー)を雇っていた酒場で冒険者登録や危険性のあるダンジョンを薦めない等
波乱を呼ぶような対策に追われた。


今は、一攫千金を狙う冒険者の時代――――――


先に言ったように『一攫千金』を志す者や
誰かを護るために支援士(ヘルパー)になる者



―――――人の数だけ物語がある



そしてまた、今日も一つの物語が語られるのだ